来月9日に投開票が行われる東京都知事選に立候補を表明している田母神俊雄氏が、1月18日に六本木で、街頭演説を行った。
田母神氏は日本の歴史認識について言及し、戦争に負けた日本は戦勝国の歴史観を強制されてきたのだと主張した。
「負けた日本は極悪非道の国だという歴史観を強制されました。どこかの時点でそれを抜け出し、日本を取り戻さなければいけない」。そして、「この歴史観を克服するために安倍総理は靖国に参拝されたんだと思います」と、国際的な非難を浴びた昨年末の安倍総理の靖国参拝を高く評価し、「安倍総理と東京都知事が一緒の方向を向いて努力をしていかなければ日本を取り戻すことは難しくなると思います」と安倍政権を支持する意向をはっきりと示した。靖国参拝にはこだわりを見せ、「東京都知事になる人は靖国に参拝しなければいけない。田母神俊雄は必ず靖国には参拝します」と高らかに宣言し、聴衆から拍手をうけた。
1月7日の田守神俊雄氏の東京都知事立候補演説を聞いて誠に最もだと思った。以後注意して報道関係の情報を見たが主要新聞やテレビで、どこも田守神氏の主張を取上げていない。19日のゲンダイ紙で初めて世論調査で田守神俊雄候補ダントツとの一報が載った。安倍首相の靖国神社参拝と田守神氏の主張を結びつけたのは本欄が初めてではないか。東京で現在一番必要なものは防災対策である。地震、異常気象災害、テロ、首都防衛は考えただけでも気が遠くなる。自民党、民主党、その他の野党も自分らだけは命は安全と思っているのだろうか。今後の都民の反応に驚く方が時代に遅れている。オリンピックに浮かれる前に襲われたらどうするのか。党首達に聞いてみたい。予算をつけても日頃の準備がなければ資材や人が動けないのは東北大震災で経験中ではないか。
先日横浜で起きた検察庁で強盗容疑者接見中の取り逃がし事件での大捜査網は世間を驚かせた。ヘリ2機、パトカー数百台、警官約4000人の無駄使いとなった。一人のグレ青年相手だ。逃がす方も捉える方も危機意識の欠如である。靖国神社参拝は「心」の問題である。日本國の為に戦った人達に尊崇の気持ちを表す場所である。少なくともそのような気持ちが無ければ「危機」には立ち向えないと思う。
安倍首相の靖国参拝批判は各紙一斉に出た。しかし、本来もう少し応援演説があって良いと思う。戦争に良い戦争も悪い戦争もない、しかし、歴史は勝者によって作られる。日本の文化は各時代の敗軍の将でも神として敬って来た。中国や韓国はそのような文化(知恵)がないから未だ社会は安定していない。因に米国ウイスコンシンには酪農神社がある。
戦後約70年間幸いにして本土は戦争に巻込まれずに済んだが、大震災や気象災害は何回も経験し、その時だけ自衛隊頼りになっている。しかし、平時からの準備が必須である。田守神俊雄氏の立候補は誠に有難い決断だと思います。國を愛し、国土を護ると云う心がないと防災対策は出来ません。