IWJ代表の岩上安身です。
■<岩上安身によるインタビュー初配信>本日午後7時より「【1】ベネズエラ侵攻でむき出しになったトランプの新植民地主義! 世界の石油資源支配を目指す動きの背景にシェール革命があった! 岩上安身によるインタビュー第1236回ゲスト JOGMEC調査部長 原田大輔氏」のハイライト版を撮りおろし初配信します! 完全版は会員向けアーカイブで公開しますので、ぜひとも会員となって全編御覧ください!! また、YouTubeでのメンバー限定公開も始めました! ぜひメンバーシップにご登録ください!
岩上安身は9月8日、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査部長の原田大輔氏にインタビューを行いました。
原田氏には、2023年に、ウクライナ紛争をめぐる対露制裁やノルドストリーム爆破事件について、エネルギー資源の観点から、5回にわたって詳しくお話をいただきました。この機会に、あわせて御覧ください。
9月8日のインタビューを2分割し、前半の【1】トランプ政権の新植民地主義ともいうべき振る舞いとその背後の思惑に関する部分のハイライト版を、本日午後7時から撮りおろし初配信いたします。後半の【2】は、明日、撮りおろし初配信する予定です。
2026年に入って、1月2日には米国による突然のベネズエラ侵攻が起き、2月28日には米・イスラエルによる対イラン侵略戦争が、イラン最高指導者の爆殺という形で始まりました。
イラン戦争によって、ホルムズ海峡が封鎖され、世界の石油供給の20%が失われ、世界的な石油危機が訪れています。
今現在は、日本をはじめとする世界各国が石油備蓄を取り崩して、石油危機のショックを吸収しています。しかし、ホルムズ海峡は開戦前には戻っていませんし、中東からのもうひとつの輸出ルートである紅海の南の出口、バブ・エル・マンデブ海峡も、サウジアラビアとフーシ派の争いが続き、いつでも封鎖されかねない、極めて不安定な状態にあります。
このままでは、いつか、世界の石油備蓄という「ショック・アブソーバー」も、底を尽く日がやってきます。
岩上は「世界の石油備蓄が尽きる時、真の世界石油危機の日が訪れるのではないか」というテーマで、JOGMEC(独立行政法人エネルギー金属鉱物資源機構)調査部長である原田大輔氏にお話をうかがいました。
岩上は、まず、石油資源の支配に深く結びついているように見えるトランプ政権の新植民地主義が引き起こしている状況について、原田氏の見解を求めました。
原田氏は、エネルギーの側面から見れば、「トランプ大統領の出現」によって、「今まで隠されていたアメリカの野性本能」が出てきているように見える、と述べました。そして、それを可能にした要因は「シェール革命」だ、と指摘しました。
原田氏「このシェール革命がなぜ起きたのかというのをちょっと紐解かせていただくと。
90年代というのは、油の価格というのは、バーレルあたりで13ドルとか、99年でも19ドルぐらいだったということで、すごく安かったわけです。
これはアメリカにとっても、またはロシアにとっても良くないことですし、なんでこんな安かったんだろうというぐらい安かった。(中略)
その後何が起きたかというと、これが我々が読めなかった、かつ、この25年間、四半世紀で起きていることですけれども、原油価格が上がり始めたということです。
21世紀に入って、原油価格というのは最高値で、2008年に142ドルまでつけるようになったわけです」。
つまり、10年間ほどの間に、石油価格は7倍から8倍に高くなったことになります。
原田氏は、石油価格が高騰した要因を3つあげました。ベネズエラの石油国有化に端を発する減産、中国の需要拡大、そして米国における先物市場が石油をターゲットにしたことです。
シェールオイルは、1バーレル65ドル以上でないと採算が取れないのですが、石油価格が高くなったことで、生産が可能になりました。
原田氏「20ドルでも高いねと思っていたのが、いつの間にか先物、ベネズエラ、中国の需要という3つの要素から急に上がっていって、最終的に、2008年に142ドルをつけるわけなんですけれども、そこでシェール革命が起きちゃったわけです」。
原田氏は、この「シェール革命」がなければ、今のアメリカの立場はなく、今のこの世界もなかった、と付け加えました。
原田氏「ご存じの通り、ウクライナ戦争の背後にアメリカがいた。イラン戦争の背後にアメリカがいたというのは…」
岩上「これ(イラン)は背後というよりも、当事者ですよね」
原田氏「背後にいたことで、利益をどれくらい得られたかというと。
例えば、ウクライナ戦争によって、ノルドストリーム(パイプライン)が破壊されたことによってですね、今、欧州というのは、アメリカからLNGを59%、欧州全体の市場の59%をアメリカから輸入しているんですね。
これは前までは、2021年にどうだったかというと、5%だった。これが今、59%に膨れ上がった。つまり、ロシアの市場をアメリカがゲットしちゃったというのが、ウクライナ戦争だったですし」
岩上「本質ですね」
原田氏「イラン戦争でも、ホルムズ海峡が止まったことによって、今、日本はどこから原油を調達しているかというと、6割近くアメリカから調達しているわけですね。
日本は喜んでもいいかもしれないでしょうけれども、その背後にあるアメリカの意図というのも考えないといけないということになるかと思います」。
つまり、米国はウクライナ戦争によって、ロシアから欧州市場を取り上げて米国産LNGを欧州に売り、イラン戦争によって、日本を含むアジア市場から中東産石油を取り上げて米国産シェールオイルを売っているというのです。
原田氏「2040年までは、アメリカというのは、石油、天然ガスは増産していく。世界最大の国になっているわけなんですけれども、さらに最大の輸出国にもなっていく可能性が高い」。
原田氏は、米国自身は、シェール革命によって十分な石油・ガスを持っているので、「ベネズエラの石油が欲しいから」というわけではなく、世界の石油供給を「コントロールしたい」のだろう、と分析しました。
原田氏「ベネズエラとイランとグリーンランドを、これからどういう形になっていくかと思うんですけれども。
そこの主眼というのは、資源というよりは、資源を使いたいというよりは、コントロールしたい。今後、将来的にですね」。
米国が豊富に持っているシェールオイル・シェールガスを売り続けるためには、世界の石油価格が下がりすぎないように、「コントロール」する必要があるのです。
以上の話は、ハイライト版の【1】に収められています。以下のURLにて御覧になってください。
【1】ベネズエラ侵攻でむき出しになったトランプの新植民地主義! 世界の石油資源支配を目指す動きの背景にシェール革命があった! 岩上安身によるJOGMEC調査部長・原田大輔氏インタビューハイライト
https://youtu.be/hlPXvW0iXGI
【1】のメンバー限定動画では、ベネズエラ侵攻でむき出しになった米国・トランプ政権の新帝国主義、そして、アルゼンチンやロシアなど世界各地で進むシェール革命などについても、原田大輔氏に語っていただいています。
【1】のメンバー限定動画は、以下のURLで御覧いただけます! Movie IWJのメンバーとなって、詳しいお話をお聞きになってください!
【メンバー限定・1】ベネズエラ侵攻でむき出しになったトランプの新植民地主義! 世界の石油資源支配を目指す動きの背景にシェール革命があった! 岩上安身によるJOGMEC調査部長・原田大輔氏インタビュー
https://youtu.be/wBMDLGse8Rc
【1】の会員向け完全版では、メンバー限定動画の内容に加え、さらに岩上安身が中学時代から大学時代にかけて体験したオイルショックとその影響を語っています。
【1】の会員向け完全版は、以下のURLで御覧いただけます!
なお、サポート会員となれば、直近2ヶ月分のコンテンツだけでなく、過去の動画と記事もすべて見ることができます! サポート会員登録もご検討ください!
■【重要!】IWJ会員費の年払い終了および月払い移行へのご協力とご了解のお願い
IWJ代表の岩上安身です。
いつもIWJの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。
(※すでに月払いをご選択いただいている会員様におかれましては、本ご案内が重複いたしますことを何とぞご容赦ください)
今後のIWJの存続と運営にかかわる大変重要なお知らせとお願いがあり、ご連絡いたしました。
現在IWJは非常に厳しい経営状況に直面しており、いつまで活動を継続できるかわからない予断を許さない状況が続いております。私といたしましては、細々とであっても活動を続けていけるよう、運営規模を極限まで縮小して経費を最大限抑えていく所存です。
つきましては、事業継続の不確定なリスクを考慮し、すべての「年払い(年会費)」でのご徴収を9月いっぱいにて終了し、10月より「月払い(月会費)」へ完全移行させていただくこととなりました。ご了解いただきたいと存じます。
支払い方法ごとに、10月以降のお手続きおよび引き落とし内容が以下の通り変更となります。
【銀行引き落としをご利用の会員様】
2026年10月以降、最初の自動お支払より、年払いから月払いへ自動的に変更させていただきます(年に1回の自動引落から月に1回の自動引落になります)。
サポート会員様:月額 3300円(税込)
一般会員様:月額 1100円(税込)
【クレジットカード(自動引き落とし)をご利用の会員様】
2026年10月以降、最初の決済より、年払いから月払いへ自動的に変更させていただきます(年に1回の自動引落から月に1回の自動引落になります)。
【銀行振込・クレジットカード(都度払い)をご利用の会員様】
2026年10月以降の都度のお支払いにつきましても、年払いではなく「月払い」でのご送金をお願いいたします。
※現在すでに会費を月払いにてお支払いいただいている会員様におかれましては、これまで通りのお手続き・金額となり、変更はございません。
会員の皆様には大変なご不便とお手数をおかけいたしますが、1日でも長く報道活動を続けていくために、また、万が一、会社を清算しなければいけないという事態に陥った場合、前払いしている方にご迷惑をおかけしないようにするために、何とぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、大変申し訳ありませんが、不測の事態に陥って、事業継続が不可能となった時、今年10月以降に年払いなど前払いされた分はご返金に応じかねますことを、何とぞご了解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
もちろん、我々としては1日でも、1ヶ月でも、1年でも長くIWJの活動を続けていくため全力を尽くす所存です。
今後ともIWJへの変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
岩上安身 拝





















