■■■ 日刊IWJガイド「『【シリーズ特集】緊急事態条項』を配信開始! 不祥事続きの安倍政権の支持率が7ポイント大幅ダウン! ~超危険!! 『平成の2・26事件』で軍部が政治を掌握か!? ~総理とメディア幹部の会食は刑事罰の可能性!? 本日13時30分から高山佳奈子・京都大学教授インタビュー」 2016.2.23日号~No.1258号~ ■■■
(2016.2.23 8時00分)
おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。
昨日、事務所前の桜の木に、薄ピンク色の可愛らしい花が咲いているのを発見して嬉しくなりました。待ちに待った春も、もうすぐそこですね!!
さて、早速ですが、昨日2月22日からIWJでは「シリーズ特集」として「緊急事態条項」についての連続配信を開始しました!同条項の危険性については国会でも繰り返し質問されるようになり、女性誌でも特集が組まれるなど、今年に入ってから情報が広がり始めています。しかし、もっともっと、これでもか!というくらい、緊急事態条項の怖さについては周知が必要です。
なぜなら、自民党は野党の批判をかわすためか改憲項目の絞り込みを当面、中断すると言い出したのです。参院選までは、緊急事態条項を含んだ自民党の改憲草案の恐ろしい中身については具体的な情報を伏せ、参院選後にどーーーん!とやってやろうぜ!という目論見なのでしょう。
※改憲項目絞り込み中断 自民推進本部、野党の批判回避
http://www.sankei.com/politics/news/160217/plt1602170020-n1.html
そんな子供だましの小細工はIWJが許しません!!ということで、「シリーズ特集・緊急事態条項」をぜひご覧ください。一人でも多くの方に知って欲しいので、ぜひ、周りの知人や友人にもお知らせください!
膨大なアーカイブから本日お届けするのは、IWJではおなじみの永井幸寿弁護士と憲法学者の小林節氏が国家緊急権をめぐり徹底討論したあの意見交換会の模様です!
意見交換会が行われたこの日まで、「緊急事態条項」の創設に賛成の立場をとっていた小林教授。しかし、被災地での救援活動経験のある永井弁護士に諭され、180度、考えを見直したのです。Ch6で夕方5時30からの配信です!ぜひ、ご覧ください!
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2015/10/21 「災害時に、国家緊急権は役に立たない」緊急事態条項・反対派の永井幸寿弁護士との議論で、賛成派の小林節氏に「地殻変動」 ~国家緊急権を徹底討論!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271317
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さて、本日のガイド目次と中継番組表の後は、とっても重大なニュースをピックアップ。「平成の2・26事件」を彷彿とさせる防衛省内の超危険な動きを知らせるスクープ報道について青木浩文記者が報告します!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■平成の2・26事件!?軍部が政治をコントロールしようとしている!?(青木浩文)
┠■安倍政権の支持率が7ポイントも大幅下落!スキャンダル続きの政府を利する野党の不甲斐なさは挽回できるのか!?(ぎぎまき)
┠■本日13時30分より岩上さんが京都大学大学院教授・高山佳奈子氏にインタビュー! 安倍政権によるメディアへの圧力の実態に迫る!(平山茂樹)
┠■「賠償金に上限なし!」「さらに利息も!?」もう無茶苦茶過ぎるTPPの「ISD条項」の実態(佐々木隼也)
┠■IWJ記者とウェブスタッフ募集中!!
┠■わとはぷ~What happened today?~今日は皇太子徳仁親王の誕生日(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.2.23 Tue.**
【Ch5】9:00~「馳浩・文部科学大臣 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
馳浩・文部科学大臣による定例会見を中継します。
【Ch4】10:30~「料理研究家枝元なほみさんと“味わう”憲法カフェ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「ママの会@神奈川」主催の憲法カフェを中継します。講師は太田啓子弁護士、特別ゲストは料理研究家の枝元なほみ氏。
【Ch1】13:30~「岩上安身による高山佳奈子・京都大学教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※京都大学教授の高山佳奈子氏に岩上安身がインタビューします。
【Ch6】14:00~「『最低賃金大幅引き上げキャンペーン委員会』結成記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「首都圏青年ユニオン」主催の結成記者会見を中継します。
【録画配信・Ch4】16:00~「守ろう !築地市場パレード実行委員会による築地市場移転問題に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2月22日(月)収録の「守ろう !築地市場パレード実行委員会」による記者会見を録画配信します。
【再配信・Ch6】17:30~「『災害時に、国家緊急権は役に立たない』緊急事態条項・反対派の永井幸寿弁護士との議論で、賛成派の小林節氏に『地殻変動』 ~国家緊急権を徹底討」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271317
※2015年10月21日に行われた、「被災者支援に携わる有志弁護士の会」主催の「災害対策を理由とする【憲法改正】についての報道及び関係者向け意見交換会 ~緊急事態条項『国家緊急権』の創設は必要か~」を再配信します。ゲストは、兵庫県弁護士会の永井幸寿氏、慶應義塾大学名誉教授の小林節氏ら。
【録画配信・Ch5】19:00~「パレスチナ報告会『ガザ攻撃から1年半・いまパレスチナはどうなっているのか』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2016年2月20日に行われた、パレスチナ報告会の模様を録画配信します。主催は「土井敏邦・パレスチナ記録の会」(共催 社会思想史研究会)。
【録画配信・IWJ_AOMORI1】20:00~「こどものココロを聴くために~人と人とのつながりを考えるフォーラム~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
2016年2月21日に収録した、「青森県・青森いのちのネットワーク」主催の「こどものココロを聴くために~人と人とのつながりを考えるフォーラム~」第一部を録画配信します。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.2.24 Wed.**
【Ch未定】12:30~「日本外国特派員協会主催 柴山昌彦・総理補佐官 記者会見」
※「日本外国特派員協会」主催の柴山昌彦・総理補佐官 記者会見を中継します。
【Ch未定】14:00~「原発事故被害者の救済を求める全国運動:第三期いよいよ始動!記者会見」
※「原発事故被害者の救済を求める全国運動」主催の記者会見を中継します。内容は、「全国運動のこれまでの活動成果と第三期活動方針」。
【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。
【Ch未定】15:00~「原発事故被害者の救済を求める全国運動:第三期キックオフ集会」
※「原発事故被害者の救済を求める全国運動」主催の第三期キックオフ集会の模様を中継します。
【IWJ_KYOTO1】19:00~「SEALDs KANSAI SALON #2『選挙のはなし』 ―Guest 中野晃一・上智大学教授」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「SEALDs KANSAI SALON #2 」を中継します。ゲストは上智大学教授の中野晃一氏。
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■平成の2・26事件!? 軍部が政治をコントロールしようとしている!?
IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。
今年3月施行される安全保障関連法を初めて全面的に反映させる自衛隊最高レベルの作戦計画策定に当たり、防衛省内で「制服組自衛官」を中心とする統合幕僚監部が、「背広組防衛官僚(文官)」が中心の内部部局(内局)に権限の大幅移譲を要求していることが2月21日判明したと、共同通信社が報じています。内局は拒否、調整が続いているとのことです。
淡々とした短い記事しか出回っていませんが、これは大変な内容ではないでしょうか。
昨年6月10日に成立した改正防衛省設置法により、防衛省は、「背広組防衛官僚」が「制服組自衛官」をコントロールし、より優位な立場から大臣を補佐する「文官統制」(シビリアン・コントロール)制度を全廃し、「背広組」と「制服組」を対等の立場にしました。
もし、今回の統合幕僚監部の要求が認められれば、軍事専門家である「制服組」主導となる可能性があり、危惧をする声が多数上がっています。万が一、「制服組」が暴走しようとした際に、阻止する機能が低下するとの懸念があるからです。
ネット上では「平成の2・26事件!軍部が政治をコントロールしようとしている」などとの声も上がっています。「静かなクーデター」が起きているのかもしれません。
自衛隊に対するシビリアン・コントロールが効かなくなっているのではないか、という懸念はこれまでにも示されてきました。
2015年8月11日の参議院安全保障特別委員会で、共産党の小池晃議員が、安保法案成立時期の見通しなどが書かれた、防衛省・統合幕僚監部の内部文書の存在を明らかにしました。国権の最高機関である国会に示す前に、自衛隊が米軍側の事情に合わせてスケジュールを組んでいたのです。
さらに、9月2日には、同じく共産党の仁比聡平議員が、自衛隊トップの河野克俊幕僚長が2014年末の訪米時に、米軍首脳と会談をし、「来夏までには安保法制は終了するものと考えている」と発言したとする文書の存在を提示しました。
これにもとづき共産党からは河野幕僚長の証人喚問を求める声が上がりましたが、実現することはなく、安保法は9月19日に「強行採決」されてしまいました。
学習院大学法科大学院教授の青井美帆氏は、「日本では、すでに文民統制が機能しなくなっているのではないか」との懸念を示してきました。
この青井氏の解説の詳細は、是非IWJのアーカイブをご覧になって下さい!
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2015/09/10 統幕文書で発覚した安保法制の「嘘」と「正体」が緊急シンポで次々明らかに ~青井未帆氏、文民統制の危機感に警鐘「自衛隊が『独自意思』で動き始めた可能性も」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/263355
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さらに、雨が降る東京・有楽町駅前で2月15日、青井氏は街頭宣伝を行ない、「衝撃の新事実」を明かしています。
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2016/02/21 統幕監部の「暴走」は安倍政権以前から!?「日米同盟のために集団的自衛権を行使すべし」――青井未帆教授が新資料で明らかになったシビリアン・コントロール崩壊の“新事実”を暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288399
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河野克俊幕僚長の発言記録を提示した仁比聡平議員には、岩上さんが昨年緊急インタビューを行っています。こちらも、あわせてご覧いただければと思います。
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2015/09/03 米国に忠誠を誓う「軍人政治家」がペンタゴンで交わした「密談」の衝撃の全容! 防衛省内部文書・第二弾を暴露した共産党・仁比聡平議員に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/261463
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■安倍政権の支持率が7ポイントも大幅下落!スキャンダル続きの政府を利する野党の不甲斐なさは挽回できるのか!?
直近の安倍政権の支持率が発表されました。共同通信が20、21両日に行なった電話世論調査によれば内閣支持率は46.7%で、前回の1月末の調査から7.0ポイントと大幅下落。日頃、IWJの情報に触れている方は「そりゃ当たり前でしょ」と驚かれはしないと思いますが、今回の支持率下落の背景にあるのは、与党議員の不祥事や不適切発言が相次いだことによるもの。報道によれば、不支持の理由の8割近くが、政府・与党に「緩みが出ている」と答えたそうです。
ふむふむ。
GDPもマイナス成長、株式投資で年金積立金が兆単位で大損、デフレ不況下での消費税増税で国民の生活は追い込まれた上に、実質賃金は下がり続け、生活保護受給世帯数は増え、非正規労働者の数は200万人増。安倍政権の破滅的な経済政策の失敗の数々を国民が正確に知れば、支持率は急降下してもおかしくないと思うのですが、詳しい政策の中身を精査せず、与党議員の失言や失態だけで支持率が変動するなら、またちょっとした理由で支持率が上がることも容易に想像できます。
ということで、今回の調査結果は決してぬか喜びはできません。それどころか、逆に危機感を強める必要がありそうです。
政党支持率の調査結果を見れば、自民党が野党を圧倒し38.1%。民主党は9.3%、共産党4.3%、維新の党1.2%、社民党1.1%、生活の党0.8%とあまりにも大きすぎる開き。「支持政党なし」も相変わらず30%を超えるなど、野党の存在感がなさすぎる厳しい現状の中、2月19日、民主・共産・維新・生活・社民の野党5党がようやく「野党共闘」のスタートラインに立ったことは、これまでの本ガイドでもお伝えしてきました。
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・2016/02/19 野党5党が「選挙協力」「安倍政権打倒」で合意!沖縄選出・照屋議員「『オール沖縄』の戦いと共通のものがある」~民主・維新・共産・生活・社民が安保法廃止法案を共同提出
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287888
・2016/02/19 「4点を提案したのは私」野党第一党のリーダーシップを民主・岡田代表がアピール!? ーー「安倍政権打倒」「安保法廃止」合意でスタートラインに立った「野党共闘」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287892
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「正直、もうだめかと思っていた」
20日に行なわれた社民党第15回定期全国大会に出席したSEALDsの本間和信さんは、一向に前進しない「野党共闘」の実現を諦めかけていた、と胸の内を明かしました。IWJもこれまで「野党共闘」に関しては野党を鼓舞、叱咤激励する意味合いも含め、批判的に懐疑的に報じてきました。
民主党に対する国会内外からの苦言がようやく届いたのか、民主党の呼びかけで、19日に党首会談が実現したわけですが、これは、あくまでも遅すぎるスタートラインに立ったというだけ。世論調査の結果を見ても分かるように、参院選は非常に困難な戦いが強いられることは間違いありません。それでも「野党共闘」が最低限。望みをかけ、本物かどうかを見極め、応援するしかありません!
社民党の定期大会で「これだけは約束したい」と訴えた民主党の枝野幸男幹事長。「幹事長として民主党の議席を一つでも多くしたいと思っているが、それよりも、自公とその補完勢力をいかに最小化させるかを最優先にして闘っていく」と訴えました。
民主党の枝野幹事長や福山哲郎氏の主導で野党が集まり、昨年10月からは市民団体との意見交換会がスタートしました。現場を取材した私はこの動きをとても前向きに受け止め、また楽観視し、記事にもその旨、書いたのですが、実は正直申し上げるとその当時から、岩上さんからは私の認識が「甘い!」と指摘されていました。
そう言われても私としては枝野幹事長らへの期待は隠せず、原稿にも書いてきました。実際にはどうなったかというと、主張がバラバラな党内事情を引きずっていた民主党は、その後、共産党を含めた野党共闘をリードすることはできず、これだけ空白の時間をいたずらに費やしてきたわけです。
緊急事態条項への危機感もなし、日本という国が立憲主義を踏みにじり、軍事ファシズム化するという危険性を目前にしてもなお、何よりも「反共」が優先という姿勢を感じました。ですが、社民党の定期全国大会でスピーチした野党5党の面々は、これまでにない危機感と切迫感に溢れていたのではないか、岩上さんからまた「甘い!」と言われるかもしれませんが、率直に私はそう感じました。(この原稿を見せたら実際「甘い!」と言われました。野党間協定に緊急事態条項への賛否という具体的な項目が欠落していたからです。)
20日に行なわれた社民党の全国大会の様子は下記のURLから動画をご覧いただくことができます!
そして昨夜、共産党が参院選「一人区」の独自候補者を取り下げる方針を固めたと報じられましたね。参院選のみならず、次期衆院選でも候補擁立を抑制し、一本化を呼びかけるとも。志位和夫委員長は党本部で行われた会見で「大局に立って判断する。かなりの人は立候補を取り下げる。単なるすみ分けではなく、本格的な選挙協力を目指したい」と表明しました。
すっかり共産党リードの「野党共闘」ですが、野党間で納得し合っているならばそれでもよし!23日には、5野党の幹事長、書記局長らが会談し、具体的な選挙戦略の議論に入るそうです。連携が一気に加速するといいですね!続報をお待ちください!
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・2016/02/20 社会民主党 第15回定期全国大会(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288092
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お次は、本日13時30分から配信予定の「岩上安身による高山佳奈子・京都大学教授インタビュー」について平山記者が告知します!
■本日13時30分より岩上さんが京都大学大学院教授・高山佳奈子氏にインタビュー! 安倍政権によるメディアへの圧力の実態に迫る!
おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。
本日は13時30分より、で京都大学大学院法学研究科教授で刑事法が専門の高山佳奈子氏に岩上さんがインタビューします。インタビューの模様はCh1で配信いたしますので、ぜひ、ご覧ください。
高山氏は、昨年、「安全保障関連法案に反対する学者の会」の呼びかけ人として、「学者の会 100人記者会見」で発言。その他、「Middles(ミドルズ)」の集会に参加するなど、集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案に反対の立場から、積極的に発言をしてこられました。IWJが「学者の会」に向けて寄稿をお願いしたところ、真っ先に原稿をお寄せいただきました。
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・2015/07/13 【安保法制反対 特別寄稿 Vol.1】横田喜三郎先生の講演(「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人 京都大学大学院法学研究科教授(刑事法):高山 佳奈子さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252796
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その高山氏に、「学者の会 100人記者会見」の際、岩上さんが直撃インタビュー。その際、高山氏は、安倍総理と大手既存メディアの幹部が繰り返し会食していることについて、刑法学者の立場から、「場合によっては、『刑事罰の対象になる行為』であることも考えられる」と語りました。
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・【緊急アップ!】安倍総理とメディアの会食は「業務妨害罪」「贈収賄罪」の可能性!? 学者の会で刑事法学者・高山佳奈子氏が指摘!元共同通信・浅野健一氏も批判「御用メディアと闘わないといけない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388
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2012年末の第2次安倍政権発足以降、読売新聞の渡邉恒雄会長やフジテレビの日枝久会長を筆頭に、既存大手メディアの幹部と会談・会食を繰り返しています。「権力を監視すること」が責務のはずのメディアが、権力者とずぶずぶの関係になってしまっているのです。
その傾向が最も顕著なのが、NHKです。安倍総理は就任早々、”お友達”の前日本ユニシス社長・籾井勝人氏を会長に、作家の百田尚樹氏と埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏ら右派の論客を経営委員に送り込みその上で安倍政権に忠誠を誓う「公共放送」として、メディアの中では最も影響力の強いNHKを、「安倍チャンネル」にしようと画策したのです。
結果として、NHKは安倍政権の顔色をうかがいながら、情報操作につとめる報道に終始するようになります。地上波ではNHKにのみ許されている「国会中継」では、安保法制に関して衆議院特別委員会での質疑と採決の模様を中継しなかったり、実質GDPが年率マイナス1.4%になっているというニュースを「実体経済は変わらず良好」という、安倍総理の言い分通りの事実とは反する見出しで報じるなど、その偏向ぶりは挙げたら枚挙にいとまがありません。
こうした偏向報道を繰り返すNHKに対して、メディアリテラシーに長けている市民の怒りは頂点に達しています。IWJではこれまで、渋谷のNHK放送センターで行われた「NHK大包囲」の模様を繰り返し取材・中継してきました。
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・2015/08/01 「NHKは権力の犬だ!」“偏向報道”が続く「公共放送」NHKに対して市民が怒り 300人の市民がNHK放送センター前で怒りの声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255945
・2015/08/25 「政府の声でなく、国民の声を報道しろ!」国会中継をしないNHKに市民が怒り――NHK包囲抗議行動
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/259507
・2015/10/13 「NHKは公共放送を名乗るな!」 「偏向報道」続くNHKに対し、200人の市民が放送センター前で抗議(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270103
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今年3月には、このNHKの「クローズアップ現代」でキャスターを務めた国谷裕子氏、TBS「ニュース23」でアンカーを務めた岸井成格氏、そしてテレビ朝日「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏の3人が、番組を降板します。いずれも、現在の安倍政権に対して批判的な論調の報道を行っていました。批判のための批判ではなく、事実にもとづいた、公正さを失わないまっとうな批判であったと思います。政権から各テレビ局に対して何らかの圧力があったことは、容易に想像できます。
さらに、2月8日には、高市早苗総務相が、衆議院予算委員会の質疑の中で、「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない」などと、「電波停止」の可能性に言及しました。しかし、高市総務相が想定するような「テロへの参加の呼びかけを繰り返す」番組など、過去にも日本で存在したためしがありません。
権力によるこのように明らかなメディアに対する「恫喝」に対して、既存大手メディアの反応は驚くほど鈍く、この件に関する政権への批判キャンペーンなどは行われていません。既存大手メディア、とくにテレビは、言いがかりをつけられて、「電波停止」されてしまっても構わないのでしょうか。あるいは、「電波停止」が恐いので、ひたすら政権に迎合しようというのでしょうか。
本日のインタビューでは、既存大手メディアの偏向ぶりと権力との癒着を具体的に取り上げつつ、メディア幹部と安倍総理が会食することが、どのような法的根拠で「業務妨害罪」「贈収賄罪」にあたるのか、専門家である高山氏に解説していただきます。必見のインタビューですので、ぜひ、ご覧ください!
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平山記者でした!高山佳奈子氏の後も続々と岩上さんのインタビューが続きますのでご紹介します!
■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ
・2月25日(木)「立憲政治を取り戻す国民運動委員会」 意見交換会・記者会見
岩上さんも世話人として名を連ねる、護憲派から改憲派の憲法学者、ジャーナリストら200人でつくる「立憲政治を取り戻す国民運動委員会」の意見交換会と記者会見がそれぞれ12:30/14:00より日本プレスセンタービルにおいて開催されます。
同委員会は、憲法学者である小林節氏・慶応大教授の呼びかけで始まり、自らを政治運動を行わない「情報機関」として位置付けながら、声明文の中で「安倍政権打倒」をはっきりと表明しています。IWJでは、意見交換会・記者会見の様子をしっかり中継します。同委員会の過去の記者会見は、以下のアーカイブをご覧ください( http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283121 )
・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん<後編>
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池さん。1月27日に行われたインタビュー前編の後も、北朝鮮による「事実上」の通距離弾道ミサイルの発射、日本政府による独自の経済制裁の決定、これを受けた北朝鮮による拉致被害者の特別調査委員会解体など、重大なニュースが相次ぎました。前回のインタビューで聞ききれなかったお話と絡めて、岩上さんがインタビューいたします。引き続き、必見です。※前編のアーカイブはこちらからご覧ください(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284584 )。
・3月1日(火)14:00~ 是枝裕和さん(映画監督)
※「誰も知らない」「海街diary」などで知られる是枝監督。「クローズアップ現代」のやらせ問題に関するBPO放送倫理検証委員会の委員も務め、「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」などと自民党による報道圧力を批判されています。高市早苗氏による、「公平な報道をしない場合や、TVでテロを呼びかけた場合は、電波停止もありうる」との、放送法を悪用した威圧発言についても、岩上さんがインタビューします。なお、高市氏の発言については、アーカイブ、( http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286707 )をご覧ください。
・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(九州大学准教授)<後編>
※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の施光恒さん。1月26日に放送したインタビュー前編は、大好評をいただきました。安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」の危険性について、まだまだおうかがいしたいお話が沢山あります。
自民党の丸山議員の「日本が米国の51番目の州になるのに憲法上、何か問題はあるのか」という発言が飛び出したあとでは、なおさらです!日本の支配層である自民党や政府、財界などの一部の狙いは、単なる「英語化」ではなく、日本が独立主権国家であることを失い、米国の一部になること、米国という帝国と一体化することなのではないか、という疑いが冗談ではなくなってきました。前編に引き続き、このインタビュー後編にどうぞご期待ください!
次は、昨日の「TPP交渉差止・違憲訴訟 第3回口頭弁論」を傍聴してきた佐々木隼也記者から取材報告です!
■「賠償金に上限なし!」「さらに利息も!?」もう無茶苦茶過ぎるTPPの「ISD条項」の実態
おはようございます!IWJで記者兼TPPをぎゅーっとしてポイする担当の佐々木隼也と申します。
他国に先駆けてTPPの国会承認を急ぐ安倍政権ですが、国会での野党の追及では、数多くの嘘や矛盾、あまりに酷い日本側の譲歩の数々が、毎日のように明らかになっています。しかし、それでもほんの一部で、TPPの酷すぎる中身は、まだまだ山のように「潜んで」いることが、昨日行った取材で明らかになり、唖然としています。
昨日、山田正彦前農水相や岩月浩二弁護士らが呼びかけ人・弁護団を務める「TPP交渉差止め・違憲訴訟」の第3回口頭弁論が行われ、その後の報告集会、海外の専門家を呼んでの勉強会などを取材。IWJでは裁判をのぞき、全て中継を行いました。
その模様は、以下の動画記事に急ぎアップしましたので、ぜひ、ご覧になってください!裁判の報告集会については、公共性に鑑み会員以外の方にも無料でフル公開していますが、TPPについてはIWJのアーカイブにぎっしり情報が集積されています!こちらはサポート会員になっていただければ、全てご覧になることができます!ぜひこの機会に、会員に登録し、IWJの取材活動を直接支えていただけたら幸いです。
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・2016/02/22 「TPP交渉差止・違憲訴訟」第3回口頭弁論期日・東京地方裁判所門前集会(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288355
・2016/02/22 TPPフォーラム「日本の農業と食の安全、協同組合の行方―海外の専門家が指摘する影響と問題点とは―」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288357
・2016/02/22 「TPP交渉差止・違憲訴訟」第3回口頭弁論期日・報告集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288361
※IWJ会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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裁判の詳細は、後日、あらためてテキスト記事でお伝えできればと思いますが、本日は、「TPPフォーラム」で明らかになったTPPの驚愕の中身の一端を、みなさまにご紹介できればと思います。
このフォーラムでは、開発問題などを追及する国際連帯組織「サード・トレード・ネットワーク」のリーガル・アドバイザーとして長年TPP問題をウォッチし続けてきたサーニャ・リードスミスさんが講師として登壇したのですが、彼女の口から明かされた「ISD条項」についての新事実の数々が、それは凄まじいものだったのです。
ISD条項とは、例えば米国の企業や投資家が日本でビジネスを展開した際に、日本の規制によって「不当な不利益を被った」と感じたら、日本政府に多額の賠償金を請求できるというものです。その訴えは日本でも米国の裁判所でもなく、米ワシントンの世界銀行内にある仲裁機関で裁定が下されますが、チャンスは一回限りで上級審への控訴はありません。
これだけでも、ISDがいかにその国の司法権を侵害するものか、無茶苦茶ぶりが分かります。しかし、サーニャさんの報告した現状はさらに無茶苦茶なものでした。
例えばTPP発効後、日本で水俣病のような事態が発生し、その加害企業が賠償金を支払うことになったとします。もしこの事業に海外の投資家が関わっていた場合は、その投資家はISD条項に則り、その賠償を不服として逆提訴できるのです。これは、実際にエクアドル政府と石油企業シェブロンとの間で起こった事例です。
さらにこのISD条項には賠償金の上限がなく、法外な支払いを命じられることもあります。ある事例では、500億ドルの賠償金が課されました。さらにこの賠償金には利息も認められるため、現在、このISD条項に関わる利子だけで、5億ドルにのぼっているといいます。
他にもサーニャさんの口からは、次々に、驚愕の実態が明かされました。これらの指摘・分析の数々はぜひ、動画記事で全編お確かめになっていただければと思います!!
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・2016/02/22 TPPフォーラム「日本の農業と食の安全、協同組合の行方―海外の専門家が指摘する影響と問題点とは―」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288357
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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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さらに同フォーラムでは、米国の弁護士であり米国内のTPPをめぐる動きをウォッチしてきた、トーマス・カトウさんも講師として登壇し、「米国でTPPが絶対に批准されない理由」と、「だからといって我々が安心してはいけない理由」を、詳細に分かりやすく説明しました。こちらも必見です!!
以下、IWJでは、他にも日本政府がしでかした様々な歴史的譲歩の数々について、報じてきました。驚くべきことに、こうした驚愕の事実の数々を、大手メディアはほとんど報じません。TPPが批准されてしまうのか――という、この5年間で一番の佳境であるにも関わらず、この5年間で、今が一番TPPの問題が報道機関に黙殺されています。経団連などに始まる大企業が、TPPに賛成しているため大口のスポンサーに気がねして物を言えないのでしょう。TPPについて地上波でその危険性に触れてコメントをした岩上さんが、その直後にフジテレビの「とくダネ!」から降板を告げられた事実が多くを物語っています。
本当に危険で危機的な事態だと思います。企業のスポンサードに頼らない独立市民メディアのIWJは、この問題を報じ、その危険性に警鐘を鳴らすことを絶対にあきらめません。それにはみなさまのご支援・応援が絶対に不可欠です。一般市民の皆様のご支援が、IWJの駆動力です!どうか、IWJの会員に登録していただき、またご寄付やカンパによって、こうした僕らの取材活動を支えていただければと思います…!
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・【国会ハイライト:TPP】「しっかり守れた」と強弁する農産品も7年後にはすべて関税撤廃の可能性!? 民主党・福島伸享議員が安倍政権が隠す驚きの譲歩内容を追及!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286054
・・2015/11/05 【敗戦・TPP】聖域を明け渡しても「影響なし」!?自動車は米韓FTAより酷い惨敗…民主党による担当官僚ヒアリングで明らかになった「合意」の呆れた実態
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273706
・2015/11/11 【敗戦・TPP】「攻める」はずの自動車分野で「関税が永遠に撤廃されない可能性」も!?日米並行協議での驚くべき譲歩内容が民主党による官僚ヒアリングで明らかに!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274515
・2015/11/19 【敗戦・TPP】公式言語に「日本語が存在せず」の衝撃!
しかも日本政府は要求すらしていなかった!?民主党による官僚ヒアリングで明かされた安倍政権の理解不能な「怠慢」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275531
・2015/11/26 【敗戦・TPP】「断固反対」だったはずがいつのまにか「アベノミクスの切り札」に!
官僚も代弁を放棄する安倍政権の手のひら返し~民主党による官僚ヒアリング第6回
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276423
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以上、佐々木記者でした。佐々木記者は体調を崩し気味でしたが、TPP関連に人並み以上のこだわりがあり、この取材を志願して言ってきました!、おつかれさまでした!IWJは365日24時間稼働しています(というのが理想です)。現実には常に人手不足に陥っています。ただいま、IWJ記者の増員を計画中!次はスタッフ募集のお知らせです!ご応募お待ちしています!
■IWJ新人記者とWebスタッフを大募集中!
これまで、経理の柱として活躍してくれるスタッフを緊急募集してきましたが、何とか見通しが立ちそうです!まだ万全な体制とは言えませんが、これでいったん、経理スタッフの募集は中止させていただきます。ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました!
そして、今、新たに大募集中なのがIWJの記者スタッフとWebスタッフです!
記者は、現場に出て取材をし、記事を書くという業務から始まり、記事のリライトやメルマガの編集など編集者としての仕事にまで及びます。つまり、テキスト作成全般に関わるのが記者のお仕事です。
今回、募集にあたって岩上さんと話をする中で、岩上さんが「次世代の育成」に力を入れていることを再認識しました。IWJが立ち上がる前、数人のアシスタントと順調に「岩上安身事務所」を運営していた岩上さんが、自分の貯金を投資し、大冒険をして「IWJ」を立ち上げた理由。それは、岩上さんの後に続く、次世代のジャーナリストを育てるためです。
IWJという媒体では私を含め記者たちが、自由勝手に自分の書きたいことを書いている、と思っている人も多いかと思います。もちろん記事を担当するに際して、記者個人の志向性や適性は勘案されますし、本人の持ち味や個性もおおいに発揮されます。しかし、書いて発表された記事は常に反論され名誉毀損の訴訟リスクにさらされたりします。ネット媒体の記事を匿名の書き込みと同じようなものだと思っていたら、手痛い目にあいます。取材の裏づけ、慎重な表現、徹底した校正が必要です。
リスクは署名記事を書いた記者だけでなく、媒体の経営責任者である岩上さんにもふりかかってきます。岩上さんは誰が書いたどの記事でも責任を負わなくてはならず、全ての原稿に目を通してチェックを入れなければ丹念に取材し仕上げた(と自分では思っている)原稿でも、岩上さんの直しで原稿が真っ赤になることは特に私の場合は日常茶飯事です。取材が全くなってないと、原稿が突き返されることもしばしばあります。まずは、記者としての「いろは」を叩き込まれ、取材を何度も何度も重ね、文章も何度も何度も書き直すという鍛錬が、間違いなく必要になります。そういう意味ではIWJは若手記者にとっては「道場」のような場でもあります。
記者志望の方は、一にも二にも「気概」が必要です!岩上さんに弟子入りするくらいの思いで応募してきて欲しいと思います!ご応募をお待ちしています!
そして、IWJのホームページの利便性を高めるために、現在「Web大改造プロジェクト」が進行中です!今年の7月に向けて、IWJの記事アーカイブ検索を充実させるべく日夜奮闘中です。そこで、WebデザインはCSS言語の得意な方や、WordPressなどへ大量にデータ入力することに慣れている方で、IWJコンテンツに精通し、日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理作業もしていただく方を募集しています!
記者、Webスタッフの応募条件はそれぞれ、スタッフ募集フォームをご参照ください!
※ スタッフ応募フォームはこちら!
http://bit.ly/1ALJypQ
■わとはぷ~What happened today?~ 今日は皇太子徳仁親王の誕生日!
今日2月23日は皇太子殿下の誕生日!56歳になられたそうです。おめでとうございます。皇太子殿下は、岩上さんと同学年なのだそうです。
2015年は戦後70年を迎えた年だったこともあり、今上天皇を始め、皇太子殿下の「戦争」にまつわる発言が目立ちました。背景にあるのは、歴史を修正し、戦争そのものを肯定するような安倍晋三とその内閣に対する大きな危機感なのでしょう。皇太子殿下も55歳の誕生日に開いた記者会見で戦争と平和に対する考えを述べられ、その中で、日本の平和は「日本国憲法」を基礎として築き上げられてきたと発言されました。一昨年に迎えられた誕生日の際は、はっきりと「憲法を遵守する立場に立って、必要な助言を得ながら、事に当たっていくことが大切だと考えております」と述べられています。
爪の垢を煎じて飲ませたいですね、安倍総理に。
立憲主義を「古色蒼然とした考え方」と主張し、憲法は「日本人にとって、心理に、精神に悪い影響を及ぼしている」と主張してきた人物が今、私たちの国、日本のリーダーです。そして、憲法の理念を逆転させ、国民に遵守義務を課そうとしているのが、自民党の改憲草案の中身です。改めて、この恐ろしさに立ち返ってみると、いまだに自民党の支持率が野党を圧倒している現実に絶望してしまいそうです。
ですがそうも言ってられません!次の世代のために、ここで諦めるわけにはいきません。できることをできるだけ諦めずにやるのみですね!安倍総理の憲法に関する考え方を、2月4日、民主党の大串博志が追求しました。IWJでまとめた国会ハイライトをぜひご覧ください!
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【国会ハイライト】どの口が言う!? 立憲主義を「古色蒼然とした考え方」と蔑む安倍総理がネトウヨ並の幼稚な「押し付け憲法論」を吹聴し、「歴史を直視しろ」と“ドヤ顔”!民主・大串博志議員質疑
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286389
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では、本日もIWJをどうぞよろしくお願いいたします!
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】