2012年5月17日(木)、外国人特派員協会で行われた、読売新聞東京本社が七つ森書館を「出版契約書無効確認」で提訴した件についての記者会見の模様。
(IWJ・原佑介)
2012年5月17日(木)、外国人特派員協会で行われた、読売新聞東京本社が七つ森書館を「出版契約書無効確認」で提訴した件についての記者会見の模様。
■イントロ
読売新聞グループ本社の会長であり、主筆の渡邉恒雄氏を、「巨人軍の私物化は許せない」とし、コンプライアンス違反であると訴えた清武英利氏。清武氏は読売新聞社会部記者時代、大手証券会社や大銀行が総会屋と癒着していたという金融界のタブーに踏み込み、取材班を率いて精力的に取材を敢行。その記事は紙面で連載され、98年、「会長はなぜ自殺したか(新潮社)」というタイトルで書籍化。そして2011年5月、七つ森書館から、この書籍の復刻版が出版されるという契約が結ばれた。
しかし、清武氏が、渡邉氏のコンプライアンス違反を告発した後、読売新聞社は、態度を一変。復刻出版の契約を解除するよう、七つ森書館に申し入れを行った。七つ森書館は、自社のHPで「補償はお金でする」と持ちかけられたとしている。(その額は300万円であったことを清武氏は会見で明らかにしている)。
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