┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~8月1日からIWJは第13期のスタートを切りました! 第12期の収支は、残念ながら299万2676円のマイナスという結果となりました。正確な会計報告は2か月後に監査を受けた上でご報告します。第13期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!
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┠■【中継番組表】
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┠■<インタビュー報告>「安倍元総理銃撃事件を、山上容疑者が単なる『無敵の人』で、やけを起こして凶行に及んだと結論付けたら、日本国民全員が今、向き合わなければいけない問題提起が一切無駄になる」!「日本社会自体が宗教を見る目にバイアスがかかっておりに、宗教に対して免疫がないから騙される」!「統一教会との出会い、合同結婚式、23年間の信徒生活から『脱会』まで~『なぜ人々が統一教会に騙されるか』その理由を考える」岩上安身による元・統一教会信者、『となりのカルト』著者 榊あまね氏インタビューをお送りしました。
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┠■麻生太郎事務所に質問状を送付! 麻生太郎事務所から直ちに折り返しの電話!「自民党の調査を信用できないなら、質問はやめてください」!!
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┠■しんぶん赤旗日曜版がふたたびスクープ! 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)関連団体幹部が自民党員となり2012年9月の安倍晋三総裁誕生に貢献!
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┠■4日、中国軍は台湾周辺軍事演習で、台湾周辺に向けミサイル11発を発射! 22機の中国軍機と4機の無人機が台湾へ侵入! 米軍は空母打撃群に周辺海域駐留を指示! 一方「誤解のリスクを避けるため」ICBM発射実験延期を発表!! 香港メディアは中国国内の制御不能なナショナリズムの高まりを懸念!!
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┠■<本日のタイムリー再配信>本日午後6時から、2022年1月27日収録「『この国(日本)には考える場所がない』東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ危機』が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」を冒頭のみオープンで、その後は会員限定で再配信します!
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■はじめに~8月1日からIWJは第13期のスタートを切りました! 第12期の収支は、残念ながら299万2676円のマイナスという結果となりました。正確な会計報告は2か月後に監査を受けた上でご報告します。第13期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!
おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
第12期の収支につきましては、7月31日時点で、残念ながら299万2676円のマイナスとなりました。第12期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、私、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
第12期の最終的な収支につきましては、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果は、この日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。
第12期が仮に最終的に赤字となっても、休むことなく、IWJは8月1日より、新たな第13期のスタートを切っています。
今期も、IWJにとってはまだまだ険しい道のりが続くと思われます。
すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して約1000万円を貸していますが、まだ全額返済されてはいません。
当然、この間は自分の貯金を削り続けおり、個人として、経済的、物理的に、もはや限界です。これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい状況です。
どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
皆さまにおかれましても、消費税増税に加えてコロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。
しかし、会員の数が足りなくなり、ご寄付が途絶えると、IWJは活動していけなくなってしまいます。
IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画して活動しています! 権力に不都合であっても、真実を追求し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが市民の皆さまのお支えで可能になります。
ウクライナ紛争が勃発してからの約5ヶ月間、IWJは徹底的に「まとも」な「公正中立」に近い報道に徹してきました。そうしたところ、米国のプロパガンダ機関と化したほぼすべての新聞、雑誌、テレビ、そしてネットの大勢とも違う「スタンス」を取り続ける結果となりました。
その間の我々の報道を、他の米国のプロパガンダの走狗のような「報道」と比較していただければ、我々が独立メディアとしての使命をいかに果たしてきたか、ご理解いただけると存じます。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましてはサポート会員へのアップグレードを、無料で日刊非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで会員を新たに始めることができます。
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
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IWJは、国民をないがしろにして、米国の「代理戦争」準備を進める政府と、そのプロパガンダ機関と成り果てたマスメディアに対して、これでいいのか! と声を上げ続けていきます!
自民党は、日本をウクライナと同様に、米国の「代理戦争」の道具にするために、大切な国民の主権を外国に譲り渡すことを平然と行おうとしています。
「売国」的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。緊急事態条項が通ってしまえば、ウクライナと同じく、日本が米国の「代理戦争」の道具となり、戦場となることは避けられません。
また、安倍元総理が、統一教会の信者の息子である山上徹也容疑者に殺害されるという衝撃的な事件も起きました。
岸信介元総理から数えて安倍元総理まで3代にわたり、岸・安倍両家は、そして自民党は、韓国という外国発の反日カルトである統一教会=国際勝共連合とは、ずぶずぶの関係にありました。
「日本人が洗脳され、全財産が巻き上げられ」ようとも、「日本はサタンの国」であるとして、その日本人から財産を巻き上げるのは教義上許されるのだと正当化する犯罪的な反日カルトの活動を、警察が組織犯罪として摘発してこなかったのは、統一教会と自民党との深い癒着関係があったからです。
「保守」「愛国者」「ナショナリスト」を自認している自民党支持者らが、なぜ反日カルトを黙認し続けるのか、到底理解できません。
自民党が、「愛国者」政党ではないことだけは明らかですが、既存メディアも、「銃撃事件」と行き過ぎた献金の話は詳報するものの、統一教会の根本の教義や、自民党がなぜ反日カルトとずぶずぶの関係なのか、という根本的・本質的な問題にほとんど立ち入りません。
その統一教会が求める政策が、9条の改憲であり、緊急事態条項の創設であり、夫婦別姓反対であり、ジェンダーフリー反対であり、LGBT反対なのです。自民党の政策は、韓国発の反日カルトである統一教会の求める政策の焼き直しに過ぎません。
資金面でも、選挙の際のマンパワーの面でも、秘書などのスタッフの派遣などでも、統一教会に支えられてきた自民党は、政策面までも統一教会という外国の反日カルトの「使い走り」に成り下がっていると言っても過言ではありません。
そんな反日カルト集団の言いなりとなっている自民党の改憲を、果たして許していいのでしょうか!?
また、第13期のスタートを切った8月早々に、バイデン大統領と同じく民主党所属の議員であるナンシー・ペロシ米下院議員議長がアジア各国を歴訪するとして、旅程をすべて明らかにしないまま、台湾に向かいました。これは、中国の「中国と台湾は一つである」という主張に対する挑発であり、中国が行ってきた数々の警告を破るものです。中国軍と米軍が同時に台湾周辺に集まり、一触即発の状況となり、ペロシ氏が離台した4日から、台湾周辺で中国軍は大規模演習を始めました。
IWJはかねてより、米国が中国を敵視し、覇権交代を阻止するために戦争を仕掛ける可能性があること、集団的自衛権を認めてしまった日本は、米国の対中戦争に自動的に参戦せざるをえなくなっていることについて、繰り返し警告してきました。会員の皆さまはよく御存知の通りだと思います。
※「戦場で勝って戦争に負けた」9.11以来の米国の対テロ戦争! その「見果てぬ夢」の続き・対中戦争における日米同盟の危険性! ~9.14岩上安身によるインタビュー 第1052回 ゲスト 元内閣官房副長官補・国際地政学研究所理事長柳澤協二氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496218
ペロシ氏の訪台強行により、米国の対露「代理戦争」であるウクライナ紛争に引き続き、台湾と日本が、米国の対中「代理戦争」の「道具」として、そしてまたウクライナの国土と同じく「戦場」として使われる可能性が急激に高まってきました。
戦時の体制にない、平時の日本の国家体制を、一夜にして戦時独裁体制へと切り換える仕組みが自民党の改憲4項目のひとつ緊急事態条項です。
最大の問題である、緊急事態条項の阻止という、このテーマに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと思います! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
IWJホームページからもお振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2022.8.6 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 1079・IWJ_YouTube Live】18:00~「『この国(日本)には考える場所がない』東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ危機』が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
1月27日に収録した、岩上安身による孫崎享氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた孫崎享氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/magosakiukeru
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593
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◆中継番組表◆
**2022.8.7 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 1080・IWJ_YouTube Live】19:00~「【米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・前編】『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員(1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2021年7月に収録した、岩上安身による須川清司氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた須川清司氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a0%88%e5%b7%9d%e6%b8%85%e5%8f%b8
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495680
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「下村氏の大臣としての指示がなければ名称変更の認証はあり得なかった!」~8.4社民党「国葬反対! 政治と旧統一教会の関係解明チームヒアリング」―講師:山口広弁護士(全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509277
ジャーナリスト・有田芳生氏が『羽鳥慎一モーニングショー』で爆弾発言!「『オウムの次は統一教会摘発』と語った警察幹部に摘発しなかった理由を10年後聞くと、一言『政治の力』」!! 以降同番組は統一教会問題に沈黙!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509328
【号外】中国、台湾を包囲する実弾軍事演習で台湾の空港と港湾を7日まで封鎖! 本日、岸田総理はペロシ氏と会談!! 中国のメンツを潰す外交音痴!? 他方、韓国の大統領はペロシ氏と会談せず! 一方、昨日中国が、日本のEEZ内を含む近海に弾道ミサイルを発射したと防衛省が発表!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509352
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■<インタビュー報告>「安倍元総理銃撃事件を、山上容疑者が単なる『無敵の人』で、やけを起こして凶行に及んだと結論付けたら、日本国民全員が今、向き合わなければいけない問題提起が一切無駄になる」!「日本社会自体が宗教を見る目にバイアスがかかっておりに、宗教に対して免疫がないから騙される」!「統一教会との出会い、合同結婚式、23年間の信徒生活から『脱会』まで~『なぜ人々が統一教会に騙されるか』その理由を考える」岩上安身による元・統一教会信者、『となりのカルト』著者 榊あまね氏インタビューをお送りしました。
8月5日午後6時半過ぎから、「統一教会との出会い、合同結婚式、23年間の信徒生活から『脱会』まで~なぜ人々が統一教会に騙されるか』その理由を考える」岩上安身による元・統一教会信者、『となりのカルト』著者 榊あまね氏インタビューをお送りしました。
榊氏は、1990年代に統一教会に入信してから、23年間を信徒として過ごしました。23年間の信徒生活にけじめをつけ、苦しんでいる人にとって少しでも救いになればという思いから、信徒生活をまとめたご著書『となりのカルト』を2020年にキンドルで出版しました。
榊氏は、『となりのカルト』の読書会などを通じて、社会がより良い方向に向かうよう、活動を続けているということです。
岩上は、1978年に大学に入学した当時は、原理運動が真っ盛りであったと振り返りました。岩上は、友人の家族が統一教会に入り、「珍味売り」などをして家族がバラバラになっていった当時を思い出す、その当時と「統一教会は今でもまったく何ら変わっていないんですね」と述べました。
7月8日に安倍元総理が銃撃されてからもうすぐ1ヶ月になります。岩上はこの安倍元総理銃撃事件について榊氏の受け止めをうかがいました。
榊氏「もう1ヶ月になるんですね。早いですね」
岩上「安倍元総理の銃撃事件を最初に聞いた時、統一教会との絡みを思いましたか? 統一教会の信者の方の息子さんが大変苦しんだ挙句、この凶行に至ったということは、想像できましたか?」
榊氏「いえ、第一報のときはまったく。何が起きたんだろうという感じで。おいおい、山上容疑者、容疑者って言いたくはないんですが、山上さんのことを報道で知って、『ついにここまで来てしまったか』という」
岩上「なんというか、『ああ、痛い』という感じでしょうか?」
榊氏「本当に痛いです」
岩上「現行犯逮捕された山上容疑者なんですが、旧・統一教会について『絶対成敗しないといけない』と言っています。その後の取り調べで、母親が旧・統一教会に入会して、多額のお金を振り込んだ影響で破産し、家がメチャクチャになったと」。
岩上は、山上容疑者の凶行によって、統一教会は「反日的カルト」なのに、自民党は一体化しているという異常さが浮き上がってきた、ネトウヨや右派も目を背けるべきではない、と指摘しました。
岩上「勝共連合とか統一教会と言っても、その教義の中には日本を『サタンの国』と言って、日本からは金を巻き上げて、韓国のメシアと自称・詐称する詐欺師・文鮮明、それからその一族と、その団体に献金を迫るという、これもう本当に許しがたい『反日的カルト』だと思うんですけれども。
反日カルトと自民党一体化しているということに、これまで安倍政権安倍信者っていうのはすごく多かったと思いますけど、本当に気づいてもらいたいと。(略)
もし、この機会に考えないとしたら、日本は本当に根こそぎおかしくなってしまうと思うんです」。
岩上は、山上容疑者も見たと述べている、2021年9月にUPF(家庭連合系NGO、天宙平和連合)の会合で行われた、安倍元総理のスピーチに言及しました。
岩上「(このスピーチを見ると)安倍さんは本当に、(統一教会との)かかわりが深かった人だなということが分かります。
朝鮮半島の平和的統一に努力してきたと、韓鶴子さんへの敬意を表わした。この人は文鮮明さんの奥さんですけれども、三番目の奥さんですね。そして、東京五輪が無事閉幕したことに感謝を述べた。
全体主義国家と民主主義国家の対立、自由で開かれたインド太平洋、台湾海峡の平和と、安定朝鮮半島の平和的統一に言及したと。
宗教団体に対してこうしたメッセージを送るということ自体、すごく違和感を感じませんか? 宗教団体に何をやらせているだろうと」
榊氏「まったくもって履き違えている。履き違えているというか、そもそもそれが目的なんですね」
岩上「まさに、かつては共産主義、ソ連がありましたから。そして中国も今のような市場経済はなかったわけですね。北朝鮮も。
『反共』を掲げさえすれば、その足元が、ぼそぼそと人からお金を盗み取るような、あるいは、要求をするようなカルトが、『反共』という皮をかぶっていれば、全部見逃された。
そして、自民党に献金したり、人を送ったら、全部その犯罪が許された。そいう産物だと思うんですよね」
榊氏「独善的と言うにもほどがある。自分たちの主張が、もう、完璧であり完全であり、もう天下無敵と勘違いをしている」
岩上「めちゃくちゃだと思いますけどね。ええっ!? って思いますよ」
岩上は、統一教会が50年代にできてから、60年代には大学などに入り込んできて、岩上自身が学生であった70年代末から80年代初頭、それから40年を経て、今なお、名前を変えながら同じようにやっているという、歴史の「長さ」について触れました。
岩上「最初に聞いたのは、『イエス・キリストの再来だ』と、『お前、ふざけたことを言うなよ』って本当に思ったんですよ。キリスト教会はこれを聞いて、本気になって怒らないのかと。
キリスト教から文句言われたか何かしたのか、『イエスは別のところにいて、私は再臨した』と。でも、再臨主って言葉は、一回来たことがあるということでしょう? だから『一体、イエスとの関係はどうなんだよ』とか。大真面目に。
当時何回か、統一教会の信者の人と、原理研の人間と接触する中で議論したんです」。
岩上は、岩上と友人がくつろいでいた下宿に、女子大生の統一教会の信者2名が上がってきたときに、議論した話を披露しました。
岩上「キリスト教では、イエス本人が再臨することになっています。それ自体もどうかと思うんですが、僕はカトリックだろうかプロテスタントだろうが、復活の日が来るとはまったく思っていませんが、(文鮮明氏は)自分が、その『(再び)現れたメシア』なんだと、断言してるんですか?」
榊氏「していましたね」
岩上「でも、イエスから言われた、とも言ってますよね?」
榊氏「それも言ってました。本当に、よくよく冷静に考えると、どれが本当なのって、思います」
岩上「第一のアダムっていうのはアダムとイブとして、次はイエスで、第三のアダムとして私が来た、と。『じゃあ、別人じゃん』って話じゃないですか」。
岩上は学生であった当時から、「全部胡散臭い」と思っていたと述べました。岩上は、マインド・コントロールされると、矛盾した教義も絶対的なものに見えてしまうのだろうか、と問いました。
榊氏は、今の日本社会には宗教に対するバイアスのかかった見方が広がってしまっているので、多くの人は、カルトに対する免疫がない、と指摘しました。
榊氏「そうですね。日本人がいつの頃からか、『宗教イコール怪しい』というバイアスがかかってしまっていて。宗教そのものを、ちゃんと、岩上さんのように議論をしたりせず、バイアスを掛けて考えてしまうようになって。だから免疫がないんですよ」
岩上「免疫がないから、突然、『アホか』みたいな話を信じられちゃう、と」
榊氏「そうなんです」
岩上「既成の宗教も含めて、おかしなところはいっぱいあるので。それも含めて、『ここはまともだな』、『ここはダメだな』という、相対的に見られる視点を養うことは大事ですよね」。
岩上は、統一教会の異常さは、貪欲なまでの「献金」への執着だと指摘しました。
岩上「この人たちは誰に指示されてなくても、猛烈に(金集めを)続けようとしますからね。この、存続と継続のために、金を得ようという意思というか、貪欲さっていうのはすごくないですか?」
榊氏「もう、狂気の沙汰です。本当に、これだけ、毎日毎日、もうお金のことしか言われない宗教団体ってどうなのって」
岩上「毎日のことなんですか」
榊氏「はい。日曜日にはやっぱり、礼拝があるんですけれども、礼拝の、牧師の立場の方が説教をする、その説教のオチすらも『献金しなさい』なので。
もうあの聖書の聖句を引用して、それをどうにか屁理屈をこねくりまわして、オチは献金っていう」。
岩上「10分の1献金というのも、拒めないんですか?『今日は持っていないので、すみませんって』とか」。
10分の1献金というのは、収入の10%を教会に献金することです。
榊氏「礼拝に行った人に、その日に献金する、10分の1というのもありますし、韓国の神殿の建設費であるとか。とにかく何かしら理由をつけて、ウン十万、ウン百万単位を、いつまでに献金できるか報告しなさい、みたいな話であったり」
岩上「あなた自身が献金しなさい、あるいはチームで売り上げて、その仕入れ値をさっ引いて出しなさいとか、そういうことですか。すごいですよね。
そういうところに我が総理は行って、こんな大きなテーマである『朝鮮半島の平和的統一のために』をやっていて素晴らしいと敬意を表すとか。本当に自国民を愛していない人なんだな、この人は。
岸家・安部家、三代に渡って深いかかわりがあるので、統一教会・勝共連合の正体なんて知らないわけもないと思うんですけれども。(中略)
亡くなった方を悪く言っちゃいけない、というのは日本でもよく言いますが、それとこれは別ですよ」。
岩上は、山上容疑者が、そうした安倍元総理と統一教会の関わりをよく知っていたのだろうと述べ、3日にインタビューした櫻井義秀教授の言葉を引き、山上容疑者に関して、本当に報道しなければならないことは、私憤や「無敵の人」といった問題ではなくて、「統一教会とは何か」だ、と指摘しました。
※フルオープン【ライブ配信 】「多国籍企業」のような宗教組織の正体とは~北海道大学大学院文学研究科・文学部 櫻井義秀教授インタビュー 第2回
https://www.youtube.com/watch?v=m_T1LvSUEqA&t=490s
榊氏もこのままでは「日本国民全員が今、向き合わなければいけないものを提起してくれているのに、それが一切無駄になる」と強い言葉で応じました。
岩上「桜井さんに、今連続してインタビューしてるんですけど、『(今のメディアの)報じ方は間違っている、拡散しすぎだと。
山上容疑者について本当に伝えるべきは、『統一協会とは何か』であって、『自民党の関係がどのようなものか』ということに収斂していかなきゃいけないって、おっしゃってるんですよね。どう思いますか?」
榊氏「まさしくその通りで。もうここで本当に、山上容疑者が、単なる『無敵の人』で、やけを起こして凶行に及んだと、そういうふうに結論付けられていくとしたら、日本国民全員が今、向き合わなければいけないものを提起してくれているのに、それが一切無駄になると思います」
岩上「彼も死ぬつもりで、あるいは罪を受けるつもりでことに及んだ。
安倍元総理も改心していれば死ぬ必要はなかったと思いますが、その家系に生まれて、お祖父さん、お父さんも全部どっぷり浸かってきたから、三代目としてそのシステムができ上がったところで身動きも取れなかっただろうし。
だけれども、彼(安倍元総理)の死も無駄になるんですよね。
彼の死を契機に、日本がこのような組織犯罪的な団体に、寄生されてしまっていて、そして政治も歪められている。個々人も信者も犠牲になっている、そういう悲劇を何十年、ミクロとマクロの両方で問題なので。
それを直視しないことになっちゃいますもんね」
榊氏「この事件があって、初めて統一教会を知ったという人もいれば、もう何十年と見てきた方々もいて。まだやっているのかと思われる方々もいて。あまりこの問題に対して知らない方も多いし、知っている方との温度差がひどいんですが。
この日本にどこまで入り込んでいるのかわからないぐらい、問題の根を引きずり出したら、どこまでつながっているのか分からないぐらいの問題を、(山上容疑者が)こうやって投げかけて、明るみに出してくれている。
ここに向き合わずして、どうするのかと」。
岩上は、山上容疑者が事件の前日、フリージャーナリストであり、「火の粉ブログ」を運営していた米本和弘氏に宛てた手紙について、以下の部分を抜粋して紹介しました。
「世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない自称現人神。私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、それらを『人類の恥』と書きましたが、今もそれは変わりません」(山上容疑者から米本和弘氏へ)
岩上は山上の凶行は裁かれるべきだが、この手紙は「達意の文章」であり、山上容疑者は「全然狂った人ではない」と評し、榊氏に「御覧になってどう思いますか」、と問いました。
榊氏「真正面から統一教会というものと向き合ったというか、『何なんだろう、この団体は』というところと真摯に向き合った。彼は、本当の姿を見たんだと思うんです。信者たちに見えてない本当の姿を。
(多くの信者に)見えていないからこそ、言わなければいけない。そういう思いに駆られていたと思います」。
榊氏は、自分自身は親子関係の問題などから自分の居場所がないと感じていたため、優しくされて入ってしまったが、「それは割とありがちなこと」だとして、もう一度、自分が脱会にいたるまで学んだことなどから、「なぜ人々が統一教会に騙されるのか」という理由について説明しました。
榊氏「宗教に対して免疫がない。(宗教は怪しいという)バイアスをそもそもかけてしまっていて、宗教ひとつひとつの教義なり、活動内容なりを、フラットに見る目が養われていない、というのがすごくあるな、と思ったんですね」。
このあと、インタビューでは、榊氏の著書『となりのカルト』を軸に、統一教会との出会い、統一教会の勧誘の手法、「地味だが徹底的な洗脳」の手法、統一教会の教義、「献身(出家)」した信者の生活について詳しくおうかがいしました。
詳しくはぜひ、IWJ会員となって、全編動画を御覧ください。
また、今回のインタビューでは、まだまだおうかがいしきれなかったことが残りました。岩上安身は、榊氏にまた、8月9日午後6時半からインタビューをする予定です。榊あまね氏インタビュー第2弾の詳細が決まりましたら、日刊などでお知らせします。
■麻生太郎事務所に質問状を送付! 麻生太郎事務所から直ちに折り返しの電話!「自民党の調査を信用できないなら、質問はやめてください」!!
7月16日付の日刊ゲンダイで、麻生太郎自民党副総裁(福岡8区)が、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)のプロパガンダ機関であるワシントン・タイムズ紙に全面意見広告を掲載したとの報道を受けて、昨日、麻生太郎事務所に16項目の質問状を送りました。
送付して間もなく、麻生太郎事務所から、折り返し電話がありました。
そのやりとりを以下に再現します。
麻生太郎事務所秘書M氏「そちらの方からいただいた質問状ということなんですが、日刊ゲンダイさんの方にうちの麻生の名前が出たんですかね? ちょっと私ども存じ上げませんですが。それで、一番最初の質問から、全部、後がつながっていると思うんですが、これ、当方、知らないんですよ。2011年の話でございましょ、これ?」
IWJ「日刊ゲンダイの記事、御覧になりましたでしょうか?」
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麻生太郎自民党副総裁に提出した質問状16項目は、以下のとおりです。
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1.旧統一教会がプロパガンダ装置として使用するワシントン・タイムズ紙に全面意見広告を出された理由および経緯をご教示ください。また、その意見とはどのようなものでしたか。
2.自民党議員と旧統一教会の関係が次々に明らかになっています。副総裁としての受け止めをお聞かせください。
3.旧統一教会と知り合ったきっかけについてご教示ください。
4.旧統一教会から電話作戦やポスター張り、チラシ配布などの選挙運動員やウグイス嬢などをボランティアとして選挙運動に受け入れたことはありますか。
5.旧統一教会から献金を受けたことはありますか、また、献金を受けた場合、どのくらいの額でしたか。
6.選挙において、旧統一教会に、集票の点で協力をお願いしたことはありますか。また、旧統一教会から票のとりまとめの協力の申し出を受けたことはありますか。
7.現在も、旧統一教会とお付き合いはありますか。
8.旧統一教会は、コリアン・ナショナリズムを思想としています。韓国をアダムの国、日本をエヴァの国と一方的に決めつけて、エヴァはアダムに奉仕する義務があるというのが教義です。
また、櫻井義秀北大教授によれば、旧統一教会は、日本を金のなる木として使い日本の植民地支配を断罪し贖罪させることを目標としています。旧統一教会にとって日本は「サタンの国」という認識です。
このような反日的な宗教団体の思想は、日本国の国益の最大化を目指す義務がある国会議員の役割とは明らかに矛盾します。旧統一教会とご自分の役割に関する先生のご認識はどのようなものでしょうか。
9.先生は敬虔なクリスチャンとして知られています。クリスチャンから見て、旧統一教会創始者の文鮮明氏の自称する「再臨したメシア」という自己認識や、旧統一教会のアダムの国=韓国、エヴァの国=日本という教義をどのように御覧になりますか。
10.旧統一教会は、1971年から教祖の文鮮明が米国に移住し、米国で布教活動や共和党への政治工作を行ってきました。旧統一教会が米国においても、社会問題化していたことをご存じでしたか。
11.米国のFBIの捜査ファイルに、文鮮明、岸元信介総理、笹川良一氏の3名が、政治的・思想的・経済的に密接に結びついていたことが2つのファイルに渡って記載されています。そのことについてご存じでしたか。
12.旧統一教会が、ブッシュ元大統領(父子)およびトランプ前大統領など、共和党の権力中枢と、集票および経済支援の点で、関連が深いことをご存じでしたか。
13.90年代に、旧統一教会がウルグアイで日本人信者を利用して、ウルグアイの銀行を通じて8000万ドル(約110億6000万円)を資金洗浄したことで告発されたことをご存じですか。
参考)Reverend Moon: Cult leader, CIA asset, and Bush family friend is dead(Free Press、2012年9月4日)
https://freepress.org/article/reverend-moon-cult-leader-cia-asset-and-bush-family-friend-dead
Free Pressは、非営利団体のコロンバス現代ジャーナリズム研究所(CICJ)のメディアです。
14.旧統一教会が、アジアの組織犯罪やラテンアメリカの麻薬取引組織と長年にわたってつながっているという信頼すべき調査報道があるのをご存じですか。
参考)Dark Side of Rev. Moon(Cont.): Drug Allies(コンソーシアム、1997年)
https://www.consortiumnews.com/archive/moon6.html
この調査報道の筆者、Robert Parry氏は、AP通信やニューズウィークに勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞した米国の著名な調査報道ジャーナリストです。
15.このように、巨大で邪悪なネットワークを有する旧統一教会と今後も関係を続けられますか。
16.2012年の自民党改憲草案は、カルトの問題に関連して、第20条の「信教の自由」ついて、懸念すべき変更点を含んでいます。
※自民党改憲案
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
(現行憲法)「1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」
(自民党案)「信教の自由は、保障する。国は、いかなる宗教団体に対しても、特権を与えてはならない」
この自民党の変更案では、宗教団体が政治上の権力行使を行うことを禁じていません。
(現行憲法)「3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」
(自民党案)「国及び地方自治体その他の公共団体は、特定の宗教のための教育その他の宗教的活動をしてはならない。ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りではない」
「社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えない」と判断されたら、国や自治体が宗教教育や宗教的活動をしても許されることになってしまいます。
これでは、旧統一教会のような政治権力と一体化したカルトの活動が国や自治体を通じて可能になります。
国家が特定のカルト集団に乗っ取られる可能性を含んだ自民党改憲案について、どのようにお考えでしょうか。
17.2001年に制定されたカルト先進国フランスの反セクト法では、問題集団の危険性を見分ける10項目の判断基準を設けています。そのうちの1つでも該当すればセクトと認定でき、反セクト法が定める法令違反で有罪判決が複数回確定した場合、裁判所が解散宣告できると規定しています。
判断基準の10項目は次のとおりです。
1. 精神の不安定化
2. 法外な金銭的要求
3. 生まれ育った環境からの誘導的断絶
4. 健康な肉体への危害
5. こどもの強制的入信
6. 大小にかかわらず、社会に敵対する説教
7. 公共の秩序を乱す行為
8. 多くの訴訟問題
9. 通常の経済流通からの逸脱
10. 国家権力への浸透の企て
旧統一教会は、ほぼすべてに合致します。フランスなら、即、解散命令が出ている団体です。フランスのような反セクト法を国会に提出するご意思はありますか。
■しんぶん赤旗日曜版がふたたびスクープ! 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)関連団体幹部が自民党員となり2012年9月の安倍晋三総裁誕生に貢献!
しんぶん赤旗2022年8月7日・14日合併号が、ふたたびスクープです。
8月2日の茂木敏充幹事長定例会見では、朝日新聞や読売新聞、NHKなど大手の記者クラブメディアが、自民党と旧統一教会の関係の問題を一切追及できませんでした。
※「記者クラブはただの広報か」会見で旧統一教会の質問されず、茂木幹事長自ら回答に非難の嵐(FLASH、2022年8月4日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1598b8e0f9b2aaf2a3059c99bdd71eb7d8c2b7e0
会見を終えた茂木氏が、一度、退出してしまってから、戻ってきて、なんと自主的に、「関係部門に対して改めて確認するよう党として指示を出しまして、その結果、これまで一切の関係を持っていないと、このような確認でありました」と、自民党と旧統一教会の関係を答えたのです。
朝日新聞や読売新聞、毎日新聞、日経新聞、NHKなどの大手記者クラブメディアが、メディアとしての存在意義のない腑抜けぶりを発揮する中、しんぶん赤旗が頑張っています。
しんぶん赤旗2022年8月7日・14日合併号は、次のように報じています。
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■4日、中国軍は台湾周辺軍事演習で、台湾周辺に向けミサイル11発を発射! 22機の中国軍機と4機の無人機が台湾へ侵入! 米軍は空母打撃群に周辺海域駐留を指示! 一方「誤解のリスクを避けるため」ICBM発射実験延期を発表!! 香港メディアは中国国内の制御不能なナショナリズムの高まりを懸念!!
ペロシ米下院議長の台湾訪問に強く反発した中国による、台湾周辺での実弾軍事演習について、中華民国(台湾)国防部の軍事新聞は4日、「国防部は中国が午後1時56分から午後4時まで、台湾周辺の北部、南部、東部海域に東風弾道ミサイル11発を数波にわたって発射したと発表した」と報じました。
※國防部:運用預警監偵啓動防禦系統 掌握中共飛彈發射動態(国防部軍事新聞通信社、2022年8月4日)
https://mna.gpwb.gov.tw/news/detail/?UserKey=019e8beb-7539-4fdb-8329-2ae382ee025b
また、同じく4日の軍事新聞は「空軍司令部は中国軍機が台湾海峡周辺空域に進入したことを発表した。その内訳は『捷11号』8機、『粛30号』12機、『捷16号』2機」と報じました。
※中共軍機進入臺海周邊空域 空軍驅離飛彈追監(国防部軍事新聞通信社、2022年8月4日)
https://mna.gpwb.gov.tw/news/detail/?UserKey=c2a5b261-dede-4008-aadb-dc8d23b91a53
さらに、同じく4日の軍事新聞は「陸軍金門防衛司令部は、4機の無人航空機3グループが夕方、上空の制限水域に進入したことを確認したと発表した。部隊は直ちに信号弾を発射して警告を発した」と報じました。
※金防部:禁限制水域上空出現無人機 射撃信號彈示警應處(国防部軍事新聞通信社、2022年8月4日)
https://mna.gpwb.gov.tw/news/detail/?UserKey=fd6c0ef7-af3c-4ec7-94b2-fa33ff3c8bec
5日付け台湾メディア『自由時報』は、蔡英文総統が4日、「中国が台湾周辺で意図的かつ持続的に実弾演習を行い、特に最も交通量の多い国際航路で危険なミサイル攻撃を行うという軍事的脅威は、台湾だけでなく国際社会にとっても無責任であると指摘した」と報じました。
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■<本日のタイムリー再配信>本日午後6時から、2022年1月27日収録「『この国(日本)には考える場所がない』東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ危機』が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」を冒頭のみオープンで、その後は会員限定で再配信します!
中国の強い反発を無視した米国のナンシー・ペロシ下院議長による台湾訪問と、この米国ナンバー3の要人の訪問を台湾独立の扇動だとする中国による台湾周辺での実弾による軍事演習により、にわかに中国、台湾、米国、日本を巻き込む台湾有事への緊張が高まっています。
そこで本日午後6時から、今年1月27日に収録した「『この国(日本)には考える場所がない』東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ危機』が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」を再配信いたします。
このインタビューが行われたのは、米国がロシアによるウクライナ侵攻の危機をさかんに煽り立てていた時期です。この約1ヶ月後、ロシアはウクライナに侵攻します。
岩上安身によるインタビューの中で孫崎氏は、ウクライナ危機を煽るバイデン政権について「台湾問題に非常にリンクしている」と述べ、「アメリカの考え方は、いくら欧州で混乱が起きてもアメリカ本土とは関係がない。地域紛争をやっても、それはアメリカの安全とは関係がない地域紛争。そこに軍備をやることによって、軍需産業が潤う、ということ」と指摘しています。
一方で、当時「ロシアが攻めてくる!」という情報にも冷静な態度を保っていたドイツと日本を比較し、次のように語っています。
「ドイツは、自分の隣の所で紛争が起こったら、自分の方に必ず何か影響があるから、これは抑えなきゃいけない。戦争に行くようなことを、それに向かうようなことは絶対にしないようにしようってのが、ドイツの考え方なんですね。
それだけの理性は、ドイツはあるんだけども、日本は逆なんですよ。日本は最初に先兵になって行こうと。だから、先兵になって行こうっていうような、アメリカのためには先兵になることが正しいんだ、みたいなものを持ってるから、ドイツのやり方がおかしいという言い方になるんですね」。
さらに孫崎氏は、1月2日付けのウォール・ストリート・ジャーナルに掲載された「中露の軍事的接近、米の覇権に新たな挑戦」という記事について、「米国国家情報長官室が書かせたもの。国家情報長官室っていうのは、基本的にCIA(中央情報局)だと思っていい。情報機関というのは、常に政策当局と一緒じゃない」と述べた上で、次のように語っています。
「今までは、これまでは中国の強みっていうのは、経済だったわけですよね。経済はアメリカを抜いたと。
しかし、軍事ではアメリカを抜いてないわけだよね。ところが、軍事だけ見ると、これは、ロシアはアメリカと対等にやってきたわけだから、これ、一緒になってしまったらね、経済も負けるわ、軍事だって危ないことになると。こんな火遊びはやるな、っていうのがこのメッセージですよ」。
そしてインタビューで岩上安身は、ウクライナ危機と台湾問題は同じ構図で、米国が仕掛ける「オフショア・バランシング戦略」ではないかという点について、孫崎氏にお話をうかがっています。
詳しくは、ぜひ本日の再配信をご視聴ください。冒頭のみ、どなたでも御覧いただけるオープンで、その後は会員限定で配信します。
仮に、その日の都合で観られなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に観られますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます!
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【タイムリー再配信 1079・IWJ_YouTube Live】18:00~
「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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※「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593
それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴、城石裕幸、尾内達也、木原匡康、中村尚貴)
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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