2012年10月20日(土)14時から、横浜市金沢区の橫浜市立大学カメリアホ-ルで、「今中哲二さん横浜講演会 『福島の放射能から子どもを守るには-チェルノブイリからの教訓』」が行われた。
(IWJテキストスタッフ・関根かんじ/奥松)
2012年10月20日(土)14時から、横浜市金沢区の橫浜市立大学カメリアホ-ルで、「今中哲二さん横浜講演会 『福島の放射能から子どもを守るには-チェルノブイリからの教訓』」が行われた。
■ハイライト
始めに、今中哲二氏は「チェルノブイリ事故を見て、ずっと日本でも警鐘を鳴らしてきて、狼少年で終わるかと思っていたら、たいへん残念ながら福島で原発事故が起きてしまった。東京より以北の太平洋側は、完全に汚染された。セシウム137は30年で半減するが、100年で8分の1になるにすぎない。自分から積極的な解決策を提言はできないが、専門家として、チェルノブイリの調査・研究を踏まえたアドバイスができるので、参考にしてもらいたい」と語った。
続けて、「東京や神奈川の放射能汚染データは不明というのが実情だ。3月21日と22日に、東京は雨が降って、かなりの放射能が雨とともに流された。それでも、東京の日比谷の実測では、1日あたり1マイクロシーベルトが測定された。発災後はセシウム137と134は、1対1だったが、134は半減期が2年なので、現在1対0.6くらいになっている」と説明した。
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