日刊IWJガイド・非会員版「裏金作りは自民党の『文化』のはずが、この2派閥だけ狙い撃ちにされるのはなぜか!?」2023.12.20日号~No.4101


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~特捜が自民党安倍派と二階派の事務所を家宅捜索! 裏金作りは自民党の『文化』のはずが、この2派閥だけ狙い撃ちにされるのはなぜか!?「国家安全保障戦略」で公然と中露を敵視する米国の政治姿勢に対し、ウクライナ紛争でロシアのプーチン大統領の考えに理解を示した故安倍元総理、中国に太いパイプを持つと言われる二階氏!! この捜査は、両者の政治姿勢と本当に関係ないのか!?

■デモクラシーは、真実の情報が国民に伝えられることなしに存続しません! 政治権力やスポンサーの介入によって、マスメディアが真実を伝えず、プロパガンダたれ流しの現代にあっても、事実にもとづいた真実を、IWJはリスクを取ってでも市民の皆さまに伝え続けます! その活動を続けるのは、本当に茨の道のりですが、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

■【中継番組表】

■<新記事紹介>「安倍元総理銃撃の真犯人は韓国系スナイパーか」との孫崎享元外務省国際情報局長の大胆仮説! この仮説が必ずしも荒唐無稽ではない証左として、KCIA(韓国中央情報部)が、後の韓国大統領を暗殺目的で東京から拉致した「金大中事件」を振り返る!!

■自民党の裏金問題でIWJは孫崎享元外務省情報局長に緊急取材!「今回の裏金問題は決して、犯罪があるからそれを捜査するというだけの問題ではない」!!

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! イスラエル軍による大量殺戮はガザだけではない! ヨルダン川西岸地区では、これまでに前例がないほどの多数のパレスチナ人の住民が殺害されている! イスラエル兵はパレスチナ人の住民の手足ではなく、頭部や胴体を銃撃し、致命傷を負わせている!】国境なき医師団のインターナショナル会長のクリストス・クリストゥ医師がパレスチナの劣悪な人道状況を報告!(『MSFインターナショナル会長クリストス・クリストゥ医師のXへの投稿』、2023年12月19日)

■<IWJ取材報告>mRNAワクチンの繰り返し接種で免疫不全リスクが高まる!?「7回も追加接種を行った日本は調査したか?」とのIWJ記者の質問に「免疫疾患を含め副反応疑い報告頻度は上がっていない」と武見大臣は断言!~12.19武見敬三 厚生労働大臣 定例会見
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■はじめに~特捜が自民党安倍派と二階派の事務所を家宅捜索! 裏金作りは自民党の『文化』のはずが、この2派閥だけ狙い撃ちにされるのはなぜか!?「国家安全保障戦略」で公然と中露を敵視する米国の政治姿勢に対し、ウクライナ紛争でロシアのプーチン大統領の考えに理解を示した故安倍元総理、中国に太いパイプを持つと言われる二階氏!! この捜査は、両者の政治姿勢と本当に関係ないのか!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 自民党の裏金問題をめぐり、東京地検特捜部が昨日12月19日、安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所に、家宅捜索に入りました。

 19日付け『日本経済新聞』は、「両派閥はパーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかったとされ、特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑で捜査している」とした上で、「政党派閥事務所への強制捜査は、2004年の自民旧橋本派への闇献金事件で平成研究会が捜索されて以来19年ぶりになる」と報じました。

※安倍派と二階派を家宅捜索 パーティー収入不記載の疑い(日本経済新聞、2023年12月19日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE067EK0W3A201C2000000/

 『日本経済新聞』の記事は、安倍派が議員に還流(キックバック)した裏金の金額を「2018~22年の直近5年に計約5億円に上る可能性がある」と報じています。また、二階派は「1億円超になる可能性がある」とのことです。

 12月18日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしたように、パーティー券収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、裏金としていたのは、安倍派や二階派に限ったことではなく、自民党の他の派閥や、野党でも行われていたことが明らかにされています。

 裏金作りに捜査のメスを入れるのは、当然のこととはいえ、なぜ、東京地検特捜部は、安倍派と二階派の2つの派閥のみ、狙い撃ちにしているのでしょうか!? その点に疑問が残ります。

 15日に辞任した鈴木淳司前総務大臣(安倍派所属)は、記者団に「この(政治の)世界で、文化と言えば変だが、そういう認識があった」と述べたと報じられており、裏金作りの「慣習」は、政界全体で常態化していた可能性がうかがえます。安倍派と二階派だけの問題ではないはずです。

※はじめに~国会閉幕で特捜の安倍派への「裏金疑惑」捜査が本格化! 宮澤博行前防衛副大臣は「派閥側から政治資金収支報告書に記載しなくてよいとの指示を受けた」「派閥側からかん口令が敷かれていた」と暴露! 安倍派の組織ぐるみの犯罪であることが明らかに! 閣僚と自民党役員から安倍派を一掃しても、岸田政権の支持率は17.1%に急落! 2012年の自民党政権復帰後、最低を記録!(日刊IWJガイド、2023年12月18日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231218#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53037#idx-1

 1955年の「保守合同」で、吉田茂の自由党と、反吉田の鳩山一郎、岸信介らの日本民主党が合同して結成された自民党には、多くの派閥があり、かつては「保守本流」と呼ばれた自由党系と、これに対して「保守傍流」とも呼ばれた民主党系とで、目指す政策が大きく分かれていました。軽武装、経済優先、社会保障の拡大などを掲げた自由党に対し、民主党は、再軍備や自主憲法制定を最優先に唱えていました。「保守本流」は「ハト派」とも呼ばれ、「保守傍流」は「タカ派」とも呼ばれていました。

 現在では、こうした政策の違いで派閥を明確に分けることは難しいですが、歴史をたどれば、現在の岸田派、麻生派、茂木派、谷垣グループが、「保守本流」の自由党の流れを汲む派閥で、岸信介から福田赳夫へと続き、安倍派に至る清和会と、中曽根康弘から今に続く二階派は、「タカ派」の民主党の流れを汲む派閥と分類することもできます。

※保守合同前史(自由民主党)
https://www.jimin.jp/aboutus/history/1945-1954.html

※自民6派閥 変わる役割 保守本流政権が復活(産経新聞、2022年2月25日)
https://www.sankei.com/article/20220225-VCBGLY6SIVL5HK3NXJCTRUXNUM/

 『日本経済新聞』の記事は、「政党派閥事務所への強制捜査は、2004年の自民旧橋本派への闇献金事件で平成研究会が捜索されて以来19年ぶり」と報じています。橋本派は、現在の茂木派で、現在は立憲民主党の小沢一郎氏らのグループと対立して、田中派から分裂した、竹下派(経世会)がそのルーツです。

 かつて、特捜の強制捜査の対象は、1974年の田中角栄の金脈問題や、1976年のロッキード事件、旧橋本派への闇献金事件などにみられるように、旧田中派が狙い撃ちにされてきた印象があります。民主党時代の小沢一郎氏の陸山会事件も、「旧田中派」に対する「国策捜査」の延長にあるとみなすこともできます。

 ところが今回は、自民党の歴史で、旧田中派とはまったく正反対の立場にある、安倍派と二階派だけが狙い撃ちにされています。『日本経済新聞』の記事は、両派閥の裏金が、5億円超、1億円超と、巨額であったことを指摘していますが、その一方で、他の派閥や野党が、どれくらいの裏金づくりを行なっていたのか、といった報道は見当たりません。この点は、他の大手メディアの報道や解説も、なぜかほぼ同じであり、「不自然」な印象を受けます。

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 11月は非常に厳しい財政状況でした。

 11月は30日間で140件、162万1900円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます!

 これは毎月の活動費の月間目標額400万円の41%でした。残念ながら237万8100円の赤字となってしまいました。

 12月は18日までの18日間で、88件、130万500円のご寄付をいただいています。ありがとうございます!

 これは、毎月の活動費の月間目標額400万円のまだ33%でしかありません。半月以上経過した時点で、この数字は、不安を覚えざるを得ません。月間目標額の400万円に到達するためには、12月末までに、あと67%、269万9500円が必要となります!

 累積した赤字の返済と、金融機関からの借入の返済のためには、実際には毎月613万円が必要です!

 どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、目標額に到達した月が1回しかなく、平均して半分程度だったため、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月を越すたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期はもちろん、前期の第13期のうちから、支出を徹底的に削ってきました。今期第14期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 今年は、私からの借り入れ2200万円を返済しきろうとすると、2200万円÷12ヶ月=183.3万円となり、この183.3万円の返済額と、直接の運営のための月間目標額の400万円とを合計すると、毎月583.3万円が必要になります。

 他方、金融機関からの借り入れ2500万円の毎月の返済額は約30万円ずつ7年間にわたることが決まっており、決して少額ではなく、毎月の返済負担は重いものとなります!

 前述の通り、毎月、583.3万円が必要であり、それに毎月30万円の銀行への返済額を合計すると、約613万円が毎月、必ず必要となります。

 そういうわけですので、月額400万円の目標額に到達して、ようやく、その月の活動費の収支がトントンということであり、累積した赤字を返済してゆくことは、それだけでは足りないということになります。特に金融機関への返済は待ったなしです!

 どうか、613万円近くにまで達するよう、皆さまのご寄付・カンパによる応援、ご支援をよろしくお願いします!

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2023.12.20 Wed.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2023.12.21 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】16:00~「Ceasefire Now!今こそ停戦を~Cease All Fire Now シンポジウム3 ―登壇:伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)、和田春樹氏(東京大学名誉教授)、羽場久美子氏(青山学院大学名誉教授)ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「今こそ停戦を呼びかける人たち」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきたシンポジウム関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/symposium

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【福島:おれたちの伝承館】「震災の時に餌をやる者がいなくなってしまったので、空腹のあまりかじって細くなった牛舎の柱と、亡くなった牛の残骸がジオラマとして展示されている。訪れる機会があれば、あの頃を思い起こしていただきたい」~12.15 原発反対八王子行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520374

「安倍元総理銃撃の真犯人は韓国系スナイパーか」との孫崎享元外務省国際情報局長の大胆仮説! 荒唐無稽でない証左が、KCIA(韓国中央情報部)が後の韓国大統領を暗殺目的で東京から拉致した「金大中事件」!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520441

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■<新記事紹介>「安倍元総理銃撃の真犯人は韓国系スナイパーか」との孫崎享元外務省国際情報局長の大胆仮説! この仮説が必ずしも荒唐無稽ではない証左として、KCIA(韓国中央情報部)が、後の韓国大統領を暗殺目的で東京から拉致した「金大中事件」を振り返る!!

 元外務省国際情報局長・孫崎享氏は、岩上安身によるインタビューの中で、故安倍晋三元総理銃撃事件の真相に関する、きわめて大胆な仮説を披露しました。「真犯人は山上徹也被告とは別にいる」というのです。その仮説は、医師の所見等、様々な公開情報から導き出されたものです。

 しかも事件の背景には、ウクライナ紛争におけるロシアに関する安倍元総理の発言が、米国の政治意思にそぐわず、その米国の思惑におもねる国内政治勢力の反発をまねいた可能性があると孫崎氏は指摘します。この指摘も、大手メディア記者が公表した、安倍氏の発言が「岸田文雄首相に背後から弓を引くに等しい」ため、「安倍元首相に『憤り』を感じている層が存在する」との論評にもとづくものです。

 こうした仮説を踏まえて、改めて実行犯の像を推理する中で、孫崎氏は韓国系スナイパーによる犯行の可能性をあげ、岩上安身はKCIA(韓国中央情報部)の存在に着目しました。それが決して突拍子もない推論でない理由として、岩上は、KCIAが1973年に、東京都心で白昼、後に韓国大統領となる大物政治家の金大中氏を暗殺目的で拉致した「金大中事件」をあげました。

 金大中事件は、その詳細を辿り、KCIAによる犯罪の実像に触れれば触れるほど、孫崎氏の仮説が、必ずしも荒唐無稽とは言いきれないことが実感されます。

 本記事では、こうした観点から、国家による世紀の暗殺未遂事件である「金大中事件」の詳細を見ていきます。

 詳しくは、下記記事を御覧ください!

※「安倍元総理銃撃の真犯人は韓国系スナイパーか」との孫崎享元外務省国際情報局長の大胆仮説! この仮説が必ずしも荒唐無稽ではない証左として、KCIA(韓国中央情報部)が、後の韓国大統領を暗殺目的で東京から拉致した「金大中事件」を振り返る!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520441

■自民党の裏金問題でIWJは孫崎享元外務省情報局長に緊急取材!「今回の裏金問題は決して、犯罪があるからそれを捜査するというだけの問題ではない」!!

 本日の「はじめに」でもお伝えした通り、自民党の裏金問題は安倍派と二階派への東京地検特捜部による家宅捜索という急展開を迎えました。

 IWJは、一つの問題意識と一つの仮説をもって、この自民党裏金問題を追及しています。

 一つの問題意識とは、裏金作りは、安倍派の鈴木淳司前総務大臣が、「政治文化」と言うほど、安倍派、二階派以外にも、自民党の他の派閥や野党にまで広がっている永田町全体の問題ではないかという問題意識です。中央政界ばかりか、地方議会にまで広がっている全国的な政治問題の可能性があります。

※はじめに~国会閉幕で特捜の安倍派への「裏金疑惑」捜査が本格化! 宮澤博行前防衛副大臣は「派閥側から政治資金収支報告書に記載しなくてよいとの指示を受けた」「派閥側からかん口令が敷かれていた」と暴露! 安倍派の組織ぐるみの犯罪であることが明らかに! 閣僚と自民党役員から安倍派を一掃しても、岸田政権の支持率は17.1%に急落! 2012年の自民党政権復帰後、最低を記録!(日刊IWJガイド、2023年12月18日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231218#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53037#idx-1

 では、なぜ、その中で、検察の捜査が、安倍派と二階派だけに絞られているのでしょうか。

 安倍派と二階派の背景と政治志向に注目すると、一つの仮説が浮かび上がります。

 安倍派の会長だった故安倍晋三元総理が、ロシアのプーチン大統領の政治姿勢に西側諸国の政治リーダーの中でいち早く理解を示したこと、また、二階派の会長である、二階俊博元幹事長が、和歌山県議だった時代から中国と交流を深め、2015年5月には約3000人を連れて北京の人民大会堂で開かれた日中交流会に参加するなど、中国との交流に熱心に取り組み、かねてより「親中派」と見なされ、二階氏は米国からもマークされていた点です。この2点が、自民党内の他の派閥と違う点ではないか、という仮説です。

 IWJは、安倍元総理の親ロシア発言にいち早く注目した孫崎享元外務省情報局長に緊急メール取材しました。

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■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! イスラエル軍による大量殺戮はガザだけではない! ヨルダン川西岸地区では、これまでに前例がないほどの多数のパレスチナ人の住民が殺害されている! イスラエル兵はパレスチナ人の住民の手足ではなく、頭部や胴体を銃撃し、致命傷を負わせている!】国境なき医師団のインターナショナル会長のクリストス・クリストゥ医師がパレスチナの劣悪な人道状況を報告!(『MSFインターナショナル会長クリストス・クリストゥ医師のXへの投稿』、2023年12月19日)

 非営利の医療・人道支援団体、国境なき医師団(MSF)のインターナショナル会長クリストス・クリストゥ医師が12月19日、X(旧ツイッター)への投稿で、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の都市ナーブルスでは、イスラエル軍の兵士が最近、パレスチナ人の住民に対して、手や足ではなく、胴体や頭を銃撃するようになったと明らかにしました。

 クリストゥ医師は、パレスチナに関する連投の中で、ナーブルスのMSFの医師の話として、「ほとんどの場合、致命的だ」と述べています。

※クリストス・クリストゥ医師(MSFインターナショナル会長)のXへの投稿(2023年12月19日)
https://twitter.com/DrChristou/status/1736822563165417499

★MSFインターナショナル会長クリストス・クリストゥ医師の19日のXへの連投は、以下の通りです。

 「2週間前、私はチームに会うために、パレスチナの占領地を訪れました。ジェニン、ナーブルス、ラマッラ(※いずれもヨルダン川西岸地区)を訪れました。残念ながら、ガザに入ることはできませんでしたが、現地で同僚たちと話をしました。その旅で私が見聞きしたことのいくつかを、共有したいと思います」。

※クリストス・クリストゥ医師(MSFインターナショナル会長)のXへの投稿(2023年12月19日)
https://twitter.com/DrChristou/status/1736822544445878638

 「ハマスの攻撃から9週間、イスラエルの軍事的対応によって、数百万人のガザ市民が、全面戦争の戦場に閉じ込められました。何千人もの人が殺されました(※IWJ注・ガザ保険当局が発表した12月18日時点でのガザの死者は1万9453人)。厳しい包囲によって、人々は食料、水、医薬品を奪われています」。

※クリストス・クリストゥ医師(MSFインターナショナル会長)のXへの投稿(2023年12月19日)
https://twitter.com/DrChristou/status/1736822547075727664

 「基本的な人道にも戦争のルールにも背く、病院への攻撃や無差別戦争が、(※イスラエル軍の)軍事戦略の常態となっています。これは容認できません」。

※クリストス・クリストゥ医師(MSFインターナショナル会長)のXへの投稿(2023年12月19日)
https://twitter.com/DrChristou/status/1736822549961486408

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■<IWJ取材報告>mRNAワクチンの繰り返し接種で免疫不全リスクが高まる!?「7回も追加接種を行った日本は調査したか?」とのIWJ記者の質問に「免疫疾患を含め副反応疑い報告頻度は上がっていない」と武見大臣は断言!~12.19武見敬三 厚生労働大臣 定例会見

 12月19日午前10時40分頃より、武見敬三厚生労働大臣の定例記者会見が、東京都千代田区の厚生労働省にて開かれました。

 mRNAワクチンは、接種を重ねると、「IgG4」という長期化型の免疫抗体が多く誘導されるようになり、この「IgG4」がすべての免疫細胞に対して抑制的に働くため、免疫不全状態に陥る可能性が高まるといわれています。

 IWJ記者は、この「IgG4」による免疫抑制について、10月17日の武見厚生労働大臣の会見で質問しました。武見大臣は、次のように答えています。

 「免疫疾患には限らないものの、接種回数を重ねても、特に副反応疑いの報告の頻度は上がっておりません。直近の7月28日の審議会においても、『安全性において重大な懸念は認められていない』と評価をされています」。

※mRNAワクチンの繰り返し接種が自己免疫疾患の原因になるとの論文での指摘について、IWJ記者の質問に「直近の審議会でも『安全性において重大な懸念は認められていない』と評価されている」と武見大臣~10.17 武見敬三 厚生労働大臣 定例会見 2023.10.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519175

 IWJ記者は再び、「IgG4」の増加と免疫抑制について、次の通り質問しました。

 「mRNAワクチンと、レプリコンワクチンについて質問します。

 mRNAワクチンを繰り返し接種すると、免疫を抑制する免疫グロブリン『IgG4』が増加することを示した論文が、2023年5月、オープンアクセスの学術サイト『MDPI』(※IWJ注)にて公開されました。

 血清中の免疫グロブリン『IgG4』の増加は、自己免疫疾患の原因となり、感受性の高い人、免疫不全、合併症がある人においては、がんの増殖や自己免疫性心筋炎を促進するリスクがあると指摘されています。

 日本は7回もの追加接種を行っています。追加接種とそれによる免疫力の低下の関係性について、包括的な調査は行われているでしょうか? または、調査をする予定はおありでしょうか?

 11月28日に国内承認されたレプリコンワクチンも、同様のリスクを負っていないと、責任をもって断言できるのでしょうか?」

(※IWJ注)MDPI:
 MDPIは、バーゼルに本部を置くオープンアクセス専門の出版社である。北京、武漢、天津、バルセロナ、ベオグラード、マンチェスター、クルジュ=ナポカ、ブカレスト、クラクフ、東京、トロントに支社を持つ(Wikipediaより)
 ・MDPI ウェブサイト:https://www.mdpi.com/
 ・MDPI JAPAN ウェブサイト:https://www.mdpi.com/offices/japan

 この質問に対し、武見大臣は、以下の通り回答しました。

 「まずは、追加接種と免疫力の低下の関係性ですが、ワクチン接種後の副反応が疑われる症状については、副反応疑い報告制度にもとづく報告も踏まえて、定期的に開催している審議会において、このワクチンの安全性についての評価が行われております。

 接種回数を重ねても、免疫疾患を含めた副反応疑い報告の頻度は上がっておりません。

 直近の10月27日の審議会においても、『安全性において、重大な懸念は認められない』というふうに評価がされているところでございます

 今後とも、科学的な知見の収集にはしっかりと努め、専門家によるワクチンの安全性の評価を適切に行って、新たな情報が得られた場合には、速やかに医療機関などに情報提供をするなど、必要な対応は行ってまいります。

 それから、レプリコンワクチンについてでありますけれども、ご指摘の11月28日に薬事承認されたMeiji Seikaファルマ社のレプリコンワクチンについては、国内臨床治験による試験において、4回目の接種として投与されたわけでありますが、比較対象としたファイザー社のワクチンと比べて、有害事象の種類であるとか、発現割合などに明確な差が認められませんでした。

 したがって、安全性は許容可能という判断になったことを申し添えておきたいと思います」。

 記者会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。

※mRNAワクチンの繰り返し接種で免疫不全リスクが高まる!?「7回も追加接種を行った日本は調査したか?」とのIWJ記者の質問に「免疫疾患を含め副反応疑い報告頻度は上がっていない」と武見大臣~12.19武見敬三 厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520433

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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