2012年11月8日(木)18時30分より、東京都千代田区の在日本韓国YMCAアジア青少年センターで、「私が東京を変える」主催の「東京都知事選 反原発統一候補 一本化擁立合同市民会議」が行われた。
会に参加するメンバーが推薦する都知事候補の考え方について確認し、「私が東京を変える」としての候補者を一本化した。
(IWJテキストスタッフ・花山/奥松)
2012年11月8日(木)18時30分より、東京都千代田区の在日本韓国YMCAアジア青少年センターで、「私が東京を変える」主催の「東京都知事選 反原発統一候補 一本化擁立合同市民会議」が行われた。
会に参加するメンバーが推薦する都知事候補の考え方について確認し、「私が東京を変える」としての候補者を一本化した。
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会の趣旨は、会議参加メンバーが都知事候補に推薦した人物を招き、直接話を聞き、考え方を確認することである。確認する項目は、原発について知事として何をするか、原発都民投票を提案する気はあるのか、新銀行東京をどうするのか、オリンピックはどうするのか、築地移転はどうするのか、日の丸君が代で処分された教員をどうするのか、の6項目。本人の政治姿勢を確認した上で、統一候補について議論した。
宇都宮健児氏は「11月9日の15時から記者会見をして、立候補の有無も含めて自身の思い、考えを明らかにする」と前置きをした上で、質問に答えた。原発問題に関して、宇都宮氏は「震災、原発事故の復興復旧については、インフラや道路整備、防波堤整備より、人間の復興を重視する」とし、「憲法が保障する、人間らしい生活に焦点をあてて復興しないと、意味がない」と語った。また、原子力政策の転換では発送電の分離に言及し、「東電の処理も、この点を見越して行うことが重要」と述べた。さらに、福島の原発で発電された電力を、東京で使用していたことから、「福島の原発被害者に向き合い、全力で支援する態度をとるのが、東京都として、都民として、やることではないか」と話した。
宇都宮氏は、直接請求について首長提案することに関して、「提案はするが、議会が反対したら通らない」と話し、「都知事だけではなく、都議会を変えなければならない。運動をもっと拡げ、条例に賛成する議員を増やさなければ」と答えた。日の丸君が代問題は、「国家主義的なことだけではなくて、教師に対する管理統制の強化であり、そのしわ寄せは子供に来る」と話した。さらに、「管理統制された教師に育てられる子供が、のびのびとした教育を受けられるか。自分の頭で考えて、発言できるようになるのか」と疑問を呈し、「子供を犠牲にしてはならない」と述べた。
電話で参加した山本太郎氏は、「すでに、東京は脱原発の方向に向かっており、原発抜きで電力が賄えることは、はっきりしている。脱原発について、何十年後という言い方でなく、即時撤退を表明することが必要だ」と話した。また、被曝した福島県民に対して、一刻も早い移動・避難ができる提言や政策を、東京都のオリジナルとして発信することが必要、との認識を示した。
最後に、司会の今井一氏が「統一候補で都知事選に勝利するためには、野合してはならないが、政策が一致できるところは合わせていく。100点満点でなくても、皆がまとまるしかない」と訴えた。その上で、「宇都宮氏を推薦したい」と参加者に呼びかけ、了承を得た。
現在、伊方原発を止めるべく伊方町長選挙に立候補している小田々豊さんが、2012年の東京都知事選挙に藤島利久さんを推薦したという事を知ってiwjさんの配信を見た気がしたのですが覚えていなかったので、やっと探しだし再び見させて頂きました。
すると、こちらの記事では、まるで宇都宮さんが全会一致ですんなり決まったみたいに感じましたが、見てビックリ。初めから宇都宮さんを推すことを決めていて、藤島さんには威圧的な態度の今井さんとその他の支持者大勢にはがっかりしてしまいました。
原発立地の大事な選挙に、真っ向から挑んでいる本気の人は、邪険にされていた小田々さんと応援に駆けつけている藤島さんのお二人ではありませんか。お二人は脱原発活動を活発にやられているので、ネット上にはとんでもない誹謗中傷が飛び交っています。今年の東京都知事選挙が脱原発候補者を一本化出来なかった理由が分かった気がしました。あまりにも理不尽で腹が立ったので、今頃こんなコメントを、大変失礼致しました。
伊方町の住民は、「大江健三郎さんでも連れてきてみろ」と言っているそうです。潮目は変わってきています。
出来れば伊方町長選挙も皆さんに応援してほしいと思うばかりです。