「堺市民にとって大阪都構想は百害あって一利なし」「堺は健全財政。大阪府との二重行政の状態にもない」~堺市長選挙・竹山おさみ候補(無所属・民主推薦・自民支持・現職)による街頭選挙活動 2013.9.22

記事公開日:2013.9.22取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・久保元直樹)

 9月29日(日)に投開票が行われる、大阪府堺市長選挙。無所属で、民主党が推薦し自民党が支持する、現職の竹山おさみ(修身)候補(63)が、22日(日)15時、堺市南区の泉北ニュータウンの玄関口である泉北高速鉄道・泉ヶ丘駅前で街頭演説を行った。

■全編動画

※不具合につき音声がミュート状態になっております。準備が整い次第差し替えいたします。ご了承ください。

  • 日時 2013年9月22日(日)
  • 場所 泉ヶ丘駅前(大阪府堺市)

 再選で二期目を目指す竹山候補と、大阪市長の橋下徹代表が率いる地域政党・大阪維新の会の公認で出馬した前堺市議の西林克敏候補(43)との一騎打ちとなっている今回の堺市長選挙。とりわけ、大阪都構想の実現には堺市の参加が不可欠であることから、大阪都構想の是非が事実上、最大の争点となっている。

「大阪都構想は百害あって一利なし」と強調

 竹山候補は、「本来、今回の選挙は、大阪都構想が論じられるべきものではない。子育て、文化、ものづくり、堺のあり方が問われる選挙だ」とした上で、「大阪都構想の一丁目一番地である水道事業改革ができなかった。大阪都構想は色あせて粉飾化している」と批判した。また、「(大阪市と違って)堺は大阪府との間の二重行政の状態にもない。堺の健全財政や460億円の税収が狙われている。堺市民にとって大阪都構想は百害あって一利なし」と述べ、「堺はひとつ。堺のことは堺で決める。堺はこれからも政令指定として発展していく」と強調した。演説終了後、竹山候補は、駅前のショッピングセンターを練り歩き、支持を訴えた。

川淵キャプテンもアシスト

 この街頭演説には、堺育ちで、竹山候補が通った高校(三国丘高校)の先輩でもある、日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンも応援に駆けつけた。川淵キャプテンは、「竹山さんのことを何も知らないのに、なぜ応援するんだ。Jリーグの試合を見に行かなくてもいいということだな」と誹謗中傷を受けたことを明かした上で、「堺には、世界でもトップクラスのサッカー練習場を作っていただいたし、私は堺市の名誉大使でもある」と述べ、堺との縁を披露した。その上で、「堺の名前がなくなることに危機感を持っている。安土桃山時代から誰もが知っている堺の名前をなくしてくれるなと言いたい」と聴衆に訴えた。

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