松島みどり法相が10月20日、安倍総理に辞表を提出し、法務大臣を辞任した。同日、辞任した小渕優子経産相に続き、第2次安倍改造内閣で2人目の辞任となる。
松島氏は、自身の選挙区内で有権者に似顔絵入りの「うちわ」を配布しており、これが公職選挙法(寄付の禁止)違反にあたるとして、国会で野党から追及を受けていた。10月17日には、民主党の階猛議員が、松島氏に対する刑事告発を行った。
松島氏は会見で、「うちわ」問題について、「うちわの形状をしていることは確かだが、財産上の有価物ではない」とし、「法に触れることはしていない」と述べ、辞任の直接的な理由ではないと語った。
その上で、「国政に停滞をもたらしている、そのことが辞任の理由だ」と語った。