日刊IWJガイド 「『見込み難い』が流行語大賞候補として新たに浮上!? テロ事件に見舞われた仏では新たな治安維持立法を検討!? IWJではロックの会の受付を開始!!」2015.11.19日号~No.1163号~


■■■ 日刊IWJガイド 「『見込み難い』が流行語大賞候補として新たに浮上!? テロ事件に見舞われた仏では新たな治安維持立法を検討!? IWJではロックの会の受付を開始!!」2015.11.19日号~No.1163号~ ■■■
(2015.11.19 8時00分)

 おはようございます、IWJの芹沢あんずです。

 本日はみなさまに大切なお知らせがあります! 12月9日(水)のロックの会の参加申し込みを本日未明から受け付けを開始しました!!!

 12月9日(水)の「ロックの会」は、岩上さんがオーガナイザーを務める、「IWJ NIGHT」となります。緊急で、岩上さんが引き受けることになりました!

 「 69(ロック)の会」は、くつろいだ雰囲気の中で、飲み、食べしながら、各界のゲストをお招きして、ホットなお話をお聞きする会です。

 松田美由紀さん・小林武史さん・岩井俊二さん・そして岩上さんの4人が発起人となり、持ち回りオーガナイザーとして、マエキタミヤコ氏、吉岡達也氏、津田大介氏、堀潤氏が参加しています。

 現代を読み解くさまざまなテーマについて考える会として、今回で45回目の開催となります。
http://69nokai.com/top.html

 IWJで募集している席数は、40席限定となっております。本日開催の「クロストークカフェ 岩上安身×植草一秀×木村朗」もすぐに〆切りとなってしまいましたので、お早めのお申込をおすすめいたします。

 みなさま、是非ご参加ください。

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◆日時 2015/12/9(水)開場19:30 20:00開始~22:30終了

◆会場 代官山 カフェラウンジ UNICE(ユナイス)
http://www.unice.jp/
東京都渋谷区恵比寿西1-34-17 Za HOUSEビルB1
Tel: 03-5459-8631
地図:https://goo.gl/maps/hZoLK

◆参加費:3,500円 軽食、飲み放題代金 会場受付にてお支払をお願いします。

◆参加申し込み
https://docs.google.com/forms/d/1naooa4EUHU_YuYCxP1UkCXg5CHlKv1d7mvFvcXgWkeI/viewform

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 今回のロックの会のテーマは、参院選の最大テーマとして急浮上してきた自民党トンデモ改憲草案、盗聴法や共謀罪と「混ぜると危険」なマイナンバー、「合意したした」詐欺の横行するTPPの3つを予定しています。

 参院選最大テーマの自民党トンデモ改憲草案には、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』の共著者・梓澤弁護士、澤藤弁護士にご登壇いただきます! 現在、岩上さんが必死で原稿に加筆中の『増補改訂版』が、当日間に合う予定です! (ですよね!? 岩上さん!? ) 岩上さん、澤藤さん、梓澤さんの3人とも多忙なので、3人がそろうこともめったにありません。3人のサインがそろった本が手に入るチャンスも、そうそうありません!

 この日は、著者3人が集まって、サインを入れをせっせといたします! 会場で販売いたしますので、『前夜・増補改訂版』をゲットして下さい!

 『前夜』について、よくご存知でない方もいらっしゃると思いますので、改めてご紹介させていただきます。

 『前夜』は、梓澤弁護士、澤藤弁護士とともに、岩上さんが計12回、のべ40時間にわたって日本国憲法と自民党改憲草案を逐条で読み解いた「憲法鼎談シリーズ」に加筆して書籍化したものです。

 自民党の改憲草案は、基本的人権や報道・表現の自由など、ありとあらゆる国民の権利に制約をかけ、公務員による拷問や残虐な刑罰を「絶対に禁止する」という現行憲法36条の規定から「絶対に」をわざわざ削除してしまいます。時には、拷問も残虐な刑罰もやります、という宣言に等しいと言わざるをえません。

 自民党の目指す改憲後の日本像を知った時、天皇を頂点にして、国家権力が国民に対して服従を要求するあまりにも時代遅れの内容で、背筋がゾクッとしたのを覚えています。

 『前夜』増補改訂版の完成前に、このトンデモ改憲草案の内容についてお知りになりたい! という方は、現時点でIWJサイトにて販売している『前夜』をご購入ください! 旧版の在庫は、あとわずかです。そして新版が完成しましたら、『前夜』増補改訂版も、ぜひご購入くださいませ!

「前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く」物販ページ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=71

 そして一人でも多くの人に、参院選を前にして、最大テーマが自民党のトンデモ改憲阻止であることをお伝えください!

 さらに加えて、3名のゲストにもコメントをいただきます。以下にゲストの方をご紹介させていただきます。

 まず最初にご紹介するのが、民主党・小西洋之議員です! 来夏の参院選における野党共闘はどうなるのか、民主党は今後どこへ向かうのか。

 民主党内では、細野豪志氏や前原誠司氏、長島昭久氏など、右派の声ばかりが目立ちますが、民主党内には憲法に精通し、この憲法の理念を守ろうとする小西議員のような方も存在します。自民党改憲草案がいかに危険かを理解する、数少ない(残念ながら)議員とも言えます。「ひげパンチ」にもひるまず、「フィリバスター」で憲法の大切さを訴えた小西議員のお話に大注目です!

 2人目のゲストとしてご紹介するのは、東大教授の安冨歩先生です。安冨先生には、過去、満州事変が発端となり、日本が第二次世界大戦へと突き進んでいった当時の様子と、ファシズム化している現在の日本を比べ、お話いただければと思います。満州事変の始まりとなった柳条湖事件は、日本軍が引き起こし、中国側のせいにした、典型的な「偽旗作戦」でした。そこから太平洋戦争と無惨な敗戦までの15年間は、一直線につながっています。

 多彩な分野でご活躍している安冨先生は、満州に関する事情についても精通していて、これまで、『「満洲国」の金融』、共著『「満洲」の成立 -森林の消尽と近代空間の形成』、『満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦』など、何冊も、本をお書きになっています。

 岩上さんと直接電話で連絡をした安冨先生は、岩上さんに、「当日、お化粧もバッチリきめていきますね」とお話したそうです。バッチリと女装姿の決まった先生には、ガッツリとファシズムについてコメントをいただきます。

 マイナンバーのコーナーでは、以前より、マイナンバー法制定について警鐘を鳴らしていた、日体大教授で憲法学者の清水雅彦先生にご登壇いただきお話しいただく予定です。清水先生には、2013年6月に岩上さんのインタビューに答えていただいて、「自民党が進める秘密保護法と憲法改正がセットになることで、国家が国民の上位に位置することになります。国民のプライバシーは保護しないが、国家のプライバシーは守る、という理屈です」と、秘密保護法にも憲法改正にも警鐘を鳴らしていました。

・2013/06/26 秘密保全法により、国家と国民の関係が逆転してしまう ~岩上安身による日本体育大学准教授 清水雅彦氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86889

 清水先生の懸念通り、あれから2年半弱の間に、秘密保護法もマイナンバー法も成立してしましました。とっても怖いです。准教授だった清水先生が教授に昇格されたのは、たいへん喜ばしい変化ですが、こうした憲法が次々通ってゆくのは憂うべきことです。

 このあと、安倍政権がいよいよ憲法の改悪に着手しようとしていることを考えると、本当にいてもたってもいられない気持になります。

 IWJで紹介している、自民党改憲草案の危険性を逐条ごとに解説した清水先生のご著書もおすすめです!

・【IWJブックレビュー】憲法研究者によるやさしい解説書 清水雅彦著『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか? ~「自民党憲法改正草案」の問題点』(高文研)http://iwj.co.jp/feature/book/archives/21

 憲法改悪に反対する市民集会で清水先生が発言された模様は、以下のアーカイブでご覧いただけます。

・2013/05/21 「ナチス台頭を許さないために 立憲主義の意味を問う市民集会」 ~立憲主義を破壊し、憲法改悪を容易にする96条改憲に反対する5・21院内集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/80226

 清水先生はマイナンバー問題にも精通しておられるので、今回はその問題も、解説していただきます! 清水先生が登壇したマイナンバー反対集会は、以下よりご確認いただけますので、ロックの会への参加をお考えの方は、予習の意味でも、是非ご覧ください!

・2012/03/06 いらない! 共通番号制(マイナンバー法案) 3・6緊急院内集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/5063

 また、IWJスタッフのルーキー城石エマ記者が、当日、マインナンバーに関する入門編のプレゼンテーションをさせていただきます。マイナンバーの配布はかなり遅れていて、11月11日時点で配布率は1割ということでした。「そもそも、マイナンバーってなに? 」というような人は、まだまだ多いかと思いますので、よろしればこの機会にマイナンバー制度に関して、またどれだけ危ないのかということ、勉強する機会にしていただければと思います。

 そして、TPPのコーナーでは、現在、「TPP交渉差止・違憲訴訟」弁護団代表であり、民主党政権時代からTPPに反対してこられた山田正彦・元農水大臣も登壇が決定しています!

 TPPの米国の最大の狙いは、日本の「医療」と「保険業界」だと言われています。米国の製薬会社や医療業界が政治家などに使ったロビー活動費は、なんと5300億円に上るとか!  日本では、薬価は厚労省が決めている公定価格ですが、アメリカでは製薬会社が自由に価格を設定しています。TPPが締結されれば、医療費や薬価が高騰して国民の自己負担が増大することが予想されますが、日本では既存マスメディアはこの危険性についてまったくといっていいほど報じてきませんでした。

 米国では、盲腸の手術が700万円、虫歯を抜歯するのに1本何十万円というお金がかかるそうです。低所得者はまともな医療ひとつ受けられません。そんな恐ろしい米国医療制度の現実を、ロックの会で山田先生に語っていただきたいと思っています。

 ぜひ会場にお越しください!

 そして経団連から広告料をもらっている大手メディアが、足並みそろえて、「TPP賛成」と合唱している中、TPP問題について、その危険性を一貫して報じてきたIWJのTPP特集は、以下の通りです!ぜひご覧ください!
http://iwj.co.jp/wj/open/tpp

■「見込み難い」が流行語大賞候補になる日も近い!? ~本日、民主党によるTPPに関する政府へのヒアリングの模様を取材します。

 本日、14時から開催される、民主党による関係省庁へのヒアリングの模様を取材します。継続的に行われているこの会は、今回で5回目となります。こちらは録画でおこないますので、準備ができましたら、配信します。

 11月5日に行われた会では、TPP交渉の「合意」内容について、民主党経済連携調査会(古川元久会長)が関係各省庁の担当者からヒアリングを行いました。

 農林水産物の品目別の影響については、コメ、麦、牛肉・豚肉など重要5品目を含む計40品目について官僚から説明があり、農水省が「分析」した資料では、「輸入の増大は見込み難い」「影響は限定的」「特段の影響は見込み難い」「当面、輸入の急増は見込み難い」と、TPPによる影響の説明に4種類の文言が繰り返されました。

 年末に向けて、また新しい流行語大賞候補に「見込み難い」が浮上しそうです。

 根拠のない、判で押したような分析結果が読み上げられると、民主党議員からは怒気を含んだ声で批判が相次ぎました。

 この日の模様は、以下のURLよりご覧いただけますので、配信と合わせてご覧ください。

*2015/11/05 【敗戦・TPP】 聖域を明け渡しても「影響なし」!? 自動車は米韓FTAより酷い惨敗…民主党による担当官僚ヒアリングで明らかになった「合意」の呆れた実態
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273706

■国連・表現の自由 特別報告者に日本の危機的現状を伝えたい! ~秘密保全法に反対する愛知の会

 2015年12月、国連・表現の自由 特別報告者が日本に初公式訪問をおこないます。

 国連特別報告者の公式訪問は、IWJでもお馴染みの英エセックス大学人権センター・フェロー藤田早苗氏はじめ、日本のNGOの働きかけにより実現しました。藤田氏もアテンドのため日本に帰国します。

 今回、これまで秘密保護法に反対する様々な活動を国内外で行ってきた『秘密保全法に反対する愛知の会』が、「国連・表現の自由特別報告者に日本の危機的現状を伝えたい!」との思いから、藤田氏の一時帰国と国連ミッションの手伝いにかかる経費のカンパの協力を、漫画でわかりやすく呼びかけていますので、ぜひご覧ください。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275393

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.11.19 Thu.**

【録画配信・Ch6】15:00~「有機農業×自然エネルギー ふくしまの農家が描くふくしまのこれから」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「国際環境NGOグリーンピース」が主催。11月15日に行われた、自然エネルギーを取材する高橋真樹氏と、福島県三春町で自然エネルギーを広める取り組みを続ける有機農家の大河原伸氏の対談を録画配信します。

【Ch5】15:00~「民主党 ”声援&請願” メッセンジャーVol.3」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※民主党本部前で行われる、「 ”声援&請願” メッセンジャー」の第3弾を中継します。

【Ch4】17:00~「『さぁ、安倍政治を終らせよう』11・19院内集会『安保法制後の安全保障・自衛隊はどうなる』半田滋さん」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「立憲フォーラム・戦争させない1000人委員会」が主催の、半田滋氏が講演を行う院内集会を中継予定です。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch4】18:30~「私たちはあきらめない!戦争法廃止!安倍内閣退陣!国会正門前集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「総がかり行動実行委員会」が主催の、国会正門前集会を中継予定です。

【IWJ_KYOTO1】18:30~「11.19【レッドアクション19日行動!】」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「戦争アカン!京都・おんなのレッドアクション」が主催するデモを中継します。

【IWJ_OSAKA1】19:00~「大阪を知り・考える市民学習会 PART5 『戦後の「大大阪」を考える-大阪府の巨大開発と社会の変貌-』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「大阪を知り・考える市民の会」主催の学習会を中継予定です。講師は立命館大学 政策科学部 森裕之教授。

【シリーズ特集8 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】20:00~「『国家を愛せ、家族は仲良くせよ、国旗に敬意を表せと国民に求めている。まったくの勘違いだし、無教養だ』――樋口陽一氏、小林節氏、小沢一郎氏らが改憲に前のめりな安倍自民党政権を徹底批判」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243122
※憲法という「国家の根本」に手を付けようとするなら、それ相応の英知が不可欠、という正論が色濃く反映されたシンポジウムが、2015年4月20日、「緊急鼎談 樋口陽一×小林節×小沢一郎 憲法を語る」と題して、東京都千代田区の憲政記念館で開かれました。

【再配信・Ch1】21:00~「岩上安身が元米国防総省高官モートン・ハルペリン氏に緊急単独インタビュー『米国政府は安倍政権に懸念を抱いている』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/138702
※安倍政権が国会で強行採決した「特定秘密保護法」について、痛烈に批判し話題となったモートン・ハルペリン元米NSC(国家安全保障会議)高官が、2014年5月8日に来日。岩上安身の緊急単独インタビューに応じました。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.11.20 Fri.**

※経済産業大臣、復興大臣の定例会見を中継予定。

【シリーズ特集9 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】17:00~「『国民に命ずる項目があってしかるべき』!?船田元・自民党憲法改正推進本部長が会見で『人権を抑制する』改憲案に言及?『国民が国を縛る』という憲法の存在理由を堂々否定」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243853
※自民党憲法改正推進本部長の船田元(はじめ)衆議院議員は、2015年4月28日、日本外国特派員協会で記者会見し、「国が国民を縛る」とする驚くべき憲法解釈を披露しました。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

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(前半の続き)…

■安倍政権は「何が民主的政府なのかを理解していない」 岩上さんによる、元米NSC(国家安全保障会議)高官・モートン・ハルペリン氏インタビューを配信します!

 本日は、岩上さんが2014年5月に行った、元米NSC(国家安全保障会議)高官・モートン・ハルペリン氏インタビューの模様を再度、配信します!

 ハルペリン氏はまた、情報公開と安全保障のバランスを定めた国際指針「ツワネ原則」作成に関わった、キーパーソンのひとり。ハルペリン氏は、秘密保護法制定への「米国の関与」の有無、この法律を急いだ安倍政権の狙いと、そうした姿勢に対する米国の懸念、そして、日本と米国を含む民主主義国家が果たすべき情報公開の「責任」について語られました。

 ハルペリン氏は、ツワネ原則を踏まえようとしない安倍政権を「何が民主的政府なのかを理解していない」と批判。ツワネ原則を利用し、実行している国が多くあることを紹介し、「まずそうした国の法律を検証すべき義務がある。その検証のうえで、今回の法律制定云々だったら理屈は通るが、検証なしに最初から無視するというのは、民主主義において『知る権利』と国家の秘密保護のバランスは取れない」と指摘しました。

 民主主義をことごとく破壊する安倍政権には耳の痛い指摘ばかりだったと思いますが、そんな安倍政権に民主主義を踏みにじられ続けている私たちも、ぼんやりしていないで、ハルペリン氏の指摘に耳を傾けなければなりませんね。

 あらゆる権利と同様に、「知る権利」は、私たち自身が権利を行使してはじめて意味をもちます! 私たち一般の市民がまず、知ろうとすることが第一歩ですね! IWJはその「知る」お手伝いをします!

※2014/05/08 岩上安身が元米国防総省高官モートン・ハルペリン氏に緊急単独インタビュー「米国政府は安倍政権に懸念を抱いている」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/138702

※【岩上安身のニュースのトリセツ】ハルペリン元米国防総省高官が警告 ~米国が突きつける集団的自衛権行使容認の「3つの条件」とは!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/143758

■オランド大統領「我々はテロに対応するため、憲法を進化させなければならない」

 オランド仏大統領が「歴史的演説」を行ったと話題になっています。あまりいい意味での「話題」ではありません。

 大統領は16日、パリ同時多発テロを受け、同市郊外のベルサイユ宮殿に上下両院の議員を招集して演説しました。AFP通信によると、フランス大統領が上下両院の合同会議で演説を行った例は、「過去150年以上さかのぼっても今回を含め2度しかない」といいます。

 しかし、中身はどうでしょう。私は、「こんなことをもし安倍総理が言ったら怖いな」と思ってしまいました。読売新聞が要旨を掲載していましたので、以下に引きます。

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 テロと戦う国が集う必要がある。私は近くオバマ米大統領、プーチン露大統領と会談し、我々の力を結集しようと呼びかける。

 金曜日の事件でフランス人を殺したのが、同じフランス人であったことを語るのは残酷なことだ。我々の地に、犯罪行為が過激になり、テロに手を染めた者がいた。イラクやシリアで戦闘を行った者がいた。

 我々はテロに対応するため、憲法を進化させなければならない。(非常事態宣言などを定めた)憲法の条項は、もはや適当ではない。国家非常事態の3か月への延長を求める。政府は警官を5000人、国境管理要員を1000人増員する。

 我々はテロを粉砕する。なぜなら、フランス人は同胞を恐れて暮らしたくはないからだ。テロは「共和国(フランス)」を粉砕できない。「共和国」がテロを粉砕するのだ。共和国万歳。

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 ISとの徹底抗戦を訴えると同時に、現在の「非常事態宣言」だけではダメだ、憲法改正が必要だ、と言っているんですね。オランド大統領が演説を終えると、宮殿は拍手喝采に包まれたそうです。複雑な気持ちにさせられます。

■「新たに5000ヶ所に警察を配置、犯罪者の国籍の剥奪、怪しい外国人の国外退去」…フランスで新たな治安維持立法を検討?

 さらにオランド大統領は、次のような提案もしているといいます。

(1)今後2年間で警官が配置される拠点を5000カ所新設。新たな国防予算の減額はしない。
(2)2重国籍を持つフランス人がテロに関与して有罪判決を受けた場合の国籍はく奪を容易にする。
(3)「国家の安全に深刻な脅威」とみなされた外国人の国外退去をより迅速に行う。
(4)武器密輸に対する罰則を強化し、欧州全体での対応強化を促す。

 …新たに5000ヶ所に警察を配置、犯罪者の国籍の剥奪、怪しい外国人の国外退去。私はフランスの事情に詳しいわけではありませんが、フランスが同時多発テロを利用して、何か、別の国に生まれ変わろうとしているように思えてしまいます。脅威を煽り、「人権」そのものを一段引き下げようとしているように感じられてならないのです。

 安倍政権は、来夏の参院選後には憲法改正を行うと公言しています。そのためには参院選で3分の2以上の議席を獲得する必要がありますが、このフランスでのテロ事件は、「明文改憲」を目指す安倍政権に追い風として作用することでしょう。

 痛ましい事件を政治利用するなどということは、それだけで噴飯ものですが、現実に事件直後のG20において、安倍総理は「強い衝撃と怒りを覚える。日本政府、国民を代表し、今回、犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、陣頭指揮を執っているオランド大統領をはじめとするフランス政府およびフランス国民に連帯の意を表明する」とコメントしています。ISとの「対テロ戦争」の隊列に加わるというのです。これは日本国民をテロの脅威にさらすことでもあります。こんな決断は、国民の了解を得てから行うべきことのはずです。

 相手がテロ集団であろうが、国であろうが、勝手に宣戦布告をする権利は、総理にはありません。安倍総理は、犠牲となった方々へ、つつましく哀悼の意を表すことにとどめるべきでした。

 フランスは「人権宣言」の母国です。自由、平等、人民主権、言論の自由、三権分立などを定めた18世紀の人権宣言は、21世紀に至るまで、人権の普遍的価値を表現するものと考えられてきました。今回のテロ事件を受けて、アメリカなど、フランスへの連帯を表明した国々の指導者は、「共通の価値観を守る」ために戦う、と訴えています。アメリカのオバマ大統領は「1日半前のパリでの恐ろしいテロで、空は暗闇に包まれた。我々は連携して、罪を犯した者を追いつめ、裁きを下す」と発言しました。

 しかし、守るべき「共通の価値観」の中核に位置する「人権」を制約するのでは、いったい何をしているのか、といいたくなります。やっていることはアベコベではないでしょうか。

 フランスでさえこうして人権が蔑ろにされようとしているのですから、日本における憲法改悪にも同様の、もしかしたらそれ以上の危険性がある気がします。

 今年1月、ISが邦人2名を人質にとった際も、日本では暗黙の了解として政府批判が禁じられました。共産党でさえ、池内沙織衆院議員が「安倍政権の存続こそ言語道断」とツイートしたところ、志位和夫委員長が「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中だ。今あのような形で発信することは不適切だ」と池内議員発言をたしなめていました。緊急事態には、共産党でさえ時の政権に口を挟まなくなるのか、と空恐ろしくなったのを覚えています。

 フランスでは戦後、27回憲法が改正されたということです。日本から見たら「こんなに改正しているのか」と思いますが、それでも今回、事件直後にオランド大統領が憲法改正を前面に押してきたということは、テロ事件の直後で、政権に批判が集まりにくい「今」しかできない…つまり人権を大幅に制限するような、難易度の高い憲法改正に踏み切ろうとしているのではないか。そう疑う声も出ています。

■実際に戦争の引き金となった数々の「謀略」 冷静な目で事実を見つめるべき!

 EUは17日、ブリュッセルで国防相理事会を開き、フランス政府が求めたEU基本条約に基づく「集団的自衛権の行使」について、全会一致で支援を表明したということです。

 また、オランド大統領は来週、米国とロシアを訪問し、各首脳と相次いで会談すると発表しました。もちろん、IS掃討作戦に向けた連携を強化するということでしょう。

 でも、これでテロが本当になくなるのでしょうか? 私には、とてもそうは思えません。

 米メリーランド大学の集計をもとに、シンクタンクの経済平和研究所がまとめた「世界のテロ動向報告書」が17日に発表されました。これによると、昨年のテロによる犠牲者は前年より80%も増え、3万2658人に達し、過去最悪となったそうです。戦えば戦うほど、テロは増えてゆく、「戦争」という手段でテロが根絶できないことは、もう明らかです。

 安倍総理の前のめりの姿勢を見ていると、日本も集団的自衛権を行使し、米国やEUと肩を並べて「対テロ戦争」に突入することになるのかもしれないと、強い危惧の念を覚えます。

 なぜ、何のために、憎くもない相手と日本人が「戦争」しなければならないのか? それが集団的自衛権という「自動参戦強制装置」の怖さです。「対テロ戦争」は、必ず一般市民の巻き添えの犠牲を生み、それがまた、新たな憎悪や復讐の念を呼び覚まします。果てしない憎しみと報復の連鎖となります。

 そもそも、テロと戦うことに大義はあるのでしょうか? 今回のテロ事件にも、不審な点、不可解な点があるとの指摘が数々あがっています。

 例えば、自爆した犯人の近くから、シリアのパスポートがやすやすと見つかったこと。捜査当局筋の情報として、そのパスポートの指紋や写真が名前のものと一致せず、真正の旅券ではない可能性があるという報道も出ています。これから自爆テロをしようとする人物がパスポートを持ち歩くでしょうか? 「テロリストはこういう人物だ」と印象づけたい人間がいるのかもしれないですよね。

 また、ISの犯行声明発表があまりに遅かったことも疑問視されています。事件発生が現地時間の午後9時頃でした。犯行声明は未明になっても出ず、翌日の14日の昼頃にオランド大統領が「ISによる戦争行為だ」と宣言。その後、ようやくISの犯行声明が出た、ということです。これは普通に考えて何かおかしくないですか? まるでオランド大統領の声明によって、IS側が背中を押されたかのようにみえます。事情はわかりませんが、とても不自然です。

 それに、オランド大統領は、犯行声明すら出さないうちに、何をもってISの犯行だと認めたのか、疑問が残ります。また、犯行声明はテレビで知り得る情報くらいしか載せられていなかった、との指摘もあります。犯人しか知ら得ない「秘密の暴露」がなかったというわけです。

 いわゆる「陰謀論」を唱えたいわけではありません。しかし、事実として、歴史上、「柳条湖事件」や「トンキン湾事件」など、数々の謀略が大戦争を引き起こしてきました。「非常事態」となると、政権批判もままならなくなるような社会だからこそ、冷静な目で事実を見つめなければならないと思います。

■辺野古新基地建設に反対する「島ぐるみ会議」訪米団密着取材敢行中! ご支援のご寄付をどうぞよろしくお願いいたします!

 連日、日刊ガイドでお知らせしていますが、11月15日から6泊8日の日程で、沖縄県辺野古での新基地建設に反対する「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」がアメリカを訪問し、複数の米議員を訪ね、基地建設の断念を訴えるためにロビイング活動にあたります。IWJからは急遽、山本愛穂記者を派遣し、現地の様子を同行取材することになりました! 記者としてはデビュー戦になりますが、いきなり海外で4台のカメラを回すという難題にチャレンジします!

※【IWJブログ】沖縄「島ぐるみ会議」訪米団への同行取材を敢行! 沖縄の人々による辺野古新基地建設反対の思いをレポート! (山本愛穂)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274942

 「島ぐるみ会議」は、サンフランシスコで米議員の地元オフィスを訪ねる他、ワシントンで環境団体、人権団体との面談を行います。それらの模様を、IWJでは密着取材し、ムービーを撮影するとともに、レポートをお届けします。

 沖縄における米国基地問題に関して、米議員に沖縄の人々が直接現地の状況を説明する、このようなロビイング活動の大切さは、新外交イニシアティブ(ND)の事務局長であり弁護士の猿田佐世氏も継続して訴えています。

※2015/07/02 「沖縄の人口は2000人くらい?」米国議員の意外な“リアル”…翁長知事訪米の本当の狙いとメディアが語らない「真価」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251403

 今年9月29日、米上下両院の軍事委員会によって、2016会計年度の国防予算の大枠を定める「国防権限法案」で大筋合意しましたが、下院が5月に可決した法案には、米軍普天間飛行場の移設先として「辺野古が唯一の選択肢」と明記されていました。ところが、上院とのすり合わせの結果、法案への盛り込みは最終的に見送られたのです。

 これはまさに、翁長雄志・沖縄県知事らが、2015年5月31日から6月3日に行なった、米国でのロビー活動の成果であると、同行した猿田氏が強調しています。

※2015/09/26 【福岡】「辺野古が唯一の選択肢」国防権限法案から削除!
翁長知事のロビー活動結実―ワシントンの小さな変化が東京に大きな影響「ワシントン拡声器効果」―柳澤協二氏、猿田佐世氏講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/267192

 この重要なロビー活動を行う「島ぐるみ会議」による訪米団の密着取材を無事敢行させるために、皆さんからのご寄付・カンパをぜひお寄せください!

 アメリカまでの渡航費はパック料金で約65万円。また今回、訪米団は4つのチームに分かれて米議員にロビイングするため、カメラが最低でも4台必要になります。1台のカメラはIWJの現在の機材を充当しますが、残り3台のカメラと、バッテリー、充電器、そして付属品などは新たに買い増しする必要が生じました。家電量販店から送られてきた見積もりでは、税込総額で539,652円。一刻の猶予もないので、岩上さんがすぐ決断して決済し、購入して、渡米する新米記者に託しました!
  さらに他の取材経費をあわせると、約150万円の出費を覚悟しなければなりません。

 つい先日、TVUパック更新のため約200万円の出費となることをお伝えし、ご寄付・カンパで応援をお願いしたばかりでほんとうに恐縮しています。しかし、今回は、前を向いての出費です。この訪米団のロビイングの模様は、IWJしか撮影しませんので、非常に貴重な映像となると思います。どうか引き続きご理解とご賛同、そしてご支援をいただけたらと存じます。

※ご寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 訪米して記者デビューを果たした山本愛穂(まなほ)記者。現地のホテルの電波が悪く、なかなかちゃんと動画を配信できずにいますが、連日、カメラを回して頑張っています!

 2日目の11月16日(月)、山本記者は生物多様センターさんとともに行動し、取材してきたそうです。また詳細は報告しますが、現地では、日本は慰安婦問題で、まだ一度も謝罪していないと誤解されたりしているなどということも発覚しています。

 動画配信は、今日まではIWJサンフランシスコチャンネルで、19日から21日はこの取材のために新たに開設したワシントンチャンネルからお送りします。配信のスケジュールは下記を予定していますが、現地の状況によって変更の可能性もございます。何卒ご了承ください。

◆動画配信時間◆
※下記の時間は日本時間です。現地時間はいずれも18:30となります。

@ワシントンCh.
http://www.ustream.tv/channel/JqmK3j24b4V

11/19(木)11時30分~
11/20(金)11時30分~
11/21(土)11時30分~

また、今回の取材では、動画撮影による取材だけでなく、ツイッターを通してリアルタイムで情報を発信していく予定です。ぜひ、フォローしてください。

※ツイッターIWJエリアCh1
https://twitter.com/iwj_areach1

■会費をお手続きをお忘れの方がいらっしゃいましたら、是非ともお手続きいただき、IWJをご支援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 日頃、IWJの活動を応援いただき、ありがとうございます。

 大変悲しいことに、11月15日に集計した結果、会費未納のため、ご利用の継続をされなかった256名の方のご利用を停止せざるを得ない事態となってしまいました。もう少しで、IWJ初の「6000」台の大台に乗ることができそうだったのですが、再度、会員数が5600人台にまで減ってしまいました。

 会員制のメディアであるIWJにとって、みなさまの継続利用が生命線です。日々、会員になって下さる方がいても、一度に256名の方がお支払いの手続きを更新されないことで無効措置の対象となってしまい、有効会員ではなくなってしまうことは、IWJの活動にとっては大変、大変、大きな痛手となります。

 継続の仕方については、以下のページでご案内しております。是非

※IWJ会員ご継続方法のご案内(ご利用再開のご案内)
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/information/23022

 サポート会員、一般会員の方ごとに、継続方法をご案内しています!
年間でお支払いいただくと2ヶ月分が無料になるなど、お得なお支払い方法もあります。銀行口座自動引き落としも便利です。色々なメニューを分かりやすく、短い文章でご案内していますので、ぜひ、ご一読ください!

※新規会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ! 新たに映画監督の是枝裕和氏や、民主党の岡田克也代表へのインタビューが決定!!

 11月と12月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・2015年11月19日(木)13:00~
木村朗氏・植草一秀氏・川内博史氏クロストーク

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

・11月30日(月)13:00~
是枝 裕和 氏(映画監督)インタビュー

・12月4日(金)15:00~
阪口徳雄弁護士・上脇博之教授インタビュー

・12月7日(月)13:30~
岡田克也・民主党代表 インタビュー

【講演情報】

・12月5日(土)19:00~
場所 : 島根県出雲市民会館
主催 : たたかうデモクラシー島根
※詳細が決まり次第、随時更新します!

・12月9日(水)20:00~
ロックの会 IWJ NIGHT
会場:代官山 カフェラウンジ UNICE(ユナイス)
http://www.unice.jp/
東京都渋谷区恵比寿西1-34-17 Za HOUSEビルB1
Tel: 03-5459-8631
地図:https://goo.gl/maps/hZoLK

■来年の7月末までに、Web大改造プロジェクトを行う予定です!Web班では腕利き人材を募集します!

 我がIWJ・Web班は、ルーティーン業務と平行して、サイト改良のために日々奮闘しているわけですが、ここでアーカイブを楽しみにしてくださる会員の方々のために、その改良作業を加速させよう!ということになりました!

 そこで本日は、まず最初に、Web班の伊藤チーフから、緊急のお知らせです!Webサイトの改良・構築と、日常のWeb班業務に関して人材募集のお願いです!

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 Web班の伊藤と申します。皆さま、おはようございます。

 今年の8月に、Web班にはWebエンジニアの仲間も増え、ただいま、IWJの記事アーカイブ検索を充実させるべく日夜奮闘していますが、さらに来年の7月までに、Web大改造プロジェクトを行う予定でおります。

 お陰様で1万5千本以上になった記事アーカイブページですが、皆さまが見たい読みたい過去記事にスムーズにたどり着くためのシステム改良をもっともっと進めたいと思っています。IWJサイト全体の検索と利便性を高めるのが一番の目的です。

 そこで、Web班では、下記の(A)と(B)の2パターンの人材を緊急募集いたします。

(A) サイトの改良プロジェクトのメンバー募集です。今期(来年7月末)の間に一挙に進めてまいりたいと思っております。各記事ページのデザイン変更、メニューの追加・整頓、スマホ対応の作業をしていただきますので、特にWebデザインやCSS言語の得意な方、またスマホサイトのWeb作成経験のある方でにお手伝い願いたいと思っております。よろしくお願いいたします。基本的に(A)は、来年夏頃までの短期契約での作業となります。複数名でチームを組んでタスクに当たりたいと思っております!

(B) 来年早々には、1万5千の全アーカイブを再編集する作業も視野に入れて準備しておりますので、WordPressなどへ大量にデータ入力することに慣れている方で、IWJコンテンツに精通し、日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理作業もしていただく方を募集いたします。(B)はなるべく長期契約で働ける方にお願いしたいと思っております。

・応募条件
(A)<短期契約> 下記の内、いずれか一つに該当する方を募集します
・HTML/CSSコーディングの経験のある方で、Webデザインの得意な方
・スマホ対応サイトの作成経験のある方
・PHP、JavaScript言語の経験のある方
(週2日以上出勤で週3日以上でもOK(在宅作業相談可)夜勤可能な方は歓迎! )

(B)<長期契約可能>
・HTML言語を知っている、Web作成した経験がある方
・Webのデータ入力を素早く、ミスなくできる方
・夕方以降、夜遅い時間帯に主に作業できる方
・チームワークで動くので、明るく、協調性のある方
(週4~5日出勤(在宅作業相談可))

(A)と(B)を兼ねてのご応募も可能です。また、フリーランスの方などで兼業もOKですので、ぜひ奮ってご応募ください。よろしくお願いいたします。

※ スタッフ応募フォームはこちら
http://bit.ly/1ALJypQ

■2015年『饗宴VI』は12月20日(日)午前11時からです、皆様にお会いできますこと、楽しみにしています!

 2010年12月にスタートしたIWJは、今年の年末で5周年を迎えます。皆さまにご支援いただき、IWJはここまで続けてこられました。本当に、本当に、ありがとうございます。このたび、5周年記念とみなさまへの感謝を込めて、シンポジウム「饗宴VI」の開催が決定いたしました!

 IWJにゆかりのあるゲストの皆様をお迎えし、これからの日本の行方を真剣に考え、論じる機会にさせていただきたく思います。

 今年は2015年12月20日(日)11時から品川のイベントホール、「ザ・グランドホール」で開催されます。

 現在、予定されているゲスト陣は、「グローバル経済・TPP」がテーマの第一部は、岩月浩二氏、植草一秀氏、内田聖子氏、田中宇氏、富岡幸雄氏、矢吹晋氏。

 「立憲主義と改憲」がテーマの第二部は、青井未帆氏、伊波洋一氏、小林節氏、水上貴史氏、SEALDsの奥田愛基さん、橋本紅子さんなど。

 そして、「戦争の過去・現在・未来のリアル」の第三部は、井筒高雄氏、志葉玲氏、孫崎享氏、柳澤協二氏と、今年も豪華かつ重厚な面々です。毎年、パネラーには重厚な面々が並び、中身の素晴らしさには誰からも文句がつかないのですが、ただひとつ、「女性の登壇者がいない!」とご批判を頂戴していました。今年は、内田聖子さん、青井未帆さん、橋本紅子さんと、輝く活躍をされている女性ゲストを3人、パネラーとしてお迎えすることができました。

 今後、決定次第、詳細は、日刊ガイドや饗宴の特設ページで紹介させていただきます。

 また、今年は、出演者の先生方のサイン会もシンポの幕間に開催させていただくことが決定いたしました。

 こんなに多くの先生方のサインを、一度に頂戴する機会はなかなかないと思います。是非みなさま、先生のご本を購入すると同時に、サイン会にも出席し、先生方よりサインをいただいてくださいませ。

「饗宴VI」特設サイト: http://iwj.co.jp/feature/symposion6/

■安保法制賛成・反対議員をリスト化しました! 参院選のご参考にご使用ください。

 自民・公明の与党による「採決の強奪」によって「可決・成立」してしまった集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案。IWJでは、この安保法案と特定秘密保護法について、各議員が賛成したのか、反対したのか、それとも欠席したのか、一目で分かるリストを作成し、「可視化」いたしました!

 例えば、千葉県選出の国会議員が、安保法案と特定秘密保護法の採決において、どのような投票行動を取ったのかを調べたい場合は、「▼選択3衆参選挙区 都道府県別」で「千葉県」にチェックを入れるだけ。19名の議員の投票行動に加え、選挙区、政党名、そして、各議員のホームページのリンクが表示されます。

※【特集】安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リスト 絶対忘れない!「強奪された票決」~次の参院選では「明文改憲」が現実に
http://iwj.co.jp/feature/anpo-giin/

 来年夏の参議院議員選挙は、安倍総理が目指す「明文改憲」を巡って、天王山の戦いになります。このリストを見れば、安保法案と特定秘密保護法という”稀代の悪法”をめぐり、各議員がどのような投票行動を行なったかが一目で分かりますので、ぜひ、参院選での投票の参考にしていただければ、と思います。

 なお、この特設ページは、参議院議員選挙に向けて、さらに情報を追加していく予定です。そこで、このリストの「特記事項」に掲載できる各議員の情報を皆様から広く募集いたしますので、投票行動の参考になる情報をどしどしお寄せください。

※安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リストへの情報提供フォーム
https://form.jotform.me/52192429254456

 いただいた情報は、IWJできちんと裏取りをしてからアップ致します。確証を得られない場合は、掲載できない場合もありますので、ご了承ください。

■スタッフとして一緒に働いてください!!!目の前の作業がとても多くて大変なんです!!!

 まだまだ、まだまだ、IWJでは仲間を募集しています!

 事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集中です。どんなにスタッフの数が増えても、仕事の量が減りません。。。不思議なのですが取材すればするほど、取材する対象が増えていく一方です。これは本当に仕方のないことで、安保法制、憲法改正、参院選、大阪ダブル選挙、沖縄米軍基地問題、TPP、原発被災者、原発再稼働、パリ同時多発テロなど、IWJが報じているテーマの多さは挙げたらきりがないほど。それは、現代が同時多発的に問題が発生している時代である、ということでもありますし、また、既存マスメディアがふれない、取り上げないテーマや事実が多過ぎるということでもあります。私たちはめげずに今後も貪欲にカバーし続けます。

 それは、事務も経理もテキスト班も同じで、IWJは常に忙しく、仕事量は山のようにあるんです。合宿所のようにバタバタしているIWJの事務所ですが、ぜひ、興味のある方はご応募ください! お待ちしています。

<一般事務および会員管理スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。仕事量がどんどん増えているからです。一般事務がしっかりしていないと、IWJの運営はままなりません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方、経験のある方は、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

<テキストスタッフ>

 IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、Ustreamを使ったライブストリーミングが主体のメディアだと思われる方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っています。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

<中継・動画編集スタッフ>

 IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を、動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードしたりする作業をメインに担当していただきます。

 動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です!
 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

 また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません!
 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです!

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ

■わとはぷ!のコーナー

 本日19日は、全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定した、「農協記念日」とのことです。

 1947(昭和22)年のこの日、「農業者の協同組織の発達を促進することにより、農業生産力の増進及び農業者の経済的社会的地位の向上を図り、もつて国民経済の発展に寄与することを目的とする」として、「農業協同組合法」が公布されました。

 TPPに本当に参加してしまったら、日本で農業を営んでいる方々は、今後厳しい状態になるでしょう。今年、岩上さんは、TPPによって日本農業が破壊される危険性についてJAの機関紙でもある日本農業新聞に記事を書いたところ、掲載を拒否されてしまいました。その事実を明らかにしたら、逆に全国各地のJAから講演に来てほしいとお声がけいただいています。JAの方々の方でも、TPPの危険性について、多くの方が懸念していることが分かります。

 以下、岩上さんにお声がけのあった講演会

・「2015/02/14 『米国と同じ土俵に上がる必要はない。胸を張って日本の農業を守って』──岩上安身がJA栗っこで講演、米国のグローバル資本主義に警鐘『農家の皆さんは、このままでは農業をやめざるをえなくなる』」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/235634

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 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

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