2015年1月5日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2-3号機間の地盤改良を行った護岸エリアにある地下水観測孔から、過去最大のセシウム濃度を検出。ウェルポイントからの地下水汲み上げが影響している可能性があるという。
2015年1月5日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2-3号機間の地盤改良を行った護岸エリアにある地下水観測孔から、過去最大のセシウム濃度を検出。ウェルポイントからの地下水汲み上げが影響している可能性があるという。
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H2エリアにあるフランジ型タンクの一つ”B2タンク”の側面に滴下があるのを、2014年12月31日のパトロール中に発見。滴下水を容器に受け表面線量率を測定したが、バックグランドと同程度だった。そのため、内部に溜めているRO濃縮塩水ではなく、雨水や結露水ではないかと東電は推定している。その後、2015年1月1日には滴下は止まっている。
地下水バイパスの汲み上げ、測定、海洋排水のサイクルは続いている。2014年12月29日に一時貯留タンクグループ3から、2015年1月5日にはグループ2から排水。2014年5月21日の排水開始以来42回、累計約6万4千トンを海洋放水している。
いくつかの地下水観測孔で過去最大のセシウムを検出した。今回過去最大を観測したのは以下。
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観測孔 核種 今回検出値 これまでの最大値
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No.2 セシウム134 2.1Bq/L (2014/12/31採取), 0.88Bq/L(2014年2月26日採取)
No.2 セシウム137 7.7Bq/L (2014/12/31採取), 2.5 Bq/L(2014年2月26日採取)
No.2-7 セシウム137 12 Bq/L (2015/ 1/ 2採取), 9.0 Bq/L(2014年2月23日採取)
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これら観測孔は福島第一原発2-3号機間の護岸エリアで、水ガラスを注入し地盤改良を行った箇所。さらに、汚染した水が海洋漏洩しないようウェルポイントから地下水を汲み上げ続けているため、これらの影響も考えられる。いずれにせよ、これまでの最大値に比べ数倍の大きさで、さほど重視していないという。
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