■■■ 日刊IWJガイド「日米首脳会談前夜!『圧政』を許す『自発的隷従』の正体に迫るインタビュー!米国への隷従を深める安倍政権と、安倍政権の圧政を許す民衆に喝!」2015.4.27日号~No.957号~ ■■■
(2015.4.27 8時00分)
おはようございます!IWJでテキスト関係の仕事をしている、佐々木隼也と申します。
昨日は統一地方選の後半戦投開票日でしたが、該当地域のみなさま、投票にはいかれましたでしょうか?
そろそろ結果が出揃ってくる頃だと思います。確定したものは、随時 @iwj_sokuhou でツイートしていきますので、ウォッチしてみてください。
東京都中野区住まいの僕は、前日に区議会議員選の期日前投票に行ってきました。多くのご年配の方の中に、チラホラと(本当に僅かですが)子ども連れの夫婦の姿がありました。が、若者の姿は皆無。IWJももっと若者にアクセスしていかなければならないな、と改めて痛感しています。
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■日米首脳会談前夜!「圧政」を許す「自発的隷従」の正体に迫るインタビュー!米国への隷従を深める安倍政権と、安倍政権の圧政を許す民衆に喝!
本日は18時よりCh1で、フランス文学・思想がご専門の立教大学大学院特任教授の西谷修さんに、岩上さんがインタビューします!
西谷さんは、1992年に『戦争論』を著し、そのなかで20世紀の戦争が、国対国から、地球を覆う全面戦争へと変質していったことを指摘。従来の国家の枠を超えて肥大化、世界化した戦争において、それが地域の紛争にとどまらず、あらゆる国の利害を絡ませながら、あらゆる国を巻き込んでいく、いわば「グローバル化した戦争」の姿を予見しています。
21世紀の現代における、中東情勢、ウクライナ紛争、ガザ攻撃などに通じる戦争の姿を、西谷さんは20年以上前に指摘し、警鐘を鳴らしていました。やがて戦争は、「テロとの戦争」という、実態の見えない不気味な蠢きに姿を変え、世界中を覆い尽くしています。
西谷さんは昨年12月に行った講演で、テロとの戦争は、戦いを仕掛ける側が「敵」を勝手に決めていいことになり、相手がどこの国にいようが攻撃してもいい、という枠組みを持った「これまでにない戦争」だと語りました。
そして、「国対国の戦争と違い、テロリストは自国の内部に住む可能性があるので、国内を完全な統制化に置くことになる」と述べ、テロとの戦争は二重に強力な制圧と統制を生む、と警鐘を鳴らしています。
その「テロとの戦争」を発明し、主導している米国は、しかし今や、行き過ぎた他国への介入・攻撃・支配によって多くの国から反感を持たれ、その軍事力を盾に推し進めた経済(植民地化)政策は、中国が提唱するAIIBに多くの国が(米国の同盟国であるイギリスやイスラエル、韓国までもが)参加するという事態によって、そっぽを向かれようとしています。
しかし、その米国に唯一と言って良いほど付き従っているのが、現在の安倍政権です。西谷さんが2013年に翻訳を監修した『自発的隷従論』は、「なぜみずから屈し圧政を支えるのか」「なぜ人は支配し、人は支配されるのか」を分析しています。
なぜ、日本は米国に利用され、搾取されながらも、隷従の道を突き進むのか。なぜ民衆は、そんな安倍政権を支え、集団的自衛権の行使容認、消費税増税、社会保障の徹底的なカット、富裕層の優遇政策に見舞われながらも、圧政を容認し、維持してしまうのか。
本日の岩上さんによるインタビューは、日本を覆う「自発的隷従」の正体に迫り、そこから脱却する糸口を解明する重要なものになると思います。ぜひ18時からのCh1を、お見逃しなく!
もし見逃してしまう、または見逃してしまったという方も、IWJの会員であれば、いつでもインタビューを全編ご覧になることができます。IWJは自発的隷従を拒む、多くの市民によって直接支えられているメディアです。この機会にぜひ会員となって、僕らの(明るい)レジスタンスを支えていただければ幸いです!
※IWJ定額会員のご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
また、会員であれば、過去にIWJが中継・取材した(先ほど紹介した)西谷さんの講演の模様も、いつでも全編ご覧になることができます!
・2014/12/23 【京都】「テロとの戦争は『敵』を勝手に決め、どこにいようが攻撃。国内を非常時にして強力な制圧と統制を生む」
~西谷修・立教大学大学院特任教授が警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/215366
・2015/03/28 「中東はメルトダウンを起こし、われわれの知っていた中東は、もうそこにない」――中東・フランスの研究者らが警告、日本は「スターリンもヒットラーもうらやむ『自粛』体制の国」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240787
ところで、この西谷さんが監修した『自発的隷従論』、なんと、驚くべきことに16世紀に…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.4.27 Mon.**
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見
【Ch4】11:45~「【児童相談所問題】晃華学園事件 第2回口頭弁論後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※児童相談所問題に関する、第二回口頭弁論後の報告会を中継します。
【Ch6】15:00~「秘密保護法違憲訴訟東京原告団講演会 ~講師 元経産省官僚 古賀茂明氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※秘密保護法違憲訴訟の現況報告(静岡・東京・横浜・広島)と、元経産官僚の古賀茂明氏による講演が予定されている。「秘密保護法違憲訴訟東京原告団」が主催。
【Ch1】18:00~「岩上安身による西谷修・立教大学大学院特任教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※立教大学大学院特任教授の西谷修氏へ、岩上安身がインタビュー。シャルリ・エブド事件や、イスラム国、「3.11、9.11以後の社会構造の変化」等についてお聞きする予定。
【Ch5】18:30~「日米ガイドライン改定・戦争関連法制定反対! 安倍政権の憲法破壊を阻止しよう!~ガイドライン改定に反対する4.27官邸前行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※日米ガイドライン改定反対、戦争関連法制定反対を訴える抗議行動。主催は、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」。
【大日本帝国への回帰!?~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信8・Ch1】21:00~
「『少なくとも2000万人を殺戮した日本が、アジアの一員として生きていけるのは、「二度と戦争をしない」という誓いを立てているからだ。これを覆してはいけない』~ 「自民党の憲法改正案についての鼎談(ていだん)第8弾」」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/78997
※2013年5月15日に行われた「自民党の憲法改正案についての鼎談 第8弾」を再配信します。
自民党改憲草案64条の2において、「政党」という項目が新設されており、「活動の公正の確保及びその健全な発展に努めなければならない」と規定していることについて、澤藤氏は、「公正や健全は多数派の都合である。『与党に盾つく政党は健全ではない』とされてしまう懸念がある」と述べました。
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…(前半の続き)
ところでこの西谷さんが監修した『自発的隷従論』、なんと、驚くべきことに16世紀のフランスで、18歳のエティエンヌ・ド・ラ・ボエシによって書かれたものなんです。
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■「今こそ素人が戦争について考えなければならない時…」 考えましょう!のインタビューシリーズ第8夜、本日21時から!
ラ・ボエシは、以下のように、当時の全ての民衆、そして未来の(現在の)僕らに、こう訴えています。
「圧制者には、立ち向かう必要なく、打ち負かす必要もない。国民が隷従に合意しない限り、その者は自ら破滅するのだ。何かを奪う必要など無い。ただ何も与えなければよい。国民が自分たちのために何かをなすという手間も不要だ。ただ、自分のためにならないことをしないだけでよいのである」
16世紀に10代の若者が、「圧政」の正体を見据え、「圧政」を打開する提言を行っていたのですから驚きです。そして、この「圧政」のシステムが、現代社会まで継承され、むしろ悪化しているとも言える事態になってしまっているのですから、もっと驚きです。
西谷さんは、上述の講演で、こう訴えています。
「人々の生活がグローバル化し、どこかで戦争が起きると、あらゆる人がそこに巻き込まれる。あっと思った時には戦争は起きていて、引きずり込まれてしまう。だから、戦争については、戦争したい人だけに論じさせておいたら大変なことになる。政治学者や軍事専門家、ミリタリー・オタクだけの問題ではない。素人だからこそ、戦争について考えなくてはいけない」
素人が戦争について、マジで危機感を持って考えていかなければならない状況に、今の日本は置かれています。その危険度を端的に現しているのが、自民党の憲法改正草案です。
IWJでは現在、2013年に岩上さんと澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士の3人で、この自民党改憲案を詳細に分析、解説、批判したインタビューシリーズを、12夜連続で再配信中です!
【「大日本帝国への回帰!?~自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ再配信」配信スケジュールはこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C
第8夜となる今夜は、冒頭から、自民党の大西英男議員がNHKに対し「孫崎享を出すな」と言論封殺を行った問題や、昨今はびこっている「歴史修正主義」について熱い議論を展開しました。安倍政権のメディアコントロールは、今やさらにあからさまになっていますね。2年前にすでに、この問題に鋭く切り込んでいます。
自民党改憲案の問題点については、自民党が改憲草案64条の2において「政党」という項目を新設し、「活動の公正の確保及びその健全な発展に努めなければならない」と規定していることを問題視。澤藤氏は、「公正や健全は多数派の都合である。『与党に盾つく政党は健全ではない』とされてしまう懸念がある」と述べました。
また、自民党改憲草案102条の「憲法尊重義務」で、「国民は憲法を尊重しなければならない」と規定していることについて、岩上さんは、「憲法とは本来、国民が権力者に宛てて書くというものなのに、自民党改憲草案では逆になってしまっている」と疑問を投げかけました。どちらも、まさに「圧政」への道筋がそのまま、なんの躊躇も遠慮もなく書き込まれています。
僕ら庶民は、こんなとんでもない欲望を掲げる人たちに、絶対的な権力を与え続けて良いのでしょうか? 本日の第8夜は、Ch1で21時から配信されます。こちらは、特別に会員以外の方にもフルオープンでご覧になれます。
本日は、Ch1を開き続けていただければと思います! 18時からのインタビューで、「圧政」と「自発的隷従」のカラクリを知り、21時からはその具体的なケースに戦慄し、「こりゃいかん!」と拳を握りしめるラインナップとなっています。
そしてこの第8夜も、会員の方であれば、いつでも以下の記事ページから全編ご覧になることができます。引き続き、このインタビューシリーズ再配信にご注目ください!
・2013/05/15 「少なくとも2000万人を殺戮した日本が、アジアの一員として生きていけるのは、『二度と戦争をしない』という誓いを立てているからだ。これを覆してはいけない」~「自民党の憲法改正案についての鼎談(ていだん)第8弾」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/78997
さらにこのインタビューシリーズを、書籍で読みたい、という方はぜひ『前夜』をお買い求めください!全12夜、つまり自民党改憲草案の全ての問題点を洗い出し、分かりやすく解説しています。僕も、最近、再度読み返し始めました。圧政に抗う民衆のバイブルに最適の一冊となっています。
【「前夜」のお買い求めはことらから!】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=71
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■本日最終日です!!【広告】アートワイヤー・ジュエリー展2015 in 鎌倉 のお知らせ
この度、日頃から岩上さんの講演会の企画などで、熱心にIWJと岩上さんをご支援くださっている、アートワイヤー・ジュエリー作家の庄依子さんより、4月22日から開かれるご自身の展示会について、日刊IWJガイドへ広告掲載のご依頼を賜りました。
初めて鎌倉のギャラリーで行なわれる今回の展示会は、3年ぶりの開催とのことです。みなさま、春の鎌倉散歩へお出かけの際には、身に着けられる芸術作品、アートワイヤー・ジュエリー見学をお楽しみください!
庄さんは、IWJのトップページ右側にもバナー広告を出してくださっていますので、こちらも是非ご覧ください。
http://iwj.co.jp/
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~身に着ける立体の絵画~
庄 依子 アートワイヤー・ジュエリー展 2015 in 鎌倉
http://www.shoyoriko.com/exhibi.htm
日時:2015年4月22日(水)~27日(月)
10:00~17:00(最終日は15:00まで)入場無料
場所:Gallery YU 1階B室
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-4-29
※JR鎌倉駅東口下車徒歩7分(小町通り沿い)
http://www.gallery-yu.com/
~庄さんからのメッセージ~
独学でワイヤーアクセサリーを作り続けて約20年になります。
入場無料。(作品販売はありませんのでご了承ください。)
歩くのが楽しい、鎌倉は小町通り雪の下。ぜひ遊びに来てください。
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IWJでは、IWJサイトやメールマガジンに掲載する広告を募集しています。
企業や団体からサークルや個人まで、広告主様のご希望に合わせてご相談に応じます。
是非、皆さんの活動をIWJでPRしてください!
詳しくは
http://iwj.co.jp/join/supportingad.html まで。
ぜひぜひ、広告の出稿という形ででも、IWJの活動をご支援ください!
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■本日アップ&テキストアップした記事はこちら!
IWJは昨日も今日も、フル稼働中です!!!
~本日アップした記事はこちら~
★記事UP 4/24正社員を餌に若者を使い捨てる「ブラック企業」で24歳の若者が過労事故死~株式会社グリーンディスプレイを提訴した母「人間の命を奪うほどの利益優先は許しがたい」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243537
※求人票に真実が記載されていれば
~本日テキストアップした記事はこちら~
★テキストUP4/19「死せる魂」だった司法から微かに見えた「希望」
志賀原発を止めた元裁判官・井戸謙一弁護士に、高浜原発差し止め決定から司法の戦争責任まで岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243041
※司法は行政の暴走に歯止めをかけられるか
★テキストUP4/23没落する日米と急速に台頭する中国 安倍政権はいつまで「従米路線」を続けるのか?
岩上安身がニューヨーク・タイムズ東京支局長マーティン・ファクラー氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243439
※歴史修正主義「世界では通用しない」
★テキストUP 4/23 過去の歴史の清算をしないまま、次の戦争の準備に向かうのか~安倍首相訪米前緊急シンポジウム「慰安婦」問題、解決は可能だ!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243437
※「河野談話」を継承・発展させる「日本政府への提言」とは
★テキストUP 4/24「原子力 明るい未来の
エネルギー」福島県双葉町の原発PR看板の標語を作った男性「負の遺産として看板を残すべき」と訴え~再稼働反対! 首相官邸前抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243541
※原発で故郷を失ったと伝えていくため
★テキストUP 4/25 元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏が会見、汚染水対策で政府・東電が進める凍土遮水壁は「決してできない」と断言、「地下にコンクリートと鋼鉄のダム」を作る必要性に言及
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243610
それでは本日もみなさま、IWJをどうぞよろしくお願い致します!!
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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