2013年05月08日(水)17時30分より、東京都千代田区にある参議院議員会館にて、「『憲法96条改正』の是非を論じる公開討論会」が行われた。冒頭で、ジャーナリストの今井一氏が「今回の討論会では、憲法9条に絡めて96条を議論するのは止めよう」と断りを入れた。映像作家の想田和弘氏は「9条の話になると、この国の安全保障の議論になり、ここで論じたいものと混じってしまう」と、今回の討論の趣旨を説明。「96条改正が、時の政権や権力者の都合のいいようにされるのは、国民がふり回されるだけであり、あまりにも危ない」と96条改正に疑念を呈した。慶応大学の小林節氏は「民主主義というのは、間違いを起こすこともある。だからこそ、多数決民主主義と立憲民主主義との2つが、相互の歯止めとしてあるのだ」と解説した。
男女雇用機会均等法が施行されて28年。男女間の賃金格差・資格など、女性がいまだ低い地位に追いやられているという状況を鑑み、実効力のある男女平等法に変えていきたいという趣旨で、5月8日、参議院議員会館において院内集会が行われた。
冒頭、集会に参加した民主党林久美子議員、社民党福島瑞穂議員より挨拶があった。林議員は「男性と女性が均等に働けて評価される社会をつくっていきたい」と述べ、最近話題になっている女性手帳には違和感があるとした。続いて福島議員は、「今回の(均等法)改正は大きなものとなるように国会でも声をあげていきたい」と述べ、限定正社員の構想において、「待遇が悪いことの正当化につながる」として警鐘を鳴らした。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は8日の会見で、連休中に安倍総理が中東を訪問し、各国と原子力協定を結んできたことについて「福島の事故のこと海外にを伝えるのは日本の義務だが、輸出などとは直接絡むべきものではないと思う」と述べた。福島第1原発事故が収束していない中での、技術力や安全性を全面に押し出した日本の原子力輸出に対しては、各地で賛否評論が飛び交っている。
2013年5月8日(水)17時45分より、東京都千代田区の参議院議員会館で、「5.8 キツネにつままれた『仙台高裁話法』の判決(決定)を読み解き、未来を提示する緊急の判決報告会(第1回目)」が行われた。ふくしま集団疎開裁判において、低線量被曝による晩発性障害を認めつつも、避難の権利については認めなかった仙台高裁の判決を、光前幸一弁護士と柳原敏夫弁護士は「不可解」と評し、それぞれの解釈を示しながら総括を行った。
美浜発電所1号機における非常用ディーゼル発電機の故障は、「タービン翼の損傷、ロックナットの緩み」が原因と関西電力は報告、事故の詳細を説明した。それに対し更田委員は、故障原因が極めて簡単な理由であるとし、事故発生が未然に防げなかったことに疑問を呈した。他の場所で再度同じことが発生しないよう、事故が起こった背景を調べることを要請した。
また、福島第一原子力発電所で、作業員がマスクを無装着で作業していたことが保安検査で発覚。保安規定違反「監視」の判定を出し、事業者を指導し、今後事業者の改善実施状況を確認していくとした。
2013年5月8日(水)17時30分より、東京電力本社で、定例記者会見が行われた。
地下水バイパスの海洋放出に関する関係者への説明は、13日に福島県漁連に行うが、他の関係機関への説明は、説明先も内容も一切公表しない考えを示した。
2013年5月8日(水)11時より、福島県いわき市で「[TEAM ママベク 子どもの環境守り隊]放射能測定レクリエーション」が行われた。いわきの初期被曝を追求するママの会が主催し、母親たちが独自に公園などの放射能を測定した。空間線量だけでなく土壌も採取し、結果は後日、いわき放射能市民測定室たらちねで発表する。
特集 TPP問題
毎月第一火曜日に行われているSTOP TPP官邸前アクション。日米事前協議では、日本が自動車分野などで大幅に譲歩させられた形となった。参加者からはこの点をはじめ、「TPPによって国内の政策に矛盾が生じてくる」「米国政府と日本政府の言っていることが違う」など、TPPをめぐる懸念が露わになり、不満の声が噴出した。
ツイッターで、TPPなど自由貿易協定に関する情報発信をしている、にゃんとま~氏は、「TPP推進派は必ずISD条項について、他の協定にも入っている。大丈夫じゃないか」。と主張してくる点を紹介。しかし、他の協定にも含まれているISD条項とTPPとでは、投資家にとって自由度の高さが違うと指摘した。例として、日中韓投資協定を挙げ、自由度が低いため、いままでISD条項によって訴えられなかった、つまり、ISD条項はその協定の自由度によって作用するものだと指摘した。NAFTA・米韓FTA・TPPは自由度が高いため危険であると発言。
2013年5月7日(火)17時30分より、東京電力本社で定例記者会見が行われた。
地下貯水槽が漏洩のため利用できなくなったため、発電所敷地境界線量を見なおしたところ、これまでの上限目標値だった1mSv/年を超過し、最大7.8mSv/年になることが分かった。地下バイパス貯水の海洋放出は、5月13日に福島漁連に説明した後、了承が得られれば速やかに実施する方針を発表した。
2013年5月7日(火)14時より原子力規制庁定例ブリーフィングが行われた。
国際原子力規制者会議(INRA)の会合が明日までの日程で東京都内で開催されているが、議論内容は非公開が方針。また東通破砕帯調査の有識者議論が開かれるが、事業者である東北電力が呼ばれるかどうかは未把握。
2013年5月6日(月)13時30分から、兵庫県西宮市の西宮市民会館にて「阪神・市民放射能測定所 開設のつどい」が行われた。福島の原発事故により、関西に移住した避難者も多いことから、安全な食材提供を通して、地域の市民と被災者とが共につながろうと、市民放射能測定所の開設が進められてきた。
この集まりでは、測定所開設までの経緯、今後の取り組みなどが説明された。講演を行った守田敏也氏は、「市民の手に、科学を取り戻すことが必要である」と述べ、放射能の危険性について説明した。この測定所は、5月7日からスタートした。
2013年5月6日(月)13時30分から、宮城県仙台市の市民活動サポートセンターにて「プロジェクト99%タウンミーティング@仙台」が開催された。講師の安部芳裕氏は、原発やTPP、改憲の問題を取り上げ、それぞれの問題点を解説。さらに、「政治に無関心ということは、白紙の委任状を渡すことと同じ。政府のやり方を許している国民にも責任がある」と語った。
2013年4月27日(土)から5月6日(月)まで、千葉県匝瑳(そうさ)市で行われている「アースバッグ建築/Earthbag ワークショップ」の最終日、5月6日(月)の模様。主催の鉄平氏が中心となり、10日間をかけて土嚢を用いたドーム状の家を作った。完成後は参加者が屋根に昇り、記念写真をとるなど、頑丈さをアピールした。
2013年5月5日(日)18時30分、東京都新宿区のネイキッドロフトにおいて、「言論しばきVOL.1『21世紀の都市伝説「在日特権」のウソをすべて暴く』」と題したトークセッションが開かれた。排外主義を掲げる在特会(在日特権を許さない市民の会)などの団体による「嫌韓デモ」「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)に反対する有志らが結成した、「レイシストをしばき隊」が主催した。主催者側が、「対立する意見を持つ人々とも討論する」という観点から、「レイシスト(差別主義者)は入場無料」と事前に告知したところ、「自称レイシスト」が2名来場した。トークセッションは、「レイシストをしばき隊」の隊長である野間易通(やすみち)氏と、「プラカード隊」の呼びかけ人である木野トシキ氏との間で繰り広げられた。
2013年5月5日(日)11時より、広島県尾道市の向島洋らんセンターで「ヒロシマロック世界会議 ~5.5こどものいのち~」が行われた。トークや音楽で、子供の命について考えるこのイベントは、必然的に放射能や原発についての話題が、多く語られた。詩人のアーサー・ビナード氏は「市民の愛情から生まれた運動は縁結びにもなる。婚活よりも、廃炉に向けた活動を」と、柔らかな口調で訴えた。
2013年4月27日(土)から5月6日(月)まで、千葉県匝瑳(そうさ)市で行われている「アースバッグ建築/Earthbag ワークショップ」の、5月5日(日・祝)の模様。10数名の参加者達が10日間をかけて、土嚢(どのう)を用いてドーム状の家を作った。主催の鉄平氏によると、「耐用年数の不明なコンクリートと違い、消石灰を用いた建築物は、万里の長城のように何千年も持つということが証明されている」という。