■■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版「被災地支援の募金、ありがとうございました!特別番組『熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括』を本日18時から2夜連続で配信!番組内で収支のご報告!/復刻版『TALK ABOUT DEMOCRACY』Tシャツを着て、憲法について”建設的”な議論をしよう!/片山さつき議員の貧困バッシング、新潟日報への直撃取材など、今夕もニュースが盛りだくさん!」2016.9.10日号~No.1457号~■■■
(2016.9.10 8時00分)
おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。
昨日の「日刊IWJガイド」でもお伝えしましたが、本日9月10日(土)18時からと11日(日)19時からの2夜連続で、今年4月に発生した熊本・大分大地震の現地取材と支援活動の総括を行った特別番組を配信します。
番組では、現地で取材と支援活動を行った高橋敬明(のりあき)記者、安道幹(みちまさ)記者、城石(きせき)裕幸記者、そして岩上さんの4人が出演。現地で収録した映像を交えながら、皆様からお寄せいただいたご寄付・カンパの細かい使途に関してもご報告をさせていただいています。被災地支援の募金にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
岩上さんは8月の1ヶ月間、体調を崩したため、インタビュー等の出演をセーブしていました。今回の番組が、岩上さんが出演者としてIWJの配信に復帰する第一弾となります。
この間IWJには、会員の皆様から、岩上さんのインタビュー復活を待望する声が数多く寄せられていました。今回の番組を皮切りに、『武器輸出と日本企業』(角川新書)を刊行した東京新聞記者の望月衣塑子(いそこ)氏、『科学者と戦争』(岩波新書)を刊行した名古屋大学名誉教授の池内了(さとる)氏、右派組織「日本会議」や国家神道に詳しい上智大学教授の島薗進氏へのインタビューが決まっています。(9月10日に中継予定とお知らせした『関東大震災 東京地区別1100の証言~朝鮮人虐殺の記録』の著者、西崎雅夫氏へのインタビューは、準備にもう少し時間をかける必要があり、順延いたしました。500頁を超える大著から、重要な箇所を抽出しつつ、万全の準備をして臨みます。今しばらくお待ち下さい)
まずは、本日10日と明日11日に配信する岩上さん復帰第一弾の特別番組をぜひご視聴ください!
★【特別番組】熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括
[日時]9月10日(土)18時~、9月11日(日)19時~
[視聴]Ch1:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
[出演]岩上安身、高橋敬明記者、安道幹記者、城石裕幸記者
この番組内でも改めて紹介しますが、4月に発生して熊本・大分大地震に際して、IWJでは、既存大手メディアでは切り離されて考えられている「取材」と「支援」を同時に行いました。
現地熊本に入った高橋記者、安記者、城石記者の3人は、水や食糧、紙オムツといった生活必需品を購入し、レンタカーを運転しながら被災地を巡り、カメラを回して取材をしつつ、毛細血管のように支援物資を届けてゆきました。
国や県などによる支援物資の大量輸送では、物資が指定避難所のみに集中し、指定避難所にたどり着けなかったようなお年寄りなどの災害弱者など、最も支援を必要としている人に届かないということが起こりがちです。そこで今回、岩上さんの判断により、取材し、報道を行うと同時に支援も行うことにしました。
今回、IWJがこうした被災地支援の活動を行うに際し、通常のご寄付、カンパの口座とは別に口座を開設し、募金をつのりました。おかげ様で、我々の趣旨を汲みとって下さり、賛同してくださった皆様から貴重な募金をお寄せいただきました。改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
募金は支援物資の購入と、被災者の方々へ直接お届けする経費に、そして地元で継続的に支援活動を行っている市民団体への寄付金として使わせていただきました。募金の詳細な内訳は、この特別番組の中で報告していますので、ぜひご視聴いただければと思います。
今回の熊本・大分大地震において「取材」と「支援」を両立させたように、IWJではこれからも、可能な限り、市民の皆様一人ひとりに寄り添った、「共感」を大切にした報道を続けていきたいと考えています。
既に「大本営発表」となってしまった感のあるNHKや既存大手メディアと異なり、本当に必要としている人に情報が届くよう、毛細血管のように情報をお届けしてゆきたいと思います。
決まりきったニュースを不特定多数に向けて流すテレビや新聞といったマスコミとは違い、UstreamやTwitter、Facebookといったインターネット上の双方向のツールは、市民一人ひとりのニーズに見合った細やかな情報の伝達を可能にしてくれます。IWJはインターネットメディアとして、このようなインターネットの特性を最大限に活かしながら、報道活動を続けてゆきます。ぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、こうしたIWJの活動を応援していただければと思います。
※IWJ定額会員のご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
しかし、インターネットは、原則として「フリー(無料)」の世界です。インターネットの世界で安定した収益をあげるには、困難がつきまといます。実際、収入の柱であるIWJの定額会員数は、9月8日の時点で5984名様であり、6,000名様を下回ってしまっています。
会費未納の方への会員サービスを一時停止する15日まであと一週間と迫りました。この日刊ガイドをお読みいただきましたら、会費の納入をお忘れの方はぜひ、会費をお納めいただきますよう、よろしくお願いします。
ここしばらくは、毎月、6千人に到達しては、15日を境に5千台に割り込み、少しずつ回復してゆく一進一退の繰り返しでした。しかし先月の8月15日から今月へかけては、回復の歩みがいつもより遅く、スタッフ一同、はらはらしています。画面における岩上さんの「不在」が影響していることもあると思います。岩上さんの健康上のピンチが、即、IWJの経営上のピンチに直結しているのを痛感します。岩上さんも最前線に復帰したので、ぜひとも応援をよろしくお願いします。
また、会員数が伸び悩み、会費収入が低迷する時に、最も頼りになるのが、皆様からのご寄付、カンパです。
IWJがこれからも活動してゆけるように、IWJの報道姿勢に共感していただける方は、ぜひ、ご寄付・カンパをお願いいたします。IWJは、市民の皆様をスポンサーとするメディアです。日本に「市民メディア」を根付かせようというIWJのチャレンジを、ぜひ応援してください!よろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いいたします
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
★本日の日刊IWJガイドは「ウィークエンド版」として、一週間のふりかえりの内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>泉田裕彦知事と対立する新潟日報に直撃取材!/NHK「貧困」番組の炎上騒動を検証!/池内了氏、望月衣塑子氏、西谷修氏の3氏が戦争の正体について語る/スペシャル・ムービー「ドキュメント・経産省前テントひろば――脱原発のシンボル5年間の記録」を公開!(平山茂樹)
┠■<★お知らせ★>「『護憲』か『改憲』か」という改憲勢力の罠!「建設的議論」で彼らが封じようとしている自由と民主主義を体現しよう!(佐々木隼也)
┠■わとはぷ~What happened today?(原佑介)
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◆中継番組表◆
**2016.9.10 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】6:00頃~「政府による高江での米軍ヘリパッド強行建設工事と市民による抗議・集会の模様」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※沖縄県東村高江から現地の模様を中継します。
【IWJ_SHIGA1】13:30~「講演学習会 小児甲状腺がんを考える~講師:宗川吉汪(そうかわ よしひろ)京都工芸繊維大学名誉教授」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=shiga1
※「原発を考えるびわ湖の会」主催の講演学習会を中継します。
【録画配信・IWJ_OSAKA1】14:00頃~「故金大中大統領8周忌記念講演会『安保法制と東北アジアの平和体制』講師 孫崎享氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※9月9日収録「金大中平和センター日本後援会」主催の記念講演会を録画配信します。
【再配信・IWJ_OKINAWA1】17:00~「県民の民意を尊重せよ!公正な判決を求める県民集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=okinawa1
※9月8日収録の「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」による県民集会を再配信します。
【録画配信・Ch1】18:00~「<特別番組> 熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括 ―出演:岩上安身、IWJ 安道幹記者・城石裕幸記者・高橋敬明記者 前編」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※9月6日収録の、特別番組を録画配信します。出演者は、岩上安身、IWJ 安道幹記者・城石裕幸記者・高橋敬明記者。
【録画配信・Ch4】20:00~「日野行介(毎日新聞特別報道グループ)×尾松亮(ロシア研究者)講演・対談
福島第一原発から5年「チェルノブイリ」の教訓は本当に活かされたのか?」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※9月8日に収録した、日野行介氏(毎日新聞特別報道グループ)と尾松亮氏(ロシア研究者)による講演・対談を録画配信します。
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◆中継番組表◆
**2016.9.11 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】13:30~「『東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会』主催 公開シンポジウム」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」主催のシンポジウムを中継します。鳩山由紀夫 元内閣総理大臣、大田昌秀 元沖縄県知事による冒頭挨拶を予定。
【IWJ_KYOTO1】14:30~「参議院議員 伊波洋一さんを迎えて 沖縄連帯の集い『高江・辺野古の闘いに勝利しよう!』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※「NO BASE 沖縄とつながる京都の会」主催による集いの模様を中継します。
【IWJ_OSAKA1】15:00~「『憲法フェス@大阪』山本太郎×三宅洋平」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※山本太郎氏(参議院議員・生活の党と山本太郎となかまたち)と三宅洋平氏(音楽家・政治団体 NAU
代表)による「憲法フェス@大阪」の第一部と第二部を中継します。ゲストはEYヨ(BOREDOMS)on DJ、元晴(SOIL&”PIMP”SESSIONS)。
【Ch未定】16:15~「民進党代表選挙 街頭演説会」
※9月15日投開票の民進党代表選にともなう街頭演説会を中継します。
【Ch未定】17:00~「民進党代表選挙 共同記者会見」
※9月15日投開票の民進党代表選にともなう共同記者会見を中継します。
【Ch未定】17:30~「民進党代表選挙 候補者討論会」
※9月15日投開票の民進党代表選にともなう候補者討論会を中継します。
【録画配信・Ch1】19:00~「<特別番組> 熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括 ―出演:岩上安身、IWJ 安道幹記者・城石裕幸記者・高橋敬明記者 後編」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※9月6日収録の、特別番組を録画配信します。出演者は、岩上安身、IWJ 安道幹記者・城石裕幸記者・高橋敬明記者。
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■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>泉田裕彦知事と対立する新潟日報に直撃取材!/NHK「貧困」番組の炎上騒動を検証!/池内了氏、望月衣塑子氏、西谷修氏の3氏が戦争の正体について語る/スペシャル・ムービー「ドキュメント・経産省前テントひろば――脱原発のシンボル5年間の記録」を公開!
【1】「泉田知事は説明責任を果たせ」と迫りながら、県からの回答を掲載しない新潟日報にIWJが直撃取材!さらに「新潟日報が力になってくれる」という韓国企業の不可解なメールが明らかに!
10月16日に投開票日を迎える新潟県知事選で、現職の泉田裕彦知事が8月30日に突如不出馬を表明し、10月24日をもって3期務めた知事を退任することになりました。
東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県では、知事候補者の原発政策に注目が集まります。泉田知事はこれまで原発に対して厳しい姿勢を貫いてきており、柏崎刈羽原発の再稼働問題では、東京電力の安全審査申請について了解しない方針を貫いてきました。
泉田知事は、今回の知事選へ急遽不出馬を決めた理由として、地元において大きな影響力を持つ新潟日報の「報道姿勢」をあげています。
新潟と極東ロシアを結び、物流の活性化などを図る「日本海横断航路構想」のため、県が出資する新潟国際海運の子会社が、韓国の船舶販売会社とフェリーの購入契約を締結。しかし、この韓国の船舶会社の船に欠陥が発覚、契約をめぐるトラブルは仲裁判断にまで持ち込まれることに。結果、新潟国際海運の子会社が韓国の船舶会社に約1億6000万円を支払うことになりました。
このトラブルをめぐって新潟日報は、「泉田知事が購入契約を事前に知っていた」「県幹部が船の購入方針を決めた」などと報道。8月31日、記者会見に臨んだ泉田知事は、新潟日報に対し、「県からは都合10回ぐらい事実に反する記事についての訂正を求めた」「特に、読者の投稿欄で『説明責任を果たせ』という投稿が載ったので、県は2日後には回答をお送りした。しかし、紙面に載らない」と反論しました。
新潟日報は、「説明責任を示せ」と迫りながら、なぜ県側の回答を掲載しないのでしょうか。IWJが取材を進めたところ、トラブルになっている韓国の船舶会社と新潟日報の間に、奇妙な「つながり」を感じさせる事実も明らかになりました。
IWJ記者は渦中の新潟日報へ直撃取材を行いました。疑惑の全貌について記事をアップしましたので、ぜひ、こちらをご一読ください!
※「泉田知事は説明責任を果たせ」と迫りながら、県からの回答を掲載しない新潟日報にIWJが直撃取材!さらに「新潟日報が力になってくれる」という韓国企業の不可解なメールが明らかに!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/329617
※泉田新潟県知事「『説明しろ』と言った以上、県からの回答を握りつぶさないでいただきたい」と注文!新潟日報は「事実を書いている。圧力には屈せない」と反論も説明責任は果たさず!白熱した記者会見詳報!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/328935
【2】まるでホラー!「貧困」の意味も「憲法」の意味もわからない人間が政権与党で大手を振る現実!NHK「貧困」番組の炎上騒動を検証!
8月18日、NHKの「ニュース7」が子どもの貧困問題を扱った番組を放送しました。番組内には母子家庭の女子高生が登場、経済的な理由で進学を断念せざるを得ない現実をカメラに語りました。
女子高生はパソコンが買えず、母親が練習用に1000円のキーボードを買い与えてくれたというエピソードを紹介。これに対し、テレビ画面に映しだされた少女の部屋の様子をみた一部の視聴者から「貧困の捏造」を指摘する、心ない声が相次いであがりました。
すると、自民党の片山さつき議員が、この「炎上」に即座に便乗。「チケットやグッズ、ランチ節約すれば中古のパソコンは十分買えるでしょう」などと火に油を注いだのです。そうした騒ぎのあげく、女子高生の住所まで特定され、ネット上にさらされるという、重大な人権侵害にまで発展しました。
IWJは今回の騒動に関して取材を重ね、一本の記事にまとめました。貧困問題とは何か、改めて考えるとともに、片山議員のような、一般人、しかもまだ未成年の女子高生に対してまで容赦ないバッシングを行うという、大人としての配慮や思いやりに著しく欠けた人物が政権与党の一員として肩で風を切り、かつ自民党改憲草案のとりまとめにも関わっていたことは、笑えない現実の「ホラー」としか言いようがありません。
※貧困家庭を叩き、生活保護受給のハードルを上げる~片山さつき氏の国会議員としての品格とは?4年前も芸人バッシングの旗振り役で法改正へ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/330116
【3】「いつの間にか戦争?」――池内了氏、望月衣塑子氏、西谷修氏の3氏が新刊をもとに科学、武器輸出、戦争の正体について多角的に語る
日本が「戦争ができる国」へと突き進む中、この夏、戦争、武器、科学をテーマにした本が相次いで刊行され、その関連イベントが8月17日、東京堂ホールで開催されました。
登壇者は『科学者と戦争』(岩波書店)の著者で天文学者の池内了氏、東京新聞記者で『武器輸出と日本企業』(角川新書)著者の望月衣塑子(いそこ)氏、『戦争とは何だろうか』(筑摩書房)の著者で立教大学教授の西谷修氏の3名です。
日本学術会議は戦後、2回にわたって「軍事予算を使っての軍事研究はしない」という誓いを立てましたが、今年5月の幹事会で、「安全保障と学術に関する検討委員会」の設置を決定。戦後、一貫して軍事目的の研究を否定してきた大原則の「見直し」を検討するというのです。
すでに武器輸出3原則が防衛装備移転3原則に代わり、経済分野での戦争参入が進んでいます。今後は学問分野でも、なし崩し的に戦争への加担が進んでいくのでしょうか。
平和国家であるはずの日本が、これからどんな戦後70年目を歩もうとしているのか。目の前の現実を知るうえで、とても参考になるイベントでしたので、下記URLより記事をぜひご一読ください!
※「いつの間にか戦争?」――池内了氏、望月衣塑子氏、西谷修氏の3氏が新刊をもとに科学、武器輸出、戦争の正体について多角的に語る 2016.8.17
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/326054
【4】スペシャル・ムービー「ドキュメント・経産省前テントひろば――脱原発のシンボル5年間の記録」を公開!ぜひ全編をご視聴ください!
8月21日午前3時40分、約5年間にわたって「脱原発」のシンボルとして経済産業省前に設置されていた「脱原発テント」が強制撤去されました。
脱原発を望む市民によるヒューマンチェーン、ハンガーストライキ、そして右翼による襲撃など、この5年の間に、「脱原発テント」を舞台として市民の様々な思いが交錯しました。IWJはその都度、現場に駆けつけ、カメラを回し続けました。
「脱原発テント」の5年の歩みを、IWJ動画班チーフの谷口直哉スタッフが「ドキュメント・経産省前テントひろば――脱原発のシンボル5年間の記録」として、約1時間の動画にまとめ、8月28日に配信しました。
このスペシャル・ムービーは、IWJ定額会員にご登録いただけると、全編をご覧いただけます。脱原発にかける市民の思いをIWJのカメラが最前線で捉え続けた、貴重な記録映像です。この機会にぜひ、IWJ定額会員にご登録いただき、動画全編をご覧ください!
※ドキュメント・経産省前テントひろば――脱原発のシンボル 5年間の記録
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/330392
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
次は佐々木隼也記者より、大好評発売中の「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツに関するお知らせです!
■<★お知らせ★>「『護憲』か『改憲』か」という改憲勢力の罠!「建設的議論」で彼らが封じようとしている自由と民主主義を体現しよう!
おはようございます。IWJの佐々木隼也と申します。
いよいよ今月末に臨時国会が召集され、本格的な憲法改正論議が始まります。改憲をめぐっては、昨年の安保法制国会などを経て、国民のあいだにも議論の土壌や、問題点の理解が急速に広がったように思います。しかし、はたして国民の側は「準備万端」と言えるでしょうか?
改憲論議といえば、「護憲」か「改憲」かという二項対立の構図に、意図的におとしこめられているような気がしないでしょうか?
IWJが現在、市民の皆様から広く寄稿を募集している「みんなで語る『改憲への危機感』」に、「文筆家・みなとかおる」さんが、ハッとする投稿をしてくださいました。
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「護憲」という言葉が本来の魅力を発揮できないことにある種の苛立たしさを覚えますが、そこで私から提案があります。
「改憲」を検討するなら、「皇室典範の改正」と「日米地位協定の改正」の3点セットで国民的な議論を展開していくのはいかがでしょうか?
日本の伝統、国柄を考え、平和な独立国を未来の世代へと受け渡すための変更のために建設的な議論をしてみませんか?
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※「文筆家・みなとかおる」さんの寄稿全文はこちら!
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-047
これまでIWJが報じ続け、岩上さんと梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士が書籍『前夜・増補改訂版』で逐条で指摘したように、安倍政権が制定を目論む自民党改憲草案は、とにかく危険な代物と言えます。
※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
いま「護憲」を訴えている人々の中には、国民の人権や自由を制限し、立憲主義の根幹である「国民が権力を縛る」から「権力が国民を縛る」ものへ憲法を変質させようとしている危険な自民党の改憲草案から、民主主義・立憲主義を守る――その意味で「護憲」という言葉を使っている人も多いでしょう。
しかし、改憲勢力は「護憲派」に対し、「必要な改正も頭から拒否し、はなから議論に応じない抵抗勢力」というレッテルを貼ろうとしているように思えます。こうしたネガティブ・キャンペーンを張られた時、国民の多くが「護憲」を支持するでしょうか?「必要な改憲議論には応ずる」という民進党を、うまく「民主主義・立憲主義を守る」方向へ誘導できるでしょうか?
「文筆家・みなとかおる」さんは、そうした危機感から「建設的な議論」を提案しています。
本当の意味で民主主義・立憲主義の理念を守るためには、自民党の改憲草案の危険性を理解、周知し、万が一「改憲必至」の状況になってしまった時には、瞬時に民主主義・立憲主義の理念に立った改憲案(例えば「集団的自衛権の行使を禁ずる」など)を突きつけられるくらいの果敢な姿勢が必要な気がします。
そのためにも、書籍『前夜・増補改訂版』を通して、自民党の改憲草案と現行憲法を比較し、改憲勢力の狙いが「独裁体制」の構築であることを実感していただければと思います。
そして、民主主義・立憲主義とは何か、それを守るためにはどうしたらよいのか、という「建設的な議論」を国民に広く根付かせる一助として、IWJの復刻版「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを身にまとっていただければ幸いです!
このTシャツは、憲法改正議論が「改憲」か「護憲」の2つに凝り固まりつつある今の雰囲気に、こう語りかけています。
「TALK Openly ABOUT DEMOCRACY…and CONSTITUTION for our FREEDOM and FUTURE」
「民主主義と憲法について、オープンに話そうよ。私たちの自由と未来のために」
改憲賛成の人はなぜ賛成なのかを大いに語り、護憲を訴える人はなぜ自民党の改憲が危険なのかを語り、そして、これまであまり憲法議論に興味がなく「よく分からない」という人たちは、どこがどう分からないのかを自由に語り、改憲派も護憲派もその声に耳を傾け、共に議論する。そうしたコミュニケーションとディスカッションが、まさに、自民党改憲草案が封じようとしている「自由と民主主義」を体現していることに、多くの人が気づくのではないでしょうか。
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー・ブラック
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ・キナリ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257
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佐々木記者でした!
それでは今日も1日、よろしくお願いします!
※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160910
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】