2015年8月27日(木)18時30分から東京電力中長期ロードマップの進捗会見が開催された。協力企業作業者の死亡事故が相次いだことから「二度と、この様な不幸を繰り返さないため改めて安全最優先を決意し、再発防止を徹底していく」と増田CDOは再びその決意を示した。
2015年8月27日(木)18時30分から東京電力中長期ロードマップの進捗会見が開催された。協力企業作業者の死亡事故が相次いだことから「二度と、この様な不幸を繰り返さないため改めて安全最優先を決意し、再発防止を徹底していく」と増田CDOは再びその決意を示した。
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今月8月8日には陸側遮水壁工事で使用した工事車両を清掃していた協力企業(下請け企業)の作業員が、タンクの蓋に頭を挟まれて亡くなった。「廃炉作業に取り組む我々の仲間の尊い命が失われたことは痛恨の極みだ。故人に対し冥福を祈ると共に遺族にお悔やみ申し上げる」と東京電力福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏CDO(最高責任者)は
本件については詳細調査を進めており「二度と、この様な不幸を繰り返さないため、改めて安全最優先を決意し、再発防止を徹底していく」と決意を述べた。
今回の事故を受け、一旦立ち止まり福島第一発電所での作業を止め、事例検討と重機の総点検を行っている。これらのことで、改めて安全確認を行い、危険箇所を抽出し、対策し、類似の再発防止対策に取り組んでいる。その上で安全が確認出来た作業から再開しつつある。
今年の1月にも死亡事故が相次ぎ、その時にも「二度と、この様な不幸を繰り返さないため」と、10日間に渡り全作業を停止し安全総点検を行った。それから僅か7か月でまた起きた死亡事故が発生してしまったことになる。
発電所の建屋地下へ流入する地下水量を抑制するため、建屋近傍のサブドレンと呼ぶ井戸から地下水を汲み上げ、浄化して海洋放水する”サブドレン水処理施設の運用”に関して、福島県漁連、全漁連が容認したことが分かった。
漁連が「苦渋の決断」で容認したことを増田CDOは重く受け止め、その言葉を深く心に刻み約束した運用目標を順守して仕事を進めていく決意を示している。
その上で、現場への県漁連の立ち入り検査が行われた。現在東京電力は立ち入り検査の結果、先方からの意見を待っている。サブドレンの運用開始はその意見を受けてからになる。
また、サブドレンの運用開始後、速やかに海側遮水壁の閉鎖作業を行う予定。県漁連も速やかに閉鎖するよう要望しているが、サブドレンの運用開始時期がまだ確定しておらず、いつ海側遮水壁が完全に閉じられるか確定していない
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年8月27日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第21回事務局会議)
2015年8月25日(第24回)