【東京都知事選】「血迷った政権に影響を与えられるのは細川氏しかいない」なかにし礼、菅原文太氏ら6人が細川護熙氏の支持を表明 2014.1.31

記事公開日:2014.1.31取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・ぎぎまき)

 東京都知事選、9日目。細川護熙候補の支持拡大を願い、俳優の菅原文太氏ほか、作詞家のなかにし礼氏ら6人が1月31日、合同記者会見を開いた。記者会見が行われたのは、千代田区平河町にある細川候補の選対事務所。会見者らは、同席した細川候補に応援のエールを送った。著名人らの支持表明は注目を集め、会見には部屋に入りきらないほどの報道陣が詰めかけた。

■ハイライト

  • 瀬戸内寂聴氏、菅原文太氏、澤地久枝氏、なかにし礼氏、湯川れい子氏、三枝成彰氏、細川護熙氏
  • 日時 2014年1月31日(金)12:00~
  • 場所 細川護熙 選挙事務所(東京都千代田区)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

俳優・菅原文太氏「昔の東北に戻したい」

 「今の日本の状態を何とかしないと駄目だという、細川さんの命がけの気持ちは間違いない。死に物狂いで知事選を闘い抜いて知事になり、日本の転換のため、スタートをきってくれると信じている。

 東北を昔の東北に戻すのは、神懸りのような困難を伴うが、細川さんとともに闘っていきたい」

作家・澤地久枝氏「細川・小泉両氏の決意は大変なこと」

 「この国の首相は狂っている。福島は焦点から完全に外れ、切り捨てられている。誰か、反原発を行ってくれる人が出馬しないかと思っていた。

 (脱原発候補者の)一本化は、人々の大きな希望としてある。最後まで(希望を)捨てないでいようと思うが、今は細川さんに勝って欲しい。今の政治に対して、NOを伝えたい。細川さんが決心され、小泉さんが応援していることは、日本人にとって大変なこと。権力は絶対だったのに、世の中が変わろうとしている」

作詞家・なかにし礼氏「原発は踏み絵になるほどの争点」

 「原発問題が今回の都知事選のあらゆる問題のシンボル。素晴らしい都民であるかないかの踏み絵になるくらいの大問題だ。

 今の血迷った政権に影響を与えられるのは、細川さんしかない。『殿、ご乱心』と言いますが、今、乱心しない人は鈍感だ。記者のみなさんも、心の中で反原発という想いがあるなら、原稿の中で匂わせてください。客観的であることだけが、正しいジャーナリズムではない」

作曲家・三枝成彰氏「絶対に戦前の社会を作ってはいけない」

 「仕事を失う覚悟で支援している。分け目の分水嶺に私たちはいる。絶対に戦前の社会を作ってはいけない。強い軍隊を作って海外に派兵する、そんなことをやってはいけない。細川さんが勝たないと、日本の民主主義は失われる」

細川候補「狂人走れば、不狂人も走る」

 最後に、細川候補にマイクが渡ると、細川氏は「脱原発」の決意をあらたにした。自身が大切にしているという「狂人走れば不狂人も走る」という言葉を引用し、自らが率先して、世の中の不条理と闘っていく意気込みを見せた。

 その後の質疑応答では、エネルギー政策について、「都内にある首都大学の人材や基盤を活用し、自然エネルギーの効率化、放射能、廃炉に向けた具体的なスケジュールを進めていければ」と回答。今後の支持拡大のための戦略を問われると、細川氏は「戦略は何もない。今までと同じように訴えを続けていくことに尽きる」と述べるに留まり、具体的な戦略が語られることはなかった。

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です