■■■ 日刊IWJガイド「本日14時から、あの『緊急事態条項』の怖さを訴える升永英俊弁護士に岩上さんがインタビュー!安倍総理は改憲を目指す野党を含め、『3分の2を構成していきたい』と意気込み!一方の民主党は、『あの人』がまさかの『共産党と徹底的に闘う』発言!?新成人のみなさんも、そうでないみなさんも、野党のだらしなさに怒っています!」2016.1.11日号~No.1215号~ ■■■
おはようございます!IWJ学生記者の城石エマです!
もう新年を迎えて10日が経ちました。1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と昔、教えられましたが、春を待つこの時期は、本当にあっという間に過ぎていきますね。
私の学生生活も、残すところあと2カ月となりました。あと2カ月で卒業…とその前に、卒論がありました。はい、まだ終わっていません。ただいま仕事も卒論も猛烈に進めているところです。猛烈に生きている間に、今年の春は例年以上の早さでやってきそうな予感がします。
さて、今日の話題に入る前に、緊急募集のお知らせです!
■経理の柱になってくださる方、緊急大募集!
年明け早々、IWJは会社の心臓部・経理担当者がいない!という瀕死状態に陥っています。これまで担当をしていたベテランの経理担当者が、体調不良で急遽IWJを離れることになったためです。
心臓が止まったまま走り続けるわけにもいかず…IWJの報道をガシっと支える柱になってくださる経理スタッフを大募集します!
経理・総務としての実務経験をお持ちの方、簿記などの資格をお持ちの方、できれば決算まで手がけたことのあるベテランの方に、IWJの経理責任者をぜひ、お引き受けいただきたく、大募集中です!よろしくお願いいたします!
◆応募条件
※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
それでは、今日の話題に入ります。今日はついに、あの方に岩上さんがインタビューをします。
ご紹介させていただくのは、IWJの新人女子たちを誰よりも早く「下の名前で呼び捨て」にして距離をぐぐっと縮めるのが得意な、ぎぎまき記者です!私もIWJに入ってすぐに「エマー!」と呼ばれるようになりました。
■30代女性のファッション誌「LEE」が「緊急事態条項」に言及!「非常事態への対応は法律を円滑に運用すれば十分」とバッサリ!本日14時からは升永英俊弁護士に「緊急事態条項」についてインタビュー!
おはようございます。ぎぎまきです。
今日は14時からいよいよ、岩上さんが升永英俊弁護士にインタビューします!
12月20日に行われた「饗宴VI」でパネラーとして参加して下さった升永氏は、長年、「投票価値の不平等」問題に取り組んでこられた弁護士。最高裁が「違憲状態」と判決を下した選挙で選ばれた「正統性のない」国会議員による憲法改正は、許されないと主張してきました。
しかし、その升永弁護士が、長年取り組んでこられた「投票価値の不平等」の問題をいったん脇に置いてでも、今、一番になんとかしなければならないと訴えるのが、「緊急事態条項」の問題です。
1930年代当時のヒトラー首相は、国会議事堂の放火事件を口実に、ヒンデンブルク大統領に「緊急事態宣言」を出させ、あっという間に独裁国家を作り上げていきました。升永弁護士は、改憲による「緊急事態条項」創設は、まさに、ナチス・ドイツが独裁国家となっていったのと同じ道を、日本にも開きかねないとして、非常に強く警告されています。
時間に限りがあった「饗宴VI」では、十分にうかがえなかった升永弁護士のお話を、本日は、岩上さんが余すところなく掘り下げてお聞きする予定です。超必見のインタビューになること間違いなしです!14時からCh1で是非、ご覧ください!
【Ch1】岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について
[日時] 2016年1月11日(月)14:00~
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
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・11月25日15時から、「1人1票裁判」大法廷判決開廷!
「正統性のない」違憲状態の国会議員が、人権を根絶やしにする「緊急事態条項」を発議するなんて許されるのか!? 行方に大注目!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275991
・2015/11/25 2014年衆院選は「違憲状態」――「変えなければ」と思わない日本は「独裁国家だ」!
11月25日最大判、「1人1票」求め升永英俊弁護士らが記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276253
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このところ、「緊急事態条項」の6文字を目にする機会が格段に増えました。同条項の危険性が広く認知され始めているのでしょうか。民主党・岡田克也代表は、それまでの甘い認識を180度転換し、自民党草案による「緊急事態条項」は基本的人権の制約が含まれているとして、危機感を示すようになりました。
また、年明け4日の会見で、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢・山本両代表も同条項を徹底批判。「極右的な」安倍政権のもとで運用されれば解釈がねじ曲げられるとして、強い警告を発しています。
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・2016/01/05 民主党・岡田克也代表が一転して緊急事態条項の「中身」を批判!「自民党案は問題が山積」「憲法の定める基本的人権が必要以上に制約される」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281187
・2016/01/04 「生活の党」小沢・山本両代表が緊急事態条項を徹底批判!「権力者による基本的人権の一方的な制限に利用」「極右的な安倍政権の下で運用・解釈がねじ曲げられる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280919
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さらに、少し遡りますが、昨年末の12月19日に行われた、総がかり行動実行委員会による集会に登壇した、元レンジャー隊員・井筒高雄氏も、「緊急事態条項」の創設が実現すれば「徴兵制の復活は簡単だ」と、憤りを持って発言。実際に戦地に赴くことになる自衛隊員の現実を知る井筒氏の言葉には、人を黙らせる気迫がありますね。詳しくは、こちらの記事にまとめたので、是非ご覧ください!
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・2015/12/19 元レンジャー隊員・井筒氏「緊急事態条項で徴兵制の復活は簡単」~PKO法改正で激白「今の陸自隊員に実戦は無理」──
自衛隊を戦場へ送るな!総がかり集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279650
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そして、なんと、政治家や市民運動にとどまらず、発行部数27万部以上を誇る、30代女性のファッション誌「LEE」でも「緊急事態条項」の文字が確認できました!「LEE」は最新号で、参院選特集を組んだことが話題となっていますが、私も早速、コンビニで購入。小さい枠の中でしたが、ちゃんとありましたよ~!「緊急事態条項は本当に憲法に必要?」というミニコーナーが!
もちろん重要なのはその内容ですが、被災地支援活動に取り組んできた、小口幸人弁護士という方が、「非常事態への対応は法律を円滑に運用すれば十分」、「憲法に書き込むことは乱用のリスクが大きすぎる」、さらには、「大災害に備えるためと言われると必要かもと感じるもの。その心理をついて、政府は打ち出してきている」などと、短いコラムながらも、ちゃんと反論されていました!良かった~!
これで気を抜いて油断してはいけませんが、嬉しいですね。このまま、もっともっと、自民党改憲草案と「緊急事態条項」のリスクについて情報が広く行き届いてほしいと思います。参院選まで後、6ヶ月。IWJも引き続き警告を発信し続けたいと思います。
では、皆さま、本日14時からの升永英俊弁護士のインタビューをお見逃しなく!
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ぎぎまき記者、ありがとうございました!
鬼気迫る升永弁護士は、緊急事態条項の恐ろしさをお話してほしいというIWJからの依頼に、「是非」と快諾してくださいました。本日14時は、パソコンの画面に張り付いていてください!
続いて、キックボクシングに通うIWJテキストメンバーたちの衣類のお洗濯を一手に担う、原佑介記者より、「ええ!?」とずっこけるようなニュースです。
■ムネオさんに続いて民主・福山哲郎氏も自民党に迎合!?「共産党と徹底的に闘う」とあさっての方向に意気込み!?
グッモーニン。原です。新党大地・鈴木宗男さんが4月の衆院北海道5区補欠選挙で自民党公認候補の新人和田義明氏(44)を支援すると明らかにし、衝撃が走ったのが一昨日8日。実はその朝、他にも似たような「事件」が伝えられていました。
なんと、連合京都の旗開きで、あの民主党・福山哲郎議員が、2月7日に投開票をむかえる京都市長選について、「共産党と徹底的に戦う」と宣言したというのです。連合京都と民主党は、現職で自公推薦の門川大作市長を推薦する方針を決めており、共産党は本田久美子氏を推薦しています。福山議員の発言は、そうした事情を背景とするものです。京都新聞が報じました。
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・「京都新聞」紙面(T-nsSOWLツイートより)
https://twitter.com/teensSOWL/status/685827420830568448/photo/1
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大阪の市長・府知事ダブル選挙で、自民・共産が組んで大阪維新の会に対抗したように、国政選挙と地方選ではその構図が違うことも珍しくありませんが、昨年の安保法制国会では誰よりも安倍政権との対決姿勢を鮮明にしていた福山議員が、京都市長選で自民党に迎合し、共産党との徹底抗戦を宣言したとなると話は別。ネットには、フワフワした民主党の態度をあざわらうネトウヨの笑い声と、野党共闘を願う市民の落胆の声が溢れかえっています。
連合京都の橋元信一会長は、「共産党推薦の候補者が市長になれば京都府との府市協調ができなくなる」と語っていますが、では民主党が推す門川市長がどんな素晴らしい人物なのかと言えば、その正体は第一次安倍政権で「教育再生会議」の委員を務め、かつ、「美しい日本の憲法をつくる京都府民の会」の設立総会に激励の祝電を送っていたという、筋金入りの「安倍シンパ」です。
「美しい日本の憲法をつくる京都府民の会」とは、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の地方組織で、同会の実態は「日本会議」。昨年11月に開催した「今こそ憲法改正を!武道館一万人大会」には、安倍総理もビデオメッセージを寄せ、「今後とも、ご尽力をいただきたいと存じます。憲法改正に向けてともに着実に歩を進めて参りましょう」などと支援と連帯を呼びかけています。同会の目的は、安倍政権の「改憲支援」に他ならないのです。福山議員は、民主党は、連合は、いったい何を考えているのでしょうか?
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・2015/11/12 「ついに野心むき出しに! 『偽装愛国集団』日本会議と安倍政権がいよいよ憲法破壊に向けて宣戦布告! 『自民党改憲阻止』こそ野党連合の大義名分ではないのか!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274700
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安保法案を批判し、安倍政権の妥当を訴える議員や党が、地方選とはいえ、改憲を目論む安倍シンパ候補を応援する――いやはや、とてもではないが筋の通らない話です。福山議員は安保法制成立から1週間も立たない9月25日、岩上さんのインタビューに答え、「これからは色んな『安倍的なもの』を跳ね除ける闘いです!」と断言していたのですが、まさか福山議員自身が『安倍的なもの』に与することになろうとは…。
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・2015/09/25 「SEALDsの誠実さと感覚的な新しさをどう国民に広げるか、これは僕らの役割だ」――民主・福山哲郎議員に岩上安身が訊く! 共産党「国民連合」提案には「まずは話を聞くこと」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266903
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いったいなぜ、そんなことになってしまうのか。
昨日、IWJが記事アップした「一点共闘から政治変革をめざす共闘への発展に関するシンポジウム」(2015年11月27日、東京都の板橋区立文化会館)では、沖縄革新懇代表世話人で弁護士の仲山忠克氏から「イデオロギーよりアイデンティティ」という「オール沖縄」の闘いの秘訣が語られました。
さらに、総がかり行動実行委員会・共同代表の高田健さんは「ここまで盛り上がっておいて、参院選での野党共闘ができなかった場合、国民の失望は大きい」と危惧し、「失敗させることを、許してはいけない」と訴えられていました。
こちらの記事は市民の皆さんの思いを汲み取るためにも、福山議員や京都の民主党や連合の関係者の方々にご一読願いたく思います。また、市民連合の皆さんや、その支持者の皆さんにも、ぜひぜひご覧いただき、真剣にお考えいただきたいと思います。
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・2015/11/27 「市民運動は超党派でゆるやかな団結ができている。野党がついて来られるのか、それが最大の懸念」 ~市民運動家らが野党共闘を語る
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276622
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原記者からのご報告は続きます!
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.11 Mon.**
【IWJ_KYOTO1】12:00~「京都市成人式式典後の新成人へのインタビュー」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※新成人に対し、市長選の投票などについて、インタビューをおこなう予定です。
【IWJ_FUKUSHIMA1】13:30~「ティモシー・ムソー氏(米国)新春特別講演会『動植物の変異から福島人の今日と明日を語る』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※チェルノブイリ原発事故により放出された放射性物質が、鳥類、昆虫類、人間におよぼす生態的また進化的影響を研究し、ツバメの研究が世界的に知られているティモシー・ムソー氏による特別講演会を中継します。
【Ch1】14:00~「岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※喫緊の課題である「緊急事態条項」の危険性について、升永英俊弁護士に岩上安身がインタビューします。
【シリーズ特集42 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】19:00~「半田滋氏『安倍総理は不勉強か嘘つきか』。朝鮮半島有事に自力で邦人と在韓米軍家族を救出するプランが20年前から存在した!?」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/142292
※2014年5月28日、東京新聞論説委員兼編集委員の半田滋氏が講師として招かれ、第10回目となる「集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会」が開かれました。その模様を再配信します。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.12 Tue.**
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【IWJ_HYOGO1】18:30~「市民社会フォーラム第169回学習会・本田宏医師が語る『どうなる?どうする?日本の医療と政治』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※「市民社会フォーラム第169回学習会」の模様を中継予定です。講師はNPO法人医療制度研究会副理事長で医師の本田宏氏、ゲストは「保険で良い歯科医療を」全国連絡会代表世話人で歯科技工士の雨松真希人氏。
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(前半の続き)…
■改憲勢力と「3分の2を構成していきたい」意気込む安倍総理――野党はこのまま改憲勢力の「ほしいまま」を許すのか!?
すみません、原の原稿、もう少し続きます。
昨日、安倍総理はNHKの日曜討論で、夏の参議院選挙について、「与党だけで3分の2の確保は大変難しい。自民党、公明党以外にも、おおさか維新の会もそうだが改憲に前向きな党もある。自公だけではなく改憲を考えている前向きな、未来に向かって責任感の強い人たちと3分の2を構成していきたい」と改憲に意欲を示しました。
安倍総理が期待しているように、おおさか維新の会が憲法改正に力を貸せば、かなり大きな改憲の気運が醸成されるかもしれません。昨日記事アップした「『誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走』(140B)の出版記念パーティー」(2015年11月17日、大阪市北区)で、橋下氏にその座を追われた平松邦夫・前大阪市長は、次のように語っていました。
「私の支持者でも、橋下さんの話になると『よくやってるじゃないか』と言う。これは、テレビが切り取る部分しか見ていないからだ。そして、すべてをあの人に預けてしまってもいい、という人が増えてしまった」
橋下氏はテレビの使い方がうまく、人を誘導する才能もあります。(一応)政治家を引退したとはいえ、おおさか維新の法律政策顧問ですから、安倍総理とタッグを組んで憲法改正に乗り出せば、勢いは増すでしょう。今のバラバラな野党でこの動きに対抗するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
憲法が改正され、緊急事態条項が新設されれば完全にアウト。絶対的な権力を手にした権力者の胸先三寸で、いつでも国民の人権を奪うことができます。政治的対抗勢力を一掃してしまうこともできます。野党は、風前の灯火となります。「それでもおれは、共産党アレルギーだけはどうにもできないんだー!」と言うなら、もう何をかいわんや、です。野党のフリをしたエセ野党など不要なので、政界からまるごと引退なさっていただきたいと思います。
昨日アップした「『誰が「橋下徹」をつくったか』出版パーティー」の記事は必読です!橋下氏の狡猾さには舌を巻く思いですが、勉強にはなると思いますので、ぜひ!
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・2015/11/17 【大阪】「橋下氏自身がメディア。大衆の欲望を鋭敏に感知し、上手に支持を得る」 ~『誰が「橋下徹」をつくったか』著者・松本創氏と元大阪市長の平松邦夫氏が対談
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275245
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原記者、ありがとうございました!
いつまでもいつまでも迷走を続ける野党に対して、1月5日に新宿で行われた大街宣で参加者は「野党は共闘!」とプッシュしたばかりです。それなのに、一向にまとまる気配を見せず、それどころか、福山哲郎議員まで、共産党アレルギーを持ち出すのは、本当になぜなのでしょうか?
これでは、じきに有権者から民主党は見放されてしまいます。そうなれば、国民からの支持挽回は、野党共闘するよりはるかに難しいことになると思うのですが…。
■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ
ここで、岩上さんのインタビュー予定をお知らせします。2016年もたくさんの方々へのインタビューを予定しています!マスメディアではめったに報じることのない、貴重なインタビューばかりですので、ぜひご注目ください!
・1月11日(月)14時~
弁護士・升永英俊氏インタビュー
・1月26日(火)15時~
九州大学准教授・施光恒(せ・てるひさ)氏インタビュー
・2月4日(木) 15:00~
岡山大学大学院環境学研究科教授・津田敏秀氏インタビュー
・ 2月11日(木) 14:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー(後編)
■「饗宴VI」DVD、ただいま鋭意製作中です!
昨年末12月20日に開催した、「饗宴VI」のDVDを、ただいま鋭意製作中です!発売は、1月15日頃を予定しています。
300人以上の方にお越しいただき盛会に終わった「饗宴VI」では、16人のパネラーの方々が、きたる参院選を見据え、さまざまな見地から激論を交わしました。
特に、「緊急事態条項」の怖さを理解していただくには、とてもよくまとまっていますので、12月20日は会場に来られなかったという方、参加したけどもう一度観たいという方、まだその怖さを知らない周りの方に勧めたい!という方、ぜひ、お買い求めください!
価格は4,200円、「饗宴VI」シンポジウムの参加費が一般会員の方で6000円でしたので、1800円もお安く、自宅で自分のペースで観ながら参加気分を味わえてしまうDVDは大変お買い得です!
事前に予約していただいた方には、特典もございます!事前予約は、下記のフォームで受け付けておりますので、皆さまふるってお申し込みください!
※【予約特典付き・岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187
※【予約特典付き】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188
◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!
●テーマ1:米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体
岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)
●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか
青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「ReDEMOS」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)
●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?
井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)
■難民による集団性犯罪を受け、ドイツ・メルケル首相が「外国人犯罪者を排除するための法律強化」を訴え!排外的な動きを強めるのは欧州だけではない!
さて、ドイツでは1月9日、メルケル首相が「難民規制の強化」を訴え始めました。
昨年大晦日の12月31日、ドイツ西部のケルンで集団的な強盗や性的暴行が発生し、1月9日までに379件の被害の訴えがありました。
CNN(http://goo.gl/KevuHX)によれば、この事件に対する警察対応のまずさや移民への不満感情の高まりから、9日にはデモ隊と警察が衝突。ビール瓶や爆竹、石などを投げつけるデモ隊に、警察は催涙弾や放水で対抗したといいます。デモ隊の逮捕者も増え続けているようです。デモには1700名が参加し、この中にはイスラム教徒の移民に反対する「ペギータ」という団体も含まれました。「ペギータ」のメンバーは、デモ行進をする中で、「イスラムは癌」などと叫んでいたと言います。
12月31日の性的暴行事件などに関わった容疑者について、1月8日、ドイツ政府は、31人のうち18人がアルジェリア人やモロッコ人など、中東からの難民申請者だったと発表しました。
ニューヨーク・タイムズ(http://goo.gl/77nvV0)によると、この事件を受けたメルケル首相は、これまで移民の受け入れを歓迎していた人たちも、移民への疑問を持ち始めているとして、外国人犯罪者を排除するための法律を強化することを提案しました。
現行のドイツの法律では、犯罪行為を行った外国人は、3年以上の服役を言い渡された場合に限り、送還することができます。この法律を変え、執行猶予中であろうと拘置されていようと、有罪判決を受けた外国人は、亡命の権利を失う、とするのがメルケル首相の提案です。
ドイツ政府や右翼団体らのこの動きに対し、ドイツ国内では危機感をもって反対する動きも起きています。9日には、女性たちが「女性に対する暴力に国籍も宗教も関係ない」と書かれたプラカードを持ち、デモをしました。別の場所では、「人間の尊厳は不可侵」という、ドイツ憲法の最初に書かれた言葉をプラカードにしていた人もいたそうです。
今回のドイツでの騒動は、シリア内戦やISによる難民の増加に悩むヨーロッパで、ますます難民への反対感情を助長しかねません。
また、この問題は日本の国内でも難民批判や排外主義を盛り上げることにつながると思われます。昨年12月、facebookに難民の少女を模したイラストとともに「そうだ難民しよう!」という投稿がなされ、抗議が相次ぎました。投稿は、イラストレーターのはすみとしこ氏によるもので、はすみ氏はその後『そうだ難民しよう!はすみとしこの世界』としてイラスト集を発表しました。
目次を開けてみると、難民だけでなく、「そうだ在日しよう!」「そうだ慰安婦しよう!」といった、「ネトウヨ」的文言がずらり。こうしたものが出版されること自体、深刻な問題です。
出版元は嫌韓本で知られる青林堂。青林堂と言えば、かつては、水木しげるや白土三平ら日本の漫画界の巨匠の多くのヒット作品を生んだ、伝説の漫画雑誌『ガロ』を発行していた出版社でした。それが、会社の分裂騒ぎを経て、いつのまにか差別を煽り立てる出版社になっているとは、いったいどういうことでしょうか?数年前に『カムイ伝』を読んで、「人間の平等」のために、江戸の身分差別や権力者と命がけで闘った少年たちの物語に感涙しまくった私は、青林堂のこのような暴走を見て、怒りを通り越し、お腹が痛くなってきてしまいました!(涙)
青林堂による『そうだ難民しよう!』の出版を受け、昨年12月21日、「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会(BookLovers Against Racism=BLAR)」が、これを批判する記者会見を行いました。記者会見のことを知ったはすみ氏は、「会見は、言論の自由を弾圧する行為」(産経新聞http://goo.gl/4vCavA)などとコメントしたと言います。
何言ってんの?という感じですね。片腹痛い、と言いたいところですが、両腹とも痛い私です。ヘイト発言が言論の自由で正当化されるというなら、ヘイト・イラストの本への批判は、なおのこと正当化されうるはずです。どちらが良識にもとづくか、どちらがよりまともか、多くの人々に考え判断していただきたいと思います。
一昨日、記者会見の取材のテキスト記事をアップいたしましたので、内容はぜひ記事をご一読ください!
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・2015/12/21 批判騒動を逆手に取ったヘイトの拡散『そうだ難民しよう!』を出版した青林堂は確信犯だ!~「書店はこの本の影響を真剣に考えてほしい」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279858
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「ヘイト」の話は続きます。奇しくも昨日、銀座で「慰安婦問題での日韓合意を糾弾する国民大行進」が行われました。取材に行った城石(父)カメラマン兼記者より、ご報告です!
■従軍慰安婦問題をめぐる日韓合意に「苛ついた」レイシストたちが、銀座をデモ行進 カウンター抗議が猛攻勢!
おはようございます。おもに中継動画班で撮影を担当しているほうの城石、城石裕幸です。
昨日、3連休真ん中の穏やかな日曜日、「行動する保守運動」(ほぼ在特会)が、従軍慰安婦問題での日韓合意を糾弾するデモを銀座で行うというので撮影に行ってきました。
「彼らの行動って、少なくとも東京じゃすっかり下火なんじゃないの?」と思っていたのですが、昨年12月28日の「慰安婦問題での日韓合意」という政府からの燃料投下がよほど効いたらしく、この日は約300人が集まりました。
旭日旗を掲げてデモに出発した彼らですが、銀座通りに出たところでカウンターの猛抗議に遭います。抗議するカウンター、抑え込む警官隊、挑発するレイシスト。最前列で激しく立ち向かっていた精神科医で立教大学教授でもある香山リカさんは、警官隊に押されて転んで膝をすりむいてしまいました。デモ終了後、そんな香山リカさんにもお話をうかがうことができました。
こちらの記事は近日中に公開予定ですので、しばらくお待ちください。
なお、先ほど「挑発するレイシスト」と書きましたが、その挑発の中身はほとんど小学生男子なみだったことを付け加えておきます。
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城石(父)カメラマン、ありがとうございました、そして取材、おつかれさまでした!この取材は、主催者の要請で中継をすることができませんでしたが、動画、テキストともに記事化中ですので、お待ちください!
■強硬姿勢の北朝鮮「水爆実験」を受け、米軍爆撃機が韓国で低空飛行、米韓の同盟の強さをアピール
1月6日、北朝鮮が発表した「水爆実験成功」を受け、昨日、アメリカが核武装可能なB-52爆撃機を、グアムから韓国の烏山(オサン)米空軍基地へと低空で往復飛行させたと2016年1月10日付のアルジャジーラなどが伝えました。
これまで、北朝鮮の強硬姿勢は、アメリカに対する交渉カードを作るためのものだとされてきました。譲歩する代わりに米国から敵視をやめてもらい、食糧支援などを引き出すための戦略であったのです。
クリントン政権時に政府の依頼で北朝鮮政府と交渉したカーター元米国大統領も、2010年のワシントン・ポスト紙への寄稿記事で、「北朝鮮は米国との直接交渉の中で、核兵器開発をやめ、全てをIAEA視察下に置き、停戦状態となっている朝鮮戦争の終結を望む、と一貫して主張してきた」と述べています。
ところが、ここに来て、あの「水爆実験」とされる発表です。1月10日、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党第1書記は、「われわれが断行した水爆実験は、米帝と帝国主義者の核戦争の危険から朝鮮半島の平和と地域の安全を頼もしく保証するための自衛的措置である」と発表しました(朝鮮中央通信http://goo.gl/isnDr1)。
「水爆実験」を行ったとされる1月6日の翌日、北朝鮮政府は以下のように声明を発表しました(労働新聞http://goo.gl/leRJtU)。
「真の平和と安全は屈辱的な交渉の場では実現できない。今日の厳しい状況は、自分の運命は自分の努力で守らなくてはならない、という不変の心理が正しいことを証明している。恐ろしい狼の群れの前で先に猟銃を捨てることほど愚かなことはない」
ここでは、北朝鮮は「1994年の米朝枠組み合意」の実現を望んでいることを示唆しているのだと思います。この合意は、北朝鮮が核開発をやめることで、北朝鮮とアメリカの段階的な関係改善を目指すとしたものでした。
今回の金正恩氏の発言は、アメリカが北朝鮮に核兵器とその開発の放棄を交渉の事前条件として求めることをやめれば、北朝鮮側には関係改善の交渉に臨む用意があることを示そうとしていると考えられます。
北朝鮮のこうした強硬姿勢を受け、アメリカは交渉ではなく爆撃機による示威行動に出ました。今年アメリカは大統領戦を控えます。民主党最有力候補とされるヒラリー・クリントンは、昨年9月のイラン核合意に際して、「米国と同盟国を守るために必要な行動を取る。軍事行動もためらわない」(読売新聞、2015年9月10日「米大統領選 イラン核合意巡り舌戦 クリントン、トランプ両氏」)とコメントするなど、核をめぐっては強硬な姿勢を見せています。アメリカと北朝鮮の妥協点は見いだされるのか、今後の動きに注目です。
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■わとはぷ~What happened today?
本日1月11日は、成人の日です!
私は、3年前の2013年に成人の日を迎えたのですが、なんとその日、首都圏は記録的な豪雪に見舞われました。東京都心で8cm、横浜で14cm、千葉で8cmの積雪を観測したそうです。
雪国の方々にとっては、「その程度か」という感じかもしれませんが、アスファルトの踏み心地に甘やかされた東京の人間は、道路がうっすらと白くなっただけでも、滑って転ぶのが怖くて妙なペンギン歩きになるのです。ましてや、8cmの積雪ともなれば、歩くことはおろか、前に一歩踏み出すのにさえ、勇気と決断がいる、大変なビビりようなのです。もちろん、交通機関も止まります。
いつもだったら、そんな雪を見て「今日は外出をするなという天啓かな」と合点し、家に引きこもっている私ですが、しかし、その日はなんといっても成人の日。しぶしぶ、卒業した高校の成人の日の集まりに参加すべく、家を出ました。濡れたらいけませんから、振り袖などさっさとあきらめ、足元はばっちり長靴を決めて行きました。
長靴の中に雪が入り冷たいのを呪いつつ、通常の倍以上の時間をかけてなつかしの高校に着いてみると、振り袖で雪を掻き分けやってきた逞しい女の子たちが何人もいました。もちろん足元は、薄い足袋に草履です。中には、駅からタクシーに乗ったら、タクシーが雪にはまって動かなくなったので、振り袖姿のまま運転手とともにタクシーを押してきた、という友人までいました。
豪雪ニモマケズ、は振り袖を着た新成人の女の子だけではありません。不思議なことに、東京には、こんな日でも高いハイヒールを履き、よろめきながら歩くお姉さんや、自転車をかっ飛ばし派手に横転して、凍った道路の上をスライディングしていくサラリーマンが必ずいるのです。雪が降っても、槍が降っても、人には譲れない一線があるのですね。
ちなみに、雪まみれ泥まみれで行った成人式の次の日は、見事な快晴でした。次の年も、その次の年も、成人の日の天気を見ていましたが、祝福の日にふさわしい晴れ空でした。「なんであの日だけ」と自分たちの年代の不運を嘆いてみましたが、あんなトンデモな成人式を迎えた1992・93年生まれの私たちは、この先も雑草のように図太く生きていくことができそうだ、と今となっては誇りにさえ思っています。
今年の成人の日は、穏やかな天気になりそうですね~。新成人のみなさん、おめでとうございます!良い一日を!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】