┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~キリスト教指導者はガザ市民に連帯を示し、イエスの生誕地・ベツレヘムでのクリスマス行事をすべて中止! 他方、国連安保理では、米国によって骨抜きにされ「即時停戦」が消し去られた「ガザ地区における人道支援の拡大を求める決議案」が可決! ロシアは「『イスラエルがガザでパレスチナの民間人を殺害するための許可証』に等しい」と非難!!
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┠■マスメディアが真実を伝えず、プロパガンダたれ流しの現代にあっても、事実にもとづいた真実を、IWJは市民の皆さまに伝え続けます! その活動を続けるのは、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
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┠■【中継番組表】
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┠■【本日のニュースの連撃! 連弾!】
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┠■【第1弾! シーモア・ハーシュ氏が、「バイデンのノルドストリームパイプライン破壊工作によって、ドイツのエネルギー集約型産業が最大の打撃を受け、ドイツ右派の台頭を招いた」と告発!】「ドイツ経済の失速」を報じた『日経』『ジェトロ』は、ロシア産天然ガスの供給断絶の理由としてノルドストリーム爆破について言及せず! 日本も米国によるロシア北極圏でのLNGプロジェクト「アークティック2」への追加制裁で苦境に陥ることは明白! 国難にあって、なぜ、対米盲従を続けるのか!(シーモア・ハーシュ『サブスタック』、2023年12月22日)
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┠■【第2弾! ノルドストリームを爆破され、ロシアからの格安の天然ガスの供給を断たれたドイツでは、鉄鋼業が大ピンチ! ドイツ鉄鋼協会は「2023年は、ドイツ鉄鋼業界にとって最悪の年になるだろう」! ドイツ鉄鋼協会事務局長は「鉄鋼生産は現在、自由落下(フリーフォール)状態にある」と表明!】2023年のドイツの粗鋼生産量は、リーマンショックの2009年に次ぐ最低量に! 2023年秋、バローレック社、アルセロール・ミッタル社が相次いでドイツ国内の工場を閉鎖! エネルギー集約型産業にとって、天然ガスの価格高騰は致命傷!! 日本も他人事ではない!(『GMKセンター』、2023年12月19日)
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■はじめに~キリスト教指導者はガザ市民に連帯を示し、イエスの生誕地・ベツレヘムでのクリスマス行事をすべて中止! 他方、国連安保理では、米国によって骨抜きにされ「即時停戦」が消し去られた「ガザ地区における人道支援の拡大を求める決議案」が可決! ロシアは「『イスラエルがガザでパレスチナの民間人を殺害するための許可証』に等しい」と非難!!
おはようございます。IWJ編集部です。
本来ならば、朗らかな笑顔で、「メリークリスマス」とご挨拶する日なのでしょうが、今年ばかりはそのような気持ちになかなか、なれません。戦争、というか、大量殺戮が、今なお、パレスチナの地で続いているからです。
今日、12月25日はクリスマス、キリスト教でイエスが生まれたことを祝福する日です。
新約聖書でイエス生誕の地とされる、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区ベツレヘムの、イエスが生まれたとされる場所に紀元339年に建てられた聖誕教会(世界遺産)では、毎年恒例のクリスマスイブの集団ミサが行われます。
しかし、例年ならこの時期、海外からの観光客でにぎわうはずのベツレヘムは、イスラエルによるガザ地区での虐殺(と、その陰に隠れて行われている、ユダヤ人入植者によるヨルダン川西岸地区でのパレスチナ人迫害)を受け、今年は閑散としているとのことです。
12月21日付け『AFPBB』は、キリスト教指導者とベツレヘム当局が、11月に、「ガザ市民に連帯を示すため、クリスマスの『不必要に華美な祝い』を自粛する決断を下した」と報じました。
※キリスト生誕の地、クリスマス目前もひっそり ヨルダン川西岸(AFPBB、2023年12月21日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3497280
また、12月24日付け『BBC』は、キリスト教徒のグループが、ガザ地区を念頭に、ベツレヘムの聖誕教会前に「がれきや有刺鉄線と共に『キリスト誕生』を表現するディスプレイ」を設置し、祈りをささげたと報じています。
※ベツレヘムの「聖誕教会」前、がれきや有刺鉄線の中の「キリスト誕生」場面(BBC、2023年12月24日)
https://www.bbc.com/japanese/video-67814440
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■マスメディアが真実を伝えず、プロパガンダたれ流しの現代にあっても、事実にもとづいた真実を、IWJは市民の皆さまに伝え続けます! その活動を続けるのは、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
11月は非常に厳しい財政状況でした。
11月は30日間で140件、162万1900円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます!
これは毎月の活動費の月間目標額400万円の41%でした。残念ながら237万8100円の赤字となってしまいました。
12月は22日までの22日間で、101件、168万9500円のご寄付をいただいています。ありがとうございます!
これは、毎月の活動費の月間目標額400万円のまだ42%でしかありません。月末まで1週間を切った時点で、この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません。月間目標額の400万円に到達するためには、12月末までに、あと58%、231万500円が必要となります!年末の休みがあり、仕事納めが28日であることを考えると、今週の水曜日までの3日間しか残されていません!
どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
前期第13期は、目標額に到達した月が1回しかなく、平均して半分程度だったため、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月を越すたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。
これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。
今期はもちろん、前期の第13期のうちから、支出を徹底的に削ってきました。今期第14期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。
月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!
債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!
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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
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どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!
今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2023.12.25 Mon.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2023.12.26 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】18:15~「異議あり!『日本ウクライナ経済復興会議』12・26集会 ―登壇:鵜飼哲氏(一橋大学名誉教授)『ヨーロッパから見たウクライナ戦争』」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会」の集会を中継します。これまでIWJが報じてきたウクライナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ukraine
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「全漁連の反対は、歩み寄りがあり理解されたとして放出した」~12.19『ALPS処理水』に関する国・東電と住民との説明意見交換会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520425
大阪大学人文学研究科大学院・外国語学部中国語専攻 授業レクチャー「中国からのインバウンド医療ツーリズムについて」―登壇:曾麗紅氏(RT株式会社取締役)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519709
「本来想定されている制度が機能不全に陥っているからこそ、民事訴訟にすがらざるを得ないという現実を無視して棄却した裁判所は無責任」~12.19 赤木雅子氏による財務省元理財局長・佐川宣寿氏に対する損害賠償請求訴訟(大阪高裁)判決後の記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520477
「農業改革元年とするにふさわしい予算を確保することができた。令和5年度補正予算と当初予算とを一体とし、『食料安全保障の強化』、『環境対応』、『人口減少への対応』といった農政改革にしっかりと取り組んでいく」~12.22坂本哲志 農林水産大臣記者会見https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520506
「『日米安保のために、沖縄の子供たちは犠牲になって』とおっしゃったんですよね? 今、沖縄の子供たちを切り捨てましたよね?」~12.11 #コドソラによる「普天間の子どもたちが安心安全に学び遊べる学校環境を!」要請書提出及び政府交渉
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520276
【IWJ号外】イスラエルと米国の「7つの大罪」! ミアシャイマー教授が、イスラエルの指導者と支持者、米国・バイデン政権に対し「あなたたちには、良識はないのか?」と詰問! IWJと同じ指摘!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520539
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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
■【第1弾! シーモア・ハーシュ氏が、「バイデンのノルドストリームパイプライン破壊工作によって、ドイツのエネルギー集約型産業が最大の打撃を受け、ドイツ右派の台頭を招いた」と告発!】「ドイツ経済の失速」を報じた『日経』『ジェトロ』は、ロシア産天然ガスの供給断絶の理由としてノルドストリーム爆破について言及せず! 日本も米国によるロシア北極圏でのLNGプロジェクト「アークティック2」への追加制裁で苦境に陥ることは明白! 国難にあって、なぜ、対米盲従を続けるのか!(シーモア・ハーシュ『サブスタック』、2023年12月22日)
2月8日に、米国CIAとノルウェーの特殊部隊がノルドストリーム・パイプラインを破壊したとするスクープを『サブスタック』で発表したシーモア・ハーシュ氏が、「ノルドストリームと縮小するドイツ経済―――バイデンのパイプライン破壊工作がドイツ右派の台頭を招いたのでは?」という記事を12月22日に公開しました。冒頭の無料公開部をご紹介します。
「ドイツ経済は、ジョー・バイデンが昨年初めにノルド・ストリーム・パイプラインの破壊を決定したせいもあって、1年以上にわたって安価なロシア産ガスを奪われてきた。一方、ドイツ政治は右傾化を続けている。それは西ヨーロッパの大部分を巻き込むかもしれない」。
※NORD STREAM AND GERMANY’S SHRINKING ECONOMY―――Has Biden’s pipeline sabotage led to the rise of the German right?(SEYMOUR HERSH、2023年12月22日)
https://seymourhersh.substack.com/p/nord-stream-and-germanys-shrinking
ハーシュ氏は、12月19日付『ロイター』の記事に注目しています。
『ロイター』によると、ドイツの国営エネルギー会社セフェ(Sefe)が、ノルウェーのエクイノール社と500億ユーロ(約550億ドル)のガス契約を締結しました。
両者は共同で、2024年1月1日から2034年まで、年間約100億立方メートル(10bcm)の天然ガスを供給し、さらに5年間で29bcm(年/6bcm弱)を供給するオプションが付いていると、発表しました。
エクイノールは年間80bcm(800億立方メートル)の天然ガスを販売しており、その12.5%の10bcmをドイツに供給することになります。
「エクイノール」社の上級副社長であるイレーネ・ランメルホフ氏は、「この契約は、当社がこれまで締結してきた契約の中でもおそらく最大級のものだ」と述べています。
『ロイター』は、「ガスプロム社がノルド・ストリーム・パイプライン経由での直接供給を停止して以来、ノルウェーはドイツの天然ガスのトップ・サプライヤーとしての地位を強化している。現在、すでに、ノルウェー産ガスは、ドイツのガス輸入のおよそ40%から50%を占めている」と報じています。
※Germany’s Sefe, Norway’s Equinor strike $55 billion gas supply deal(REUTERS、2023年12月19日)
https://www.reuters.com/business/energy/norways-equinor-germanys-sefe-strike-55-billion-gas-supply-deal-2023-12-19/
ハーシュ氏は、「エクイノールは、ドイツの産業用ガス需要の3分の1を、10年間供給することになった」と述べ、エネルギーの政治的利用に詳しいある米政府高官が「ノルドストリームの閉鎖によって失われたガスと、ほぼ同じ割合の顧客を、ノルウェーが突然見つけた」と皮肉混じりに述べた、と記しています。
ただし、ノルドストリームは年間55bcm(550億立方メートル)のロシア産天然ガスを供給していたので、エクイノールの10bcmはその5分の1弱に過ぎません。
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■【第2弾! ノルドストリームを爆破され、ロシアからの格安の天然ガスの供給を断たれたドイツでは、鉄鋼業が大ピンチ! ドイツ鉄鋼協会は「2023年は、ドイツ鉄鋼業界にとって最悪の年になるだろう」! ドイツ鉄鋼協会事務局長は「鉄鋼生産は現在、自由落下(フリーフォール)状態にある」と表明!】2023年のドイツの粗鋼生産量は、リーマンショックの2009年に次ぐ最低量に! 2023年秋、バローレック社、アルセロール・ミッタル社が相次いでドイツ国内の工場を閉鎖! エネルギー集約型産業にとって、天然ガスの価格高騰は致命傷!! 日本も他人事ではない!(『GMKセンター』、2023年12月19日)
ウクライナを拠点とするシンクタンク・コンサルティング会社で、鉄鋼、石油、ガス、肥料、セメントなどの産業分野に重点を置く『GMKセンター』が、19日付で「ドイツ、11月の鉄鋼生産量270万トン―――国内の銑鉄(せんてつ)生産量は175万トン」という記事を出しました。
※Germany produced 2.7 million tons of steel in November―――Pig iron production in the country amounted to 1.75 million tons(GMK Center、2023年12月19日)
https://gmk.center/en/news/germany-produced-2-7-million-tons-of-steel-in-november/
同『GMKセンター』によると、2023年11月、ドイツの鉄鋼企業は、前年10月と比較して鉄鋼生産を2.4%減少させ、その量は270万トンでした。今年10月との比較では6.2%減少しました。
さらに2023年1-11月期の生産量で見ると、ドイツの鉄鋼産業の不振ぶりが浮かび上がります。
<ドイツの2023年1-11月期の生産量>
鉄鋼生産量3281万トン:前年同期比4%減
転炉での製鋼量2353万トン:前年同期比0.7%減
電気炉(EAF)927万トン:前年同期比11.3%減
銑鉄生産量2169 万トン:前年同期比 0.8%減
圧延鋼材生産量2837万トン:前年同期比4.3%減
ドイツ鉄鋼協会『WVスタール』は、「2023年は、ドイツ鉄鋼業界にとって最悪の年になるだろう」と、報告しました。2021年にくらべて2022年の粗鋼生産量は8%以上減少しましたが、2023年はさらに4%減少するとみられています。
「2023年末現在、ドイツの鉄鋼業界は鉄鋼生産の減少傾向を続けている。11月の生産量は前月比でさらに2%減少した。全体として、2022年に8%減少した鉄鋼生産量は、今年さらに4%減少する見込みである。つまり、鉄鋼生産量3550万トンの2023年は、ドイツ鉄鋼業界にとって最悪の年となる可能性が高い。これよりも少なかったのは、金融危機がおきた2009年だけである」。
『世界鉄鋼協会(World Steel Association)』による2022年の粗鋼生産量ランキングは以下の通りです。()内に2021年のデータを、その後ろに2021年比の増減を%で示します。
1位 中国 10億1300万トン(10億3470万トン)-2.1%
2位 インド 1億2470万トン(1億1820万トン)5.5%
3位 日本 8920万トン(9630万トン)-7.4%
4位 米国 8070万トン(8580万トン)-5.9%
5位 ロシア(推計) 7150万トン(7700万トン)-7.2%
6位 韓国 6590万トン(7040万トン)6.5%
7位 ドイツ 3680万トン(4020万トン)-8.4%
8位 トルコ 3510万トン(4040万トン)-12.9%
9位 ブラジル 3400万トン(3610万トン)-5.8%
10位 イラン 3060万トン(2830万トン)8.0%
『世界鉄鋼協会』によると、世界全体での粗鋼生産量合計は、2022年は18億7850万トンで、2021年と比較して 4.2%減少しています。
減少率でみると、高インフレの続くトルコの12.9%減が顕著ですが、続いてドイツ8.4%減、日本7.4%減が目立ちます。ドイツも日本も、鉄鋼生産に必要なエネルギー資源を輸入に大きく依存しています。
※2022 global crude steel production totals(World Steel Association、2023年1月31日)
https://worldsteel.org/media-centre/press-releases/2023/december-2022-crude-steel-production-and-2022-global-totals/
20日付『ユーラクティブ』によると、欧州員会は19日、電力価格の高騰に苦しむドイツの鉄鋼業界に対し、鉄鋼業界全体の脱炭素化を促進するための26億ユーロの国家支援策を承認しました。
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)
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