2011年2月21日、岩上安身が、文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」に出演した。この日は、上野動物園にパンダが到着する日で、メインパーソナリティの寺島尚正氏も休園日の上野動物園前で街の声を取材し、行き交う人々が、パンダの思い出を語った。
2011年2月21日、岩上安身が、文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」に出演した。この日は、上野動物園にパンダが到着する日で、メインパーソナリティの寺島尚正氏も休園日の上野動物園前で街の声を取材し、行き交う人々が、パンダの思い出を語った。
※動画のご視聴は会員限定となります。
「今日の夕刊読み比べ・タブロイました」のコーナーでは、岩上が民主化要求で揺れる中東情勢について解説を行った。リビアの独裁者であるカダフィ大佐*は、民主化を要求する市民に対し、傭兵を差し向け、頭を狙撃した。民主主義の旗手でもあるアメリカは、そのような独裁者に対しては厳しい態度を取ると見られる。しかし、同じ民主化要求であっても、第五艦隊基地のあるバーレーンにおいては、アメリカは違う顔を見せている。なぜなら、エジプトやバーレーンがぐらつくと、アメリカの中東政策は総崩れになってしまうからだ。
岩上は、アメリカは冷徹に国益を守るために、バーレーンに何らかの形で干渉するのではないかと推測する。
*ムアンマル・アル=カダフィは、リビアの軍人・政治家で、リビア・アラブ共和国の最高指導者だった人物。1969年から2011年までの長期政権を築いたが、2011年のリビア内戦によって政権は崩壊し、自身も反カダフィ派部隊によって殺害された。
「ニュース本音と建前」のコーナーで、岩上安身は、自由報道協会について語った。多くの大臣会見は記者クラブ主催で、これまでフリーランスに対してはなかなか開かれなかった。一部のみ開かれてきた会見もあったが、現在でも完全なオープン化が達成されたとはいえない。自由報道協会とは、記者クラブ外の記者・ライターたちが集まって会見を主催する組織だ。
自由報道協会の第0回会見には、小沢一郎氏を呼んだ。実質2回目となる第1回は堀江貴文氏、第2回には再度小沢一郎氏を呼んだ。
このラジオ放送中に自由報道教会で行われていたのは、尖閣ビデオを流出させた元海上保安庁職員の@sengoku38こと一色正春氏の会見だった。このような人たちが自由報道協会での会見を受ける理由は、既存メディアに対する不信感が根底にあるからだ。
例えば、1時間質問に答えても、必ずしも重要な部分を報道してくれるとは限らない。そればかりか、揚げ足取りのようなことを繰り返し報道されることもある。自由報道協会では、ライブ・ストリーミングのメディアが複数入ることで、会見は「だだ漏れ」状態であり、見て判断するのは視聴者=国民だ。