3号機PCV内部調査で内部の汚染水を採水、分析結果が出るのは一か月後~東京電力定例記者会見 2015.10.22

記事公開日:2015.10.22取材地: テキスト動画
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 3号機PCV(格納容器)内の調査が始まり、カメラによる内部の映像撮影、滞留水の採水に成功した。撮影できた範囲内では内部の損傷は無かったが、極狭い範囲しか調査できていないため全容は不明だ。滞留水の分析結果は、詳細に分析するため一か月程度要するという。

■全編動画

3号機PCV内部を調査、最大1Sv/hを測定。滞留水を採水成功

 福島第一原子力発電所 3号機PCV(原子炉格納容器)内部調査が行われた。10月20日(水)から本日22日(木)にかけて行われ、カメラによる静止画、動画の撮影、PCV内滞留水の採水に成功した。内部のX-6ペネや、CRDレールといった構造物に堆積物があるが、損傷はみられなかったという。

 今回の結果をもとに、東京電力は12月に内部監視用の計測機器を設置する予定。更にその先に、燃料デブリの取り出しに向けた、本格的なPCV内部調査が行われる予定。しかし、調査する方法、内部に進入する経路など、すべてのことはこれから検討するとし、今回の調査結果はそのための第一歩だと東京電力は説明している。。

 東京電力からの速報によると、内部は、調査できた範囲だけでも最大約1Sv/hの空間線量を測定している。3号機PCV内滞留水が水位OP11000~12000のあたりまであることも初めて確認できた。

 しかし、今回の調査では内部に挿入したカメラ、それに付随するライトの届く極一部しか調査できていない。そのため、PCV内部には1Sv/h以上の箇所があるかもしれないし、他に損傷個所があるかもしれない。すべては今後の調査を待つしかない。


    • 3号機PCV内部調査(2015年10月20日分)
    • 3号機PCV内部調査(2015年10月22日分)
    • 現在のK排水路対策の状況

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年10月22日

2015年10月21日

2015年10月20日

プレスリリース

2015年10月22日

2015年10月21日

2015年10月20日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

2015年10月21日

写真・動画集

2015年10月22日

福島第一原子力発電所 データ集

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