2011年11月8日(火)10時より、東京都千代田区の経済産業省別館において、原子力安全・保安院主催による「東京電力福島第一原発事故の技術的知見に関する意見聴取会」の第2回会合が開かれた。
今回の会合では、「所内電気関係設備に係る検討について」という議題で、有識者による意見聴取や質疑がなされた。
(IWJテキストスタッフ・久保元)
2011年11月8日(火)10時より、東京都千代田区の経済産業省別館において、原子力安全・保安院主催による「東京電力福島第一原発事故の技術的知見に関する意見聴取会」の第2回会合が開かれた。
今回の会合では、「所内電気関係設備に係る検討について」という議題で、有識者による意見聴取や質疑がなされた。
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冒頭、原子力安全・保安院の古金谷敏之・事故故障対策室長が、福島第一原発で発生した全交流電源・直流電源喪失や、津波による浸水状況の説明を行った。この中で、古金谷室長は、「非常用ディーゼル発電機が津波で冠水したことによる機能喪失によって、全国流電源の喪失に至った」とし、ディーゼル発電機の駆動には、圧縮空気や直流電源なども必要となることから、「発電機自体が生き延びていたとしても、周辺機器の被害状況によっては、発電機が動かなかった可能性がある」と説明した。
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