日刊IWJガイド・非会員版「本日午後6時から、3月21日収録『岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー第1回』(前半)を配信します!」2024.4.1号~No.4189


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<本日の撮りおろし初配信>本日午6時から、3月21日収録「11月の米大統領選、『もしトラ』から『ほぼトラ』へ!?『トランプ2.0』に『安倍流外交』は通じない! 日本が試されるのは『自立の道を行く覚悟』!! 岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー第1回」(前半)を、冒頭のみオープン、その後はIWJ会員限定で、撮りおろし初配信します!

■4月になりました! IWJへのご寄付・カンパは、11月は41%、12月は68%、1月は48%、2月は60%と、4ヶ月連続で目標額に達していません! この4ヶ月間の不足額は合計734万6300円になります。3月の集計はまだ終わっていませんが、大幅な不足の見込みです。今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは月間目標額の400万円に届きますよう、また、積み重なっている赤字を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾! ドイツ人の、ユダヤ人に対する極端なへりくだりが行きすぎて両国の関係が不健全なレベルに! さらに先進国中で移民問題が大きくなる中、ドイツのフェーザー内相が反ユダヤ主義対策として、帰化申請者の市民権試験で、イスラエルに対するドイツの歴史的責任に関する問題を出す可能性を表明! あまりのユダヤ人討伐扱い!】独ソ戦でナチスに2000万人も殺されたロシアの外務省のザハロワ報道官は「ナチスの残虐行為を受けた1つの民族(ユダヤ民族)のみの犠牲者に補償を支払い、一国のみの国民に対して歴史的責任を負うことは、80年前の犯罪と過ちの繰り返し」と正論を堂々と展開!(AFPBB、2024年3月28日)

■【第2弾! プーチン大統領が「ロシアはロシア人だけのもの」という自国内の過激な民族主義の台頭も踏まえて、全てのナショナリズム、レイシズムを丸ごと非難! 演説で、ロシアには190もの民族が共存しており、「ロシア連邦のすべての宗教宗派、すべての民族の代表が、今日、(ウクライナの)戦場で最善の姿を見せている」と称え「(少数民族の)国民の権利を侵害することは、国の崩壊につながるだけだ」と警告!】ウクライナは、自民族中心主義と自民族の純化を掲げ、東部ドンバスで少数民族のロシア系住民の人権を否定し、差別、迫害、殺戮の民族浄化を行い、ついにロシアの軍事介入を招いた!!(RT、2024年3月28日)

■【第3弾! バイデン政権は、ガザでジェノサイドを続けるイスラエルへの武器支援を新たに承認! 300m以上離れた人々を殺傷する能力をもつ2000ポンド爆弾1800個以上も含まれている!】これは破壊力から言ったら、核分裂を起こさず、放射能をばら撒かないだけの大量破壊兵器! 核兵器の投下と匹敵する破壊力、ガザ住民の絶滅力をもち、その後、イスラエルに接収する土壌を放射能汚染しない! イスラエルと米国は、虐殺後の跡地利用すら考えている!(『ワシントン・ポスト』、2024年3月29日)

■<IWJ取材報告>甲斐まさやす氏「戦後79年経ちながらも、いまだにこの国は米国の『属国』、『植民地』の状態!『対米従属』の象徴である日米合同委員会を打ち破らない限り、日本国民に真の幸せは来ない!」~3.28 ニュー山王米軍センター前「日米合同委員会廃止」抗議街宣

■3月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、ウクライナ紛争長期化の理由について、2024年1月22日収録の「岩上安身による評論家・塩原俊彦氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! 塩原俊彦氏のインタビューを、期間限定で特別公開!
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■はじめに~<本日の撮りおろし初配信>本日午6時から、3月21日収録「11月の米大統領選、『もしトラ』から『ほぼトラ』へ!?『トランプ2.0』に『安倍流外交』は通じない! 日本が試されるのは『自立の道を行く覚悟』!! 岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー第1回」(前半)を、冒頭のみオープン、その後はIWJ会員限定で、撮りおろし初配信します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 岩上安身は3月21日と25日に、東アジア共同体研究所の上級研究員、須川清司氏に連続インタビューを行いました。本日午後6時から、3月21日に収録した第1回インタビューの前半を撮りおろし初配信します。

 今年11月の米大統領選は、民主党はバイデン大統領が、共和党はトランプ前大統領が、本選で戦うことになりました。

 須川氏は、「去年の年末から、トランプがぐっと差を開けたという調査がありましたが、今年に入ってからは、ちょっとそれが縮まって来ている」と述べ、「トランプは4つの刑事事件のほかにも民事訴訟も抱えている。トランプが有罪になれば、バイデンがリードするという世論調査もある一方で、質問の仕方を変えると、有罪になってもトランプが有利だという調査も出て来ている」と明らかにしました。

 さらに須川氏は、「全米ではバイデンがリードしているが、激戦州ではトランプがリードしている。全米でいくら勝っていても、激戦州を取らないと勝てない」と述べ、「(世論調査では)『トランプに投票しない』と答えながら、本当は投票する人が、一定数はいる」と、結果について「予断を許さない」との見方を示しました。

須川氏は「今回の大統領選挙が、まず、平和的に行われるのかどうか」とショッキングなことを冒頭に述べました。

 「すでに米国では、日常茶飯事として、州務長官など、州の選挙関係の役人に対しての脅迫が行われている」と、物騒な現実を明らかにしました。

 「トランプは、自分が大統領になれなかったら流血の事態が起きると言っていて、あれは(2021年の)米連邦議会議事堂襲撃事件を念頭に言っているんでしょうけど、(投開票の)その前の段階から、支持者同士の武器すら持っての対立を起こしたり、や、支持者が暴徒になるといったことは、起こりかねない」とのことです。

 トランプ支持者の考えについて、須川氏は「トランプは単なるデマゴーグではなく、閉塞感を抱えた多くの米国人にとっては救世主のような存在。ワシントン・インサイダー(既得利権の支配階級)のバイデンには絶対できない改革をやってくれる(という強い期待がある)。そこには、ワシントン・中央のエスタブリッシュメントに対する、反感や憎悪がある」と述べ、「日本人のメンタリティでは、このトランプ人気がいまいち理解できないところがある。だけど、これが米国の現実」だと語りました。

 一方、任期終了時には86歳になるバイデン大統領について、須川氏は「民主党支持者は、任期の後半は、カマラ・ハリス副大統領が執務することをセットでバイデンを支持している」と述べました。

 これに対して、岩上安身が「カマラ・ハリスというのは、バイデンとふたりセットにすると、トランプひとりよりも強くなれるのか?」と、疑問を呈すると、須川氏は「能力と選挙対策は別だと思うんです」と述べ、次のように答えました。

 「バイデンは、歳はお召しになっているけど、白人でしょう。カマラ・ハリスは、女性で、かつカラード(有色人種)なんです。そういった意味では、ほかに取り替えるというのは、大変だと聞いています。

 そもそもカマラ・ハリスを副大統領に選んだこと自体が、前回の大統領選での選挙の目玉対策だったわけですから。今回もそれ(選挙戦の状勢)は、全然楽勝じゃない、厳しいぐらいなので。

 トランプも実は、副大統領が女性かカラードになるんじゃないかと言われています」。

 須川氏は、トランプ氏が大統領になった場合を「トランプ2.0」として、「世界に与える衝撃は、『1.0』(前の任期)の比ではない」として、次のように述べました。

 「トップが『白だ、黒だ』と言ったからといって、行政の仕組みというのは、一気には変わらない。

 これまでだったら、民主党政権の間、共和党のシンクタンクなどに行っていた上級官僚が、共和党の大統領になれば、政府の上級ポジションに着く、ということを繰り返してきた。そうすると、官僚機構の使い方がわかっているような人たちが、行政のトップに着く。

 だけど、トランプの1期目の時は、共和党のシンクタンクの人たちが、選挙戦の結果が出る前に『今までの米国の外交政策をぶっ潰すような、とんでもない候補だから、支持しない』と表明しちゃったんです。

 ヒラリー・クリントンが勝つと思っていたんでしょうけど、実際にはトランプが勝っちゃった。

 その点、トランプは根に持つというか、はっきりしているので、そういう(不支持を表明した)やつらは(共和党系のシンクタンクの人間であっても)政権に入れないと。

 そうすると、ポストがガラ空きになったんです。そこに、あまり経験のない、素人みたいな人たちが、どんどん登用されたんですね。

 マティス国防長官や、ティラーソン国務長官などは、伝統的な共和党の穏健派・良識派とも関係が深かったし、行政機構の上の方の人たちも、トランプが『ここを、こうするぞ!』と独断的なことを言っても、どこをどうすれば行政の組織がその通りに動くかわからなかった。

 結局トランプも、不動産王としては、やりたいようにやってきていたけど、合衆国政府になると、思い通りには動かなかった。議会との関係も、もちろんありましたから。

 そういった意味では、はちゃめちゃになったようでいて、本当のトランプのはちゃめちゃさというのは、1期目はあれでもまだ、本領発揮されていなかったんですね。

 ですが、今度は、1期目でやった人たちがまた帰ってくる。さらに、本当にトランプに対して忠誠心のある人を条件にして閣僚を選ぶと、トランプ本人は言っているみたいです。

 1期目は、不動産王がいきなり大統領になったわけですから、わからなかったので、マティスやティラーソンといった人たちを選んでいたんですが、今回は『俺はもう4年間やったから、だいたいわかってる』と。『とにかく俺に対して忠誠心が高いかどうかを基準にする』と」。

 さらに須川氏は、「トランプ外交の4つの癖」として、「(1)取引(ディール)を重視する」「(2)物事の良し悪しを金に換算して判断する傾向が強い」「(3)価値観にまったくこだわらない」「(4)マルチ(多国間)を嫌い、バイ(二国間)を好む」と列挙し、次のように述べました。

 「上川(陽子外務大臣)さんが、『力による現状変更は許さない』とか、岸田(文雄総理)さんが『法の支配が』どうのこうのとか、ひたすら力んできたけれども、(西側の対露制裁同盟が、『自由と民主主義』を奉ずるイデオロギー同盟であるかのようなことを、実利を重視する)トランプに会って言っても、『カエルのツラにしょんべん』みたいなもので、『俺とどんなディールをする気があるんだ?』『俺に何をくれるんだ?』という話なので、たぶん相手にされないと思う」と語りました。

 詳しくは、ぜひ本日の撮りおろし初配信をご視聴ください。冒頭のみオープン、その後はIWJ会員限定で、配信いたします。

 仮に、その日の都合で観られなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に観られますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます!

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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】18:00~
11月の米大統領選、「もしトラ」から「ほぼトラ」へ!?「トランプ2.0」に「安倍流外交」は通じない! 日本が試されるのは「自立の道を行く覚悟」!!~岩上安身による東アジア共同体研究所上級研究員・須川清司氏インタビュー 第1回(前半)
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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■4月になりました! IWJへのご寄付・カンパは、11月は41%、12月は68%、1月は48%、2月は60%と、4ヶ月連続で目標額に達していません! この4ヶ月間の不足額は合計734万6300円になります。3月の集計はまだ終わっていませんが、大幅な不足の見込みです。今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは月間目標額の400万円に届きますよう、また、積み重なっている赤字を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 しかしながら、IWJの財政は、本当に厳しい状況にあります!!

 ぜひ、皆さま、財政難のIWJに対して、有料会員登録と、ご寄付・カンパによる、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から4ヶ月連続で目標金額に到達しておらず、3月分はまだ集計が終わっていませんが、3月22日時点で99万6511円、月間目標額の25%で、大幅な不足となる見込みです。

 これで、未達は、5ヶ月連続となってしまいます。もし4月も目標未達となると、年の半分が未達確定となり、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう具体的な可能性が出てきました。

 正直、夜も眠れず、眠っても、重い経営難の夢と、この先の他方もない世界の激動を考えて、1人興奮して企画を考えている自分とが夢の中で共存していて、まともに熟睡ができていません。

 ジャーナリストとしては、こんなにやるべきことだらけ、ジャーナリストとしての社会的使命を果たすべき、100年に一度の機会を迎えられて、血がたぎる思いです!

 しかし、現実には、加齢と体力の落ち込みと、そして経済力が伴わないことで、身動きが取れないこと、すごく悔しく思います。

 それでも、ジャーナリスト魂は消えてはいませんから、どんなに小さなメディアになっても、サバイバルして、この間、日米欧の情報空間を、暗雲のように覆い尽くし、洗脳空間にし続けてきたプロパガンダの網の目を、今後も、破り続けて、真実を送り届けたいと思います!

 経営は、空前のピンチですが、我々のジャーナリズム魂は、まったく折れても、ひしゃげてもいません!

 意気軒高です! 必ず、経営苦も乗り越えてみせますので、どうぞ、今から本番の戦いに向けて、お力をお貸しくださるよう、よろしくお願いいたします!

 4月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、積み重なっている赤字を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。

 第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、もはや私、岩上安身1人の力で乗り越えることは不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、債務の累積は、約5000万円近くなります。

 前期13期はもちろん、今期14期も、支出を徹底的に削ってきました。

 この日刊IWJガイドの配信を、午前8時から、午前10時過ぎに遅らせ、原稿のリライトや校正作業を、深夜から早朝にずらすことも始めました。

 また、現在、事務所の規模などをダウンサイズすべく、物件探しをしたりしているところです。

 以下、会員の方のメッセージに答えて、物件探しについて述べています。もし、ご協力いただければ、情報等お寄せください。

 「日常の支出カットは、できることはほぼほぼやったので、あとは、スペースを縮小することですが、資料となる書籍などが、私が長年溜めてきたものを含めて大量にあるので、それをどうにかしないと、より小さいスペースへの移動ができません。

 かなり、処分もしたのですが、知的財産というものは、我々にとっては、『製品』を生み出すための『仕入れ材料』のようなものです。どうしても、不可欠です。

 ひとつ考えているのは、今は全国的に空き家物件が増えていると言われているので、首都圏の外れにでも、そうした格安物件を見つけて、開架式の図書館状態にして、資料となる本の多くを移せないだろうか、ということです。

 また、我々は動画データが命なので、災害に備えて、安全なところに、バックアップデータを都心から疎開させておく必要性も感じています。

 探しているのは、地震や水に強い地盤の良い台地の物件。都心から最も遠くても、車で片道1時間半くらいまで。

 本の出し入れは、車を使うので、人気のある駅近くの物件である必要はなく、むしろ駅から遠いため、不人気ゆえに価格が安く、きちんとスペースのある空き家、もしくはビルの空室があれば、と思っています。

 そうすれば、今すぐ必要な資料、書籍だけ手元に置いておけばいいので、スペースを省けて、都心で今よりも狭いオフィスに引っ越しをして、賃料を抑えても、稼働可能だと思います。

 どなたか、良い物件に心当たりがある方、ぜひ、情報をお寄せください」。

※「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!(日刊IWJガイド、2024.2.12号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240212#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53200#idx-3

 今期は、できれば赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に考え、取り組んでいます。

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、コロナ禍による消費不況の影響を受け、会員数もコロナ禍以前の3分の2に減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、あるいは再開したいという方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.4.1 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「今こそ停戦を Cease All Fire Now!『停戦をためらう構造について』シンポジウム5 ―登壇:伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)、田原総一朗氏(ジャーナリスト)、和田春樹氏(東京大学名誉教授)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「『今こそ停戦を』呼びかける人たち」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた戦争関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%88%A6%E4%BA%89
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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】18:00~「『11月の米大統領選、「もしトラ」から「ほぼトラ」へ!?「トランプ2.0」に「安倍流外交」は通じない! 日本が試されるのは「自立の道を行く覚悟」!!』岩上安身による東アジア共同体研究所上級研究員・須川清司氏インタビュー 第1回(前半)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 3月21日に収録した、岩上安身による須川清司氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた須川清司氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A0%88%E5%B7%9D%E6%B8%85%E5%8F%B8

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◆中継番組表◆

**2024.4.2 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】18:00~「『11月の米大統領選、「もしトラ」から「ほぼトラ」へ!?「トランプ2.0」に「安倍流外交」は通じない! 日本が試されるのは「自立の道を行く覚悟」!!』岩上安身による東アジア共同体研究所上級研究員・須川清司氏インタビュー 第1回(後半)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 3月21日に収録した、岩上安身による須川清司氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた安保3文書関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%89%e4%bf%9d3%e6%96%87%e6%9b%b8

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■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾! ドイツ人の、ユダヤ人に対する極端なへりくだりが行きすぎて両国の関係が不健全なレベルに! さらに先進国中で移民問題が大きくなる中、ドイツのフェーザー内相が反ユダヤ主義対策として、帰化申請者の市民権試験で、イスラエルに対するドイツの歴史的責任に関する問題を出す可能性を表明! あまりのユダヤ人討伐扱い!】独ソ戦でナチスに2000万人も殺されたロシアの外務省のザハロワ報道官は「ナチスの残虐行為を受けた1つの民族(ユダヤ民族)のみの犠牲者に補償を支払い、一国のみの国民に対して歴史的責任を負うことは、80年前の犯罪と過ちの繰り返し」と正論を堂々と展開!(AFPBB、2024年3月28日)

 ドイツの週刊誌『シュピーゲル』が、3月28日号で、ナンシー・フェーザー内相が「反ユダヤ主義者や人種差別主義者ら人を蔑視する人物は『帰化の対象にならない』と説明した」と報じました。

 この『シュピーゲル』でのフェーザー内相の発言について、3月28日付け『AFPBB』は、「わが国の価値観を共有できない人物はドイツのパスポートを取得できない」と語ったとして、「ドイツ国籍を取得するための新しい市民権試験では、ユダヤ教の礼拝所の名前、イスラエルの建国年、イスラエルに対するドイツの歴史的責任に関する問題が出される可能性がある」と報じています。

 また、「ドイツでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を否定した場合に受ける罰則や、ユダヤ系スポーツクラブの会員資格に関する出題などもあり得る」とのことです。

※ドイツ市民権試験、ユダヤ教やイスラエルに関する問い出題へ(AFPBB、2024年3月28日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3512091

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■【第2弾! プーチン大統領が「ロシアはロシア人だけのもの」という自国内の過激な民族主義の台頭も踏まえて、全てのナショナリズム、レイシズムを丸ごと非難! 演説で、ロシアには190もの民族が共存しており、「ロシア連邦のすべての宗教宗派、すべての民族の代表が、今日、(ウクライナの)戦場で最善の姿を見せている」と称え「(少数民族の)国民の権利を侵害することは、国の崩壊につながるだけだ」と警告!】ウクライナは、自民族中心主義と自民族の純化を掲げ、東部ドンバスで少数民族のロシア系住民の人権を否定し、差別、迫害、殺戮の民族浄化を行い、ついにロシアの軍事介入を招いた!!(RT、2024年3月28日)

 3月28日付けロシア『RT』は、ロシアのプーチン大統領が27日、ウクライナ戦争(ロシアでは「軍事作戦」)のパイロットの訓練センターのある、トヴェリ州のトルジョーク空軍基地を訪問し、「民族主義を非難した」と報じました。

 多民族による連邦国家であるロシアには、現在190の民族グループが住んでおり、一部の民族は数百万人とのこと。

 記事によると、プーチン大統領は、「『愛国者万歳』という言葉を聞くと、どこの社会にでもいる『ロシアはロシア人だけのものだ』と言うような人たちも含めて、私は不安を感じます」と述べ、多民族連邦国家であるロシアで「(ロシア人以外の)他民族はみな外国人である、といった破壊的な考えは国を破滅させる」と警告したとのことです。

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■【第3弾! バイデン政権は、ガザでジェノサイドを続けるイスラエルへの武器支援を新たに承認! 300m以上離れた人々を殺傷する能力をもつ2000ポンド爆弾1800個以上も含まれている!】これは破壊力から言ったら、核分裂を起こさず、放射能をばら撒かないだけの大量破壊兵器! 核兵器の投下と匹敵する破壊力、ガザ住民の絶滅力をもち、その後、イスラエルに接収する土壌を放射能汚染しない! イスラエルと米国は、虐殺後の跡地利用すら考えている!(『ワシントン・ポスト』、2024年3月29日)

 イスラエルのネタニヤフ首相が「やるかどうかではない、いつやるかだ」と言明しているイスラエル軍によるラファへの地上侵攻計画をめぐって、米国とイスラエルの間で緊張が高まっる中、『ワシントン・ポスト』は3月29日付で、バイデン政権は29日の週に、イスラエルへの数十億ドルの爆弾と戦闘機の移転を「静かに承認した」と報じました。

 匿名の国防総省と国務省の高官が、『ワシントン・ポスト』に「新しい武器パッケージには、1800個以上のMK84・2000ポンド爆弾と、500個のMK82・500ポンド爆弾が含まれている」と明かしました。

 その前週には、「国務省はおよそ25億ドル相当のF-35A戦闘機25機とエンジンの譲渡を承認した」と米政府高官が述べています。

 米民主党議員の一部からも、バイデン政権に対して、イスラエルへの軍事支援を控えるべきだ、という声が上がっています。

 クリス・ヴァン・ホーレン上院議員(マサチューセッツ州選出)は、「バイデン政権は影響力を効果的に行使するべきだ。我々は、我々が言ったことを、我々の行動で裏付ける必要がある」と述べました。

※U.S. signs off on more bombs, warplanes for Israel(The Washigton Post、2024年3月29日)
https://www.washingtonpost.com/national-security/2024/03/29/us-weapons-israel-gaza-war/

 米国によるイスラエル支援は、2018年から10年間にわたって、合計380億ドル(年間33億ドル+ミサイル開発予算など)の軍事支援を行うことがすでに承認されており、この範囲であれば、支援の内容を議会にはかる必要はありません。

 バイデン政権はさらに、100億ドル(1.5兆円)のイスラエルへの軍事支援を、600億ドル(9兆円)のウクライナ支援などとセットにした1000億ドル(15兆円)規模の追加予算を認めるよう、議会に要請していますが、こちらはまだ承認されていません。

※No.90 イスラエル:米国が軍事支援に関する覚書に署名(中東調査会、2026年9月16日)
https://www.meij.or.jp/kawara/2016_090.html

 イスラエルは2000ポンド爆弾を繰り返しガザで用いています。

 昨年12月22日付で『CNN』は、「戦争初期の衛星画像からは、直径12メートルを超える衝突クレーターが500個以上確認されており、これは2000ポンド爆弾の痕跡と一致する」と報じました。

 2000ポンド爆弾は、300m以上離れた人々を殺傷する能力を持っています。

 専門家は「ガザのような人口密集地域で2000ポンドの爆弾が使用されたということは、地域社会が回復するまでに数十年かかることを意味する」と、強くイスラエルを非難しました。

 ガザ地区では、イスラエル軍の攻撃によって3万人以上が犠牲になっています。死者数が非常に大きくなっている原因のひとつは、2000ポンド爆弾などの重火器の広範囲な使用にことは間違いありません。

※‘Not seen since Vietnam’: Israel dropped hundreds of 2,000-pound bombs on Gaza, analysis shows(CNN、2023年12月22日)
https://edition.cnn.com/gaza-israel-big-bombs/index.html

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■<IWJ取材報告>甲斐まさやす氏「戦後79年経ちながらも、いまだにこの国は米国の『属国』、『植民地』の状態!『対米従属』の象徴である日米合同委員会を打ち破らない限り、日本国民に真の幸せは来ない!」~3.28 ニュー山王米軍センター前「日米合同委員会廃止」抗議街宣

 3月28日午前10時30分頃より、東京都港区のニュー山王米軍センター(ニュー山王ホテル)前にて、市民団体「#みちばた」所属の甲斐まさやす氏と川口智也氏の共同主催により、第2回目の「日米合同委員会廃止」抗議街宣が行われました。

 甲斐氏は、普段は大型トラックの運転手ですが、それと並行して、前三鷹市議会議員である嶋崎英治氏と甲斐氏が運営する団体「自治市民21」の三鷹事務局長として、2018年10月の「主要農作物種子法廃止について」の請願を東京都議会に提出して以来、東京外環道、PFAS(有機フッ素化合物)、物流2024問題、三鷹市の農業、そして、水道民営化など、市民の生活に深く関わる諸問題に、真正面から取り組んできました。

※自治市民21が取り組んでいるテーマ
https://jichishiminmitaka2023.jimdofree.com/%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%B8%82%E6%B0%9121%E3%81%8C%E5%8F%96%E3%82%8A%E7%B5%84%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%82%8B%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E/

 川口氏は、「国際情勢を考える会」代表であり、甲斐氏とはここ数年来活動を共にする社会派YouTuber(JT3 Reloaded)であり、かつラッパーという異色の肩書を持つ活動家です。

 第1回の抗議街宣は、2月1日午前11時30分から、ニュー山王米軍センター前で行われ、日米合同委員会の米側代表である在日米軍司令部副司令官・ジョージB.ラウル4世に「3項目」の要求文を手交しようと試みましたが、ホテルへの入構を許されず、要求文の受け取りを拒否されました。

 3項目の要求とは、以下の通りです。

1. 日米合同委員会を廃止する事。
2. 過去行われた日米合同委員会の議事録をすべて開示し、広く日本国民に公表すること。
3. 国民不在の中、取り決められた日米合同委員会での密約を、日本国民へ広く公表した上で、その密約を白紙とすること。

 要求文の受け取りを拒否された甲斐氏は、同じ2月1日の午後、要求文をニュー山王米軍センター宛てに郵送しましたが、返却されました。

 そこで甲斐氏は、返却された要求文を、今度は横田米軍基地に送り、2月16日、郵便局から「ラウル氏への配達が完了した」旨の郵便物配達証明書を受け取りました。

 3月28日の第2回目の抗議街宣には、政治経済学者の植草一秀氏をはじめ、ミュージシャンで活動家の「Nao Lion」こと中山尚昭氏、「反ジャーナリスト」として、マスメディアが伝えない情報や事象分析を発信している高橋清隆氏ら、約40人が参加しました。

 スピーチでは、それぞれが「米国への従属状態からの脱却」を訴えました。

 甲斐氏は、木曜の午前10時半という時間に抗議行動を行っている理由について、「隔週木曜日の午前11時から、ニュー山王米軍センターで日米合同委員会が行われている」からだと述べ、次のように語りました。

 「戦後79年経ちながらも、いまだにこの国、日本は、アメリカの『属国』、『植民地』の状態というのは、もちろん、ご近隣の皆さま方もわかっているとは思います。

 その『属国』政治、『植民地』支配の象徴が、このニュー山王米軍センターで行われております日米合同委員会です。(中略)

 米国に抗議するというのは、日本人にとって、ある種タブーな面があるのかもしれませんけれども、このタブーを打ち破らない限り、私たち日本国民に真の幸せは来ないと思っております。

 前回も申し上げました。いろいろな思想の方が、本日いらっしゃいます。右翼の方や左翼の方、政治的思想の違いは、いったん横に置いて、この『対米従属』の象徴である日米合同委員会を打ち破っていこうということで、政治的思想ではなく、人間同士の付き合いで、この日米合同委員会の廃止を求める抗議街宣を行おうと、そのように私は日々拡散しております。(後略)」。

 抗議街宣の途中、甲斐氏と川口氏は、数名の報道陣とともに、ラウル氏へ送った要求文への返答をもらうため、数人の警察官に囲まれながら、ニュー山王米軍センター前に向かいました。

 甲斐氏ら一行がセンター前のスペースに近づくと、構内から警備員が現れました。甲斐氏は警備員に向かって、次のように話しかけました。

甲斐氏「以前お会いしました。(配達証明書を提示しつつ)前回、ジョージB.ラウル4世、(要求文を)受け取ってくれましたので、もし、よろしければ…」

警備員「今回も、申し訳ありません、私たちは受け取れませんので」

甲斐氏「ええ?」

警備員「今回も、受け取れませんので」

 甲斐氏は、受け取れない理由を警備員にたずねましたが、「私からはコメントできません」と返されました。

 甲斐氏が「じゃあ、コメントできる米軍の方を連れてきてください」と要求するも、事態は変わりませんでした。正当な理由もない、一方的な面会拒否でした。

 ホテル前から街宣の場所に戻った甲斐氏は、面会を拒否されたことについて、参加者たちに報告し、次のように訴えました。

 「日本側の必要以上の忖度がこの秘密会議を上塗りして、あのような方の、門前の(警備員)の方の対応にもなってくるのかなと思います。

 次は、またニュー山王ホテルでやるかもしれませんし、外務省にも一度は必ず行かなければいけないと思っております。

 その際は、皆さま方、ぜひともご参集のほど、よろしくお願いします。ありがとうございます」。

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※甲斐まさやす氏「戦後79年経ちながらも、いまだにこの国は米国の『属国』、『植民地』の状態!『対米従属』の象徴である日米合同委員会を打ち破らない限り、日本国民に真の幸せは来ない!」~3.28 ニュー山王米軍センター前「日米合同委員会廃止」抗議街宣
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522376

■3月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、ウクライナ紛争長期化の理由について、2024年1月22日収録の「岩上安身による評論家・塩原俊彦氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! 塩原俊彦氏のインタビューを、期間限定で特別公開!

 IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて『岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 3月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、2月に引き続き、今年1月22日に収録した「岩上安身によるロシア・ウクライナ研究の第一人者である評論家、元日本経済新聞記者・元朝日新聞モスクワ特派員・元高知大学大学院准教授・塩原俊彦氏インタビュー」です。

 元新聞記者で、モスクワ特派員を務めた経験を持つ、評論家の塩原俊彦氏は、ロシア・ウクライナ研究の第一人者でありながら、マスメディアに登場することがほぼ皆無です。

 2014年のユーロマイダン・クーデターの時も、その前からもウクライナ国内外の動きをウォッチし続けた塩原氏が、その間に著したウクライナ問題の研究書は『ウクライナ2.0 -地政学・通貨・ロビイスト』(2015年)、『「ウクライナ・ゲート」: 危機の本質』(2014年)、『ウクライナ・ゲート――「ネオコン」の情報操作と野望』(2014年)など多数あります。

 さらに、ロシアによるウクライナ侵攻で始まった、2022年には、『プーチン3.0 殺戮と破壊への衝動~ウクライナ戦争はなぜ勃発したか』、『ウクライナ3.0 米国・NATOの代理戦争の裏側』、『復讐としてのウクライナ戦争~戦争の政治哲学:それぞれの正義と復讐・報復・制裁』(いずれも社会評論社、2022年)と、3冊のウクライナ研究書籍を出し、翌年の2023年にも『ウクライナ戦争をどうみるか~「情報リテラシー」の視点から読み解くロシア・ウクライナの実態』(花伝社、2023年)を上梓した塩原氏は、間違いなくこのウクライナ紛争についての研究者として、第一人者の1人です。

 ところが、ウクライナ紛争の2年あまりの間、専門家としてコメントを求めることも含め、問い合わせをしてきたジャーナリストは、わずか2人だとのこと。その1人が岩上安身です。

 2年以上も続くウクライナとロシアの戦いは、実質的には、米国を中心とした西側諸国とロシアとの戦いです。現在のウクライナには、訓練された適正年齢の男性兵士はほとんどおらず、敗色が濃くなっているにもかかわらず、米国の指示を仰ぐゼレンスキー大統領は忠実に「代理戦争」の続行を進めようとしています。いつ、どのようになったら終止符が打たれるのでしょうか?

 「バイデン大統領は、少なくともこの半年は、戦争を止めないはずです」。

 塩原氏は、インタビューの後半でこう語りました。

 「11月5日の米大統領選挙の直前、バイデン大統領がウクライナに和平協定を結ばせて、自分の選挙へのプラス効果を狙う可能性はあるが、近いうちの和平はない」と、塩原氏は予想します。

 戦いが長引けば長引くほど、米国の軍事産業は利益を得て潤います。それゆえ、軍事産業から支持されているバイデン大統領は、ウクライナへの軍事支援を「賢明な投資」と言ってはばからないのです。

 また、ウクライナが負けた状態で休戦に進むと、ゼレンスキー大統領は自分の権力を維持できないので、国内向けの大義名分がなければ、和平は言い出せません。プーチン大統領は、それらをよくわかった上で、相手の出方をうかがっていると、塩原氏はいうのです。

 岩上安身が、「このウクライナ・モデルを、東アジアでやろう、という話になったら…。それは米中戦争の『代理戦争』を、台湾と日本を(ウクライナのように)使ってやるという話ですね?」と尋ねると、塩原氏は頷き、「アメリカが、こんな酷い国なんだって、きちんと日本の人にもわかってほしい」と語気を強め、次のように続けました。

 「アメリカの言う『民主主義』は、一部のエスタブリッシュメント(支配階級)が、マスメディアを使って、無知な連中を操作している。必要不可欠なのは無知蒙昧(な国民)で、選挙に行かないと、もっと(都合が)いいと。利己的な、どうしようもない民主主義。こんなものはいらないという意味で、『民主主義なんか、ぶっ飛ばせ』と私は言いたい」。

 その上で塩原氏は、「少なくとも選挙の時は、私たちは一国民として、地球市民として、誰に投票したらいいのか考えることが重要です。ルソーが言った、公民を前提とする民主主義。あり得るべき民主主義が、そこで、はじめて機能するんです」と言葉を重ねました。

 以下、3月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第637号の目次)
◆パペットのはずだったのに相当な力を手にしたゼレンスキー! 戒厳令下でウクライナ大統領選挙は延期、ずっと権力の座に居続けてファッショ化の危険も!?
◆「ウクライナ支援はアメリカ国内投資」だとするバイデン大統領。民主主義の団結を謳うマスコミ。だが、ウクライナ支援の本質は、ウクライナへの「投資」ではなく、自国米国の「軍産複合体への投資」である!
◆ウクライナ研究書籍を2022年だけで3冊も出している塩原氏に問い合わせてきたジャーナリストはわずか2人!? そのうち1人が岩上安身!「日本のマスメディアは本当に不勉強なんです」

(第638号の目次)
◆米国にとってウクライナ支援は「賢明な投資」と謳うバイデン大統領! 自国民は傷つかない「代理戦争」で、古い武器や弾薬の在庫処分セールもできる!
◆米国社会は内戦寸前!? バイデンVSトランプの大統領選を控えて高まる緊張! 自分の支持政党も口に出せない異様な空気に!

(第639号の目次)
◆キリスト教福音派の支持を固めて、返り咲きを狙うトランプ前大統領。その選挙公約は「ウクライナ即時撤退」に「NATO脱退」!?
◆ゼレンスキー大統領にはウクライナ国内向けに「ロシアとの戦いをやめる理由」が必要! 単なる「和平」では彼自身の権力は失速する!
◆ウクライナでの「代理戦争」を考案した米シンクタンク研究者が「もう無理」と言い出した! だが、選挙モードに入ったバイデン大統領は止める気なし!

(第640号の目次)
◆自国で資源を賄えない日本は、これからも米国に媚を売り続けるしかないのか?「米国がとんでもない国だと知る人たちが、もっと増えてほしいんです」
◆ロシアがウクライナを核攻撃しても西側諸国は手を出せないのが現実!「やり返したら第三次世界大戦になる。欧米ができるのはロシア批判だけ」

 岩上安身によるロシア・ウクライナ研究の第一人者である評論家、元日本経済新聞記者・元朝日新聞モスクワ特派員・元高知大学大学院准教授・塩原俊彦氏インタビューの動画は、以下のURLから御覧ください。期間限定で特別公開しています。

※「クリミア半島が奪われることになれば100%と言っていいぐらい戦術核を使う可能性が高まる! これは確実です!」~岩上安身によるインタビュー第1143回 ゲスト 評論家・塩原俊彦氏 2024.1.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521179

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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