日刊IWJガイド・非会員版「パレスチナ紛争が中東全域へ拡大!? 日本企業のタンカーにドローン攻撃! オイルショックの可能性が再浮上! 米軍は4方面で戦えるか!?」2023.12.26号~No.4106


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~パレスチナ紛争がついに中東全域へ拡大か!? 日本企業所有のタンカーにドローンによる自爆攻撃! イラン革命防衛隊の副調整官がジブラルタル海峡の閉鎖に言及! 日本にオイルショックの可能性が再び浮上! 米軍は4方面で戦えるのか!?

■<号外を出しました!>【IWJ号外】「ブラッディ・クリスマス!『ハマスはナチス』と主張して、大量虐殺を続けるネタニヤフ政権と、その蛮行を支援する米バイデン政権に対し、ホロコーストと反ユダヤ主義の研究者ら16人が『誤りだ』と指摘!」

■2023末最後のお願いです! マスメディアが真実を伝えず、プロパガンダたれ流しの現代にあっても、事実にもとづいた真実を、IWJは市民の皆さまに伝え続けます! その活動を続けるのは、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! 仕事納めまであと3日を残すのみです! 緊急のお願いです! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 2方面の戦争が可能な戦力維持が国家戦略のはずの米国が、ウクライナとイスラエルへの軍事支援、対中国に対する戦争準備に加えて、イラン、そしてイスラム教シーア派が力を持つイエメンとも戦争か!?】5方面での戦争は、米国の戦力・国力の限界を突破している!(『日経新聞』2023年12月22日ほか)

■<IWJ取材報告>「『日米安保のために、沖縄の子供たちは犠牲になって』とおっしゃったんですよね? 今、沖縄の子供たちを切り捨てましたよね?」~12.11 #コドソラによる「普天間の子どもたちが安心安全に学び遊べる学校環境を!」要請書提出及び政府交渉
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■はじめに~パレスチナ紛争がついに中東全域へ拡大か!? 日本企業所有のタンカーにドローンによる自爆攻撃! イラン革命防衛隊の副調整官がジブラルタル海峡の閉鎖に言及! 日本にオイルショックの可能性が再び浮上! 米軍は4方面で戦えるのか!?

 23日午前10時(現地時間、GMT0600)、日本企業所有の化学製品を運搬するタンカー「MVケム・プルートー(MV Chem Pluto)」が、インド沿岸から約200カイリ(約370キロ)離れたインド洋上で自爆ドローンの攻撃を受けました。ドローン攻撃はイランによるものとされています。

※日本企業所有タンカーにドローン攻撃 米国防総省「イランから発射」(朝日新聞、2023年12月24日)
https://digital.asahi.com/articles/ASRDS4FXHRDSUHBI00B.html

 このタンカーは、リベリア船籍(リベリア国旗を掲げて航行)で、オランダ企業が運航し、所有は日本企業でした。同タンカーはサウジアラビアからインドに向かっていました。

※US says it shot down four drones in southern Red Sea launched from Houthi-controlled areas in Yemen(ガーディアン、2023年12月24日)
https://www.theguardian.com/world/2023/dec/24/us-says-it-shot-down-four-drones-in-southern-red-sea-launched-from-houthi-controlled-areas-in-yemen

 23日付『ウォールストリート・ジャーナル』は、さらに詳しく、この船とイスラエルとの関係性を、次のように報じています。

 「この船は日本のリオ・ブリランテが所有し、イスラエルの海運王イダン・オーファーと関係のあるオランダのエース・クァンタム・ケミカル・タンカーズが管理している。リオ、エース・クァンタム、オーファーのスポークスマンはコメントの要請に応じなかった」。

 イランが実際にこのタンカーを攻撃したのであれば、何よりもイスラエルと関係があるタンカーであったことが攻撃の動機ではないかと思われます。

※U.S. Says Iran Drone Struck an Oil Tanker Near India(ウォールストリート・ジャーナル、2023年12月23日)
https://www.wsj.com/world/middle-east/u-s-says-iran-drone-struck-an-oil-tanker-near-india-db4a1233

 他方で、イラン革命防衛隊のモハマド・レザ・ナグディ調整官(階級は准将)が、23日に述べた発言を、西側メディアは一斉に報じていますが、報じられた発言内容に混乱があります。

 23日付『ウォールストリート・ジャーナル』や24日付『Yahoo news(テレグラフ)』は、次のように報じ、ナグディ調整官の発言が非常に深刻であることがわかります。

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■<号外を出しました!>【IWJ号外】「ブラッディ・クリスマス!『ハマスはナチス』と主張して、大量虐殺を続けるネタニヤフ政権と、その蛮行を支援する米バイデン政権に対し、ホロコーストと反ユダヤ主義の研究者ら16人が『誤りだ』と指摘!」

 12月23日にお届けした、【IWJ号外】で、シカゴ大学のジョン・J・ミアシャイマー教授が指摘していますが、米国やイスラエル、カナダ、英国、ドイツなどで、ホロコーストと反ユダヤ主義を研究する、16人の著名な学者らが連名で、11月20日付け『ザ・ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』誌に、「ホロコーストの記憶を悪用に関する公開書簡」を発表しました。

※【IWJ号外】イスラエルと米国の「7つの大罪」! ミアシャイマー教授が、イスラエルの指導者と支持者、米国・バイデン政権に対し「あなたたちには、良識はないのか?」と詰問! IWJと同じ指摘! 2023.12.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520539

 この公開書簡は、イスラエルのネタニヤフ首相や、米国のバイデン大統領をはじめ、イスラエルや米国の政治家が、ハマスをナチスに例え、10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃を、ホロコーストやポグロム(帝政ロシアでのユダヤ人迫害)に例えて非難したことを指摘した上で、「ホロコーストの記憶に訴えることは、今日ユダヤ人が直面している反ユダヤ主義に対する私たちの理解を曖昧にし、イスラエル・パレスチナにおける暴力の原因を、危険なまでに、誤って伝えている」として、政治家や学者によるそうした発言が、「知的・道徳的な誤りだ」と批判しています。

 昨日、この公開書簡の内容をくわしくお伝えした号外を出しました。ぜひ、お読みください。

■2023末最後のお願いです! マスメディアが真実を伝えず、プロパガンダたれ流しの現代にあっても、事実にもとづいた真実を、IWJは市民の皆さまに伝え続けます! その活動を続けるのは、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! 仕事納めまであと3日を残すのみです! 緊急のお願いです! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 12月末が近づいています。仕事納めの28日まで残すところ、本日26日を含めて、あと3日です!

 12月は22日までの22日間で、101件、168万9500円のご寄付をいただいています。ありがとうございます!

 これは、毎月の活動費の月間目標額400万円のまだ42%でしかありません。月末まで1週間を切った時点で、この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません。月間目標額の400万円に到達するためには、12月末までに、あと58%、231万500円が必要となります! 年末の休みがあり、仕事納めが28日であることを考えると、今週の水曜日までの3日間しか残されていません! このままですと、年が越せません!

 どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月を越すたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、は私、岩上安身1人の力で乗り越えることは不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 年末まであと3日、緊急の支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2023.12.26 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】10:40メド~「武見敬三 厚生労働大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 武見敬三厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a4%a7%e8%87%a3
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【IWJ・Ch5】18:15~「異議あり!『日本ウクライナ経済復興会議』12・26集会 ―登壇:鵜飼哲氏(一橋大学名誉教授)『ヨーロッパから見たウクライナ戦争』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきたウクライナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ukraine

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◆中継番組表◆

**2023.12.27 Wed.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

政府方針であるマイナンバーの利用拡大は、利用を限定的に認めた最高裁判決に反する! マイナ保険証の目的は公的医療保険の縮小!?~12.22 マイナ保険証の強制を許さない! 集会「今こそ、書かない番号! 持たないカード!」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520500

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■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 2方面の戦争が可能な戦力維持が国家戦略のはずの米国が、ウクライナとイスラエルへの軍事支援、対中国に対する戦争準備に加えて、イラン、そしてイスラム教シーア派が力を持つイエメンとも戦争か!?】5方面での戦争は、米国の戦力・国力の限界を突破している!(『日経新聞』2023年12月22日ほか)

 「はじめに」では、パレスチナでのイスラエルの一方的なジェノサイドが、中東全体での戦争に拡大する時、日本経済を始めとした世界経済に与える悲惨な影響の可能性をお伝えしました。可能性とはいえ、目前に迫るきわめて現実的な可能性です。明日にでも現実となってもおかしくありません。なぜなら、すでにパレスチナ域外で、対イスラエルの戦争が始まっているからです。

 イスラエルの残酷なジェノサイドに対するイスラム教国の怒りは沸点に達し、「はじめに」でお伝えしたように、中東各地でイスラエルとその支持勢力に対する攻撃が始まっています。それが、端的に現れた事件が、日本企業が所有するタンカー「MVケム・プルートー(MV Chem Pluto)」へのイランのドローン攻撃でした。

 これは、イランと、イランが支援する中東南部のイエメンのフーシ派(イランと同じシーア派の系統)が先駆けて、全面的に、パレスチナ紛争に介入しつつあるサインです。

 22日付『日経新聞』は、「紅海襲撃、世界の輸送能力2割減も インフレ再燃の恐れ」という記事を配信しました。

 この記事の中で、フーシ派の商船襲撃が、インフレを招く懸念があると次のように伝えています。

 「親イラン武装組織フーシによる商船の襲撃が相次ぎ、紅海やスエズ運河の通航を避ける動きが広がっている。すでに少なくとも120隻のコンテナ船が迂回路を選択し、世界の海上輸送能力は2割減少するとの見方も浮上している。企業からは配送の遅れによる供給網混乱や、コスト増による物価への影響を懸念する声が上がっている」。

※紅海襲撃、世界の輸送能力2割減も インフレ再燃の恐れ(日経新聞、2023年12月22日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2108D0R21C23A2000000/

 パレスチナ紛争の根本原因(イスラエルのシオニストによる100年かけての侵略・線量・植民地化)と、それが招く結果を、真剣に考えるべき時です。

 パレスチナで、イスラエルのシオニストが何をしてきたかは、少なくとも、1948年5月14日のイスラエル建国、即ち、パレスチナ人から見れば「ナクバ(大災厄)」というべき時からの歴史的スパンの中で考え、評価すべきことです。イスラエルの無法きわまりないパレスチナ占領やアパルトヘイト政策に言及することなく、目の前のハマスやフーシ派の攻撃だけを一方的に非難して、シオニスト・イスラエルの途方もない蛮行には軽く触れるのみ、という姿勢は許されるものではありません。

 西側のマスメディアは、この3ヶ月程度の時間的スパンで、ハマスやフーシ派を悪党、テロリストと決めつけてきました。何があってもイスラエルを擁護する米国に対しておもねり、媚びる典型的な情報操作です。

 フーシ派が、イスラエルを支持しる米国やその従属国である欧州や日本を困らせる攻撃を始めたのは、イスラエルが、植民地主義を加速させて、パレスチナ人に対する大量殺戮と民族浄化を貫こうとしているためです。

 こうしたシオニストに対する批判抜きに、中東における紛争を報じたり、論じたりすることは、紛争の根本原因とその歴史を隠蔽する情報操作に他なりません。

 先述の『日経新聞』も、フーシ派の攻撃の事実を伝えるだけで、キリスト教徒とユダヤ教徒の「共謀」であるシオニズムの問題性を指摘することはありません。

 米国は、国力がマックスの状態で、2方面の戦争が可能な戦力を維持することを国家戦略としてきました。その2方面の戦争は、ウクライナ紛争とイスラエルへの軍事支援に加えて、対中国に対する戦争準備ですでに3方面です。現在、国力に余裕あるはずがありません。

 パレスチナ戦争は、イエメンを中心に、中東全域に拡大しつつある兆候が見えてきています。

 「はじめに」でお伝えした日本企業の所有するタンカーへのイランのドローン攻撃もその一つですが、もっとも、パレスチナ紛争の介入に積極的なのが、フーシ派のイエメンです。

 『スプートニク日本』は、21日の「X」へのポストで、「シーア派運動体『アンサール・アッラー』(フーシ派)が支配するイエメン北部の当局は、ガザ地区 での戦闘にパレスチナ抵抗勢力側として兵士が参加する準備をするため、総動員を開始した」と報じています。

※Sputnik 日本@sputnik_jp(2023年12月21日)
https://x.com/sputnik_jp/status/1737490043403440518?s=20

 フーシ派がイエメン北部で、ガザに兵士を送り込むため総動員をかけているのです。

 しかも、『アンサール・アッラー』(フーシ派)は、すでに動員部隊の予備役2万人の軍事課程を修了しているのです。

 イエメンの通信社サバによると、修了生らは「指導者アブドルマリク・アル・フーシ氏の指導の下、イエメン軍とともに、占領を続けるシオニスト組織(イスラエル)やイスラエル艦船の保護を目的とした米連合軍に対して戦闘に参加する用意があることを確認した」といいます。

※Sputnik 日本@sputnik_jp(2023年12月25日)
https://x.com/sputnik_jp/status/1739080083288269198?s=20

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■<IWJ取材報告>「『日米安保のために、沖縄の子供たちは犠牲になって』とおっしゃったんですよね? 今、沖縄の子供たちを切り捨てましたよね?」~12.11 #コドソラによる「普天間の子どもたちが安心安全に学び遊べる学校環境を!」要請書提出及び政府交渉

 12月11日午後2時より、東京都千代田区の参議院議員会館にて、「#コドソラ(※)」が、「普天間の子どもたちが安心安全に学び遊べる学校環境を!」と題した要請書を政府に提出し、その後、政府との交渉が行われれました。

 「#コドソラ」は、2017年12月に米軍ヘリ部品落下事故が発生した、沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園の保護者が作った「チーム緑ヶ丘1207」から移行した団体です。

 与那城千恵美氏、宮城智子氏、城間のぞみ氏によって結成され、緑ヶ丘保育園、普天間小学校、普天間第二小学校などの上空の米軍機飛行禁止を求めて活動を行っています。

 2017年12月7日、沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園の園庭からわずか50センチの地点に、米軍ヘリの部品(米海兵隊のCH53E米軍ヘリの直径8センチ、長さ10センチ、重さ213グラムのプラスチック部品)が落下する事故が発生しました。

 次いで、12月13日、同じく宜野湾市の普天間第二小学校の運動場に、同じくCH53ヘリから重さおよそ8キロの窓が落下しました。

 それから6年間、保護者たちは、「緑ヶ丘保育園父母会」、「チーム緑ヶ丘1207」、「#コドソラ」と名称を変えながら、何度も行政への要請を行ってきました。

 今回の政府交渉で、政府・省庁側からの出席者に手交された要請書の内容は以下の通りです。

(1)普天間の子どもたちが、他の地域の子どもたちと同等な安心安全な保育及び教育が受けられるよう、保育園と小学校の環境改善にとりくむこと。

(2)学校上空(普天間小、普天間第二小、緑ヶ丘保育園)の飛行禁止。

(3)オスプレイの全面飛行禁止。

(4)日本政府の責任において、普天間第二小学校内の土壌調査の実施及びPFAS汚染特定箇所の土壌の入れ替えを行うこと。

 政府側(外務省・防衛省・文部科学省・こども家庭庁)担当者との質疑応答では、米軍機が日米で合意された普天間市上空の飛行ルートを守っていない、という現状について、宮城智子氏が、次のように疑問を呈しました。

 「『飛行ルート』ってご存じですか?(中略)

 毎回、お話をさせていただいているんですけど、そもそも、このルートが守られていたらすべて解決する問題なんですね、私たちの求めていることが…。上空を飛ばなければ、物が落ちてくる心配もない。

 で、それを、いつもお話されているように、『できる限り飛ばない配慮を(米軍に)してもらっている』とか言うけど、このルート自体は『日米で合意された』ってあるんですけど、現在、有効なんでしょうか?」。

 日米合同委員会合意(※)では、「学校や病院を含む人口密集地域の上空の飛行はできるだけ避けるように」と規定されています。

※日米合同委員会合意及び議事録骨子 日本国における新たな航空機(MV-22)(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/sfa/pdfs/jc_mv22_1.pdf

 防衛省、及び、外務省の担当官は、宮城氏の質問に対し、この「できるだけ」の部分を強調して、普天間の人々の生活よりも、米軍側の運用を優先・忖度するような答弁に終始しました。

 省庁側からの答弁を受け、与那城千恵美氏は、次のように問いかけました。

 「米軍とのこの協定を守るために、沖縄の子供たちは、じゃあ、『犠牲になっておいてね』と、皆さん、言ってるみたいに聞こえるんですけど、そういうことなんですかね? 沖縄の子供たちは、もう我慢しておきなさいっていうことなんですかね?

 皆さん。そういう風に、とっても聞こえるんですけど。

 配慮はされていないし。入学式も(米軍機が学校上空を)飛びますよ。(中略)

 (米軍が)飛行ルートを守ってないのに、守らせるべき皆さんが『いや守っているよ』って言ってしまうと、もう、終わってしまうんですよね、そこで。

 強く、『いや、これは守られていない。わかりました。じゃあ、もっと強く言いますね』って言ってくれないと、『守ってるよ』って言われたら、本当に、私たちは、どこに頼ればいいの? どうすればいいの? って、今、そういう感じになってしまっているんですけれども…。(中略)

 私たちが日本に訴えても、もうダメってことなんですかね?

 誰も助けてくれないなって、6年間やってて、今、本当に、とっても、思っているんですけど。(中略)

 『日米安全保障のためには、沖縄の子供たちは、我慢しておきなさい。これは、米軍は、正当なことをやっているよ』っておっしゃったんですよね? 今日、皆さんは。

 今、私たち、沖縄の子供たちを切り捨てましたよね?

 私たちは、もう、これからどこに…。

 来年来ても、多分同じ。もう、どこに訴えていいかも、今、とっても動揺しているんですけど、私たち。

 海外に訴えればいいんですよね?

 アメリカに直接言いたいんですけど、私たち、言えないからこっちに来てるんですよ、毎回、毎回。

 (政府側の)皆さん、お子さんいらっしゃる方もいますよね? 安心、安全に学校に行けているでしょう? 当たり前に。

 それすら、できないんだよ? こんなことってある? 同じ日本人なのに。

 本当に、捨てられた感じ、いっぱいで、きついです。どうしたらいいんだろうって思っています」。

 与那城氏の発言を受けて、宮城氏が政府側の出席者たちに向けて、次のように問いかけました。

 「皆さんは、どうしたらいいと思っていらっしゃるのか、考えを聞いていいですか?」。

 この問いかけに、政府側の出席者たちは沈黙しました。

 詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「『日米安保のために、沖縄の子供たちは犠牲になって』とおっしゃったんですよね? 今、沖縄の子供たちを切り捨てましたよね?」~12.11 #コドソラによる「普天間の子どもたちが安心安全に学び遊べる学校環境を!」要請書提出及び政府交渉
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520276

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231226

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、木原匡康、浜本信貴)

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