■■■ 日刊 IWJガイド「清原和博容疑者逮捕の陰で重大ニュースはひっそり進む~本日岡山大学津田敏秀さんに岩上さんがインタビュー!~夫婦別姓問題寄稿、緊急事態条項関連、注目記事も続々アップ!」 2016.2.4日号~No.1239号~ ■■■( 2016.2.4 8時00分)
おはようございます!主婦・母親と他の仕事を抱えつつ、IWJで兼業記者をしております葦澤美也子です。よろしくお願いします。
先月から、国会、年金、北朝鮮、テロ、沖縄、各地地方選挙、 TPP、マイナス金利、アメリカ大統領選など、IWJ的には重要なニュース(※ということは世の中にとっても本当は大事なニュース)が続々と続くなか、テレビの報道バラエティでは芸能・ゴシップネタが随分続くなあ、という気がしませんか。
ベッキー、SMAP、そして今度は清原和博元選手の覚醒剤所持での逮捕。
話題の芸能・スポーツの大物ゴシップやスキャンダル報道の陰で、放送時間や報道紙面が削られていくニュースを、本日もIWJでは力いっぱいお伝えします。
アメリカでは11月8日に投開票が行われるアメリカ大統領選挙の候補者指名争いがアイオワ州からスタート。2月1日に行われた党員集会では、共和党はテッド・クルーズ上院議員が、何かとお騒がせなドナルド・トランプ氏に勝利。民主党はヒラリー・クリントン前国務長官が、「社会民主主義」を掲げるバーニー・サンダース上院議員と大接戦の末、僅差で勝利という結果になりました。この結果の背景や今後の見通しなど、アメリカ大統領選に向けての注目の動きについては、明日の日刊で詳しくお伝えします。
ヨーロッパ各地で紛糾している難民問題、シリアでのISテロなどについても、IWJでは今後も引き続きお伝えしていきます。
本日の日刊ガイドの内容はこちらです!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■清原容疑者の逮捕、でも、今このタイミングでどうして?~その裏で、甘利元大臣の疑惑、そして辺野古代執行訴訟の「和解」?「和解」なんてありえるの?(山本愛穂)
┠【中継番組表】
┠■本日15時より、津田敏秀・岡山大大学院教授インタビュー! 福島の教訓は生かされるのか? 電力会社のリスク管理を問う「福島原発刑事訴訟支援団」も発足!(葦澤美也子)
┠■「選択的夫婦別姓」さえ認めない日本社会の不寛容さと全体主義的空気の先にあるものとは!?(ぎぎまき)
┠■安倍総理が国会で「占領時代に作られ、時代にそぐわないものもある」と「押しつけ憲法論」を開陳!いい加減デマを振りまくのはやめてくれ!(原佑介)
┠■わとはぷ~What happened today?(葦澤美也子)
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まずは、「芸能ネタには平山記者の次に強いです!」と名乗りを挙げてくれた山本愛穂記者より、注目のあのニュースと辺野古代執行訴訟の現状をお伝えします!
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■清原容疑者の逮捕、でも、今このタイミングでどうして?~その裏で、甘利元大臣の疑惑、そして辺野古代執行訴訟の「和解」?「和解」なんてありえるの?
おはようございます。秋から冬の間、IWJで事務兼記者をしております、山本愛穂です。就農者との兼業です。春には種蒔きのために田園に戻ります。
さて、2月2日23時50分、就寝前のTwitterのタイムラインに飛び込んできたのは、清原和博容疑者、覚せい剤所持で逮捕のニュースでした。調べに対し、清原容疑者は薬物の使用を認める供述をしているそうです。清原容疑者の禁止薬物使用疑惑を初めて報じたのは、2014年3月の週刊文春。つまり疑惑が大々的に報じられてから逮捕に至るまで、2年近くもの時間がかかったことになります。
捜査当局はこの間、清原容疑者に対して泳がせ捜査をしていたのだとしたら、あまりに期間が長すぎるのではないか、という疑問が湧いてきます。薬物使用の期間が長くなればなるほど、依存が深くなります。容疑者のためにもなりません。
泳がせ捜査の長期化とともに、疑問がわくのは、「なぜ、今、このタイミングでの逮捕なのか?」ということです。
清原容疑者逮捕のニュースが、重大なニュースから目をそらすための「スピン」として使われているのではないか? そうした疑いの声が、ネット上では頻々と飛び交っています。真っ先に思い浮かぶのはもちろん、甘利大臣の金銭不正授受問題です。
※【速報!】甘利大臣辞任で幕引き!?「『あっせん利得罪』の可能性もあり、議員の資格も問われるはず」と神戸学院大・上脇教授が指摘!安倍政権「4トップ」の一角が陥落で「ドミノ倒し」開始の可能性も!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284806
IWJが取材を行った神戸学院大学法学部・上脇博之教授 は、甘利氏が「政治資金規正法違反」のみならず、 政治資金「あっせん利得罪」の可能性もある、と指摘し、「大臣辞任だけでなく、議員辞職まで必要だ」とコメントしています。しかし、秘書が行方不明となっているにも関わらず、捜査当局が動く気配は全くありません。当局は、証拠の隠滅や逃亡の可能性、あるいは自殺、他殺の可能性を考えて、秘書の保護のためにも迅速に動くべきではないでしょうか。
そんな中、辞任会見から一夜明けた1月29日、『とくダネ!』 や、『ひるおぴ』などのワイドショーでは、田崎史郎・時事通信特別解説委員 が「本人が責任をもって辞められた」、「会見で説明をし切れている」などと、甘利氏を擁護するような発言をしています。
これは、あからさまな情報操作ではないでしょうか。甘利氏がたった一度会見しただけで、政治家としての説明責任を果たしたことになるのか、大いに疑問ですが、法的責任はまた別の問題です。ことは刑事責任が問われる問題であり、犯罪の容疑がかかっている話です。田崎史郎氏といえば、安倍首相と頻繁に会食をしている事実が報じられ、安倍氏の”寿司友”のひとりとして有名な人物です。同時に、官邸の意向に沿った、安倍政権べったりのコメントをすることで知られる、悪評紛々の確信犯的御用コメンテーターでもあります。
こういう権力べったりのコメントをテレビで開陳してお茶の間の世論操作を行うために、官邸は国民の血税でこういう御用言論人を接待しているのでしょうか!?
捜査当局の動きの鈍さはもちろんですが、権力に媚びるメディアのこうした姿勢も、国民をなめているとしか思えません。
「安倍首相と大手メディアの要職の方々との夕食会は、場合によっては、『刑事罰の対象になる行為』であることも考えられる」と指摘する高山佳奈子氏 への岩上さんによる貴重なインタビューは、こちらからご覧いただけます。こうした動画を、サポート会員ですと全てフリーで視聴できます。ぜひ、ご登録のご検討をお願いします!
※【緊急アップ!】安倍総理とメディアの会食は「業務妨害罪」「贈収賄罪」の可能性!? 学者の会で刑事法学者・高山佳奈子氏が指摘!元共同通信・浅野健一氏も批判「御用メディアと闘わないといけない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388
さて、「スピン」として使われた可能性のある清原容疑者逮捕劇と、晴れる気配のない甘利元大臣の疑惑の裏で、沖縄辺野古に関しても、新たな動きがありました。
2月3日の沖縄タイムスのヘッドラインは、「知事に取り消し撤回促す 辺野古代執行訴訟の和解案判明」というものです。国と沖縄のあいだでは、辺野古新基地建設をめぐり、合計3つの裁判が行われてますが、今回、福岡高裁が「和解」案を提示したのは、翁長知事の辺野古埋め立て承認取り消しを、国が高裁に訴えたもので、いわゆる「代執行訴訟」です。
辺野古代執行とは、どのようなものか。IWJでは、辺野古代執行に関する自由人権協会(JCLU)によるシンポジウムを記録しています。こちらもぜひご覧ください!
※2016/02/01 JCLU主催・沖縄緊急企画第2弾「辺野古から見る地方と国 ~代執行訴訟・国地方係争委・抗告訴訟~」(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285468
今回の沖縄タイムスの報道によって、福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長が国と沖縄県に勧告した二つの和解案の内容が明らかになりました。予想された通りに 、和解と呼ぶにふさわしい、両者の主張の間を折衷するようなものではありませんでした。「根本的な解決案」として提示されたものは、県が承認取り消しをしたうえで、国が30年以内に新基地を返還するか、軍民共用とするか米軍と交渉するというものでした。基地建設の賛否を国と沖縄県は争ってきたのですから、これは折衷案とは到底呼べず、基地建設を認める国側に偏った「提案」です。
この「和解」は、いったい何を意味するのでしょうか。そもそも、この裁判において、「和解」などということがあり得るのでしょうか。
沖縄タイムスは、裁判所から提示された「根本的な解決案」は、日本政府側が計画している新基地建設を前提として沖縄県に承認の取り消し撤回を求めるものであり、これは、沖縄県にとっての「和解」であるとは到底言えないと論評しています。これは妥当だと思います。
また、福岡高裁が「暫定的な解決策」として示した国による暫定訴訟の取り下げも、工事の中断を意味するもので、日本政府が受け入れるとも思えません。
和解勧告案が双方に受け入れられない場合、3月中に判決が言い渡されると言われていますが、軍事や外交などの高度な政治問題には司法は立ち入らないとする、いわゆる「統治行為論」が持ち出され、踏み込んだ判決が出されない可能性もあると考えられます。
まだまだ、結果が読めず、目が離せない裁判の行方ですが、こうした辺野古の米軍基地建設問題のニュースをしっかり報じ、論じているのが、沖縄タイムスや琉球新報など、沖縄系の地方新聞ばかりであり、全国紙など大手メディアでは、まともに大きく取り上げられることがありません。これは、非常に残念で、情けなく思います。
東京でも辺野古代執行訴訟に対するデモが行われていますが、本土の新聞では大きく取り上げられているとはいえず、この問題を知らない人が多いのが現実です。我々IWJは、沖縄からの現地報道はもちろん、本土におけるこうした市民の声もお伝えし続けています。本土の声も沖縄に届いているはずです!
代執行訴訟へのデモの様子も、ぜひ、IWJでご覧ください!
※2016/01/29 国の代執行許すな 辺野古埋立て反対!~安倍政権抗議・沖縄県知事への激励行動(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284982
清原容疑者逮捕劇が「スピン」であるかどうかの判断はさておき、そうであろうとなかろうと、IWJでは、引き続き、惑わされることなく、ニュース本来の価値の軽重に従って、報じていきます。
甘利元大臣の疑惑の追及はもちろん、その陰でうやむやにされそうなTPP条約のとんでもない内容も、複雑でわかりにくい状況になっている辺野古新基地をめぐる訴訟についても、今後もしっかりと大事な事実をお伝えしていきます。
皆さま、IWJへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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山本記者でした。それでは本日のIWJ中継番組表をご覧ください!
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.2.4 Thu.**
京都市長選挙に関する中継を【IWJ_KYOTO1】で配信します。
【IWJ_KYOTO1】
ご視聴はこちらから→ http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
【Ch5】11:30~「TPP協定調印大抗議街宣」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※有楽町マリオン前で行われる、「TPP協定調印大抗議街宣」を中継します。
【Ch4】13:30~「―鳩山元総理が明かす『辺野古新基地』の真相― 緊迫する沖縄問題解明のための講演会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※マスコミ九条の会・日本ジャーナリスト会議(JCJ)が主催する、鳩山由紀夫元総理の講演会を中継します。
【Ch7】14:00~「日本外国特派員協会主催 アンゲリカ・クラウセン 博士(IPPNW欧州副代表) 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※「日本外国特派員協会」主催の、アンゲリカ・クラウセン博士(IPPNW欧州副代表)記者会見を中継します。
【Ch1】15:00~「岩上安身による津田敏秀・岡山大大学院教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※津田敏秀・岡山大大学院教授へ、岩上安身がインタビューします。
【Ch6】15:00~「沖縄県知事の埋立承認取消しに対する国の対抗手段に抗議する意見書提出後の緊急院内集会in国会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「日本環境法律家連盟(JELF)」が主催する、緊急院内集会を中継予定。沖縄県知事の埋立承認取消しに対する国の対抗手段に抗議する意見書を提出した後に行われます。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【録画配信・Ch5】20:00~「横浜国立大学・金子信博教授インタビュー(聞き手:IWJ記者・山本愛穂)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2015年12月11日に収録した「横浜国立大学・金子信博教授インタビュー」を録画配信します。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.2.5 Fri.**
【Ch未定】18:30~「立憲デモクラシーの会主催 公開シンポジウム『憲法に緊急事態条項は必要か』」
※「立憲デモクラシーの会」主催のシンポジウムを中継します。基調講演の講師は、早稲田大学教授の長谷部恭男氏。
【Ch未定】18:30~「『戦争を止めよう』女の平和 2.5講演会」
※「女の平和実行委員会」主催の講演会を中継予定。講師は横湯園子氏(前中央大学教授 元北海道大学教授)。
【Ch5】18:30~「報告集会 TPP協定の全体像とその問題点 ―市民団体による分析報告―」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※山田正彦氏(元農林水産大臣、TPP交渉差止・違憲訴訟の会幹事長)、内田聖子氏(アジア太平洋資料センター事務局長)、他の「TPPテキスト分析チーム」がまとめたTPP協定の問題点についての報告集会。
【IWJ_OKAYAMA1】19:30~「想田和弘・映像トークライブ~安倍政治を『観察』する~憲法『改正』の先に何が観えるか?」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※「精神障害者当事者団体・ゆーとぴあ岩田」主催の講演会を中継予定です。講師は映画作家の想田和弘氏。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8
【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第170回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
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(前半の続き)…
本日の注目配信は、もちろんこちら! 疫学のエキスパートである岡山大学大学院環境生命科学研究科・津田敏秀教授のインタビューです。岩上さんが昨晩より岡山入りし、津田教授の研究室より配信予定です。福島の甲状腺がんの現状と脱原発への注目の動きについては、わたくし葦澤よりお伝えします。
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■本日15時より、岩上さんによる津田敏秀・岡山大大学院教授インタビュー! 福島の教訓は生かされるのか? 電力会社のリスク管理を問う「福島原発刑事訴訟支援団」も発足!
本日15時より、甲状腺がんの多発に警鐘を鳴らす、津田敏秀・岡山大大学院教授に岩上さんがインタビューを行います。ぜひ、お見逃しなく!
【視聴 URL 】 http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
津田教授が昨年発表した、「福島の甲状腺がんは地域によって20~50倍のオーダーで多い」という論文の内容は、福島の現状を危惧する人たちに大きな衝撃を与えました。しかし本当の衝撃は、ここまでしっかりした疫学的研究論文について、外国人記者クラブで会見したり、学会発表はしたものの、既存の大手メディアでは必ずしも大きく報道されなかったことです。政府も素知らぬ顔でスルーし、見て見ぬふりをしています。
津田氏の記者会見や講演の内容はこちらからです。 IWJ に会員登録し、是非ご覧ください!
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・ 2015/10/08 「福島の小児甲状腺がんの発症率、日本の平均比では 20 ~ 50 倍」 !! ~岡山大学・津田敏秀教授が警告「県や県立医大は認識が甘い。チェルノブイリ並みの『多発』に備えた対策を」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269511
・2015/02/26 【岡山】福島県における甲状腺がん検出とリスクコミュニケーション(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/235777
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その発表後、11月30日に行われた福島県民健康調査検討委員会によると、甲状腺がんの現状は、2015年9月30日までの統計で「悪性、ないし悪性疑いが153人」という結果が出ています。前回の発表より15人増(※先行調査の追加結果を含む)となっています。
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2015/11/30 【福島】第21回「県民健康調査」検討委員会(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276928
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今月の15日には、第22回福島県民健康調査検討委員会も開かれるそうです。チェルノブイリで甲状腺がんの増加が顕著になった「事故後5年」が近づくなか、こちらの結果も気になります。
こうした状況のなか、1月29日に福井県の高浜原発3号機が再稼働されました。一度は「運転差し止めの仮処分」が出ていたのにもかかわらず、12月にその決定を覆す判決が出され、政府はここぞとばかりに再稼働を進めました。
福島第一原発の事故と、その後の長期に渡る被爆の問題は、決して福島だけの問題でも、東北や関東だけの問題でもありません。どこで再稼働しても、ヒューマンエラーや地震・津波などの自然災害のリスクがこの世に存在する限り、主要な地方都市がまるまる避難を余儀なくされる事態も起こり得ます。
事故直後、あるいはその後にかけて濃厚に被爆した福島の人たちを襲うかもしれない健康被害についても、事故から5年を前にした今でも喧々諤々の議論が続いています。東京に住む私自身、娘たちの食べ物にも気を遣わなかった時期があり、今後健康被害は出ないのか、今でも気をもんでいる1人です。まして、福島に在住し、様々な事情で避難できなかった方々の不安は、いかばかりかと思います。しかも今後、TPPに参加することで、薬の知的所有権が強化され、薬価が高騰したり、公的医療保険が縮小されて、個人の医療負担が大きくなることも懸念されます。
津田氏の見解や今後の見通しにしっかりと耳を傾け、冷静に私たちが今後気をつけなければならないことなど、教えていただきたいと思います。
こうした不安の元になっている「原発」の存在。原子力発電が「クリーン」でも「低価格」でも、もちろん「安全」でもなかったことは、もはや明らかになったも関わらず、国は再稼働を強引に進めています。70年代のオイルショックのようなエネルギー危機とはほど遠い状況にあるにもかかわらず、なぜこんな危険な原発を続けなくてはならないのか。核武装のポテンシャルを維持するためなのか、本当に不可解ですが、何よりも重大事故が起きたというのに誰も責任を問われない現状は、異様としか思えません。
福島で2012年から始まった「福島原発事故訴訟」では、被告とされた元東電幹部が2回にわたり不起訴になりました。「国策」として国が進める「原発」については、同じく「国策」として進められていた「戦争」の責任も、日本人自身が自ら取ろうとしなかったように、政治家も官僚も、電力会社の経営者も、まるで責任を問われないかのようです。
しかし!不服申立てを受けて2015年に東京検察審査会が起訴相当と判断。いよいよ刑事訴訟となりました!この動きを受けて、この刑事訴訟を世に広めていこうという「福島原発刑事訴訟支援団」が発足されています!
詳しい経緯は、先日の日刊ガイドをご覧ください。
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・日刊IWJガイド 1月19日号
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/23900
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IWJでは、発足記者会見と、1月30日に行われた「福島原発刑事訴訟支援団 発足のつどい」をしっかり取材しています!こちらもぜひ、アーカイブをご覧になってください!サポート会員であれば、いつでもご覧いただくことができます!
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・2016/01/18 「福島原発刑事訴訟支援団」発足記者会見 〈東京〉(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/282958
・2016/01/30 福島原発刑事訴訟支援団「1.30発足のつどい」(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285082
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1月30日の発足のつどいでは、登壇された広瀬隆さんが、1970年代初頭に3年連続公害訴訟で勝訴判決が出たことに触れ、「みんなが立ち上がることでメーカーを追い詰めた。今は世論をつくっていくことが大切」と熱弁をふるわれていました。勇気づけられます。その様子も、IWJのアーカイブでご覧になることができます。
世論をつくっていくためには、まずは市民が行動を起こさないことには、始まりません!「発足のつどい」では、河合弁護士も「ありとあらゆることをやっていく」ことの重要性を語っていらっしゃいました。支援団には誰でも加われるそうですので、ご興味のある方はぜひ!
サポート会員ならば、すべてをご覧になることができますので、ぜひ、この機会にサポート会員へのご登録をご検討ください!サポート会員とは、いわゆる「替助会員」のことです。IWJの活動に共感してくださる方々に、IWJの活動費を「替助」していただいております!もちろんサポート会員は、これまでのアーカイブをすべてフリーでご覧いただけるなど、特典がいっぱいです!ひと月3000円で、IWJをお支えください!1年分一括のお申し込みですと、2カ月分もおトクになります!
↓サポート会員へのご登録はこちら!↓
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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福島原発刑事訴訟支援団ウェブサイトはこちら!
http://shien-dan.org/
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続いては、最近アップされた注目記事についてぎぎまき記者からご紹介します。
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■「選択的夫婦別姓」さえ認めない日本社会の不寛容さと全体主義的空気の先にあるものとは!?
おはようございます! IWJで記者をしております、ぎぎまきです。
先日、行政書士をしていて、IWJのテキスト班のお手伝いもしてくださっていた小国香織さんが、「選択的夫婦別姓」の特別原稿を寄せてくださいました!同じ女性として、興味津々。とても勉強になり、考えさせられました。アップしたてのほやほやの記事!ぜひ、皆さまにご覧いただきたいと思います!ここで中身を少しだけ紹介します。
2011年のバレンタインデー、東日本大震災の約1カ月前になりますが、小国さんは仲間とともに原告となり、「選択的夫婦別姓を認めないのは違憲か合憲か」を問う裁判を起こしました。選択的夫婦別姓制度への道筋をつけようと奮闘した小国さんたちの闘いは、それから約5年間続き、最高裁の判決が下されるまでに至りました。
小国さんは特別寄稿の中で、そもそも「自分はなぜ、選択的夫婦別姓を求めるのか」という自身の思いを綴りながら、5年という歳月の中で起きた出来事を丁寧に振り返っています。それを読むと、なるほど、2015年12月に最高裁が下した、夫婦別姓を認めない民法の規定は「合憲」という判断を導き出したのは、結局、日本の、個を尊重しない、あるいは多様性を認めない全体主義的な空気なんだなぁ、ということがわかります。
戦前の明治憲法下とは比べものにならないくらい、個人の人権を尊重している現行の日本憲法のもとでも、こんな判決が出てしまう。残念でなりません。
2014年3月の東京高裁でも、翌年12月の最高裁でも、夫婦別姓が認められないという判決理由の中に、「伝統」や「歴史」という言葉が用いられています。この「伝統」という判決理由にも穴があることを、小国さんは、姓をめぐる定義や使われ方の変遷を詳しく述べながら指摘しています。
そもそも文字通り「伝統」にさかのぼったら、明治以前は別姓のケースがあたりまえに認められていたのです。別姓か同姓かは「選択的」だったので、「選択的別姓」こそが日本の「伝統」で、明治以降に「つくられた伝統」によって、夫婦同姓に固定化されてきたことになります。ここはびっくり!目から鱗が落ちます!当然ながら、選択的夫婦別姓がなぜダメなのかという根拠を司法は説得力をもって示せていないに等しい。私は改めてそう感じました。
結婚した際に何の迷いもなく夫の側にあわせて姓を変えた私にとって、正直、「選択的夫婦別姓」を求める気持ちはよく分かりませんでした。小国さんも「心情は根源的な感性のレベルの問題で、人により違い、一生かかってもわからない人にはわからない」と寄稿の中で記されています。
問題の本質は、なぜ、近代における日本という国が「選択的夫婦別姓」を頑なに認めない社会なのか、ということ。そもそも、婚姻にあたって同姓を強制する国は今もほとんどないのが現状で、夫婦別姓制度を採択する国が増えているといいます。
実は、「合憲」と下した最高裁判決でも、15人のうち5人の裁判官は、「選択的夫婦別姓」を認めないのは「違憲」と判断、見解は分かれました。その5人が根拠にしたのは現行憲法の24条。小国さんが「女性のお守り」と呼ぶ、男女平等を謳った条文です。
そして、ここで絶対に触れておかなければいけないのが、この条文の性質を変えようとしているのが、まさに、自民党の改憲草案であるということ!小国さんは、夫婦同姓制度が導入された折、「富国強兵」の国家観と切り離せない背景があった過去の復活を危惧しています。そうした、幅広い視野で「夫婦別姓」をめぐる問題を提起している小国さんの寄稿文は必読です。ぜひ、ご覧ください!
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・【特別寄稿】「夫婦同姓」は“富国強兵”と切り離せない「新しく創られた伝統」!――もう政治なんて待てない……夫婦別姓を司法に問うた5年間の闘い(選択的夫婦別姓訴訟原告・小国香織氏)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285637
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ぎぎ記者よりお伝えしました!
ちなみに私もかつて結婚した時に何の迷いもなく姓を変更した一人ですが、その後自分が誰なのかわからず悩んだ時期があり、紆余曲折を経て、今は自分を名乗るときには旧姓を使用しています。この問題に限らず、「自分で選べる社会」「いろんな価値観を認める社会」であってほしいなと思います。
続いては、昨日の国会の内容を原佑介記者よりお伝えします!
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■安倍総理が国会で「占領時代に作られ、時代にそぐわないものもある」と「押しつけ憲法論」を開陳!いい加減デマを振りまくのはやめてくれ!
ちゃお!
IWJで記者をしている原です。
昨日2月3日の衆院予算委員会で安倍総理は、憲法について「占領時代に作られ、時代にそぐわないものもある」と発言。「国会は発議するだけだ。国民に決めていただくことすらしないのは責任の放棄だ」と憲法改正に意欲を示しました。「まーた言ってるよ…」と溜息がでましたが、こうアホな話を繰り返されると、さすがに反論しなければまともに信じる人々も出てきてしまって、デマが既成事実化してしまう懸念があります。
安倍総理は「7割の憲法学者が『憲法違反の疑いがある』と自衛隊に対して疑いを持っている状態を、無くすべきではないかという考え方もある」と答弁し、「戦力の不保持」を定めた憲法9条2項改正の必要性に言及。これには与党内でも、「安全保障関連法の成立で実質的に憲法は改正された。9条をいじる必要はない」と戸惑いが広がったといいます。
9条改正発言の真意は今後じっくり検証するとして、日本国憲法が「占領時代に作られた」とする安倍総理の主張は、いわゆる「押し付け憲法論」に他ならないわけですが、そもそも日本は米国に侵略されて、占領された挙句に日本国憲法の制定を強制させられたわけではなく、日本が起こした無謀なアジア・太平洋の侵略戦争で敗れ、「ポツダム宣言」を受諾し戦争を終結、その結果として日本国憲法が制定されたわけです。
まず、大前提としてポツダム宣言の受け入れありき、なのです。そんなことくらい、学生時代にろくろく勉強してこなかった僕でもわかります。普通の知性をもつ人間なら誰でもわかるし、わかってもらわないと困るんです。特に政治家は。
安倍総理は2015年5月20日の党首討論で、共産党の志位和夫委員長の質問を受けて、「ポツダム宣言をつまびらかに読んでいない」と、政治家失格の発言を平気でしていましたが、もう「つまびらかに読んだ」のでしょうか?読んでいないとしたら、総理失格、議員失格です。いや、欠格というべきか。
もし、当時、ポツダム宣言を受け入れなければ、戦争は終結せず、日本はソ連に東半分を占領され、東西ドイツ分断と同様の日本分断占領という悲劇に見舞われていたかもしれません。天皇制が存続していなかった可能性もあるし、連合軍の攻撃による日本の破壊はもっとはなはだしいものになっていたかもしれません。
ポツダム宣言は軍国主義からの脱却、民主主義への転換、基本的人権の尊重などを要求しており、当然、国民主権も基本的人権もろくに認めていなかった(主権者は天皇で、国民は天皇に服従する臣民でしかなかった)大日本帝国憲法を変えるのは当たり前のことです。
しかし、当時の政府の「憲法問題調査委員会」が作成した改憲草案は、軍国主義や天皇の権力を温存しており、「これじゃ大日本帝国憲法と変わらないじゃん!」と呆れたGHQがマッカーサー元帥草案を政府に突きつけ、それを元に政府が「憲法改正草案要綱」を発表したわけです。
自民党やネトウヨはこの事実をもってして「押し付け憲法だ!」とあげつらっているわけですが、敗戦国として、「ポツダム宣言の履行」が必須だったという根本的な歴史的事実をまったく無視していることになります。
そして1946年10月7日、憲法改正草案要綱は帝国議会の審議を経て、一部修正されて可決、成立します。ちなみに、同年5月に毎日新聞が行なった世論調査では、「憲法改正草案要綱」の「象徴天皇制」に85%が賛成、「戦争放棄」に70%が賛成という結果が出ており、国民の多くが支持していたことがうかがえます。
さらに決定的なのが、極東委員会の決定を受けたマッカーサーが、当時の吉田茂総理に、「新憲法施行から2年後に、日本国民がさらなる改憲を必要であると判断すれば変えてもいいよ」と伝えていたことです。しかし、吉田総理は国会で「政府は憲法改正の意思は持っていない」と答弁し、憲法の見直しを行わず、文字通り日本の国民的意志、国家的意志として肯定し、受け入れたのです。この歴史的事実を知っていますか?安倍総理。
岩上さんは、安倍総理の「ポツダム宣言をつまびらかに読んでいない」発言は、アホで怠惰で不勉強だから読んでいない、という話ではなくて(それもあるかもしれませんが)、これは「ポツダム宣言の否認である」と指摘し、批判しています。
ポツダム宣言を「否認」するということは、その受諾によって終わった連合国との戦争の終結も否認、さらにはGHQによる占領を終わらせて日本の独立を認めたサンフランシスコ講和条約も否認することになるわけで、じゃあ日本はもう一度占領状態に戻るのか、それ以前の連合国(今の国連)にフルボッコにされる状態に戻るのか、って話ですよ。日本はいまだに国連憲章の敵国条項の対象国です。そんな保護観察中の国がわざわざ自分から「占領国に押しつけられた憲法なんて関係ねぇぜ! ポツダム宣言、読んでねぇよ!」と粋がって開き直り、世界の孤児としてフルボッコにされにいきますか。何度も言いますが、アホですか、ホントに。
こうした歴史的な事実がありながら、まだ「押しつけ憲法だ!」などと言って憲法改正を唱える安倍総理や自民党議員、ネトウヨ。あまりにも無知すぎて情けなくなりますが、少なくとも自民党は(おそらく確信犯的に)これらの事実を無視して、「押しつけ憲法だ!」「GHQの素人がたった8日間で作り上げた代物だ!」などと喧伝し、国民をミスリードして改憲の気運を高めようと猛攻を仕掛けてきています。
自民党は昨年の初夏、改憲へ向けた地ならしをするために街宣活動を始め、礒崎陽輔氏や船田元氏、谷垣禎一氏らが「わずか8日間で、英文で作られた」「憲法は占領をされているときに作るべきではない!」などと繰り返し演説し、自民党作成の「改憲マンガ」を通行人に配布。しかし、その場で護憲を訴える市民から猛烈なカウンターを受け、その後、ピタリと街宣活動は鳴りを潜めています。IWJはこれらをばっちり中継し、可視化していますので是非ご視聴ください!
※2015/06/07 自民党の「改憲」街宣に市民らが「戦争反対」のカウンター抗議! ~新宿駅西口に鳴り響いた「帰れ」コール(5分ダイジェスト動画付き)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248258
※2015/06/07 「米国の戦争に日本が加担しては絶対にいけない」東京・吉祥寺での自民党「改憲」街宣に多くのカウンター抗議 ~「改憲マンガ」の配布は急遽取りやめに
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248257
※2015/05/20 憲法改正に関する自民党街頭演説会(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246328
問題はやっぱり緊急事態条項なんですよね。これについては岩上さんが警鐘を鳴らし、IWJ一丸となって「炭鉱のカナリア」よろしく鳴きまくっています!以下のアーカイブをぜひともご覧になってください!
※2015/12/19 2016年最大の喫緊のテーマ!「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」 ~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662
※2016/01/11 岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877
この条項について、「国会の議論を経ずに、法律と同等のものを、時の内閣がつくることができる。これが非常に怖い」とし、ワイマール憲法を骨抜き状態にした、ナチスドイツ時代の「全権委任法」が重なると指摘した憲法学者・石川裕一郎氏(聖学院大学教授)の講演の模様を新たに記事化しました!この記事も、ぜひご覧になってください!
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※2016/01/24 「スーパーマン」になりたがる内閣の下心~安倍政権が「無邪気」に導入を目論む「緊急事態条項」はワイマール憲法を形骸化した「全権委任法」!憲法学者・石川裕一郎氏講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284255
IWJでは、緊急事態条項に警鐘を鳴らす『前夜・増補改訂版』や『饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』のDVDなどを販売しておりますので、ぜひご利用ください!
※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
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■わとはぷ ~What happened today?
節分では、「節明けおめでとうございます」と挨拶するものなのだそうです。この日から、寒さが次第に弱まり、春の訪れが始まる。つまり節分が明けて今日は立春なんですね。とはいえ、まだまだ「春は名のみの風の寒さ」ですね。
TPP参加12カ国は今日、ニュージーランドのオークランドで、協定文の署名式を開きます。直前に辞任した甘利氏の代わりに、日本からは高鳥修一内閣府副大臣が出席。清原さんやベッキーさんのスキャンダルに目が奪われがちですが、注目すべきはこちらではないでしょうか?とても「節明けおめでとうございます」どころではありません。
そして本日は、Twitterでいろんな話題に言及し話題を呼んだ「はるかぜちゃん」ことタレント春名風花さんのお誕生日だそうです。なんと21世紀生まれ。おめでとうございます!
東京都の青少年育成条例問題について、「もしぼくたち子供から一切の汚いものや怖いものを隠してしまうと、ぼくたちは本当に人を傷つけないとわからなかったり、傷つけてしまってもその大きさがわからなかったりする大人になるかもしんないと思う」と発言したときはまだ9歳だったとか。
かつてのTwitterアカウントは昨年閉鎖されていますが、話題の当時は私もちょこちょこ彼女の発言を読んでいました。論客としての視点の鋭さだけでなく、数多の攻撃にひるまず対処する姿勢にも「すごいなあ」と思ったことを思い出します。
・春名風花、トラブル連続のツイッター終了(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1514694.html
平々凡々な小学生だったと思われる私ですが、70年代当時の飛鳥田市政の横浜育ちであることは、その後の考え方に影響しているのかもしれません。先生のストで授業が2時間目から、とか懐かしい思い出です。
はるかぜちゃんのような経験をした子どもが、その後どんな大人になっていくのか楽しみですね。
その頃まで、まともで平和な日本が残りますように、今日も1日頑張りましょう!
本日もIWJをよろしくお願いいたします!
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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