日刊IWJガイド・非会員版「イランのパイプラインを爆破する『テロ』! イスラエルのメディアまで自国の犯行を疑う! イスラエルが『不処罰』なのは米国の庇護のせい!」2024.2.22号~No.4156


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~イスラエルによるイランへの一方的な攻撃が激化! イランの主要パイプラインをイスラエルが破壊! これはまぎれもない大規模「テロ」! これまでに類例のない市民生活への直接的な打撃!! イスラエルの非道だけが許されるのは、米国の庇護のせい! IWJは中国のパイプラインへの攻撃の可能性について、米国の軍事戦略家のトーマス・ハメス博士に直接取材!「パイプラインなど爆撃すればいい」と驚くべき回答! ロシア・イランでのパイプラインの破壊は、中国でも起こる可能性がある! そんな戦争に日本は巻き込まれていいのか!?

■2月は19日までに、72件、119万1903円のご寄付をいただきました。この金額は目標額の400万円の30%にとどまります! あと8日で70%、280万8097円必要です! この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! ブラジルのルラ大統領がイスラエルによるガザ侵攻をナチス・ドイツによるホロコーストに例えて非難!】イスラエル外相はルラ大統領を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と表明! ブラジル外相は駐イスラエル大使を召喚!「笑いながらのジェノサイド」を全世界に公開するシオニスト・イスラエルは、ナチスのホロコースト以上の邪悪さではないのか!?(『ロイター』、2024年2月19日)

■【第2弾! 松本人志氏がついに『週刊文春』を提訴!「芸能活動に致命的な負の影響」を与えたとして、損害賠償5億5000万円を要求!】その訴状を『週刊文春』が本日発売号で公開し、中身のお粗末さを手厳しく批判!

■<号外を出しました>「元米国防副次官スティーブン・ブライエン氏が、ウクライナ紛争の天王山の戦いともいうべき、アウディーイウカの陥落というウクライナ軍の壊滅的敗走を受けて、ゼレンスキー政権の失脚を予測し、『ワシントンの政策の中心的要素のほとんどは、失敗した』と指摘!」を昨日出しました!
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■はじめに~イスラエルによるイランへの一方的な攻撃が激化! イランの主要パイプラインをイスラエルが破壊! これはまぎれもない大規模「テロ」! これまでに類例のない市民生活への直接的な打撃!! イスラエルの非道だけが許されるのは、米国の庇護のせい! IWJは中国のパイプラインへの攻撃の可能性について、米国の軍事戦略家のトーマス・ハメス博士に直接取材!「パイプラインなど爆撃すればいい」と驚くべき回答! ロシア・イランでのパイプラインの破壊は、中国でも起こる可能性がある! そんな戦争に日本は巻き込まれていいのか!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 2023年10月7日から始まったイスラエルのガザ攻撃で、しきりに西側メディアで「最も懸念されている」と喧伝されているのが、「イランの参戦」です。

 イラン自身は決して望んでいないにもかかわらず、「イランが参戦してくる」と大騒ぎされ、現実には、その反対に、イランに対してイスラエルが日々、攻撃をかけているのが事実です。

 要するに、イスラエルと米国は、戦場にイランを引っ張り出そうとしているのです。

 この挑発と、現実とは正反対の西側のプロパガンダは、ロシアに対して行われた戦略のコピーそのものです。米国と、事実上、一体化したパートナーであるイスラエルは絶対に処罰を受けず、米国に服従しない国家は、理不尽な言いがかりをつけられて、徹底的に破壊されるのです。

 米国の軍事支援を受けたイスラエルによって、イランがその挑発に耐えられなくなり、反撃に出た時には、米国も「有志国」をかき集めた上で対イラン戦に参戦する可能性があります。

 そうなれば、米軍の攻撃によって多くの犠牲者を当事国に出るだけでなく、ホルムズ海峡の封鎖も予想され、中東から輸入される石油に依存している日本も、壊滅的な打撃をこうむることでしょう。人命の犠牲という点でも、経済危機という観点でも、イスラエルと米国による対イラン戦争は、起こってはならない危険な戦争なのです。

 しかし、対イラン戦争を懸念し、平和を望む多くの市民の素朴な心情は、大手メディアによって意識的・無意識的に「操作」をされ続けています。

 大手メディアの報道の基準は、米国とイスラエルの戦略を検証することなしに肯定するところから始まっており、米国とイスラエルと同じ視点に立って、「イランの参戦が懸念される」とテンプレート通りに、報じ続けることで、情報操作を行い続けているのです。

 これは、ロシアとウクライナの対立構図に関するプロパガンダと、まったく同じです。今、攻撃しているのはイスラエルで、攻撃されているのはイランなのに、「イランが参戦を企んでいる」「イラン=悪党」という一方的なプロパガンダが、流布されています。

 ロシアとウクライナに関しても、同様のことが起こりました。

 ウクライナ政府によるロシア系住民への、8年間にわたる組織的な差別、迫害、殺戮を、西側政府と西側メディアは徹底的に無視しておいて、その挑発にロシアが耐えられなくなり、2022年2月24日に武力介入した時から、「ロシア=悪、ウクライナ=善」というマニ教的二元論の構図が喧伝されてきました。それ以前のウクライナによる8年間にわたるジェノサイドは、いまだに米欧日では、「なかったこと」にされ、西側メディアもトボけつづけています。

 こうした、「イラン参戦」を望む勢力は、イスラエルはもとより、米国内にも存在します。

 たとえば、ネオコン寄りの『フォーリン・ポリシー』の2023年10月9日付の記事に典型的に現れているように、欧州と米国は、イスラエルがパレスチナへのジェノサイドを完遂するために、イランが邪魔をしないよう、イランを叩き、そのイランをバックアップするかもしれないロシアをも叩こうとしてきたことがよくわかります。

 「欧州当局者や専門家は、ロシアがハマスのイスラエル攻撃を巡る混乱を利用して、クレムリンをパレスチナ武装勢力と同盟を結んでいるイランにさらに近づける可能性があると懸念している。(中略)

 ある欧州外交官は、匿名を条件に『EUがパレスチナとその支配勢力に関するいかなる幻想も捨てることを望む』と述べた。欧州外交官はテヘランとロシアの関係について特に懸念を表明した。(中略)

 『ウォール・ストリート・ジャーナル』は日曜日(2023年10月8日)、イランがハマスの攻撃準備を支援し、1週間前に攻撃にゴーサインを出したと報じた。イランの従来の地上戦は、過去10年間で飛躍的に向上した。

 ハドソン研究所の専門家マイケル・ドーラン氏はフォーリン・ポリシーに対し、中東各地でテヘランの戦闘準備の整った代理組織の構築を支援してきたイスラム革命防衛隊の特殊部隊であるイランのコッズ部隊がハマスの戦術的洞察力の向上を支援したと語った」。

 ウクライナ紛争は、ロシアを釘付けにして動けなくするよう、画策されてきたのであり、イラン叩きも、あわせて、イスラエルによるパレスチナ人の絶滅と、全土の完全征服を狙っての周到な計画であり、関連しているのだ、ということを、ネオコン・メディア自ら「告白」しているようなものです。

※What Will Russia Do With Gaza Chaos?(フォーリン・ポリシー、2023年10月9日)
https://foreignpolicy.com/2023/10/09/russia-gaza-chaos-israel-ukraine-pentagon/

 昨年10月7日から始めたイスラエルのガザ地区への一斉攻撃について、IWJは、ネタニヤフ首相がイランを戦争へと引きずり出し、米国を関与させることで、イラン対イスラエル+米国の戦争の構図を作ろうとしている点を、10月13日という早い時期に、批判的に報じています。

※はじめに~だれが戦争をしたがっているのか? 中東でも米国とイランの代理戦争の構図を作りたがっている勢力が米国内とイスラエルに存在する! 日本の大手メディアは、ハマス極悪非道のプロパガンダ一色!(日刊IWJガイド、2023年10月13日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231013#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52837#idx-1

 このように、「イラン参戦が懸念されている」という危機感を煽るようなテンプレートは、「ロシアがウクライナだけでなく欧州すべてを侵略し、帝国を築く腹づくりである」というテンプレートと同じく、米国とイスラエルにとって、実のところ、「ロシア参戦待望論」が本音だったように、「イラン参戦待望論」が本音なのです。

 16日付『ニューヨーク・タイムズ』は、イランの「強いられた参戦」の引き金になりかねない、イスラエル軍によるイランの天然ガスパイプラインへのテロ攻撃を次のように報じています。

 「イスラエルは今週(2月第3週)、イラン国内の2つの主要な天然ガスパイプラインを秘密裏に攻撃し、数百万人が住む地方への暖房と調理用ガスの流れを中断させたと、2人の西側当局者とイラン革命防衛隊所属の軍事戦略家が語った。

 今回の攻撃は、イスラエルとイランが長年にわたって空、陸、海、そしてサイバー攻撃によって繰り広げてきた影の戦争における顕著な変化を表している。

 イスラエルは長い間、イラン国内の軍事施設や核施設を標的にし、イランの核科学者や司令官を国の内外で暗殺してきた。イスラエルはまた、石油省のサーバーを使用不能にするサイバー攻撃を仕掛け、全国のガソリンスタンドを混乱に陥れた。

 しかし、産業、工場、そして何百万人もの市民が利用する国のエネルギー・インフラの一部を爆破することは、秘密戦争のエスカレーションを意味し、新たなフロンティアを切り開くように見える、と当局者やアナリストは語った。

 『敵の計画は、わが国のいくつかの主要都市と州への冬のガスの流れを完全に途絶えさせることだった』と、イランの石油相ジャヴァド・オウジ氏は金曜日にイランのメディアに語った。

 オウジ石油相は以前、今回の爆発を『破壊工作とテロ攻撃』と呼んでいたが、イスラエルやその他の犯人を公に非難することはしなかった。しかし、攻撃の目的はイランのエネルギー・インフラにダメージを与え、国内の不満をかき立てることだと述べた」。

※Israel Was Behind Attacks on Major Gas Pipelines in Iran, Officials Say(ニューヨーク・タイムズ、2024年2月16日)
https://www.nytimes.com/2024/02/16/world/middleeast/iran-israel-attacks-gas-pipelines.html

 16日付『ニューヨーク・タイムズ』は、「秘密戦争(the covert war)のエスカレーション」という言葉を用いていますが、これは正確には「秘密にされていた戦争の公然化、その攻撃の質と規模のエスカレーション」と言い直すべきでしょう。

 イスラエルは、イランへのテロ攻撃をこれまでも行ってきましたが、それをもはや隠そうともせず、おおっぴらに、そして市民生活へのテロ攻撃という質的変化と、与える被害の大きさという量的変化の両方をともなうエスカレートに踏みきった、ということです。ちょうど、ガザのパレスチナ人に対するジェノサイドの公然化、激化と同じように。

 もちろん、こんな攻撃は、ガザでのジェノサイド同様に、国際法違反です。『ニューヨーク・タイムズ』の記事も、この攻撃はイスラエルが行ったこと、そして、攻撃の質が、これまでの軍事施設や核施設を標的にしたものと違って、市民が利用する国のエネルギー・インフラを標的にした点で、イスラエルの攻撃がエスカレートしている点を指摘しています。

 このパイプラインへのテロ攻撃事件を、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)に所属する通信社『タスニム通信』は、14日付で次のように伝えています。

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■2月は19日までに、72件、119万1903円のご寄付をいただきました。この金額は目標額の400万円の30%にとどまります! あと8日で70%、280万8097円必要です! この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 1月は31日間で、154件、192万5400円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました! これは、月間目標額の48%に相当します。

 11月、12月、1月と、3ヶ月連続で目標金額に到達していません。この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません!

 今年こそ、この2月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 2月は、19日までの19日間で、72件、119万1903円、目標額の30%のご寄付をいただきました。ご寄付くださった皆さま、ありがとうございます!

 しかし、10日間で30%というペースはきわめて厳しく、2月の月末までの残り8日で、あと70%、280万8907円が必要です!!

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。

 第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。また、現在、事務所の規模などをダウンサイズすべく、物件探しをしたりしているところです。

※「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!(日刊IWJガイド、2024.2.12号)
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非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53200#idx-3

 今期は、できれば赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

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 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
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口座番号 2043789
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城南信用金庫
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店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
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店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.2.22 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「緊急院内集会『憲法審査会は、今!』―登壇:浅倉むつ子氏(早稲田大学名誉教授)、高田健氏(許すな!憲法改悪・市民連絡会共同代表)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「九条の会」「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」共催の院内集会を中継します。これまでIWJが報じてきた憲法改正関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3

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◆中継番組表◆

**2024.2.23 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「新型コロナワクチンの予防接種台帳は永久保存するべきではないか?」IWJ記者の質問に対し「長期保存について、今まさに審議会で議論しており、必要な検討は行っていく」と武見大臣~2.20 武見敬三厚生労働大臣閣議後記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521711

立憲民主の政治改革法案は「ダントツ」と評価! 次回選挙の争点として妥協しないことを要請!~戦争をさせない1000人委員会・立憲フォーラム2.19院内集会 ―講演:古賀茂明氏(元経産官僚)「天が与えた最後のチャンスに立憲勢力はどう応えるのか」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521703

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! ブラジルのルラ大統領がイスラエルによるガザ侵攻をナチス・ドイツによるホロコーストに例えて非難!】イスラエル外相はルラ大統領を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と表明! ブラジル外相は駐イスラエル大使を召喚!「笑いながらのジェノサイド」を全世界に公開するシオニスト・イスラエルは、ナチスのホロコースト以上の邪悪さではないのか!?(『ロイター』、2024年2月19日)

 ブラジルのルラ(ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ)大統領が、2月18日に訪問先のエチオピアで、イスラエルによるガザ侵攻を、ナチス・ドイツによるホロコーストに例えて非難しました。

 2月19日付け『ロイター』は、「ルラ氏はアフリカ連合の会議で『ガザでパレスチナの人々に起きている状況は歴史上、他に類似の事例がない。いや、ヒトラーがユダヤ人殺害を決定した時が類似している』と記者団に述べた」と報じています。

 この『ロイター』の記事によると、これに反発したイスラエルのネタニヤフ首相は、「ホロコーストを矮小化し、ユダヤ人とイスラエルの自衛権を攻撃しようとする試みだ」「イスラエルをナチスやヒトラーと比較するのはレッドライン(越えてはならない一線)を越えることだ」と、声明で述べたとのことです。

※ブラジル大統領にイスラエル激怒、ガザ戦闘をホロコーストと比較(ロイター、2024年2月19日)
https://jp.reuters.com/world/mideast/REGVXJSQYFOU3HXKTJT432JVIU-2024-02-19/

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■【第2弾! 松本人志氏がついに『週刊文春』を提訴!「芸能活動に致命的な負の影響」を与えたとして、損害賠償5億5000万円を要求!】その訴状を『週刊文春』が本日発売号で公開し、中身のお粗末さを手厳しく批判!

 『週刊文春』が21日、電子版で、松本人志氏による「5.5億円訴状」の一部を公開しました。訴状は、2月15日、東京地方裁判所から週刊文春編集部に送られてきたもので、全13ページだということです。

 岩上安身は、その訴状の実物コピーの写真入りのツイートを、昨日のうちに『X』に投稿しました。

※岩上安身@iwakamiyasumi(午後6:55・2024年2月21日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1760241743176610215

 公開された訴状には「令和6年1月22日」の日付と、「原告訴訟代理人 弁護士 田代政弘」、「原告 松本人志」、「被告 株式会社文藝春秋 代表取締役 飯窪成幸」などの文字が確認できます。

※松本人志「5.5億円訴状」を公開する《「無罪請負人」弘中弁護士、伊藤詩織さんの代理人が解説》(週刊文春電子版、2024年2月24日)
https://bunshun.jp/articles/-/69097?page=2

 『週刊文春』編集部によると、松本氏側は「昨年12月27日発売号の『松本人志と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」』と題した記事によって名誉を毀損されたと主張」しており、5億5000万円の損害賠償と、謝罪広告の掲載を求めています。

※《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松本人志(60)と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」(週刊文春電子版、2023年12月26日)
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b7696?page=1

 2月24日付『週刊文春電子版』に公開されている訴状の一部には以下のような記述が確認できます。

 「1 被告らは、原告に対し、連帯して金550,000,000円及びこれに対する令和5年12月26日から支払済みまで年3分の割合による金員を支払え。

2 被告株式会社文芸春秋社は、原告に対し、別紙1記載の謝罪広告を同別紙1記載の掲載要項の条件により被告株式会社文藝春秋が発行する週刊文春に(1回掲載せよ)」。

 『週刊文春』編集部によると、松本氏側が訴えた名誉毀損のポイントは3つあります。

1)記事中に登場するA子さんの発言部分やそれに関連する記述から、「一般読者に対し、原告が、明らかにA子の意思に反して、「無理やり」性的行為に及んだとの事実を認識させるものである」こと。

2)記事中に登場するB子さんの発言部分や関連記述から、「一般読者に対し、原告が、B子が『必死に抵抗』していたにもかかわらず、性的行為に及んだとの事実を認識させるものである」こと。

3)週刊文春記者が、松本氏に直撃取材を行った際、「記者質問部分は、一般読者に対し、原告が、女性に対し、不倫に属する『行為を強制』したとの事実を認識させるものである」こと。

 『週刊文春』編集部によると、松本氏側は「『性的行為を強要した』というレッテルが貼られてしまえば、芸能活動を行う原告の社会的評価を著しく低下させる」ものであり、「ましてや、それが複数の女性に対し行われていたかの如き記述は、原告の芸能活動に致命的な負の影響を与えることにより、社会的評価を低下させることは言うまでもなく、原告の名誉を毀損するものであることは明らかである」と訴えています。

 松本氏側は、「本件記事は、原告がA子及びB子に対し性的行為を強要したという客観的証拠は存在しない」として、『週刊文春』の当該記事は「極めて杜撰な取材活動に基づくものである」と訴えています。

 『週刊文春』編集部は、松本氏側の訴えに対し、「当然ながら小誌は〈客観的証拠〉を吟味し、〈杜撰〉ではなく慎重に慎重を期した上で、報道に踏み切っている」と、取材の経緯をなんと3年8ヶ月前の2020年7月に遡って明らかにしています。

 『週刊文春』編集部の取材に対し、“無罪請負人”の異名をもつ弘中惇一郎弁護士は、「通常、訴状には何が事実で、何が虚偽なのかを書くものですが、この訴状にはそれが一切書かれていない。(松本氏が)女性たちと性的関係に至ったのかどうかも説明しておらず、強い違和感を覚えます」と述べています。

 弘中弁護士は、凄腕の人権派弁護士として知られ、かつて『週刊文春』を訴える側についたこともある弁護士です。

 また、松本氏側が求めた5億5000万円という巨額の慰謝料請求については、弘中弁護士は「あり得ない金額」「桁を間違えているんじゃないでしょうか」と述べ、伊藤詩織さんの代理人を務めた佃克彦弁護士も「過大」であり、「たとえ松本氏側が勝訴したとしても、(慰謝料請求が)認められる確率はゼロパーセントです」と述べています。

★松本人志氏の「5.5億円訴状」では、名誉毀損の3つのポイントからみて、「同意の有無」が問題になっています。松本氏側としては「女性は性行為に同意していたはずである」という前提があるように読み取れます。

 「強姦罪」は、かつては女性に不利で、成立が厳しかったのですが(野外で強姦しても、女性のお尻の下にハンカチ一枚敷いてあれば和姦になると、まことしやかに言われていたことすらありました)、今は「不同意性交罪」となり、被害女性に有利になったとされています。

 同意なく、無理やり性交に至れば、デートに同意していても、交際があったとしても、不同意性交罪は成り立ちます。

 「松本人志の勝ち目はゼロ」という声もあるほど、松本氏にとって不利な裁判になるという見立てが多く見られます。

※松本人志「勝ち目ゼロの裁判」ついに始動。「筆舌に尽くしがたい精神的損害」に“お前が言うな”の総ツッコミ、松本信者の勘違いだけが加速中(MAG2NEWS、2024年2月16日)
https://www.mag2.com/p/news/593141

 「小誌は今後も巨額訴訟に臆することなく、女性たちの声を報じていく」との決意を掲げる週刊文春編集部によると、第1回口頭弁論の期日は3月28日の午後2時30分からです。(IWJ)

■<号外を出しました>「元米国防副次官スティーブン・ブライエン氏が、ウクライナ紛争の天王山の戦いともいうべき、アウディーイウカの陥落というウクライナ軍の壊滅的敗走を受けて、ゼレンスキー政権の失脚を予測し、『ワシントンの政策の中心的要素のほとんどは、失敗した』と指摘!」を昨日出しました!

 ウクライナ紛争における「天王山の戦い」ともいうべきアウディーイウカ攻防戦のロシア軍の勝利の報を受けて、元米国防副次官スティーブン・ブライエン氏が、米政府が目指していたプーチン政権の転覆ではなく、ゼレンスキー政権の交代が訪れるであろうという予測を、2024年2月20日に、公開しました。

 ブライエン氏の論考は「政権交代が訪れる…キエフに」と題されています。

※REGIME CHANGE IS COMING …TO KIEV(Weapons and Strategy、Substuck、2024年2月20日)
https://weapons.substack.com/p/regime-change-is-coming-to-kiev

 ブライエン氏は、ウクライナ軍内部の怒りに注目し、軍は「おそらくザルジニーを選ぶ」だろうと予測しています(※IWJ注1)。

(※IWJ注1)実際には、シルスキーへの交代にあたって、ザルジニーとゼレンスキーは、笑顔で報道陣の前に姿を見せて、交代劇を円満に行い、ザルジニーは不満気な様子を見せなかった。
 ウクライナの指導部の中に分裂はないことを、世界中のメディアの前でショーアップして見せたので、このブライアンの論考は外れたように見える。
 しかし、短期的には円満に交代が行われたとしても、軍内のザルジニー支持者側が不満を募らせてはいない、という保証はない。
 この後、戒厳令を理由として大統領選が行われず、戦況が悪化の一途を辿ると、どこかの時点で、軍内部から、ザルジニーを担いで、クーデターを引き起こそうとする試みが出てくる可能性はゼロとは言えない。
・ゼレンスキー氏「賭けの解任」…後任は「旧ソ連型思考」の将軍、兵の犠牲顧みない作戦多く士気低下の恐れ(読売新聞、2024年2月10日)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240210-OYT1T50021/

 IWJも『日刊IWJガイド』21日号で、ミュンヘン安全保障会議の真っ只中にアウディーイウカが陥落したこと、ゼレンスキー大統領が英国に続いて、独仏との二国間安全保障条約を締結したことで、NATOの集団安全保障の原則が空洞化したことの意味などについて報じました。

 IWJは、アウディーイウカに増援部隊として派遣された第3独立強襲旅団の副司令官マクシム・ゾリン氏はマリウポリで戦っていたアゾフ大隊の幹部だと報告しましたが、ブライエン氏も第3独立強襲旅団が、アゾフ大隊を再編したものだと説明しています。

※はじめに~ウクライナは英独仏3ヶ国と2国間安全保障協定に署名! NATOの集団安全保障の原則が空洞化!!(日刊IWJガイド、2024.2.21号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240221#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53231#idx-1

※NATO国防相会合でストルテンベルグ事務総長は100万機のドローンの提供を約束! 有志国連合ならぬ無人機連合! しかし米・バイデン政権は、600億ドルのウクライナ支援法案を議会に反対され、オースティン米国防長官はNATO国防相会合とミュンヘン安全保障会議を病欠! 次期米大統領とも目されるトランプ前大統領は「金を出さないNATO諸国はロシアから守らない」と発言! 欧州と米国の間にも亀裂! しかもミュンヘン安保会議の真っ最中に、アウディーイウカ陥落が報じられ、ゼレンスキー大統領は「敗退の原因は武器不足」だと、西側諸国に責任転嫁して非難!(日刊IWJガイド、2024.2.21号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240221#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53231#idx-2

 ブライエン氏は、「ワシントンの政策の中心的要素のほとんどは、失敗した」と論じています。

 ウクライナ紛争の実相は、ウクライナを「代理戦争」の「道具」とした、米国による「ロシア弱体化」の戦略です。そのために、米国の中心であるワシントンが練り上げた謀略は、ことごとく失敗に終わった、と元米国防副次官であるスティーブ・ブライエン氏は言い切るのです。

 米政府で脈々と受け継がれてきた、「ロシアの弱体化」と「プーチン政権の転覆」を目指す戦略は、たしかにブライエン氏のいう通り、現時点では失敗に終わったように見えます。

 ロシア国民の多くが、ウクライナ紛争は西側から仕掛けてきた攻撃だと理解するようになり、プーチン政権を支持する国民が多数を占めるようになったこと、対露制裁によって、ロシア経済が弱体化するどころか、ルーブルが安定し、逆にGDPが成長したこと、BRICSを中心とする「グローバル・マジョリティ」との連帯の深まりなどを見る限り、やはり、ことごとく米国の仕掛けは失敗しているようにみえます。

 スティーブ・ブライアン氏のレポートは、日本のマスメディアを含めて、西側のマスメディアが、仔細を報じない、アウディーイウカ攻防戦での、ウクライナ軍の壊滅的敗走の詳細を伝えています。

 その敗走した部隊の中には、再編成されたネオナチのアゾフ大隊の面々も加わっていました。日本のマスメディアがこぞって、「アゾフはネオナチではない。愛国者だ」などと偽りのプロパガンダを流してきたことを思い出さないわけにはいきません。

 詳しくはどうぞ、昨夜お送りした号外をお読みください。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240222

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