2012年4月25日(水)、日比谷野外音楽堂で行われた「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守り「交渉参加表明」を阻止する国民集会」&デモの模様。
(IWJ・阿部)
2012年4月25日(水)、日比谷野外音楽堂で行われた「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守り「交渉参加表明」を阻止する国民集会」&デモの模様。
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久々の晴天に恵まれ気温も上昇したこの日、全国農業協同組合中央会(JA全中)などの農業関係者が中心としておよそ4000人が集まり、会場は熱気で包まれた。
壇上の参加者たちは次々にリレーメッセージを行い、なかでもTPP反対の第一人者として東奔西走する東大の鈴木宣弘教授は、「TPPで誰が得をするのか?一部の大企業、その資金に依存する一部の政治家、天下りで癒着している一部の官僚、スポンサー料に頼る一部のマスコミ…ごく一部の利益のためにやみくもに生産を限定し、多くの人が目標を失い、食料や医療さえも十分受けられなくなるような格差社会を拡大することが、これ以上許されるのか?」と強く参加者に訴えかけた。党派を超えて集まった議員代表も、政党別に挨拶を行い、最後はアピール採択とガンバロー三唱で閉められた。
集会終了後は(日比谷野音→農水・外務・経産→虎ノ門→特許庁前→官邸・国会→永田町)と、反対のシュプレヒコールを上げながらデモ隊が行進。国会裏では与党、野党の反対派議員達がデモ隊を待ち受け、互いにエールの交換を行なった。
※なお、幹事団体である「生活クラブ事業連合生活協同組合連合会」「大地を守る会」「パルシステム生活協同組合連合会」「全国農業協同組合中央会」「全国農業会議所」「全国漁業協同組合連合会」「全国森林組合連合会」「社団法人中央酪農会議」は連名で、4/20付で朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・日本農業新聞、4/24付で米 ワシントンポスト紙、デトロイトニュース紙、デトロイトフリープレス紙、4/25付で日本農業新聞・週刊慎重にTPP反対の意見広告を行なっている。
同野外音楽堂では引き続き17:30から、「– みんなの力でTPP参加を止めよう!- STOP TPP!! 1万人キャンドル集会」が開催された。