東京電力は第2四半期で過去最高の経常損益を達成した。販売電力量、売上高は前年同期比より減ったが、原油価格など燃料費の低下が大きく、結果として前年同期比150%の3651億円を確保した。
東京電力は第2四半期で過去最高の経常損益を達成した。販売電力量、売上高は前年同期比より減ったが、原油価格など燃料費の低下が大きく、結果として前年同期比150%の3651億円を確保した。
■全編動画
2015年10月29日(木)17:00から東京電力本店で、2015年(平成27年度)第2四半期の決算に関する廣瀬社長記者会見が行われた。
販売電力量が減少したことで売上高が前年同期比7.9%減少した。しかしながら、原油価格の低下や火力発電量の低減により、燃料費は33.7%も減少した。このことにより第2四半期としては過去最高の3651億円の経常利益を得た。
しかしながら廣瀬社長は、下期は依然として厳しい経営環境だという。その理由として、原油価格や為替レートの先行きは不透明であること、修繕費の先送りなどコストカットに取り組んできたがそれも限界に近いこと、通常電力業の常として下期に費用が多くなることなどを挙げた。
また、電力自由化に向け、分社化、スマートメータ設置など同業他社に先駆けて取り組んでいるが、電力量値下げのトレンドも働くだろうと言う。
そのためには、柏崎刈羽原発6,7号炉の再稼働は必須であり、そのことにより月あたり100億程度の収益増加が見込めるという。
■■■■■■
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年10月29日