2012年4月24日（火）、大阪市役所で行われた、第7回府市エネルギー戦略会議の模様。

• 出席者 座長　植田和弘・特別参与（京都大学大学院経済学研究科教授）／副座長　飯田哲也・特別顧問（NPO環境エネルギー政策研究所所長）／委員　古賀茂明・特別顧問（元経済産業省大臣官房付）／委員　河合弘之・特別参与（脱原発弁護団全国連絡会代表、さくら共同法律事務所弁護士）／委員　佐藤暁・特別参与（元原発技術者、原子力コンサルタント）／委員　高橋洋・特別参与（富士通総研経済研究所主任研究員）／委員　圓尾雅則・特別参与（SMBC日興証券マネージングディレクター）／委員　村上憲郎・特別参与（前グーグル日本法人名誉会長、村上憲郎事務所代表）

• 日時 2012年4月24日（火）
• 場所 大阪市役所（大阪府大阪市）

■資料掲出ページ（大阪市HP）

※関電への追加質問の回答（大阪府HP）

　関西電力が統合本部が出した原発の安全性についての質問に回答した。大飯など原発再稼働を目指す同社の姿勢に、委員からは厳しい追及の声が相次いだ。

　佐藤委員は「福島事故で見えた課題が議論すらされていない。国の不作為にモノ申す姿勢がなければ、いつまでも不十分な対策にとどまるだろう」「車に運転に例えれば、自賠責に入らなくとも事故は起こさないから大丈夫などと言っているようなもの。これは非常に危険」と指摘した。

　河合委員は「安全対策をすべて実施してから再稼働というのが常識ではないか。再び過酷事故が起きたら誰が責任を取るのか」と厳しく詰め寄った。