日刊IWJガイド・非会員版「独仏がロシア直接攻撃の意思を再び明確に! 仏はミラージュ戦闘機をウクライナへ供与! 独防衛相は『戦争に備えなければならない』!」2024.6.13号~No.4252


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~独仏がともにロシアへの直接攻撃に参加する意思を再度明確に! フランスは、マクロン大統領がミラージュ2000-5戦闘機をウクライナに供与と発表! ドイツはピストリウス防衛相が「2029年までに(ドイツは)戦争に備えなければならない」と宣言! 民意から自分たちがどれほど離れていても、米国やNATOの利権の代理人であろうとするショルツ首相とマクロン大統領は、ドイツ国民やフランス国民の代表と言えるだろうか!?

■5月1日から5月31日までのご寄付・カンパの総額は、116件、232万3400円でした。目標達成率は58%でした。6割にも届かず、かなり厳しい数字です! これで7ヶ月連続して、目標未達です。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、日々、増えてきています! そのIWJを支えるのは、皆さまからいただく会費とご寄付・カンパだけです。有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■「プーチン氏が日本への原爆投下の映像が流れた際に、拍手で湧き上がっていた西側の首脳達と違って、一人十字を切っていたエピソードを木村氏が紹介してくれた事も印象的」「心配です。些少ですがお役立てください」!「IWJの継続を希望します」!ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! ロシアが、夏の海洋軍事演習に先立って大西洋でミサイル発射訓練を実施! ロシア海軍のフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」と原子力潜水艦「カザン」は、キューバに寄港!】ロシアは米国が欧露間を分裂させ、争わせるのを自らは、安全圏にいて、「高みの見物」を決め込んだことを許さない!?(『ロイター』2024年6月12日ほか)

■【第2弾! 世界銀行が、ロシアのGDP成長率を上方修正! ウクライナ紛争を通じて、ロシアの軍需産業が拡大、そしてロシアの「東方転換」により、中国との貿易が増加!】ロシアの「東方転換」で世界経済の構造が転換し、西側諸国は世界経済を支配する力を失いつつある!「ロシアの弱体化」を画策して、ロシアを「東方」へ追いやった米国の歴史的な戦略的失敗!(世界銀行『世界経済見通し2024』、2024年6月11日)

■<IWJ取材報告>都議会でのPFAS問題の質問に対し、小池都知事自らの答弁はゼロ! 東京都のPFAS対策の不作為の原因が、小池都知事の政治姿勢にあることが明らかに! 一方、都知事選への出馬を表明した蓮舫氏からは「PFAS対策を重視して取り組む構えだ」とのメッセージ! 足尾鉱山事件を上回る公害事件となりうるPFAS問題!「東京にきれいな水を!」が今回の都知事選挙の一大テーマに!~6.7 PFAS汚染と都政を考えるつどい Part2

■横浜で19日からパレスチナ絵画展「パレスチナの物語り~Story & Tale~」開催されます。ぜひ足を御運びください!
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■はじめに~独仏がともにロシアへの直接攻撃に参加する意思を再度明確に! フランスは、マクロン大統領がミラージュ2000-5戦闘機をウクライナに供与と発表! ドイツはピストリウス防衛相が「2029年までに(ドイツは)戦争に備えなければならない」と宣言! 民意から自分たちがどれほど離れていても、米国やNATOの利権の代理人であろうとするショルツ首相とマクロン大統領は、ドイツ国民やフランス国民の代表と言えるだろうか!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 6日付『ロイター』は、「ドイツのショルツ首相は6日、ウクライナは東部ハリコフ州を標的とするようなロシア国内からの攻撃に対応するため、西側諸国から供与された兵器を使用することができるとの立場を改めて表明した」と報じました。

※ウクライナは越境攻撃対応で供与兵器使用可能、独首相が再び表明(ロイター、2024年6月6日)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/COOFTOI3SNPOFIV7PGOLHTDRPY-2024-06-06/

 さらに、ドイツのボリス・ピストリウス防衛相は、6月5日のドイツ連邦議会で、「2029年までに(ドイツは)戦争に備えなければならない」と宣言しました。

 6日付『RT』は、ピストリウス防衛相が、「最悪の事態に陥るのを防ぐために、抑止力を提供しなければならない」と、雑誌『シュピーゲル』に述べたと伝えています。

 同日付『RT』は、「ピストリウスは議員達に、『義務から完全に解放されることはない』『新しい形の兵役』によって、この数(兵力の数)を増やさなければならないと語った」と報じています。

 ドイツは、2011年に義務兵役を廃止しており、ピストリウス防衛相は、ロシアとの直接の戦争を前提として、徴兵制を復活させようとしています。ピストリウス氏は、5月の時点ですでに、より多くの10代の若者に連邦軍への入隊を奨励するプランを発表していました。それから1ヶ月足らずで、志願制から徴兵制への復活へと、国民への要求がエスカレートしているのです。

※Germany must be ready for war ― defense minister(RT、2024年6月6日)
https://www.rt.com/news/598871-germany-ready-war-2029/

 とはいえ、ドイツ連邦軍は、現状ではかなりお粗末なものです。ドイツ連邦議会のエヴァ・ヘーグル委員が作成した年次報告書によると、「昨年末までのドイツ連邦軍の軍人の数は18万2000人弱で、2022年末の18万3000人から減少している。さらに、2031年までには20万3000の兵力を目指すという政府目標を下回る」とも述べているのです。

 ヘーグル委員によると、「ドイツ連邦軍は高齢化し、縮小の一途をたどり、軍隊内の約2万の職が空席のままである」というのです。

※Germany reveals huge military shortages(RT、2024年3月12日)
https://www.rt.com/news/594174-germany-huge-military-shortages/

 他方で、フランスもドイツと軌を一にしています。少子高齢化が進んでいるのは、日本を筆頭に、先進諸国共通の悩みです。

 ドイツはロシアから供給されていた格安のエネルギー資源が失われ、産業基盤がガタガタになっており、GDPを大きく減らしています。

※はじめに~景気が拡大する欧州で、最大のドイツ経済が「壊れた」! 実質GDP縮小の最大原因は、対露制裁とノルドストリーム爆破によるエネルギー高騰であることは明らか! ショルツ首相の支持率は東西ドイツ統一以来最低の19%、反ユダヤ主義ではなく、親イスラエルで、ムスリム系移民排斥の極右政党AfDがドイツ最大の政治勢力になる可能性も! しかし日本はそのドイツに名目GDPで追い抜かれ、4位に転落!!「壊れた」ドイツより深刻な、円安で転落する日本!(日刊IWJガイド、2024年1月19日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240119#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53128#idx-1

 フランスやドイツは、なぜ、軍事大国というだけではなく、エネルギー資源大国でもあるロシアと総力戦を戦いうると考えているのでしょうか!? 西欧は永遠に強大であり続けると、思考停止して思い込んでいるのでしょうか!?

 第1次、第2次世界大戦時、西欧列強は植民地を抱えており、エネルギー資源を収奪して戦い続けていました。今回、フランスもドイツも、植民地を抱えていません。ロシアと戦争になったら、中東やアフリカ諸国が石油を気前よく、格安で大量供給してくれるとでも思っているのでしょうか!?

 国力を戦争に振り向けている間に、民生品の開発競争は、中国にますます遅れをとってゆくことになるでしょう。

 なぜそのような「明白な未来」が、西欧の目には見えなくなってしまったのでしょうか!?

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■5月1日から5月31日までのご寄付・カンパの総額は、116件、232万3400円でした。目標達成率は58%でした。6割にも届かず、かなり厳しい数字です! これで7ヶ月連続して、目標未達です。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、日々、増えてきています! そのIWJを支えるのは、皆さまからいただく会費とご寄付・カンパだけです。有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 5月1日から5月31日までのご寄付・カンパの総額は、116件、232万3400円でした。目標達成率は58%です。6割にも届かず、かなり厳しい数字です。

 6月も月間目標に届かない事態になると、IWJは独立メディアとしての活動が、本当にできなくなる可能性が高くなります!

 6月は、1日から12日までの12日間で、28件、37万1000円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から5月まで、7ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この7ヶ月間の不足額の合計は、976万6289円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です!

 IWJは収支を合わせるべく、徹底的に支出を減らす努力を、今も続けています! オフィスを移して、スモール化することも模索中です! そうやって支出を減らしても、収入が減り、赤字が積み上がっていけば、活動が続けられなくなります!

 もし、7月の期末まで、これ以上目標に達しない月があれば、年の半分が未達確定となってしまい、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう可能性が出てきました。

 第14期の期末である7月末まで、あと2ヶ月です! ぜひとも、期末までの間に、不足分の972万6289円の赤字分をなくし、少なくとも収支をトントンにさせてください!

 第13期は、2000万円を超える赤字でした。この時は、私、岩上安身が、老後の蓄えを崩してピンチを切り抜けました。しかし、2年連続大幅な赤字となると、私、岩上安身個人にも、もうこれ以上、投じる私財はありません!

 以前にも書きましたが、私には、進行性の難病の線維筋痛症で、ほぼ寝たきりに近い次女がいます。

 賃貸のアパートで療養している彼女のために終の住処を、これから用意してあげなければなりませんし、生活費を出せる小さな物件も用意しておかないと、死ぬに死ねません。

 「ジャーナリズムバカ一代」として、すべてをなくすまで赤字経営を続けて、破産とともに「前のめりに死ぬ」などということは、自分の中の「人の親」という「情」が許さず、赤字が手に負えなくなるほど膨らむ、その一歩手前で、倒産の前に、誰にも迷惑をかけないよう、自らの手でIWJをたたみ、娘のために何かしら残せるようにするつもりです。

 もともとは健康に生まれ育ち、国立看護大学校を出て、看護師としてはつらつと働き、自活もしていた娘が、20代で発病し、働くこともできなくなり、年々病状が悪化して、ついには障害手帳をもつに至ってしまいました。そんな難病になってしまったことについて、彼女には、何の罪も落ち度もありません。

 ですので、私は、残念ながらIWJとともに心中することはできません。倒産する一歩手前で、未払いの給与や売掛、債務がないように始末して会社を自分の手で解散しますし、人様に迷惑のかかるような最後にはしない、と覚悟を定めています。

 ただ、余力ある限り、自らのジャーナリストとしての使命・天命から逃げ出すようなことはいたしません!

 世界と日本が未曾有の危機に直面しており、既存ジャーナリズムが機能しない現状だからこそ、最後の一歩手前まで、真実を伝える、ジャーナリズムの本道を貫き通します!

 皆さまのご支援のある限り、全力で前進を続けます!

 今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を、期末の7月末までに削ってしまい、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 5月末現在、IWJ会員の総数は2372人、このうちサポート会員の方は885人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■「プーチン氏が日本への原爆投下の映像が流れた際に、拍手で湧き上がっていた西側の首脳達と違って、一人十字を切っていたエピソードを木村氏が紹介してくれた事も印象的」「心配です。些少ですがお役立てください」!「IWJの継続を希望します」!ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 IWJの継続を希望します。(K.A. 様)

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 K.A.様

 ご寄付と励ましのメッセージ、ありがとうございます。

 皆さまのご支援のある限り、力をふりしぼって頑張ります!

 今後とも、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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 寄付が目標額に全然追いついていないようですね。心配です。些少ですがお役立てください。(M.K. 様)

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 M.K.様

 ご心配をおかけして、すみません。また、ご寄付とメッセージをありがとうございます!

 皆さまのご支援に加えて、あとはなんとか、支出をぎりぎりまで絞って、赤字幅を圧縮したいと思います。

 今期も期末の7月末まで、あと1ヶ月半となりました。どうぞ最後まで、ご支援をよろしくお願いいたします!

 岩上安身拝

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 些少ですが、今月もカンパさせて頂きました。

 24日配信の一水会代表木村三浩氏のインタビューを拝見しましたが、岩上氏の故・中村太全愛会議情宣局長の物まねには思わず笑ってしまいました。

 お笑い芸人松本ヒロ氏とコンビを組めば、さぞかし面白いコントが出来るのではないでしょうか?。

※日本最大の課題「対米自立」に向き合う! 来年で敗戦から80年、「占領後遺症」を脱し、主権を回復しなければいけない!~岩上安身によるインタビュー第1160回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏 2024.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523106

 そして、プーチン氏が、日本への原爆投下の映像が流れた際に、拍手で湧き上がっていた西側の首脳達と違って、一人十字を切っていたエピソードを木村氏が紹介してくれた事も、印象的でした。

 如何に西側の指導者と呼ばれる人たちが、道徳的に堕落しているのかをあらためて思い知らされるエピソードでした。いつも、長時間にわたり、真面目で難しい問題を取り上げているインタビューですが、このような登場人物の人となりも紹介して頂ければ、疲れも忘れて視聴することが出来るのですが。(M.T.様)

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 M.T.様

 木村氏との久々のインタビューは、懐かしい思い出が色々とよみがえってきてしまって、脱線続きとなってしまいました。「本線」の話は、木村氏のご都合をうかがって、次回、引き締めて行いたいと思っております。脱線の話が、思いがけず、楽しんでもらえたなら、幸甚です。

 原爆が投下されたシーンに拍手をした欧州の政治指導者達の中には、ファシズム・軍国主義を打ち倒した欧米のリベラル・デモクラシーの勝利を誇る感情だけでなく、黄色人種をやっつけてやった、というレイシズムも入り混じっていたことでしょう。核兵器が自分達欧米人の頭の上に落とされることは、未来永劫ないだろうという、根拠のない、幼稚な思い上がりもあったかもしれません。

 拍手をした瞬間、彼らの頭の中には、「人類」という普遍的な概念は消し去られ、支配的な欧米人対その他の支配されるべき劣等人種という、ナチスさながらの図式が占めていたことでしょう。

 その中で、戦勝国であり、核保有国でもあるロシアの指導者が、十字を切り、痛みを覚えていたことは、忘れてしまっていいことではありません。特にプーチンという政治指導者、そして彼に率いられるロシアという主権国家を論じる際には。

 一水会の木村氏は、そのことを改めて思い出させてくれました。

 もちろん、明治維新から1945年までの「大日本帝国」は、東アジアにおいて、優越した人種・国家足らんとして、侵略と暴力をふるい続けてきました。その歴史的事実を忘れたり、操作したり、改竄することは許されません。

 加害者が被害者となり、被害者が加害者となりうるのが現実の歴史です。

 ホロコーストの苦しみを味わったユダヤ人がパレスチナ人を、今、現在、殺し続けていることが、何よりも人間の無惨な現実の一面を物語っています。

 日本に核が投下された際、拍手していた者達は、自分達が今度は核の犠牲者となることを想像すべきですし、シオニスト・イスラエルは、自分達の行為への報いがあることを、今後恐れ続けなければならないでしょう。

 現実の歴史において、「因果応報」という理は、リンゴが重力の法則で地面に落ちるほど、単純な法則ではありませんが、それでも一面の真理を表現しているように感じられます。これからの歴史の中で、日本人が被害者にも、加害者にもならずにすむ方途を、真剣に考え、模索すべき時ではないかと思います。

 今後とも、可能な限り、ご支援をよろしくお願いいたします。

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.6.13 Thu.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.6.14 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】11:00~「大規模国民運動に関する記者会見」―登壇:林千勝氏、河添恵子氏、井上正康氏、柳澤厚生氏(WCHJ代表)、上條泉氏(WCHJ事務局長)
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「WHOから命をまもる国民運動」、「一般社団法人ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン」共催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきたWHO(世界保健機関)関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/who
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【IWJ_YouTube Live】「東京都知事選に関する内容」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! ロシアが、夏の海洋軍事演習に先立って大西洋でミサイル発射訓練を実施! ロシア海軍のフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」と原子力潜水艦「カザン」は、キューバに寄港!】ロシアは米国が欧露間を分裂させ、争わせるのを自らは、安全圏にいて、「高みの見物」を決め込んだことを許さない!?(『ロイター』2024年6月12日ほか)

 ロシアのプーチン大統領が、6月5日に、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の会場で、複数の国際通信社のトップと会談し、ロシアが、反米・反NATOの国家に長距離兵器を供与する可能性に言及しました。その対象国としてすぐに思い浮かぶのは、イランですが、ここへきて、ロシアとキューバの結びつきが強まっています。ロシアがキューバに長距離兵器を供与すれば、米国はのど先にナイフを突きつけられたような形となります。

 ※はじめに~NATOがウクライナに供与した兵器でロシア領内への攻撃を認めた後、初めてロシアのプーチン大統領がサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の会場で、複数の国際通信社のトップと会談! 驚くべき発言の数々が飛び出す!「ウクライナに武器を供給している西側諸国に対して、それらに不満を抱く国々へロシアが長距離兵器を世界中に運搬し、そこから機敏な攻撃を仕掛ける可能性がある」! メドベージェフ前ロシア大統領は「米国とその同盟国は、第三国によるロシアの兵器の直接使用を直接体験することになるだろう!」と発言!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240608#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53570#idx-1

 ロシア国防省は11日、ロシア海軍のフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」と原子力潜水艦「カザン」がキューバに向かう途中、大西洋でミサイル発射訓練を実施したと発表しました。

 カザンとアドミラル・ゴルシコフは12日にキューバに寄港する予定のロシア艦船4隻のうちの2隻とのことです。

※ロシア艦船、大西洋でミサイル発射訓練 12日にキューバ寄港(ロイター、2024年6月12日)
https://jp.reuters.com/world/security/WINBP5U5C5KMVD4EJHFBNV4M6A-2024-06-11/

 これは、ロシア軍が夏に実施する、カリブ海での海洋軍事演習に先立つ訓練です。

 12日付『ロイター』は「国防省によると、原子力潜水艦『カザン』とフリゲート艦『アドミラル・ゴルシコフ』が600キロメートル以上離れた模擬の敵艦目標に向け高精度ミサイルを発射した。アドミラル・ゴルシコフは極超音速巡航ミサイル『ツィルコン』の搭載が可能」と報じています。

 同日付『ロイター』は、キューバと米国の反応を次のように報じています。

 「キューバは先週、ロシア艦船の寄港は通常の慣行だとし、核兵器を搭載しておらず、地域に脅威を与えるものではないとの見解を示した。

 米国もロシア艦船のキューバ寄港を脅威と見なしていないとしながらも、演習は監視するとしている」。

★ロシア艦船のキューバ寄港は通常の慣行ではありますが、プーチン大統領が、反米・反NATOの国家に長距離兵器を供与する可能性に言及した直後ですから、米国の目と鼻の先に位置するキューバの地政学的に重要なポジションがクローズアップされてきます。

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■【第2弾! 世界銀行が、ロシアのGDP成長率を上方修正! ウクライナ紛争を通じて、ロシアの軍需産業が拡大、そしてロシアの「東方転換」により、中国との貿易が増加!】ロシアの「東方転換」で世界経済の構造が転換し、西側諸国は世界経済を支配する力を失いつつある!「ロシアの弱体化」を画策して、ロシアを「東方」へ追いやった米国の歴史的な戦略的失敗!(世界銀行『世界経済見通し2024』、2024年6月11日)

 世界銀行が、6月11日に公表した報告書『世界経済見通し2024』で、西側諸国による過酷な経済制裁を受けているロシアの2024年のGDP成長率を、2.2%から2.9%に引き上げました。2025年の成長率も、1.1%から1.4%へと引き上げています。

 昨年2023年のロシアのGDP成長率も、昨年10月の予測値1.6%から、3.6%に大幅に上昇しました。

 『世界経済見通し2024』は、成長率を引き上げている要因として、住宅ローンの補助などの財政支援や、ロシアの軍事費の増加、つまり軍需産業の拡大、そして、ロシア政府が進める「東方転換」によって、中国との貿易が増加していることをあげています。

 『世界経済見通し2024』によれば、2024年のGDP成長率は、以下の通りです。

1)先進国 1.5%
米国   2.5%
ユーロ圏 0.7%
日本   0.7%

2)新興市場および発展途上国 4.0%
インド  6.6%
中国   4.8%
インドネシア 5.0%
イラン  3.2%
トルコ  3.0%
エジプト 2.8%
ロシア  2.9%
サウジアラビア 2.5%
メキシコ 2.3%
ブラジル 2.0%
アルゼンチン -3.5%

 ロシアに対して経済制裁をおこなっている「先進諸国」は、全体で1.5%にとどまり、それに対して制裁されているロシアが、2.9%と上回っているのは、あまりに皮肉であると言わざるをえません。

 さらに、インドや中国を筆頭に、ロシアに対して経済制裁を行わず、活発な貿易を行っているいわゆる「グローバル・サウス」または、「グローバル・マジョリティ」の国々は、全体で4.0%と、「先進諸国」の1.5%の3倍近い成長率となっています。この差が、対露制裁に参加したか、しなかったかの違いと、無関係であるとは言いきれません。

 しかし、世界銀行の統計は「先進国」側に甘く、楽観的です。

 中長期的に見て、この成長率の差は大きく響き、「先進国」は遠からず「旧先進国」と呼ばれるようになるのではと思われます。

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■<IWJ取材報告>都議会でのPFAS問題の質問に対し、小池都知事自らの答弁はゼロ! 東京都のPFAS対策の不作為の原因が、小池都知事の政治姿勢にあることが明らかに! 一方、都知事選への出馬を表明した蓮舫氏からは「PFAS対策を重視して取り組む構えだ」とのメッセージ! 足尾鉱山事件を上回る公害事件となりうるPFAS問題!「東京にきれいな水を!」が今回の都知事選挙の一大テーマに!~6.7 PFAS汚染と都政を考えるつどい Part2

 在日米軍横田基地周辺の井戸から、高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出され、多摩地域全体の地下水汚染が明らかになった問題で、2024年6月7日(金)、市民団体が立川市で「PFAS汚染と都政を考えるつどい」を開催しました。

 主催の「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」は、2022年以降、多摩地域の住民の血液検査や地下水調査を行ってきました。

 集会は、この2週間後の6月20日に告示される、東京都知事選を見据えての開催となりました。

 集会では、PFAS問題に取り組む、立憲民主党、共産党、生活者ネットワーク、グリーンな東京など、野党の国会議員や都議会議員をはじめ、社民党、新社会党、れいわ新選組の代表者や、市民団体などが登壇しました。会場には、60名以上が集まりました。

 主催団体の共同代表・根木山幸夫氏は、「都政が今後実行すべきPFAS対策~都民がつくるPFAS政策の提言」を作成し、小池百合子都知事あてに要望書を提出したことを報告しました。

 しかし、それに対して、都からは実質のゼロ回答であったことや、小池都知事が都議会での質問に対し、自ら答弁をすることはなく、部課長まかせで、実際に行っているのは地下水調査のみであることなどを指摘しました。

 根木山氏は、都が、住民が要望している血液検査や、浄水所における地下水の除染、汚染源の究明や、除染のための土壌調査、横田基地への立ち入り調査を、一切行っていないことなど、PFAS対策への後ろ向きな姿勢についても語りました。

 今回の都知事選(6月20日告示、7月7日投開票、前回投票率55%)で、小池都知事は、12日午後の都議会本会議で、都知事選への3選出馬を表明しています。小池氏が出馬した場合、自民党は支持する方針を10日に確認しています。

 5月27日には、市民と野党の共同候補として、立憲民主党の蓮舫参議院議員が出馬表明しました。即ち、今回の都知事選は、事実上、与野党対決となることが明らかとなりました。

※蓮舫参議院議員が都知事選に出馬を表明!!「裏金議員、政治とカネの自民党。自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命だと感じている」~5.27 東京都知事選挙への立候補に関する記者会見―登壇:蓮舫 参議院議員 2024.5.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523277

 この集会では、蓮舫議員より「PFAS対策を重視して取り組む構えだ」とのメッセージが寄せられました。

 都知事選・三多摩ネットワークの菅谷正見氏からは、6つの野党と市民団体が協働しての候補者選定委員会で、蓮舫氏を擁立するまでの話が語られ、「美濃部都政は『東京に青い空を!』と言った。今度は『東京にきれいな水を!』で行きましょう」と締めくくりました。

 都は、2021年度~2023年度で、PFAS対策として都内260ヶ所の地下水調査を行い、その結果、新たに23区と多摩地域で、暫定目標値を超える複数の汚染源が明らかになりました。

 現職の都議らは、高濃度の汚染が認められた地域の追加調査に対し、市区町村の同意が得られないとして、いまだに調査が0件であることを明らかにしました。

 さらに、東京都環境科学研究所では、2010年以降、PFASの知見と科学技術があるにもかかわらず、その力が発揮されておらず、研究結果を政治に生かさないなど、都の不作為があると批判しました。

 また、都には8兆円の一般会計があり、そのうちPFAS対策には3000万円を取っているが、この予算を拡大し、検査項目を増やしたり、血液検査を行うことも可能だ、と指摘しました。

 都議らの発言からは、PFASに関する一般質問などで、小池都知事が一度も答弁に立ったことがない、とPFAS対策に後ろ向きな小池都政が浮き彫りとなりました。

 第2部の各地の市民の会からの報告で、国分寺市民の会の共同代表、杉井吉彦氏(医師)は、「このPFAS問題は、日本の歴史上、足尾鉱山事件を上回る公害事件になるだろう。発がん性など、毒性については、医学的にはすでに決着がついている」と述べました。

 さらに杉井氏は、このまま都や国が不作為を続けていると「見落とした責任を問われる」とし、「多摩格差の問題だ」と批判しました。

 会場からの発言では、国立市の小さな子供を持つ母親から、以下のように発言がありました。

 「私の子供が遊んでいる(井戸)水を調査してもらったら、すごい高い(数値の)結果が出て、これを国立市長にお知らせしたのですけれども、『防災用で飲み水じゃないから』と言われました。

 (行政は)私たちが諦めるのを待っている。私たちの子供が安心して子供を産める世の中にすることが、大人の私たちの義務だと思っている」。

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※都議会でのPFAS問題の質問に対し、小池都知事自らの答弁はゼロ! 東京都のPFAS対策の不作為が明らかに! 一方、都知事選への出馬を表明した蓮舫氏からは「PFAS対策を重視して取り組む構えだ」とのメッセージ!~6.7 PFAS汚染と都政を考えるつどい Part2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523430

 IWJの全国に渡るPFASについては、以下の記事を御覧ください。

※タグ:PFAS
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas

■横浜で19日からパレスチナ絵画展「パレスチナの物語り~Story & Tale~」開催されます。ぜひ足を御運びください!

 6月19日(水)~23日(日)11:00~18:00に横浜市のGallery Shimizu(ギャラリー清水)で、パレスチナ絵画展「パレスチナの物語り~Story & Tale~」が中東・パレスチナ絵画展プロジェクトの主催で開催されます。

※Gallery Shimizu (ギャラリー清水)
http://frame-shimizu.jp/about-us/

 2人のパレスチナを代表する画家ナビル・アナーニ氏の作品とスレイマン・マンスール氏の作品を中心に展示し、加えて、若い画家たちの作品も展示するとのことです。

 主催者から次のようなメッセージをいただいています。

 「パレスチナの人たちがこれまで76年の歳月、何を喜びとし、何を失い、何に苦しんできたか、そしてその生きる強い意志と夢を、作品から感じ取っていただきたいと願っております。

 6月22日には川上泰徳さん(元朝日新聞記者、中東ジャーナリスト、優れたジャーナリストに贈られるボーン上田賞受賞者)のお話を聞く講演会『私が出会ったパレスチナ人』を予定しており、23日にはDANNY JINさん(パレスチナと日本にルーツを持つ19歳の大学生)のラップを楽しんでいただく企画を設けました」。

 22日と23日のイベントには事前申し込みが必要です。

 イベントの事前申し込み先:中東・パレスチナ絵画展プロジェクト
 E-mail:nagaemy@aol.com

 ぜひお越しください。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

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