日刊IWJガイド「『新潮45』の差別と痴漢の奨励記事問題で、『新潮45』と小川榮太郎氏はIWJの取材を拒否!」2018.9.22日号~No.2200号~(2018.9.22 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~『新潮45』に差別と痴漢煽動表現てんこ盛りの記事が掲載された問題で、新潮社の佐藤隆信社長が声明を出すも謝罪はなし!新潮社には反省や『新潮45』の自主回収の意思はなし。
┠■【中継番組表】
┠■本日午後8時より「沖縄戦で首里攻防戦に15歳で従軍した故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さんへの岩上安身によるインタビュー(前編)」を全編フルオープンで録画配信します!両親と妹、敬慕する永岡隊長とはぐれた15歳の「軍国少女」は死体の山を這いながら果たして再会できるのか!?ロードムービーのようなインタビューです。
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】小川榮太郎がLGBTを貶めるために「SMAG」なる珍妙な用語を提唱!IWJは小川氏と新潮45に電話取材を試みるも、両者とも断固拒否!新潮45には電話中に突然切られる!
┠―【2】沖縄県で辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票条例案が提出される!辺野古の「へ」の字すら言わない「争点隠し」はもはや通用しない!?
┠―【3】安倍総理の三選は「『核戦争上等!!』への道の選択」!? 自民党総裁選は地方では互角、国会議員が20名造反するも、日本はすでに危機的状況!?
┠■『環境省は「除染した、だから帰れ」』と被災者に言っているも同然!! 現在も基準値の60倍を超す258万ベクレルが検出されている!!」~9.7再稼働反対!首相官邸前抗議より
┠■<緊急告知!>10月2日元NHK大阪で森友スクープを連発した相澤冬樹・大阪日日新聞論説委員への岩上さんによるインタビューが決定!相澤記者への質問を募集します!
┠■<お知らせ>
┠―■緊急の呼びかけにご寄付・カンパをくださった皆様、ありがとうございます! 8月からの第9期、ご寄付・カンパの目標達成率はまだ45%…。どうかさらなるご支援をよろしくお願いいたします!https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
┠―■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています! 学生アルバイトも歓迎です!https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform
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■はじめに~『新潮45』に差別と痴漢煽動表現てんこ盛りの記事が掲載された問題で、新潮社の佐藤隆信社長が声明を出すも謝罪はなし!新潮社には反省や『新潮45』の自主回収の意思はなし。

 『新潮45』2018年10月号に、LGBTの人々や性犯罪の被害者に対する差別表現や、性犯罪の煽動と言わざるを得ない表現が掲載されていた問題で、新潮社の佐藤隆信社長は昨日21日、「『新潮45』2018年10月号特別企画について」と題した声明をサイトで発表しました。声明文は以下の通りです。

 「弊社は出版に携わるものとして、言論の自由、表現の自由、意見の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してまいりました。

 しかし、今回の『新潮45』の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」のある部分に関しては、それらに鑑みても、あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました。

 差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版社である新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきたといっても過言ではありません。

 弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です」

※「新潮45」2018年10月号特別企画について(新潮社ホームページ、2018年9月21日)
https://www.shinchosha.co.jp/news/article/1462/

 この短い声明文のどこにも謝罪の言葉はありません。それどころか、「差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマ」で、「新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきた」として、自画自賛しているような表現まで含まれています。122年も「育まれてきた」結果が、これですか!?と問わざるをえません。一過性の事故のようなものではないからです。

 『新潮45』2018年10月号で特に問題となっている記事は、『徹底検証「森友・加計事件」― 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(月刊Hanada双書)などのトンデモ本を書いた小川榮太郎氏による、「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」という寄稿記事です。

 この記事で小川氏は、「LGBTも私のような伝統保守主義者から言わせれば充分ふざけた概念だ」と、LGBTの人々を攻撃したあげく、「痴漢症候群の男の困苦こそ極めて根深かろう。彼らの触る権利を社会は保障すべきではないのか」と、性犯罪の煽動としか言いようのない主張をしています。

 それにもかかわらず、佐藤社長が発表した声明では、小川氏の性犯罪を煽る表現については一切触れておらず、「差別やマイノリティの問題」と向き合って新潮社が育まれてきたなどと、見当違いなアピールをしています。

 IWJは、この深刻な問題を徹底追及すべく、まずは小川榮太郎氏と新潮45に取材を試みました。詳しくは後段でお伝えしますので、ぜひご一読ください。

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◆中継番組表◆

**2018.9.22 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・OKINAWA1】「沖縄県知事選・那覇市長選に関わる内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
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【IWJ・OKINAWA1】16:00頃~「玉城デニー うまんちゅ大集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

 新都心公園 中央広場(那覇市)で開催される「ひやみかちうまんちゅの会」主催の集会を中継します。4年前、故・翁長雄志知事誕生への爆発的な大波をつくった「うまんちゅ1万人大集会」。主催は、デニー候補勝利への大波を起こすべく、1万人規模の集会を開催します。これまでIWJが報じてきた玉城デニー氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%8E%89%E5%9F%8E%E3%83%87%E3%83%8B%E3%83%BC

 沖縄県知事選挙に関する記事は、以下のURLからご覧いただけます。
※【特集】2018年沖縄県知事選
https://iwj.co.jp/wj/open/okinawa_governorelection2018
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【録画配信・大阪 IWJ_Youtube Live】18:00~「~幕引きさせてたまるか!森友問題~『アベの大罪を暴く』―内容:望月衣塑子さん&金平茂紀さんトークセッション、立憲野党の国会報告・アピール」
視聴URL(会員限定配信): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 昨年から今年にかけ、「森友問題」の発端である国有地売却に関して国会では虚偽答弁が繰り返され、公文書が改竄されるという大罪が発覚。安倍政権は未だ何の責任も取っていません。「森友学園問題」を考える会は、安倍政権に対して森友問題の幕引きをさせない決意で、9月16日に望月衣塑子氏(東京新聞記者)、金平茂紀氏(ジャーナリスト)を迎えトークイベントを開催。その模様を会員限定で録画配信します。

 内容はほかに立憲民主党・森山浩行衆院議員、日本共産党・辰巳孝太郎参院議員ら野党議員の国家報告、大川一夫弁護士による裁判報告がありました。これまでIWJが報じてきた森友学園問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E5%AD%A6%E5%9C%92
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】20:00~「『洗脳教育され、人間ではなくて「立派な国民」だった!』沖縄戦で首里攻防戦に15歳で従軍した凄絶な戦争体験と平和への思い!故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さんへの岩上安身によるインタビュー(前編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 9月8日に収録した、故・翁長雄志沖縄県知事の親戚・安子さんへの岩上安身によるインタビューの前編を、公共性に鑑みフルオープンで録画配信します。岩上安身は9月3日から1週間ほど沖縄を訪れ、連日インタビューをおこなってきました。

 沖縄戦がおこなわれた昭和20年、まだ15歳だった安子さんは、御本人いわく「軍国少女」だった、といいます。「洗脳」から解放されたのは、戦後に戦没者の遺骨収集をした時だったそうです。安子さんは長い時間をかけて、米軍に投降した時の様子、父親との別れ、収容所での暮らし、家族との再会など、悲惨で壮絶な戦争体験をお話しくださいました。

 このインタビューは、安子さんに語っていただいた場所の名前などわかりやすくテロップを入れ、ようやく配信の運びとなりました。他では見ることのできない貴重なインタビューをぜひご覧ください。

 これまでIWJが報じてきた沖縄戦関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88%A6

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◆中継番組表◆

**2018.9.23 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・新潟 IWJ_Youtube Live 】17:00~「なくそテ原発 2018柏崎大集会 ―内容:吉原毅氏(原自連会長)講演、福島からの報告 ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 新潟県柏崎市には、福島第一原発事故を起こした東京電力の柏崎刈羽原子力発電所があります。主催は、原発再稼働反対・廃炉実現の世論の強さをアピールするため、9月16日に柏崎刈羽原発所在地で集会を開きました。その模様を録画配信いたします。

 内容は吉原毅氏(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟 会長)による「原発ゼロで日本経済は再生する」と題した講演、福島から渡部チイ子氏の報告など。これまでIWJが報じてきた柏崎刈羽原発関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9F%8F%E5%B4%8E%E5%88%88%E7%BE%BD%E5%8E%9F%E7%99%BA
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【タイムリー再配信 244・IWJ_Youtube Live】18:00~「マスメディアが伝えない一大事!安保法制・共謀罪そして2017年の3か月に及ぶ国会召集拒否!安倍政権による数々の『破憲』行為は白昼のクーデターである!! 元参議院議員・平野貞夫氏らが安倍総理を内乱予備罪で刑事告発!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 9月7日午前10時、元参議院議員・平野貞夫氏と山口紀洋弁護士が、安倍総理を刑事告発するため、「刑法第78条の内乱予備罪の告発状」を最高検の稲田信夫検事総長に提出。その後、憲政記念館で開かれた記者説明会を再配信します。

 平野氏は、特定秘密保護法や安保法制、共謀罪の強行採決など、2012年の発足以来、第二次安倍政権がおこなってきたことは、憲法の理念を踏みにじる「破憲」行為の連続であると強く主張します。「ナチスの手口に学んだらどうかね」と発言した麻生財務大臣が、罰せられることもなく権力の座に居座り続けていることの異常さにも触れ、今の日本で起きていることは、安倍総理や麻生大臣らによる「白昼の静かなクーデター」であると断じています。9月24日に予定されている平野貞夫氏インタビュー前のおさらいとして、ぜひご覧ください。

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431002
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】20:00~「『洗脳教育され、人間ではなくて「立派な国民」だった!』沖縄戦で首里攻防戦に15歳で従軍した凄絶な戦争体験と平和への思い!故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さんへの岩上安身によるインタビュー(後編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 9月8日に収録した、故・翁長雄志沖縄県知事の親戚・安子さんへの岩上安身によるインタビューの前編を、公共性に鑑みフルオープンで録画配信します。岩上安身は9月3日から1週間ほど沖縄を訪れ、連日インタビューをおこなってきました。

 沖縄戦がおこなわれた昭和20年、まだ15歳だった安子さんは、御本人いわく「軍国少女」だった、といいます。「洗脳」から解放されたのは、戦後に戦没者の遺骨収集をした時だったそうです。安子さんは長い時間をかけて、米軍に投降した時の様子、父親との別れ、収容所での暮らし、家族との再会など、悲惨で壮絶な戦争体験をお話しくださいました。

 このインタビューは、安子さんに語っていただいた場所の名前などわかりやすくテロップを入れ、ようやく配信の運びとなりました。他では見ることのできない貴重なインタビューをぜひご覧ください。

 これまでIWJが報じてきた沖縄戦関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88%A6

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

切れ切れの天皇の系譜!万世一系という虚構! 互いに利用し合う武家と天皇家!岩上安身による第61回JCJ賞受賞者・梅田正己氏9.20インタビュー第四弾~平安時代から室町時代まで
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431852

日本外交の顔!? サクラ総動員祝勝会ムード!聴衆からは「恥を知れ」コール!! ~9.19安倍晋三総理 自民党総裁選 東京街頭演説会(秋葉原)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431810

【特別寄稿】沖縄県知事選 辺野古の「へ」の字も言わずに安倍政権の成果を延々とアピールする場と化した佐喜真陣営の街頭演説!菅官房長官が沖縄県政とは関係ない「携帯料金4割値下げ」を熱弁!フリージャーナリスト・横田一による報告!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431922

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■本日午後8時より「沖縄戦で首里攻防戦に15歳で従軍した故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さんへの岩上安身によるインタビュー(前編)」を全編フルオープンで録画配信します!両親と妹、敬慕する永岡隊長とはぐれた15歳の「軍国少女」は死体の山を這いながら果たして再会できるのか!?ロードムービーのようなインタビューです。

 「 安子、死んではいけない。生きてくれ。こんな戦があったことを語るんだ」

 現在89歳になる翁長安子さんは15歳で従軍し、何度も死に直面しながら生きぬいた末、首里戦線から3ヶ月間従軍していた永岡隊の隊長から最後にこう言葉をかけられ、沖縄戦最後の激戦地だった沖縄本島南部糸満の壕で隊長と別れました。

 永岡隊とは、第二次大戦で沖縄に置かれた日本陸軍第32軍が、首里で現地の住民を集めて組織した郷土隊です。沖縄戦のあった昭和20年(1945年)当時、首里は旧制第一中学(現・首里高校)、沖縄師範学校、第一高等女学校など、男女とも県内の優秀な学校が集まった地域でした。その首里で集められた永岡隊の兵士は、各学校の教員や役所、郵便局の職員などが多く、みんな40代を超えた、安子さんいわく「おじさんたち」でした。その中には当時第一高等女学校の2年生だった安子さんの担任の先生もいました。隊の永岡敬淳隊長も首里にある安国寺(あんこくじ)の住職、そして安子さんの同級生のお父様でした。

 首里に司令部を置いていた32軍は、米軍による激しい攻撃にさらされ続け、昭和20年5月27日、ついに南部に撤退します。しかし、この時永岡隊に与えられた命令は「お前たちは郷土隊だから最後まで首里を守れ」という、あまりにも残酷で無責任な言葉でした。そしてその首里戦線をかろうじて生き延びたわずか数十名の永岡隊に、南部の激戦地で日本軍は「出撃命令」を下したのです。

 安子さんは「永岡隊のおじさんたちが銃を持って戦いに行くところなんて見たことがない」と言います。彼らは戦うための武器、小銃すらも持っていませんでした。現地の住民を集めて武器も与えず、ただ無駄死にしに行けと命令を下す日本軍。誰よりも愛国心の強い「軍国少女」だった安子さんは「誰のために戦争をするのか」と、言葉を漏らしました。

 岩上さんはこの9月上旬、沖縄に取材に赴き、8日間で9本のインタビューを強行してきました。その中には故・翁長雄志沖縄県知事の夫人樹子(みきこ)さんへの「スクープ」といえるロングインタビューもあります。翁長知事の遺影・遺骨の前でおこなわれた、この樹子夫人へのインタビューの際、画面には映っていませんでしたが、横でじっと聞いていたご高齢の女性がインタビュー後、岩上さんに沖縄戦のことを話しました。この女性が、翁長知事を生まれたときから知っているという叔母さん、翁長安子さんでした。

 翁長知事の「二度と沖縄を戦場にしない」という強い意志には、悲惨な沖縄戦の経験を身近で語る安子さんの存在が大きかったことは間違いありません。岩上さんは後日、安子さんにインタビューを申し込み、このインタビューが実現しました。

 4時間以上に及んだ安子さんのお話は、土地の名前など固有名詞も多く、沖縄県外の視聴者にはわかりにくい部分もあったため、注釈や字幕をつける編集作業をおこないました。前後編に分け、本日と明日の2夜連続で全編フルオープンで録画配信いたします。前編の今夜は、首里戦線で自らも銃撃を受け崖から転落し九死に一生を得た安子さんが、怪我を負いながら死体の山の間を這うようにして進み、やっとの思いで沖縄本島南部の糸満市にある壕にたどり着き、再び部隊に合流する話です。安子さんに直接お話をうかがった岩上さんは、次のようにインタビューを振り返っています。

 「このインタビューは、ぜひ、見ていただけませんか。僕はインタビューしながら、現場の映像が浮かぶようでした。まるでロードムービー。15歳の「軍国少女」は、地獄の戦場ではぐれてしまった、慕う恩師でもある永岡隊長のあとを追いかける。銃撃され、崖から転落し、死体の山を這いずり回りながら」

※岩上安身ツイート(2018年9月21日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1043121469595648000

 今夜8時からの録画配信をぜひご覧ください。

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【録画配信・IWJ_Youtube Live】9月22日(土)20:00~
「洗脳教育され、人間ではなくて『立派な国民』だった!」沖縄戦で首里攻防戦に15歳で従軍した凄絶な戦争体験と平和への思い!故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さんへの岩上安身によるインタビュー(前編)
YouTube視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL:https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 沖縄県知事選も後半戦に入りました。IWJでは特集ページを組んで、連日沖縄県知事選を伝え続けています。告示前の9月上旬に岩上さんが沖縄を訪れ、玉城デニー候補や翁長樹子夫人、沖縄在住の識者の方々にお話をうかがったインタビューもありますので、ぜひご覧ください。

※【特集】争点は辺野古新基地建設の是非のはず!! 争点隠しは許されない!! 故・翁長雄志県知事の遺志「イデオロギーよりもアイデンティティ」を引き継ぐ候補は誰か!? 2018年沖縄県知事選
https://iwj.co.jp/wj/open/okinawa_governorelection2018

■<ニュース・フラッシュ>
【1】小川榮太郎がLGBTを貶めるために「SMAG」なる珍妙な用語を提唱!IWJは小川氏と新潮45に電話取材を試みるも、両者とも断固拒否!新潮45には電話中に突然切られる!

 「放送法遵守を求める視聴者の会」の呼びかけ人の一人で、政治を扱った報道番組に対して「偏向報道」などと主張している小川榮太郎氏が、『新潮45』2018年10月号に、「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」と題した記事を寄稿していました。これは、同誌の「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」という「特別企画」で掲載されたものです。

※新潮45 2018年10月号
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/

 「痴漢する男は制御不可能な脳由来の症状だから社会が保障すべきだ」などと、性犯罪を助長・煽動する文章を書いた小川氏の記事に対しては、当然ながら多くの批判が噴出しています。不適切な内容が頻出する当該記事ですが、ここでは小川氏の不謹慎さを示すものとして、以下の文を取り上げます。

 「LGBTの生き難さは後ろめたさ以上のものなのだというなら、SMAGの人達もまた生きづらかろう。SMAGとは何か。サドとマゾとお尻フェチ(Ass fetish)と痴漢(groper)を指す。私の造語だ。ふざけるなという奴がいたら許さない。LGBTも私のような伝統保守主義者から言わせれば充分ふざけた概念だからである」

 ここで小川氏はSMAGなる造語を得意げに提案しておりますが、これはアフリカ南部の内陸国ザンビアで母体保護活動に取り組んでいる団体、Safe Motherhood Action Groups in Zambiaの略称にあたります。この小川氏の造語は、あまりにも悪ふざけがすぎると思われます。まっとうな伝統保守主義者にとってもいい迷惑です。

※Community mobilization by Safe Motherhood Action Group (SMAG) members (Japanese Organization for International Cooperation in Family Planning、2013年4月17日)
https://www.joicfp.or.jp/en/2013/04/17/1369/

 LGBTや性犯罪の被害者に対する差別を声高に叫び、性犯罪を扇動する主張について、IWJは20日、小川氏に取材を試みました。

 IWJ記者が小川氏の事務所に電話したところ、電話口の担当者は、事務所のウェブサイトの問い合わせフォームに入力せよとの一点張りでした。さらに、「小川の言論に関わることなのでお答えできません」と返答したため、それならば本人に直接おうかがいしたいと伝えたところ、担当者の答えは「本日はおりません」とのことでした。

 ここで引き下がるわけにはいかないので、改めて取材を申し込むために小川氏の在室時間を聞いたところ、「小川の在室時間は流動的なので」と意味不明な答えが返ってきました。多忙を極める国際的な人権団体のキャンペーン担当でもあるまいし、いったい何のために小川氏は事務所を構えているのでしょうか。

 小川氏の事務所が取材を頑なに拒否したため、IWJは翌21日、新潮45の編集部に取材を申し入れましたが、新潮45にも拒否されました。そこで、「SMAG」との造語が不謹慎である旨を伝えようとしたところ、IWJ記者が話している途中で、新潮45側は一言も言わずに電話を切りました。

 今回は小川氏への直接取材は実現しませんでしたが、IWJはこの件に関して徹底して追及していきます。岩上さんは昨日21日、この問題を追及する意義を、次のようにツイッター上で訴えています。

 「破廉恥と戦うのは、躊躇を伴う。小川榮太郎の痴漢を奨励する言説ともなれば、誰もそんな愚論に構いたくない。だが、この痴漢のススメを書いた大馬鹿者は、安倍一強の権力に間違いなく結びついている。私たちは、かなり以前から直面しているこの事態、低俗と破廉恥の帝国主義者と戦う運命にある」

※岩上安身ツイート(2018年9月21日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1042931482002509824

 ここで、小川氏の政治的スタンスにも言及しておきます。小川氏は安倍晋三総理のスキャンダルを否定する本を出したり、さらには安倍政権による緊急事態条項の憲法への挿入を擁護するなど、安倍シンパとして知られています。

 たとえば次のような発言があります。小川氏は2016年4月1日、東京都内で開かれた「放送法遵守を求める視聴者の会」記者会見に際し、2016年3月18日の報道ステーションで扱われた「憲法改正の行方…『緊急事態条項』・ワイマール憲法が生んだ独裁の”教訓”」という企画をやり玉にあげ、公正・中立な報道ではないと主張しました。そこで小川氏は、この番組が「ナチスの緊急事態条項と自民党による日本国憲法改正試案中の緊急事態条項を重ねあわせ、あたかも緊急事態条項を創設するとなると、ナチスのような事態が出現するような印象操作を執拗に繰り返した」などと発言しています。

※「放送法遵守を求める視聴者の会」記者会見 2016.4.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/294176

 歴史的な事実を引きながら、現在にも共通の問題が孕まれているのではないか、と指摘することは、問題提起の段階としてはありふれた行為でしょう。そうした重ねあわせ、類推の妥当性をめぐっては、様々な批判が起きることもありえます。しかしながら安倍政権を擁護するために「公正・中立な報道」などとの屁理屈を持ち出す小川氏の邪道なやり口は、到底看過しえません。歴史修正主義的な立場から、NHKに圧力をかけた安倍総理と同種の発想が見え隠れすることも危惧すべき点です。もし問題だと主張するならば、歴史学的、憲法学的な根拠にもとづいて主張を展開し、議論すればよいでしょう。

※永田浩三『NHKと政治権力――番組改変事件当事者の証言 』(岩波現代文庫、2014年)(https://amzn.to/2QOr4lq

 にもかかわらず、ドイツ政治史研究や憲法学の土俵で議論するのではなく、テレビ局の番組が「中立・公正」でないなどと強弁し、自由な言論に圧力をかける小川氏の姿勢は卑怯というほかありません。「自由な議論」の基礎を守るためには、言論足りえない暴言であっても見過ごしてはいけません。

 この自民党の緊急事態条項案は、発令の規定も解除の規定もないままに、法律と同等の政令を出す権限を内閣に付与するものであり、国会の立法権を完全に侵害し、議会制民主主義の根幹を破壊することを可能にしてしまう、極めて危険な代物です。小川氏はこれを改憲でやることを支持しているのです。

 IWJでは、緊急事態条項の問題を継続的に扱ってきました。ドイツ政治史に関しては東京大学の石田勇治教授に、憲法学の側面から早稲田大学の長谷部恭男教授に岩上さんがインタビューしています。ぜひ下記のURLよりご視聴ください。

※参院3分の2議席で日本でも現実に! 安倍政権が「学ぶ」「ナチスの手口」とは何か? 絶対悪ヒトラー独裁政権の誕生過程を徹底検証! ~ 岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー(前編) 2016.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/313466

※参院3分の2議席で日本でも現実に! 安倍政権が「学ぶ」「ナチスの手口」とは何か? 絶対悪ヒトラー独裁政権の誕生過程を徹底検証! ~ 岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー(後編) 2016.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/323391

※自民党改憲草案の緊急事態条項は戦前の国家総動員法の起動スイッチ!? 衆院解散で「ナチスの手口」がいよいよ現実に!? 岩上安身による早稲田大学教授 長谷部恭男氏インタビュー 2017.9.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398845

【2】沖縄県で辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票条例案が提出される!辺野古の「へ」の字すら言わない「争点隠し」はもはや通用しない!?

 沖縄県議会臨時会で今月20日、辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票条例案が提出されました。県議会では新基地建設反対を掲げる県政与党が多数を占めるため、条例案は成立することが予想されています。条例案は、10月中旬をめどに開かれる本会議で採決される見通しです。

※「辺野古」県民投票、沖縄県議会に提案 請求者「多様な意見まとめる」と意義説明(沖縄タイムス、2018年9月21日)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/318047

 辺野古新基地建設の是非をめぐる県民投票実現を目指す「『辺野古』県民投票の会」で代表を務める元山仁士郎(じんしろう)氏(元SEALDs RYUKYU代表)は、20日の本会議の意見陳述で、「意見が分かれる埋め立てについて県民が判断材料を得て意志を示すことは民主主義社会にとって重要なこと」と、県民投票をおこなうことの意義を語りました。また、同会副代表の新垣勉弁護士は、「民主主義の原理にもとづき県民投票で民意を示すことは国策への審判になる」と訴えました。

 一方、沖縄県知事選に立候補した佐喜真淳(さきま あつし)氏の陣営は、最大の争点である辺野古新基地建設の「へ」の字も言わずに、安倍晋三政権の成果をアピールし続けています。さらに、佐喜真氏を推薦する自民党は、総裁選でも辺野古新基地建設について論戦を交わさないという徹底ぶりです。こうした「争点隠し」がおこなわれている中、新基地建設をめぐる県民投票条例案が県議会で提出されたのは、争点を明確にする上で非常に大きな意味を持つのではないでしょうか。

※【特別寄稿】沖縄県知事選 辺野古の「へ」の字も言わずに安倍政権の成果を延々とアピールする場と化した佐喜真陣営の街頭演説!菅官房長官が沖縄県政とは関係ない「携帯料金4割値下げ」を熱弁!フリージャーナリスト・横田一氏による報告! 2018.9.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431922

※自民党総裁選:論戦なかった新基地 対応注視する沖縄県、強行路線を警戒(沖縄タイムス、2018年9月21日)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/318065

 IWJは、今月8日に琉球大学でおこなわれた「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」設立二周年記念シンポジウムを中継しました。シンポジウムには、元山氏や、川内博史衆議院議員、沖縄国際大学・前泊博盛教授らが参加しています。ぜひ、以下のURLよりご覧ください。

※東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会 設立二周年記念第15回公開シンポジウム「沖縄、済州島から問う東アジアの平和と共生!」(琉球大学) 2018.9.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431061

【3】安倍総理の三選は「『核戦争上等!! 』への道の選択」!? 自民党総裁選は地方では互角、国会議員が20名造反するも、日本はすでに危機的状況!?

 安倍晋三総理の三選が決まりました。自民党・元幹事長の石破茂候補との差が、国会議員票・地方票ともに圧勝するという当初の予想ほど開かなかったために、安倍陣営からは「地方の反乱」だという声も上がっています。

 安倍総理の得票数は国会議員票で329票(81.2%)、党員・党友の地方票で224票(55.3%)でした。これに対して石破候補は、国会議員票で73票(18.0%)、地方票で181票(44.7%)でした。国会議員票総数405票、地方票総数405票の合計810票を争いました。

※安倍首相、伸び悩んだ党員票 自民幹部「地方の反乱だ」(朝日新聞、2018年9月20日)
https://www.asahi.com/articles/ASL9N4G34L9NUTFK00T.html

※「地方の反乱」うなだれる安倍陣営 圧勝意識し反発招く(朝日新聞、2018年9月20日)
https://www.asahi.com/articles/ASL9N52W0L9NUTFK01J.html

 世論に近いと言われる地方票での石破候補の得票率は、約50%に上ります。この数字から、地方で安倍自民党に苦しめられている党員・党友の存在が垣間見えます。

 岩上さんが6月19日におこなった鈴木宣弘・東京大学教授のインタビューでは、TPP11に反対しながらも、農協のことや地元代議士との関係を考えざるを得ない地方の自民党支持者の複雑な心境について、鈴木教授は次のように語っています。

 「組織として与党との関係を考えると大きな声で反対しにくい状況が全国的にある。現場の怒りは変わっていない。最初の12年のときには、農家のみなさん、関係者も含めて、うねりとなって展開したが、それによって農協を解体する動きも強まった。選挙のときには、今の官邸トップには不満はあるが、地元の先生にはお世話になっているので、落とすわけにはいかない。けれども他の県はみんな落ちてほしい。そうみんなが願った結果、逆に、自民党議員が結構当選してしまった」

 今の安倍政権は許せないが、地元で日頃、お世話になっている代議士は落とせない。そうした党員・党友が多くいることがうかがわれます。今回の総裁選では、そうした配慮が不要だったため、安倍総理そのものへの批判がストレートに票にあらわれ、石破候補へ50%の票が流れたと見ることができるのではないでしょうか。

 地方自民党員の現実と心情を知るために、ぜひIWJのインタビューをご覧ください。

※「本物の保守」がすべきことは「国を守ること!」米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判! 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾 2018.6.19
https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/425083

 自民党総裁選中には、「核戦争には慣れている 試してみるか?」「水爆上等 撃ってこい豚 死ぬのはお前だ」などと、日の丸や原爆ドームや金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の顔写真つきのプラカードが掲げられていました。もちろん、安倍総理の支持者が掲げていたプラカードです。

※ネトウヨの毒舌な伯父さんbotツイート(2018年9月19日)
https://twitter.com/NTUY_uncle_bot/status/1042464513935605760

 岩上さんは今月20日、このような現実について深く憂慮し、次のように警鐘を鳴らしています。

 「安倍信者は、核戦争上等とプラカードをあげるほどのバカだった。これは笑うべきでも、黙殺するべきでもなく、日本国民全員が、直視すべき現実。この総裁選は核戦争への道の選択だった。安倍と安倍信者によって引っ張られる道を、ろくろく抵抗せずに引きずられていったら、日本全土が核の廃墟となる」

※岩上安身ツイート(2018年9月20日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1042868887866368001

■『環境省は「除染した、だから帰れ」』と被災者に言っているも同然!! 現在も基準値の60倍を超す258万ベクレルが検出されている!!」~9.7再稼働反対!首相官邸前抗議より

 国連人権理事会は9月12日、有害物質の管理・処分をめぐる問題を討議する会合を開きました。バシュクト・トゥンジャク特別報告者は、東京電力福島第一原発事故の除染作業員らの被曝対策は不十分で「日本政府は政策を見直すべきだ」と指摘し、福島など地元の人々との話し合いが重要だとも強調しました。

※除染、被ばく対策不十分 福島事故 国連人権理で報告(東京新聞、2018年9月13日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091302000257.html

 福島の原発事故が現在も収束していないことは、国際社会においても明確に認識されています。しかし、安倍政権はそうした現実から目を背けており、被災者の抗議の声も無視し続けてきました。9月7日金曜日の第306回・再稼働反対!首相官邸前抗議においてスピーチした、福島原発から10キロ地点に自宅がある男性は、政府の冷酷な対応を厳しく批判しています。

 「去年の3月に(避難)解除されましたが、帰れる状況ではありません!汚染がひどいです!環境省は『除染した、だから帰れ』と言うけれども、管理区域の基準は4万ベクレル/m2です。私の家の庭の入り口は258万ベクレル/m2もあるんです。そこに子供を帰すというのか。そんな所に住めるわけがない。病気になってしまう。俺たちの声を聞け!」と強く訴えかけました。

 この部分は、新たにハイライト動画を作成しました。ぜひ下記のURLよりご視聴ください。

※日本共産党・塩川鉄也衆議院議員「苫東厚真火力発電所が全道の半分の発電を担うような異常なかたよりは泊原発の再稼働を見込んでいたのではないか」~9.7再稼働反対!首相官邸前抗議 2018.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430994

■<緊急告知!>10月2日元NHK大阪で森友スクープを連発した相澤冬樹・大阪日日新聞論説委員への岩上さんによるインタビューが決定!相澤記者への質問を募集します!

 緊急告知です!元NHK大阪の記者で、森友学園問題についてのスクープ記事を連発し、今年記者職から異動になったためNHKを辞職、現在大阪日日新聞論説委員となった相澤冬樹氏への岩上さんのインタビューが10月2日に決定しました!

 NHKの記者といえば、安倍晋三総理の礼賛に徹する岩田明子氏が最も有名です。安倍政権にべったりとすり寄り、無批判に肯定する報道ばかりが目立ちます。しかし、そんなNHKの中にも、相澤氏のように、ジャーナリズムの本道である事実を報道することを貫いてきた記者もいます。

 IWJではただ今、皆様からの相澤氏への質問を募集しています!

 「なぜ、NHKをお辞めになったのか?」「NHK社内でどんな圧力があったんですか?」「NHKって本当に政権にべったりなんですか?」から、「森友問題でスクープを出して身の危険を感じたことは?」「大阪日日新聞ってどんな新聞?」など、相澤記者に聞いてみたいことをどんどんお寄せください。インタビュー当日、岩上さんが相澤記者にズバリ、お聞きします。

 質問のご応募は、以下のメールアドレス宛てに、件名欄に「相澤記者への質問」と記した上でお送りください。

※「相澤記者への質問」
office@iwj.co.jp

■<お知らせ>
■緊急の呼びかけにご寄付・カンパをくださった皆様、ありがとうございます! 8月からの第9期、ご寄付・カンパの目標達成率はまだ45%…。どうかさらなるご支援をよろしくお願いいたします!

 9月1日から21日までの間にいただいたご寄付・カンパは、199件、262万3316円です。8月はご寄付・カンパが、月間の目標金額である450万円の4分の1にとどまってしまったため、8月末に岩上さんから緊急の呼びかけをさせていただきました。岩上さんの呼びかけに応えてご寄付・カンパをくださった皆様には、心よりお礼を申し上げます。IWJをご支援してくださった皆様、本当にありがとうございます。皆様からのご寄付・カンパは、活動費として大切に使わせていただきます。

 もちろん、IWJ自らも徹底的に支出を減らす努力をしなければなりません。IWJは今年8月までご寄付・カンパの目標額を500万円に設定していたところ、全体の支出を徹底的に見直し、9月からは目標額を450万円へ削減しました。さらに、経営者である岩上さんは、代表取締役の役員報酬を前期より30%カットすることを決めました。

 第9期が始まった8月1日から9月21日までのご寄付・カンパは298件、407万8821円であり、2ヶ月間の目標額900万円の達成率はまだ45%にとどまっています。どうか皆様、IWJの苦境をご理解いただき、ご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 また、今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方は、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討いただきたく存じます。

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、岩上さんのインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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 また、一度会員に登録されて以降、現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも、独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。その中には大手メディアが報じない貴重な記事も含まれています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。

 IWJでは、毎月15日の時点で、会費が未納になっている方へのサービス提供をいったん停止させていただいております。もちろん、納付が確認され次第、すぐにサービスは再開させていただきます。会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

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 年会費をクレジットでお支払いされる場合は、支払い方法の選択時にクレジットカードをご選択ください。また、海外にお住まいの方でも、クレジットカードでお支払いいただくことが可能です。ぜひ、会費の支払いが楽なクレジットカード払いをご検討ください!

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
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 そして、現在一般会員でいらっしゃる方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、岩上さんの過去のインタビューも含め、すべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 9月20日時点での会員数は5675名様。そのうちサポート会員は1872名様です。会員数が増えれば、そして何よりサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。仮にあと2128名の方がサポート会員になってくださり、サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 会員総数は、増えてはいませんが、今、こうした私どもの呼びかけにこたえて、既存の一般会員の皆さまでサポート会員に切り替えてくださる方が増えています! これはIWJの経営を安定させる上で非常に助かります。とても心強いことで、ありがたく思っています。今後も一人でもサポート会員になってくださる方が増えるよう、心よりお願い申し上げます。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています! 学生アルバイトも歓迎です!

 IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています! テキスト班は1~2名、事務・ハドル班とウェブ動画班はそれぞれ1名募集しています。

 IWJは8月から新たに第9期を迎え、ついに正社員制度がスタートしました! 財政難に苦しんでいるIWJが正社員制度を導入することは矛盾しているようにも思われるかもしれませんが、活動を維持・発展させていくには、どうしても正社員制度という安定した雇用のもと、人材の確保が必要になります。

 また、IWJは週休2日制を徹底しており、残業時間を三六協定の範囲内(月45時間、年360時間)に抑えることに全力を注いでいます。スタッフの残業時間が過剰にならないためにも、コンテンツの質と量を向上させていくためにも、やはり人材の確保は必要になります。

 繰り返しになりますが、経営者である岩上さんはIWJの財政を持ち直すために、代表取締役の役員報酬を前期より30%カットすることを決断しました。

 真に公共性、公益性、緊急性のある報道を目指すIWJに共感される方、お待ちしています。岩上さんもスタッフも共倒れにならないよう、私たちと一緒にIWJを支えてください!

<テキスト班>
 テキスト班では現在、週5日フルタイムの勤務は難しい、兼業でライターをやりたいという方と、週5日フルタイムでしっかり働ける、という方の2タイプの人材を募集しています!

 このうち、後者の週5日フルタイムで勤務するテキスト班スタッフは、原稿の校正、入稿を夜の遅い時間帯までこなせることが前提となります。ハードな仕事ではありますが、やりがいがあるのはもちろんのこと、給与面での優遇もあります!

 知的好奇心が旺盛な方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、大歓迎です!

 また、学生アルバイトも募集します。大学や大学院で学びながら、空いている時間を使ってジャーナリズムの現場で働きたいという方、ぜひご応募ください。

<事務・ハドル班>
 事務・ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、予定を組み立てるという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。

 ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。

 なお、「ハドル」「事務」に限らず、総務、庶務、会員管理事務等なんでも、またはいずれかに興味のある方を広く募集します。

<ウェブ・動画班>
 ウェブ・動画班では、動画の機材や技術、PC、撮影、編集に関して知識やスキルがある方、またウェブサイトの見せ方やリニューアルにアイデアやスキルのある方を募集しています。これらのいずれかに何か得意分野がある方なら、どなたでもご応募いただけます。素直に学ぶ気持ちのある方を歓迎します。

 IWJは、スタッフが複数ポジションをこなし、悪しきセクショナリズムの弊害にとらわれないよう、1970年代にヨハン・クライフが率いて活躍したオランダ代表チームの「トータルフットボールシステム」を採用しています。全員が攻撃にかかり、全員が守備にもつきます。こうした柔軟性に富む方も歓迎いたします。会社は365日稼働していても、全員が週休2日を取れるのは、ローテーションで回しているからです。チームワークは最も大事な要素です。

 報酬については事務・ハドル班、ウェブ・動画班は時給1100円からのスタートとなります。テキスト班のみは読解力・文章力のある方に来ていただきたいので、時給1200円からのスタートです。時給は、本人の能力・実績に応じて順次昇給してゆきます。

 皆様のお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともまれにはありますので、その点はご承知おきください。

 他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!

 ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!

※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!

※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588

 さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。

 また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿が採用された場合には、もちろん報酬をお支払いいたします。

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、小野坂元、城石裕幸、川上正晃、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/