日刊IWJガイド・番組表「どうなる新潟県知事選!告示日前日、岩上安身による米山隆一候補、単独緊急インタビュー決定!泉田裕彦県知事にも単独インタビュー決定!/「立ちすくむ企業、前のめりの防衛省」岩上安身が『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子氏にインタビュー!近日中にインタビュー続編開催も決定!」2016.9.27日号~No.1474号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「どうなる新潟県知事選!告示日前日、岩上安身による米山隆一候補、単独緊急インタビュー決定!泉田裕彦県知事にも単独インタビュー決定!/「立ちすくむ企業、前のめりの防衛省」岩上安身が『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子氏にインタビュー!近日中にインタビュー後編開催も決定!2016.9.27日号~No.1474号~ ■■■
(2016.9.27 8時00分)

 おはようございます。IWJ記者の原佑介と申します。

 昨日、秋の臨時国会が始まり、安倍総理が所信表明を行いました。衆参ともに改憲勢力が3分の2を占めることとなった今夏の参院選後、初となる国会です。戦後史上初となる憲法改正に王手をかけた安倍政権が、今後、どのような姿勢で国会論議に臨むのか、まずは今国会での発言や態度を慎重に見極めたいと思います。

 さて、泉田裕彦新潟県知事の突然の撤退表明から混迷を極めつつある新潟県知事選が、明後日29日に告示を迎えます。「泉田県政を継承する」と明言し、野党候補として出馬表明したのは米山隆一氏ですが、このたび、岩上さんによる米山氏単独インタビューが決定しました!インタビュー日は告示日前日の9月28日!もっともホットなタイミングでの実現となりました!

 さらに泉田裕彦県知事へのインタビューも決定!ぜひあわせてご覧ください。正式な日時は決定し次第告知いたします!

 昨日は岩上さんが『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子氏にインタビューしました!内容については後ほど平山記者がご報告しますが、3時間にもおよぶインタビューでも話は尽きず、近日中にインタビューの続編も決定しました!

 岩上さんが立て続けに重要人物へのタイムリーなインタビューを重ねていますが、IWJのこうしたアグレッシブな取材は、みなさまの会費で支えられています!IWJの現在の会員数は昨日段階で5848 名様となっています。現在6000人を下回っていますが、我々は決してへこみません!今後も、選挙や大規模な抗議行動や震災時など、いざという時に俊敏な取材活動に取り組めるよう、どうかIWJの会員登録をしてIWJをお支えください。

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 また、今の段階では、会費だけでIWJを運営することはできません。IWJを支えている2つの柱のうち、ひとつは会員の皆様による会費、もう一つは、皆様のご寄付、カンパによるご支援です!ご寄付・カンパによるご支援を、何とぞよろしくお願いします。

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 昨日は北海道、沖縄方面でほぼ同時に大きな地震が発生。改めて日本が地震活動期にあることを思い知らされました。また、築地問題だけでなく、様々な問題を抱えた東京都政。本日は待機児童問題で保護者らが都議会議員と意見交換を行います。IWJはこの模様を取材します!

 ということで、本日の日刊IWJガイドも盛り沢山の中身でお伝えします!さっそく今日の重要ニュースを見ていきましょう!

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>日本列島が揺れている!北海道で震度4、鹿児島で震度5弱の地震発生!/沖縄が諜報活動の「最前線」?NSAの内部資料がスノーデン氏の告発で明らかに!/リニア計画8年前倒しに向け安倍政権がJR東海に資金を貸し付ける法案を閣議決定!(原佑介)
┠■どうなる新潟県知事選!告示日前日、岩上さんによる米山隆一候補単独インタビュー決定!泉田裕彦県知事にも単独インタビュー決定!(原佑介)
┠■軍国主義復活!?臨時国会の所信表明で異例の珍事発生!安倍総理と自民党議員が自衛隊員らに向け突然の拍手喝采!ルール無視の蛮行に衆院議長も「ご着席ください」と注意!(原佑介)
┠■「立ちすくむ企業、前のめりの防衛省」…安倍政権下で進む民間企業による武器輸出の実態とは? 岩上さんが『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子氏にインタビュー前編のご報告!近日中にインタビューの続編も決定!(平山茂樹)
┠■「規制緩和」に待った!待機児童問題で保護者らが都議会議員と意見交換!小池都知事への要望書提出も(ぎぎまき)
┠■<記事アップのお知らせ>過去3回廃案になった「共謀罪」が名を変え臨時国会で復活!?海渡雄一弁護士が報告「適用犯罪が700に増えている」――秘密保護法、通信傍受制度、共謀罪で暗黒監視社会が完成!?(城石裕幸)
┠■武器輸出に軍学共同、そして安保法制…安倍政権はいったい何がしたいの?の「答え」が分かる書籍・DVDを絶賛販売中です!(佐々木隼也)
┠■わとはぷ~What happened today?(原佑介)
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◆中継番組表◆

**2016.9.27 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_FUKUSHIMA1】8:30~「第5回放射線と健康についての福島国際専門家会議 ―2日目 基調講演 ジョン・ボイス氏 (国立放射線防護審議会)ほか」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=fukushima1
※「日本財団」主催で開催される、第5回放射線と健康についての福島国際専門家会議の2日目を中継します。ジョン・ボイス氏
(国立放射線防護審議会)による基調講演「チェルノブイリから福島、そして未来へ ? 放射線保護、被ばく線量、リスクと認識」ほか。

【Ch4】10:30~「民進党国会対策委員会による関係省庁へのヒアリング~議題:南スーダン駆けつけ警護・年金積立金運用、年金額改定ルール見直し」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※民進党国会対策委員会による関係省庁へのヒアリングを中継します。

【Ch6】11:15メド~「世耕弘成 経済産業大臣 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※世耕弘成 経済産業大臣による記者会見を中継します。

【Ch5】11:20メド~「山本有二 農林水産大臣 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※山本有二 農林水産大臣による記者会見を中継します。

【Ch7】11:50メド~「松野博一 文部科学大臣 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※松野博一 文部科学大臣による記者会見を中継します。

【IWJ_KYOTO1】17:30~「連続シンポ『日本メディアは世界の非常識―安倍政治とキシャクラブ』第2弾
自主ゼミ・ジャーナリズム講座特別企画 基調講演 :『私的運動史から見た日本のメディア』講師:中山千夏氏(作家)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※自主ゼミ「ジャーナリズム講座」などが主催で開催される、連続シンポジウム第2回目を中継します。中山千夏さん(作家)による基調講演「私的運動史から見た日本のメディア」ほか。

【IWJ_KYOTO2】18:30~「『沖縄を再び戦の島にするな!平和な島に自衛隊はいらない!~与那国は今』お話し 山田和幸さん」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto2
※「No Base!沖縄とつながる京都の会」主催で開催されるイベントを中継します。山田和幸さんによるお話などを予定。

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◆中継番組表◆

**2016.9.28 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch未定】18:30~「翁長知事への提訴 辺野古の工事再開 高江の工事強行を許さない!
―発言:大城悟氏(沖縄平和運動センター・事務局長)、白藤博之氏(行政法研究者)ほか」
※「『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委員会」主催の集会を中継します。大城悟氏(沖縄平和運動センター・事務局長)、白藤博之氏(行政法研究者)他の発言が予定されています。

【録画配信・IWJ_HYOGO1】20:00~「兵庫・奨学金の会設立3周年のつどい・総会 講演布施祐仁氏『経済的徴兵制』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=hyogo1
※9月25日収録の「兵庫・奨学金の会設立3周年のつどい・総会」を録画配信します。基調講演の講師は布施祐仁氏(ジャーナリスト)。

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■どうなる新潟県知事選!告示日前日、岩上さんによる米山隆一候補単独緊急インタビュー決定!泉田裕彦県知事にも単独インタビュー!

 冒頭でもご紹介しましたが、岩上さんが明日28日に、新潟県知事選に立候補する米山隆一氏にインタビューします!

 泉田知事の任期満了に伴う知事選が、29日に告知を迎えます。

 今月23日に立候補を表明した米山隆一氏は、もともと民進党に所属する医師、兼弁護士でした。原発再稼働を簡単には認めない――そんな泉田県政を「継承する」と公言する米山氏を、やはり連合は推せなかったようです。そして連合に足並みをそろえるかのように、民進党も自主投票を決定。米山氏は民進党を離党し、共産、社民、生活の野党3党から支援を受けて無所属として出馬します。

 再稼働推進派で、自民、公明両党から推薦を受ける森民夫・前長岡市長との事実上の一騎打ちの構図となりましたが、野党がバラバラなまま与党と対峙できるのでしょうか。米山氏にとっては非常に厳しい選挙戦となることが予想されますが、28日のインタビューでは、その覚悟をほどを岩上さんがお聞きします!

 実は米山隆一氏は以前、維新の党が大阪組(橋下派)と東京組(松野派)で分党騒ぎになった際に、IWJへご寄稿を寄せていただいています。当時議員ではないものの、維新の党の東京組のひとりだった米山氏ですが、法律の専門家として、客観的な検証を行っていただいていますので、ぜひご覧ください!

※【スクープ寄稿】橋下徹氏に「有印私文書偽造・同行使罪」「公正証書原本不実記載等罪」の疑い! 会見からみる法律顧問としての適格性~登記問題Q&A~(維新の党 新潟県総支部代表代行・米山隆一弁護士)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273387

 そして泉田裕彦新潟県知事にも岩上さんの緊急単独インタビューが決定しました!新潟日報による露骨な「泉田下ろし」の真相についてもお聞きしたいと思いますので、こちらもご注目ください!

 正式な日時は決定し次第お知らせします!

※「泉田知事は説明責任を果たせ」と迫りながら、県からの回答を掲載しない新潟日報にIWJが直撃取材!さらに「新潟日報が力になってくれる」という韓国企業の不可解なメールが明らかに! 2016.9.4
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/329617

■軍国主義復活!?臨時国会の所信表明で異例の珍事発生!安倍総理と自民党議員が自衛隊員らに向け突然の拍手喝采!ルール無視の蛮行に衆院議長も「ご着席ください」と注意!

 安倍総理が臨時国会にどのような姿勢で臨むのか――昨日、さっそくその答えが端的に示されました。

 日本の行末を暗示するような、背筋がぞっとする光景が所信表明の中で演出されたのです。

 安倍総理は「我が国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く。強い決意を持って守り抜く」と強調したあと、「現場では、夜を徹して、そして、今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が、任務に当たっています」と続けました。

 その直後です。安倍総理が「その彼らに対し、今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか」と呼びかけるとともに、おもむろに拍手をし始めます。それに呼応した自民党議員が次々と起立し、国会の中は自民党議員による大きな拍手が鳴り響きました。

 「ここは独裁体制の軍事国家か」と疑いたくなるような、狂気じみた光景でした。まるで万歳三唱で兵隊を戦場に送った戦中のようです。これにはさすがに大島理森(ただもり)衆院議長は「ご着席ください」と注意。国会ルールも無視した異常な演出は、安倍政権が国会の場で好き放題にふるまえることを、見せつけるものでした。

 ますますタガが外れつつある安倍政権。詳細は記事化しましたので、そちらもぜひお読みください!

※軍国主義復活!?臨時国会の所信表明で異例の珍事発生!安倍総理と自民党議員が自衛隊員らに向け突然の拍手喝采!ルール無視の蛮行に衆院議長も「ご着席ください」と注意!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/334268

 続いては各記者からの報告です!まずは平山記者より、昨日岩上さんが行った重要インタビューのご報告です!

■「立ちすくむ企業、前のめりの防衛省」…安倍政権下で進む民間企業による武器輸出の実態とは? 岩上さんが『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子(いそこ)氏にインタビュー前編のご報告!近日中にインタビュー後編開催も決定!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 昨日13時30分から中継した「『死の商人』国家へと舵を切った安倍政権!岩上安身による『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子(いそこ)氏インタビュー」はご覧いただけましたでしょうか? 第2次安倍政権下で急速に進む、日本の民間企業による武器開発・武器輸出の流れについて、東京新聞の記者としてこれまでに取材してきた最新の情報について、岩上さんが望月氏にじっくりとお話をお聞きしました。

 望月氏の著書『武器輸出と日本企業』(角川新書)の帯には、「立ちすくむ企業、前のめりの防衛省」というコピーが付いています。つまり、安倍政権は武器輸出三原則を事実上解禁し、防衛装備庁を発足させるなど、「経済回復の起爆剤」として武器輸出促進の旗を振っているものの、実際に開発を担う企業の側には、そのことに対するためらいが見られるということです。

 望月氏はインタビューの中で、企業幹部の話として、以下のような証言を紹介しました。

 「防衛省、経産省は、『売れ売れ』というが、米国のように具体的な武器輸出の支援や枠組みがない中ではリスクが大きすぎる」「安倍首相に技術流出の危険の話がいってないのではないか」(大手防衛企業幹部)

 「防衛装備品を海外に売って商売すること考えていない。ビジネスにつながるか慎重に考えないといけない」(川崎重工社長・村山滋氏)

 「国防のための武器造り。武器を世界中に売り、稼ぐ発想はない」(三菱重工・幹部)

 「踏み出したくないのが正直な気持ち」「武器を輸出することで、自分自身もテロの標的になるのではないか」「できれば軍需とはつながりのない仕事で稼ぎたい」(下請け企業)

 こうした証言を裏づけるように、毎年パリで行われている世界最大の武器見本市「ユーロサトリ」では、昨年参加した日本企業大手6社のうち、今年は5社(三菱重工、川崎重工、東芝、富士通、日立製作所)が撤退。安倍政権が民間企業による武器輸出を強力に進める一方で、実際に武器の製造・開発を担う企業の側には、逡巡しているさまが見て取れます。

 インタビューでは他にも、国内で初めての武器展示会「Mast Asia 2015」のレポートや、武器輸出政策の「試金石」となったオーストラリアへの、日本製潜水艦の売りこみの失敗など、豊富なビジュアル素材をもとにご説明いただきました。

 インタビューは、予定の内容の半分を消化したところで、3時間30分が経過。そのため、また日を改めてインタビューの「後編」を行うことになりました!詳しい日程が決まりましたら、この「日刊IWJガイド」やTwitter、Facebookなどで告知しますので、どうぞご注目ください!

 また、本日行ったインタビュー「前編」の動画アーカイブをアップいたしました。ぜひご覧ください!

※日本の武器ビジネスの現場はいま――「死の商人」国家へと舵を切った安倍政権の実態に迫る!『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子氏に岩上安身が訊く(前編) 2016.9.26
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/334097

 また、IWJ書店では昨日、望月衣塑子さんのご著書サイン本を、IWJ書店にて販売開始いたしました。それぞれ5冊限定で販売しておりますので、是非お買い求めください!売り切れ必至です!

NEW!!!【望月衣塑子さんサイン入り】武器輸出大国ニッポンでいいのか
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=263

NEW!!!【望月衣塑子さんサイン入り】武器輸出と日本企業
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=262

 本日、岩上さんは望月氏に民間企業の動向をお聞きしましたが、9月20日と21日には2日連続で、名古屋大学名誉教授の池内了(さとる)氏に、学術界における軍事研究の実態をお聞きしました。下記URLより動画アーカイブをご覧いただけますので、ぜひ、ご視聴ください!

※2016/09/20 今、科学の世界のスポンサーは「防衛省」!? 安倍政権のもとで進む「研究者版・経済的徴兵制」に警鐘を鳴らす! ~岩上安身が池内了名古屋大学名誉教授に「軍学共同」問題を訊く!(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/332684

※2016/09/21 「科学者は『科学の限界』を語るべき」2度の大戦、福島原発事故を振り返り、科学者の「社会的責任」を考える~岩上安身が池内了名古屋大学名誉教授に「軍学共同」問題を訊く!(後編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/333046

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 平山記者でした!続いてはぎぎまき記者です!

■「規制緩和」に待った!待機児童問題で保護者らが都議会議員と意見交換!小池都知事への要望書提出も

 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 今、築地市場の豊洲移転問題が揺れに揺れていますが、今年2月に社会問題化し、クローズアップされた待機児童問題も忘れてはいけません。こちらも、都政が抱える待ったなしの課題です。

 本日IWJは、都職員や都議会各会派議員と、保護者や保育士との間で行われる意見交換会を取材します!こちらは中継ではないので、後日、記事として詳細をお届けします。

 保護者らは会合で、小池百合子都知事に要望書を提出する予定だといいますが、知事が示している待機児童対策について、どう評価しているのか。活発な意見交換がなされるものと期待しています。

 2016年7月、都福祉保健局は、保育施設に入れない都内の待機児童数は4月1日時点で8466人と発表しました。前年比で652人増。しかし、待機児童数のカウント方法は区によって異なり、育児休業を延長したり、求職中の家庭の子どもを含めると、その深刻さは未知数だといいます。

 待機児童解消が「待ったなし」なのは間違いないのですが、9月9日、小池知事が会見で発表した待機児童対策の中には、小規模保育の年齢制限の緩和や、保育所開設のハードルを下げるための基準緩和などが示されました。

 急ぎ足の「規制緩和」は必ずと言っていいほど、保育の質低下に直結し、子供の命に関わる事故発生の確率が高まります。内閣府によると、2015年に起きた全国の保育事故は399件、うち14人の乳幼児が死亡。その中の10人は認可外施設など、国の基準を満たさない施設でした。

 小池知事は、認可外保育所への「巡回チーム設立」を政策の一つとして打ち出していますが、規制緩和を進めることと、事故防止策が両輪となり得るのか、疑問が残ります。

 今日の意見交換会では、どんな要望が届けられるのでしょうか。小池知事には現場の声にしっかりと耳を傾けてもらいたいと思います。

 これまでIWJは待機児童問題の集会を数多く取材してきましたが、築地問題がそうであるように、小池知事の判断は今後の待機児童問題を大きく左右します。IWJは引き続き、しっかりと注視し、今後の行方をお伝えしていきたいと思います!

 本日の保護者らによる要望書提出や意見交換会については、後日、記事にまとめる予定ですので、続報をお待ちください!

※政府は本気で待機児童問題に取り組む気があるのか~保育中の事故で子供を亡くした母親が訴え「保育士を大切にしないと子どもの命は守れない」~私たち声をあげます!大作戦 2016.4.11
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/296124

※2016/03/24 自公が「小規模保育所の定員拡大」を緊急提言!規制緩和で子供の安全はどうなる!? 保育士の月額給与「5万円増」法案をまとめた5野党が政府与党の本気度を問う!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293308

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 ぎぎまき記者でした!続いては城石カメラマンより、新記事のご案内です!

<★記事アップのお知らせ★>過去3回廃案になった「共謀罪」が名を変え臨時国会で復活?海渡雄一弁護士が報告「適用犯罪が700に増えている」――秘密保護法、通信傍受制度、共謀罪で暗黒監視社会が完成!?

 おはようございます。動画班カメラマンの城石裕幸です。

 いよいよ始まった秋の臨時国会。憲法審査会、TPP承認案・関連法案など注目すべき重要課題の中の一つに、政府自民党によって「共謀罪法案」が再び提出されるのではないかという報道がありました。結局、9月16日の記者会見で菅義偉官房長官が「臨時国会への提出はしない」と発表。ひとまず難を逃れた可能性もありますが、決して安心はできません。

 昨日午後、衆議院議員会館で行われた、共謀罪新設に反対する院内集会で講演した海渡雄一弁護士は、「(官房長官は)諦めたとは言っていません。次の通常国会には必ず出すと宣言されたものと思ったほうがいい」と警戒感をあらわにしました。

※海渡雄一弁護士が院内集会で共謀罪の危険性を指摘!今国会での法案提出見送りにも「諦めたとは言っていない。次の国会には必ず出てくる」と警戒! 2016.9.26
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/334099

 海渡弁護士は8月30日に文京区内で行われた、今年4月に来日した国連表現の自由特別報告者であるデイビッド・ケイ氏の暫定報告書についての学習会でも、共謀罪の恐ろしさについて詳しく語りました。

 「テロ等組織犯罪準備罪」と名を変えても、中身は以前廃案になった共謀罪のまま。今や権力者にとって、「テロを許さない」という掛け声ほど、自身の権力の強化に都合のいい言葉はありません。

 でもよく考えてみましょう。「テロリスト」って誰のことでしょうか?世界中の独裁国家、専制的な国家では、「国家権力の専横に反対する集団」はみんなテロ組織だと認定されてしまう傾向が多く見てとられます。

 しかも現実のテロ組織による犯罪には、すでに現行法で個別に共謀罪が制定されているのです。

 「秘密保護法、通信傍受制度、共謀罪で暗黒監視社会が完成し、民主主義社会を死滅させるぐらいの破壊力がある」と語る海渡弁護士の、この学習会の内容をテキスト記事にまとめましたので、ぜひご覧ください!

※過去3回廃案になった「共謀罪」が名を変え臨時国会で復活!?
海渡雄一弁護士が報告「適用犯罪が700に増えている」――秘密保護法、通信傍受制度、共謀罪で暗黒監視社会が完成!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/328573

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 城石カメラマンでした!続いては佐々木隼也記者より、おすすめ書籍・DVDのご案内です!

■武器輸出に軍学共同、そして安保法制…安倍政権はいったい何がしたいの?の「答え」が分かる書籍・DVDを絶賛販売中です!

 おはようございます。IWJの佐々木隼也です。

 昨日の岩上さんによる、『武器輸出と日本企業』の著者で東京新聞記者の望月衣塑子さんへのインタビュー、ご覧いただけましたでしょうか?

 武器輸出三原則を改悪し、「死の商人」国家への道を歩み始めた安倍政権。武器輸出をアベノミクスの「成果」にしたい彼らの要請のもと、今、日本の防衛関連企業は、大きな岐路に立たされています。望月さんは、そうした防衛産業の幹部や、防衛装備庁への独自取材から、彼らの葛藤と本音を浮き彫りにしています。

 葛藤に苛まれているのは、防衛産業だけではありません。安倍政権は、大学や研究機関に、多額の補助金をちらつかせながら「軍事研究」を迫っています。学問が戦争に加担した痛い教訓から、戦後「軍学共同」を封印したはずの学術界も、今、再び「軍学共同」の道を歩みだそうとしています。

 この学術界の内情については、9月20日に岩上さんがインタビューした宇宙論・銀河物理学などを専門とする名古屋大学名誉教授の池内了(さとる)氏が、かつての「軍学共同」の歴史(過ち)を振り返りながら、解説してくれました。

・今、科学の世界のスポンサーは「防衛省」!? 安倍政権のもとで進む「研究者版・経済的徴兵制」に警鐘を鳴らす!
~岩上安身が池内了名古屋大学名誉教授に「軍学共同」問題を訊く!(前編) 2016.9.20
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/332684

・「科学者は『科学の限界』を語るべき」2度の大戦、福島原発事故を振り返り、科学者の「社会的責任」を考える~岩上安身が池内了名古屋大学名誉教授に「軍学共同」問題を訊く!(後編)
2016.9.21
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/333046

 「科学は両義的」「戦争は発明の母」「国への協力は世界標準」などの「論理」を、その歴史と良識に基づいて毅然と批判する池内氏。科学者としての「真の社会的責任」とは何か。池内氏は6月に発表した著書「科学者と戦争」(岩波書店)のなかで、明確に問いかけ、また答えを提示しています。

 岩上さんのインタビューの内容をさらに深掘りするこの一冊は、今、IWJ書店で絶賛販売中です。しかも池内氏直筆のサイン入り。ぜひ、ご購入いただければと思います。

・【池内了さんサイン入り】科学者と戦争
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=261

 サイン付きの特別限定版につき、本のご購入は、IWJの会員の方【限定】とさせていただいております。IWJ書店では、他にも、会員限定の書籍を取り揃えておりますので、会員でない方はぜひ、この機会にIWJの会員にご登録いただき、ご購入いただければと思います。

 日本企業による武器輸出、学問の軍事協力、そして昨年の安保法制の強行採決など、着々と「戦争できる国作り」を推し進めている安倍政権が、その総仕上げとして、この臨時国会で目指しているのが、憲法改正です。

 自民党・公明党・おおさか維新などの「改憲勢力」は、この憲法改正の一丁目一番地として、緊急事態条項の新設を目指しています。

 この緊急事態条項は憲法改正の手始めで、本丸は憲法9条を改正し、戦争遂行を可能にすることだ――と、よく油断しがちですが、この認識は正しいとはいえません。この緊急事態条項こそが、軍事独裁国家化への総仕上げであり、9条改正などなくても、容易に戦争遂行を可能としてしまう、トンデモ条項なのです。

 いったいどういうことなのか。

 IWJでは、この緊急事態条項を含んだ自民党改憲草案が発表された2012年から、この改憲の中身に着目。2013年には、岩上さん、梓澤弁護士、澤藤弁護士とともに、この自民党改憲草案を現行憲法と比較しながら、逐条でその危険性を指摘した対談インタビューを敢行しました。この対談インタビューの模様を一冊にまとめたのが、書籍『前夜・増補改訂版』です。

 この本を読めば、武器輸出や軍学共同、安保法制、そして今、沖縄で起きている基地新設強行までもが、一本の線でつながり、自民党・安倍政権の背筋が凍るような、「立憲主義・民主主義・平和国家の破壊」の目論みと、その狙いがくっきりと浮かび上がってきます。

 こちらも、IWJ書店で絶賛販売中ですので、ぜひぜひ、ご購入いただければと思います。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 また、昨年末のIWJのシンポジウム「饗宴VI」では、2015年を貫くテーマとして緊急事態条項を取り上げました。2016年も、この緊急事態条項が、昨年以上に今年を貫くテーマとなっていることは間違いありません。こちらのDVDも、IWJショップでご購入できますので、ぜひ、ご覧になってみてください!

・【DVD】「饗宴VI 『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』国家緊急権を阻止せよ!」のご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

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 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160927 

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】