┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 昨日6月30日、「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催しました! 無事にイベントを開催できたのも、IWJをご支援・応援してくださる皆様のおかげです! 本当にありがとうございます! 録画の視聴は今後も可能です!
┠■【中継番組表】
┠■軍事境界線越え南北米3首脳が史上初の会見!「私たちの土地を踏んだ初めての米大統領になられた」と金正恩委員長!トランプ大統領は「ホワイトハウスに招待したい」と発言! 安倍政権下の日本はぶっちぎりの「ぼっち」状態!!
┠■「世紀のディール」を話し合ったはずのバーレーン会議は、イラン包囲網形成のための会議になった!? パレスチナもイスラエルも不参加の上、資金拠出を表明した国もない!
┠■ファンドレイジングシンポジウムにご登壇された石田勇治氏が解説しています、劇団民藝「闇にさらわれて」もぜひご覧ください!
┠■サポート会員の方20名様に限定でIWJ会員でもあるピアニスト稲葉美佳さんのCDをプレゼント! この機会にぜひ、サポート会員へのお切り替えをご検討ください!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
┠■岩上安身によるインタビュー今後の日程・配信予定~ 米国のイラン敵視政策の背後にはイスラエルの存在が! 放送大学名誉教授の高橋和夫氏へのインタビューを予定!
┠■IWJが今期900万円超の赤字の危機にある中、岩上安身の直接のメールによる緊急のご支援の呼びかけに応じてくださった皆様に心よりお礼申し上げます! 今期11ヶ月間の達成率は84%です! IWJが日本の運命を大きく左右する今年夏を乗り越え、7月末の期末まで、残り1ヶ月で100%達成できますよう、どうか皆様、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代未払い」などは一切ありません!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~ 昨日6月30日、「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催しました! 無事にイベントを開催できたのも、IWJをご支援・応援してくださる皆様のおかげです! 本当にありがとうございます! 録画の視聴は今後も可能です!
おはようございます。IWJ編集部です。
昨日6月30日、「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催しました!いつもIWJをご支援・応援してくださる皆様のおかげです! 本当にありがとうございます!
今回のファンドレイジングシンポジウムは、生中継後でも、7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方にも、イベントの録画を8月15日まで、ご自由にご覧いただけるよう手配いたします! ペイパービュー(PPV)方式で昨日の生配信をご覧いただいた方も、8月15日まで録画をご覧いただけます!
ご寄付・カンパの金額と会員情報を確認できた方へご視聴に必要な情報をメールでお届けいたしますので、必ず、このお名前とメールアドレスと会員番号をお忘れにならないようにお気をつけください!
また、専用の申込みフォームもあります! こちらからご入力の上、お振込みいただきましてもご対応が可能です。上記の方法でも、専用フォームからの申し込みのどちらでも差し支えありません。今回はご参加・ご視聴が叶わなかった方は、ぜひ、イベントの録画をご覧ください! よろしくお願いします!
※ペイパービュー申し込み「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」ご視聴お申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScTMHYUuuKAa96N4rU3H1UVxibZpbFiIIovJKLbdhITyl7SDA/viewform
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
ファンドレイジングシンポジウムでは、ゲストの方々それぞれの専門分野の知見をもとに、日本が直面している金融財政危機、対米従属の現実と、その宗主国・米国が覇権をかけて中国との対決姿勢を強めている問題、また安倍政権が狙う改憲に含まれる緊急事態条項の危険性などを真正面から取り上げました。
ご登壇のゲストは、明石順平弁護士、エコノミスト・田代秀敏氏、ジャーナリスト・吉田敏浩氏、永井幸寿弁護士、京都精華大学専任講師・白井聡氏、東京大学大学院・石田勇治教授の6名です。各ゲストの方々から、事前にいただいた講演のタイトルと、お話の概要をご紹介いたします。
・明石順平弁護士 「国家の統計破壊」/概要「賃金とGDPについて」/メッセージ「日本ヤバイですよ」
・田代秀敏氏 「100年不安:年金、MMTそして中国」
・吉田敏浩氏 「日米両政府を拘束する日米合同委員会と横田空域」
・永井幸寿弁護士 「憲法に緊急事態条項は必要か」/概要「昨年の3月に自民党は憲法改正案として『緊急事態条項』を提案しました。『緊急事態条項』とは,大災害や戦争の時に極度に政府に権力を集中して人権を大幅に制限する制度です。ナチスドイツや大日本帝国憲法下の日本で濫用されてきた危険な制度です。自民党案は一見恐そうな条文はありませんが,いくつものトリックがあり,実は大日本帝国憲法の『緊急事態条項』より危険なものです。『いつで~も独裁。いつまで~も独裁。』これは岩上安身さんの言葉です。この意味をご説明します」
・白井聡氏 「『戦後の国体』の末期段階」/概要「安倍晋三政権の腐敗・迷走は、『戦後の国体』と化した日本の対米従属構造がその崩壊期を迎えたことの反映である。本講演では、上記の現状認識を、拙著『国体論――菊と星条旗』の内容から明らかにする」/メッセージ「日本社会の崩壊的転落はどこまで続くのか。安倍政権が長期本格政権化したことは、この転落の原因ではなく結果です。今の日本国民の状態にふさわしい政権だからこそ、ここまで長く続いてきたのでしょう。なぜ、ここまで私たちの社会は堕ちてしまったのか。そのことを考えるきっかけになる話をできればと思います」
・石田勇治教授 「20分でわかるナチスの『手口』と緊急事態条項」/概要「ナチスが独裁樹立に向けて用いた『手口』のひとつがワイマール憲法48条(緊急事態条項)の濫用である。だがこれを濫用したのはナチスだけではなかった。ヒトラー政権に先立つ歴代の首相も、それぞれの思惑から緊急事態条項を濫用して議会制民主主義を骨抜きにした。ヒトラーは、その『成果』の上にさらにこれを濫用して『授権法』(全権委任法) 制定の扉を開き、議会政治にとどめを刺したのだ。緊急事態条項は、ヒトラーのような極端な人物でなくとも、困難に直面した為政者が安易に手を出したくなる危険な代物である」
このイベントで皆様からいただいた参加費は、IWJの活動費として大切に使わせていただきます。目前に迫った参院選に向けて、そしてIWJの来期第10期以降に向けて、独立メディアとして権力に一切忖度しない報道に尽力してまいりますので、今後ともIWJへのご支援・応援をよろしくお願いいたします!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆中継番組表◆
**2019.7.1 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2
東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
——————-
【録画配信・IWJ_Youtube Live】18:00~「暮らしたい社会を描くレッスンスペシャル『政治を暮らしに引き戻そう~取り戻したいのは食、水、命~』(ディスカッション・質疑応答)―ゲスト:参議院議員・川田龍平氏、国際ジャーナリスト・堤未果氏、ナビゲーター:駒込武氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
6月14日に収録した、暮らしたい社会を描くレッスンスペシャル「政治を暮らしに引き戻そう~取り戻したいのは食、水、命~」を録画配信します。これまでIWJが報じてきたTPP・自由貿易協定関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/tpp-fta
————————————–
【タイムリー再配信 387・IWJ_Youtube Live】20:00~「『複雑化したシステムの中心に東大がある』石井紘基氏が調べていた特別会計の闇の源流 ~安冨歩教授の授業」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2013年11月収録の、安冨歩教授の授業を再配信します。これまでIWJが報じてきた安冨歩教授関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%AE%89%E5%86%A8%E6%AD%A9
========
◆中継番組表◆
**2019.7.2 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 388・IWJ_Youtube Live】20:00~「『石井紘基は死なない』 ~権力の闇と戦った国会議員、石井紘基氏の命日に東大・安冨歩教授が講演、『知的探求の継続が、彼を復活させる』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2015年10月収録の、安冨歩教授による石井紘基氏についての講演を再配信します。これまでIWJが報じてきた安冨歩教授関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%AE%89%E5%86%A8%E6%AD%A9
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆昨日アップした記事はこちらです◆
電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450800
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
【第420号-426号】岩上安身のIWJ特報!スクープ! 日銀が発表した英語論文の謎 アベノミクス・黒田バズーカによる副作用の責任を逃れようと裏で金融緩和の出口を模索!? 岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー2018.7.1(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450686
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■軍事境界線越え南北米3首脳が史上初の会見!「私たちの土地を踏んだ初めての米大統領になられた」と金正恩委員長! トランプ大統領は「ホワイトハウスに招待したい」と発言! 安倍政権下の日本はぶっちぎりの「ぼっち」状態!!
昨日6月30日、米韓首脳会談のため韓国のソウルを訪れていたトランプ米大統領は、会談終了後の文在寅(ムンジェイン)韓国大統領との共同記者会見で、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談を発表しました。そして、両大統領はそれぞれのヘリコプターでDMZ(非武装地帯)の板門店(パンムンジョム)に向かいました。
※「【速報】南・北・米首脳史上初の同時出会い…世界史新しく書きかえた」(ハンギョレ新聞、2019年6月30日)
http://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/899893.html?_fr=mt1
トランプ大統領は軍事境界線を越えて、現職の米大統領としては初めて約1分間北朝鮮側に足を踏み入れ、出迎えた金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と握手しました。韓国のハンギョレ新聞が速報として伝えたところによりますと、トランプ大統領が軍事境界線を越えて北朝鮮側に入って金委員長と記念撮影した後、続けてトランプ大統領と金委員長が南側に入り、「自由の家」の前で文大統領と会い、南・北・米三首脳が顔を合わせる歴史的瞬間が実現しました。
2018年初頭には戦争勃発の危機さえリアルに感じられた朝鮮半島情勢は、南北両首脳が手を携えて軍事境界線を越え、世界を驚かせた2018年4月27日の電撃的な南北首脳会談により、和解に向けて大きく動き出しました。2018年6月には、トランプ大統領と金委員長がシンガポールで初の会談を行い、新たな米朝関係の確立や朝鮮半島の平和体制構築、非核化に向けた共同声明を発表しました。
しかし今年2月27日と28日の二日間に渡り、ベトナムのハノイで開かれた2回目の米朝会談では、非核化の進め方などをめぐる対立から、交渉は途中で打ち切られ、朝鮮半島の平和構築への動きは暗礁に乗り上げたかのように見えました。
※【特別寄稿】「合意なし」打ち切りは「会談決裂」だったのか!? ハノイの国際メディアセンターで見た「朝米首脳会談」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/445005
韓国の京郷(キョンヒャン)新聞が速報として出した記事では、この度の板門店での、金委員長とトランプ大統領の会話を詳しく伝えています。
軍事境界線の前で金委員長は「トランプ大統領は、私たちの土地を踏んだ初めての米国大統領になられました。分離線を越えるこの行動自体が、良くない過去を清算して、今後の良好な関係を開拓しようとするトランプ大統領の格別な決断の表現だと思います」と述べて歓迎の意を表明しました。
これを受けてトランプ大統領は、「(ハノイでの会談の後)長い間通知をしなかったのに、すぐに応えてくれたことに大変感謝いたします」と金委員長への謝意を示し、「ホワイトハウスに招待したい」と発言したとのことです。この発言に対する、金委員長のリアクションは報じられていません。
※「『初めて私たちの土地を踏んだ米大統領になられた』キム・ジョンウン委員長とトランプ大統領の会話を見てみると」(キョンヒャン新聞2019年6月30日)
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201906301649001&code=910303
政権支持率のためにさんざん「北の脅威」を利用し、朝鮮半島の平和体制構築に対しては後ろ向きで冷笑的な態度を取り続け、6月28日に大阪市で開かれたG20サミットでは各国首脳から「素通り」された安倍総理は、今回の事態においても全くの「蚊帳の外」であったことは、言うまでもありません。安倍政権下の日本は、国際社会においてぶっちぎりの「ぼっち」状態にあります。
■「世紀のディール」を話し合ったはずのバーレーン会議は、イラン包囲網形成のための会議になった!? パレスチナもイスラエルも不参加の上、資金拠出を表明した国もない!
米国が主導して中東のバーレーンで開いたパレスチナ支援を巡る会議は26日、2日間の日程を終え閉幕しました。10年間で計500億ドル(約5兆4000億円)規模の支援策を話し合う予定でしたが、各国からは資金拠出の表明はありませんでした。このバーレーン会議の参加者は、実業家、ジャーナリスト、湾岸諸国の代表、パレスチナとイスラエルの実業家でした。
※パレスチナ支援会議、資金拠出表明なし 割れるアラブ (日経新聞、2019年6月27日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46650670X20C19A6FF1000/
クシュナー米大統領上級顧問がバーレーンの会議で提案したパレスチナに対する経済支援文書は、「繁栄のための平和経済プラン:パレスチナ人のための新ビジョン」と呼ばれ、次の内容を含んでいました。
1. 今後10年で無償援助125億ドル、低利融資260億ドル、民間投資110億ドルを提供する。そのうち半分はパレスチナ自治区向け、残りはエジプト、レバノン、ヨルダン向けの融資投資で、179件のインフラ・ビジネスプロジェクトに充てられる。
2. これらプロジェクトの一部はエジプトのシナイ半島で実施され、その利益をガザ地区の住民が得る。パレスチナの観光部門に10億ドルを充てる。
3. パレスチナ自治区での電気、水道、排水網の整備に向けて投資する。
4. ガザ地区に対し、5億9000万ドルの無償提供と低利融資を行い、電線網を改修し、100万人を雇用する。この支援により、パレスチナ自治区の西岸地区とガザ市区で約100万人を雇用し、パレスチナのGDPを倍増、貧困率を1桁まで減少させる。
※NO.51 イスラエル・パレスチナ:中東和平案の経済面の発表(中東調査会、2019年6月24日)
https://www.meij.or.jp/kawara/2019_051.html
バーレーンで開かれたパレスチナへの経済支援計画は、米国による経済的な和平案とも呼べるものです。パレスチナ自治政府は、23日の段階で、「われわれの国をつくるために会合は必要ない。われわれが必要なのは平和だ。経済再生、その後に和平の達成という順番の計画は、非現実的で幻想にすぎない」と批判し、この支援会議への参加拒否を表明していました。
中東調査会によれば、パレスチナ自治政府が、このクシュナー上級顧問の経済和平案を拒否した理由は、イスラエルとの紛争は政治的に解決される必要があり、パレスチナ国家建設などの政治面の計画を欠いているからということです。
※米の中東支援計画、パレスチナが拒否(ロイター、2019年6月24日)
https://jp.reuters.com/article/israel-palestinians-plan-arabs-idJPKCN1TP01F
このバーレーン会議で注目すべき点は、この経済支援会議が「絵にかいた餅」に終わったという点です。どの参加国(エジプト、ヨルダン、カタル、UAE、サウジ、モロッコ)も資金拠出を表明しませんでした。米国でさえ表明しなかったのです。パレスチナがバーレーン会議に不参加の表明を行った時点でアラブ諸国の厳しい態度は予想できたはずです。これは何を意味するのでしょうか。
この点に関連して、6月27日、エレクトロニック・インティファーダは、「ジャレッド・クシュナーがパレスチナ人を釣る」という刺激的なタイトルの記事をアップしています。
※Jared Kushner trolls Palestinians(THE ELECTRONIC INTIFADA、2019年6月27日)
https://electronicintifada.net/blogs/ali-abunimah/jared-kushner-trolls-palestinians
この記事の中にアップされたリアル・ニュースのインタビュー動画の中で、エレクトロニック・インティファーダの共同創設者であるアリ・アブニマー記者は、クシュナーのこの経済支援計画について次のように述べています。
「とりわけ、ジャレッド・クシュナーが強く進言してトランプ政権が最初に行ったのは、最貧で脆弱なパレスチナ人への援助の打ち切りでした。米国は年間5億ドル(538億円)以上のパレスチナ難民支援と国連パレスチナ難民救済事業機関への支援を打ち切ったのです。これは、難民キャンプの人々への基本的な医療サービスと、ガザ地区でイスラエルに包囲されているために、食糧不足に陥っている人々への食糧援助を打ち切ったということです。さらに、占領下の東エルサレムの6つの病院への年間2500万ドル(約26億9千万円)の支援も打ち切りました。これらの病院はヨルダン川西岸とガザのパレスチナ人に必要不可欠な医療サービスを提供しています。こうした支援打ち切りを行った同じ男が、医療サービスを含む投資をパレスチナに行いたいと言っているのです。(クシュナーの経済支援計画の)『繁栄のための平和』の中にある、健全な経済には健康な人口が必要だという行を読んで悲しくならないとしたらまったくおかしいでしょう」
まさに、米国の欺瞞を余すところなく指摘しています。そして、アリ・アブニマー記者は、同じ記事の中で、注目すべきことを述べています。
「クシュナーの計画がはっきりと示しているのは、バーレーン会議の大きな目的が、イスラエルとサウジ主導の湾岸諸国との関係を公然と正常化して、イランとの対立をエスカレートさせたい米国主導の前線を固めることになっていったということである」
「パレスチナの大義は、サウジ・イスラエル同盟完成のための障害になっている」
バーレーン会議の目的が、米国とその同盟国によるイラン包囲網の形成に変わっていき、パレスチナの大義が今やサウジ・イスラエル同盟の完成の障害になっているという、エレクトロニック・インティファーダのアリ・アブマニー記者の見方は、説得力を持っていると言えるのではないでしょうか。
■ファンドレイジングシンポジウムにご登壇された石田勇治氏が解説しています、劇団民藝「闇にさらわれて」もぜひご覧ください!
ファンドレイジングシンポジウムにご登壇された石田勇治教授は、劇団民藝の公演「闇にさらわれて」について解説を寄せています。「闇にさらわれて」は、ナチズムが台頭する1930年代のドイツで反ファシズムの旗手として名を轟かせた弁護士、ハンス・リッテンと、強制収容所へ送られて行方不明となったハンスを助け出そうとする母、イルムガルトの「真実の記録」です。東京都渋谷区の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、6月23日から7月3日にかけて上演されます。
※闇にさらわれて(劇団民藝ホームページ)
http://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2019_taken-at-midnight/
ナチ・ドイツ史研究の第一人者である石田教授が、「闇にさらわれて」の解説「思想は自由だ」をIWJへ提供してくださいました。石田教授の解説は、以下のURLからご覧ください!
※【特別転載】ヒトラーに抗い強制収容所へ送られた、労働者の権利のためにたたかった弁護士の運命! 劇団民藝「闇にさらわれて」の公演によせた石田勇治・東京大学教授の解説文を全文掲載! 2019.6.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451587
また、劇団民藝・制作部の平松多一氏は、「闇にさらわれて」について次のように紹介しています。
―――――――
『闇にさらわれて』は、母と子の絆を描いた作品でもあります。ヒトラーに抗い強制収容所へ送られた息子の命を救うため、孤独な戦いを続ける母親を演じる日色ともゑは、「彼女(イルムガルト)の物事に対する一途さは、私自身とも重なるところがあると思います。母としての深い愛情、そしてひとりの女性として凛とした強さを」と抱負を語っています。
そしてヒトラーを法廷に召喚し、3時間にも及ぶ尋問を行い、後に捕らえられ強制収容所へ送られた息子のハンス・リッテン役の神敏将は、「志半ばに亡くなった人物を演じます。その人の思いを誠実に伝えられれば」と意気込みをのぞかせます。密度の濃い民藝アンサンブルにご期待いただければと思います。
―――――――
ぜひ、劇団民藝「闇にさらわれて」もご覧ください! 7月3日まで、新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで公演中です。
■サポート会員の方20名様に限定でIWJ会員でもあるピアニスト稲葉美佳さんのCDをプレゼント! この機会にぜひ、サポート会員へのお切り替えをご検討ください!
IWJサポート会員の高橋領治様より、IWJ会員でピアニストの稲葉美佳様をご紹介いただきました。
このたび、高橋様と稲葉様よりCD「美音 懐かしの映画音楽集」を20枚寄贈していただきました。
このCDをIWJサポート会員の方20名様にプレゼントいたします! 10名は既存のサポート会員の方、10名は6月29日より、7月末までに新規にサポート会員に切り替えてくださった方に限定です! 応募フォームを本日中にご用意いたしますので、お待ちください。準備ができ次第、IWJのサイト、ツイッター、フェイスブックなどでもお知らせいたします!
高橋様からの稲葉美佳様のご紹介文を掲載させていただきます。
―――――――
IWJ会員の高橋領治です。(※)
現在は40年間経営していた会社を今年の1月一杯でM&Aで譲り、週1回会長として勤務しております。
数年前、知人の紹介でピアニストの稲葉美佳さんと知り合いました。その実力に魅了されまして応援する事にしました。
何回かお会いして、話の中に政治の話題が出たりすると、稲葉さんの情報が新聞・テレビの知識しかなく、「それでは駄目ですよ」と説得して、1年半前よりIWJの会員になってもらいました。
稲葉さんは昨年辺りから1950年代以降の映画音楽に興味を持ち、「アマゾンレコード」に認められて、今年の5月に世界同時発売にこぎつきました。
彼女も日頃、IWJの為に何かできないか考えていましたが、この発売記念にCDを20枚寄贈して頂きました。さらに、IWJのオフィスにお邪魔してスタッフの方とお話の中でIWJのイベントの時にピアノコンサートとコラボされたらと提案させて頂きました。こんな形で協力出来ればと思います。
IWJ同様ピアニスト稲葉美佳さんの応援をよろしくお願いします。
―――――――
※「タカ橋」の漢字表記は(はしごだか)ですが、機種依存文字にあたり、日刊IWJガイドをメールで送信できなくなりますため、本ガイドでは「高」と表記させていただいております。なにとぞご了承ください。
また、稲葉美佳様からも自己紹介文をいただきましたので、以下に掲載させていただきます。
―――――――
☆自己紹介☆
IWJの会員の方から日本の政治などのお話しを聞き共感。もっと勉強したいと会員となりました。
稲葉美佳(いなばみか)
3歳よりピアノを始める。
著名人のトークショーでの前座演奏多数。
舞台経験を積むため各種コンクールに出場。セシリア国際コンクール入賞。
大学時代ウィーンに短期留学。
ウィーン国立音楽大学のアントワネット・ファン・ツァブナー教授に師事。
また、パリエコールノルマル、パトリック・ジクマノスキー教授マスタークラスに参加。ディプロマ取得。
子供から大人までピアノ指導にも精力的に取り組み、初心者から再開者まで幅広くレッスンを行なっている。
毎年のリサイタルをライフワークとしており、そのプログラム、楽器編成は型にはまらず、ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテット、ゴスペル、二台ピアノ8手など高い評価を得ている。
日本を代表する交響楽団、ベテラン演奏家との共演も果たすなど活躍の場を広げている。
近年、映画音楽に魅了され研鑽、編曲を手がける。2019年5月1日amazon recordより世界発売。
15社より世界配信発売。
東邦音楽大学卒業
皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。
―――――――
この機会に是非、サポート会員へのお切り替えをご検討ください!
※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。
※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp
■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>
「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。
自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。参院選では表立った争点にはなっていませんが、この改選で、改憲勢力が3分の2を超える議席を占めることになれば、この緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性があります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。
※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/
こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!
◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>
以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。
このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。
※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/
※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。
※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp
現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。
※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi
■岩上安身によるインタビュー今後の日程・配信予定~ 米国のイラン敵視政策の背後にはイスラエルの存在が! 放送大学名誉教授の高橋和夫氏へのインタビューを予定!
日本の未来を大きく左右する参院選が迫る中、岩上安身は、アクチュアルなテーマで精力的にインタビューを行っていきます! 今後のインタビューの日程、配信の予定は以下の通りです。
・7月中(予定) 国際政治学者・放送大学名誉教授 高橋和夫氏
中東問題がご専門の国際政治学者で放送大学名誉教授の高橋和夫氏に、7月中にインタビューを行う予定です。ホルムズ海峡でのタンカー攻撃でにわかに緊迫し始めた中東情勢について、おうかがいする予定です。
高橋氏には今年4月のイスラエル総選挙の結果を受け、イランをめぐる米国とイスラエルの動きについて、コメントをいただいています。ぜひ以下の記事をご一読ください。
※ネタニヤフ氏勝利でパレスチナ国家がさらに遠のく!? イスラエルは好きなことが何でもできる!? 高橋和夫・元放送大学教授がIWJの直撃取材にこたえて警告! 「ホルムズ海峡封鎖でイラン攻撃がありえる」! 2019.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447493
高橋氏には昨年10月、トルコでのサウジアラビア記者カショギ氏殺害から、中東での米国覇権に関するインタビューも行っています。こちらもぜひ、あわせてご覧ください。
※【祝・安田純平氏 無事生還記念!】サウジが「イスラムの盟主」の時代は終わり!? カショギ氏殺害と安田氏解放から米国覇権の陰りが見える!? 岩上安身が高橋和夫・放送大学名誉教授にインタビュー 2018.10.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434645
今後も続々と岩上安身によるインタビューをお届けしていく予定です。ご期待ください。
■IWJが今期900万円超の赤字の危機にある中、岩上安身の直接のメールによる緊急のご支援の呼びかけに応じてくださった皆様に心よりお礼申し上げます! 今期11ヶ月間の達成率は84%です! IWJが日本の運命を大きく左右する今年夏を乗り越え、7月末の期末まで、残り1ヶ月で100%達成できますよう、どうか皆様、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!
7月に決算月であるIWJは、今期第9期も残りあと1ヶ月となりました。
今期が始まった昨年8月1日から今年6月26日までのご寄付・カンパの今期1年を通じての目標額への達成率は、まだ84%です。今期が残り約1ヶ月しかない中で、900万円超の赤字が発生する可能性が依然として残っています。小さな企業であるIWJにとって900万円を超える赤字はとても大きなダメージです。
前期も赤字でしたが、今回はこのままですと赤字幅が上回りそうで、IWJの活動を維持していくことがますます困難になります。なんとか今期の目標額にたどり着くべく、どうぞご支援をよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代未払い」などは一切ありません!
IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。
テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者です。記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。
IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。
しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。
動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになりますが、編集スキルのある方、経験者はより高い時給からのスタートと、優遇致します!
事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。
いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。IWJには「サビ残」や「残業代未払い」はありません!
詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。
※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform
それでは、本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、上杉英世、川上正晃)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】