日刊IWJガイド 2015.4.6日号~No.936号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.4.6日号~No.936号~ ■■■
(2015.4.6 8時00分)

おはようございます!IWJの取材・記事作成担当の佐々木隼也と申します!

一気に寒くなりました。さっきまで春だったのに…あの桜は幻だったのでしょうか…

東京はもう、葉桜です。あとは北国の中継市民にリレーのタスキを渡したいと思います。北国の桜、綺麗だろうなぁ。。

■「多くの民意」である辺野古移設反対を「多くの民意ではない」と強弁する菅官房長官が、翁長知事と初会談

一昨日、昨日のガイドでも言及しましたが、やっと、菅官房長官が翁長沖縄県知事と会談に臨みました。会談は昨日午前に沖縄市内のホテルで行われました。

菅官房長官は、それに先立つ2日の記者会見で、「辺野古移設賛成の民意も多くある」などと、まるで移設反対より賛成の方が多いかのように主張しました。

大丈夫なんでしょうか、この菅官房長官は。明らかに外界の認知に歪みをきたしていると思われますが。

名護市長選挙、沖縄市長選挙、沖縄県知事選挙、そして先の衆院選で、多くの民意が何度も何度も、辺野古移設反対を示していることを無視。春の桜は人を狂わせると言いますが、菅官房長官の場合は、季節を問わず、一年中、認識が狂ってしまっているようなので、心配です。

それとも、分かっていてあえて「特定の誰か」に向けたメッセージを発しているのか。その場合、日本の国益ではなく、他国の国益のために動いているということにもなりかねません。

真意は分かりませんが、とにかくそんなスタンスの菅官房長官ですから、翁長知事との溝が埋まるはずもありません。

約1時間の会談は、「辺野古は建設できないとの確信を持つ。建設は絶対不可能」と強調する翁長知事に対して、「日米同盟の抑止力維持や、普天間の危険性除去を考えたときに辺野古移設は唯一の解決策だ」と主張する菅官房長官とのあいだで、平行線のまま終わりました。

IWJは、会談が行われた那覇市内のホテル前で、翁長知事を応援する人々が知事へ声援を送る様子も中継しました。

集まった市民のひとりは「仲井眞前知事の時代は、市民は怒号を浴びせ、知事の乗った車両を止めようとしてきた」とし、これまで見たことのない光景に感動したと語りました。

・2015/04/05 【沖縄】2015/04/05 翁長県知事と菅官房長官の初会談が実現!~「頑張れ翁長」コールに見送られ、拳をかかげた翁長知事
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241582

沖縄の民意を受け、辺野古の工事停止を指示した翁長知事に対し、公権力である防衛局が、公権力である農水省に不服申し立てをし、農水省が県知事の指示を無効化するという反則技を使うほど、安倍政権は、辺野古移設強行に躍起になっています。なぜなのでしょうか。

・2015/03/31 【辺野古移設問題】翁長知事の作業停止指示を「執行停止」すると発表した林農水相、相次ぐ質問に「知事のコメントに、いちいちコメントする立場ではない」~閣議後記者会見で
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241025

ちなみに、岩上さんは2014年10月に翁長氏にインタビューしました。その際に翁長氏は、「第二次安倍政権では『日本を取り戻す』と謳った。その『日本』に沖縄は入っているのでしょうか」と問いかけました。この問いかけに、安倍政権は未だに応えていません。

また、インタビューで翁長氏は、「万が一戦争になったとき、2発のミサイルが沖縄に落ちれば、県民はみな亡くなる」と語りました。これが、沖縄の現実です。

米軍の抑止力などと言いますが、戦争となれば、「敵国」は、間違いなく米軍基地をまず叩きます。たった2発のミサイルで、沖縄は壊滅し、沖縄の人間に帰る故郷はなくなります。それを沖縄県民なら誰しもわかっているからこそ、保革を超えて、基地建設反対、戦争反対と叫んでいるのです。

この現実を直視せず、国内に外国の軍隊のための基地を建設し、戦争に突き進もうとしている安倍総理の脳内もまた、桜で狂ってしまっているのでしょうか。桜とは無関係に、もともとおかしいのでしょうか。

・2014/10/16 【沖縄県知事選スペシャル】翁長雄志氏、米軍基地負担と「リンク」した沖縄振興策に強く反対 辺野古移設は「ご破算」にする意欲を岩上安身に語る
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/183153

■クラスで一人浮いている出来の悪い不良学生状態の安倍政権

しかし、どうやら安倍総理の脳内では、戦争のリアリティは皆無で、政策や外交における国際感覚も皆無で、個人的な意地や私怨で物事を進めているようなきらいが見て取れます。

それを端的に現しているのが、安倍総理が政権発足直後の2012年12月27日に、「英文で」発表した「アジアのセキュリティ・ダイヤモンド構想」論文です。

この論文は、簡潔に言うと、「中国を、日本と米国、それにインドとオーストラリアで包囲してしまおう! これにイギリスやフランスも参加してくれ!」という内容です。これをそのまま主張したら、いくら何でも一国の総理が国際社会に発信するメッセージとしては、あまりに乱暴で攻撃的で、稚拙であり、中国の反発は必至で、その中国の顔色をうかがう他の国々も、顔をしかめることでしょう。戦略性も何もあったもんじゃありません。

中国の脅威に対抗すべく他国と連携しよう、とひそかに考えていたとしても、それをそのままむきだしに、声高に主張して、それでもみんなついてくるなんて、普通は誰も思いませんよね。

しかも、このダイヤモンド構想、中国を包囲して袋叩きにしようぜ、という悪意や敵意だけは山盛りあるけれども、そうしなければならない大義がどこにもありません。さらに大義以上に重要な、この構想参加国の利益も明らかにされていません。

世界中のすべての国々が成長する中国と貿易をしたがり、市場を獲得せんと躍起になっています。中国経済と切り離された世界経済など、今日、世界のどこにも存在しません。

そんな中国に、恨みもないのに、日本と一緒になって喧嘩を売って、いったいどこの国が得をすると考えるんでしょうか? 日本は、インドやオーストラリアに、中国と敵対した代償として、何を与えることができると言うのでしょうか?

中国をただただ挑発するだけで、何のメリットもありません。

しかし驚くなかれ、安倍総理は論文のなかで、本当にこのような内容を書いているのです。

以下、この論文を独自に邦訳し解説を加えた「IWJ特報!」の記事を再アップしました!。特報の購読者だけでなく、IWJの会員なら全員読める特別公開です!

安倍総理がいかに空想的で、夢想的であるか、よく分かると思います。

・2013/07/30 IWJ特報 第95号「ワイマール時代」の終幕? 孤立を深める日本 ~幻の安倍論文「セキュリティ・ダイヤモンド構想」のすべて(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93824

・2013/08/25 IWJ特報 第96号「ワイマール時代」の終幕? 孤立を深める日本~日本に対してアクセルと急ブレーキを同時に踏む米国の真意(後編)

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http://www.mag2.com/m/0001334810.html

しかしその夢想に囚われた安倍総理は、着々とこの構想の実現に向けて邁進してきました。

先日、3月20日の参議院予算委員会で、維新の党の真山勇一議員が、「このセキュリティ・ダイヤモンド構想と歩調を合わせるように、自衛隊と、米国以外の他国間(オーストラリアなど)との共同軍事訓練が激増しているが、この共同訓練の目的は?」と、追及しました。

この質疑のなかで出てきたのが、安倍総理の自衛隊「我が軍」発言だったのです。

ご存知の通り、この総理の「我が軍」発言のみがクローズアップされ、騒がれました。しかし、肝心のこの質疑の模様は、なぜかほとんど報じられずじまいでした。なぜマスコミはこの論文について、ほとんど取り上げようとしないのでしょうか? 内容が、中国包囲網や、集団的自衛権に触れるような話になるからでしょうか?

そんな安倍総理の思惑とは対照的に、中国は国際社会との連携を深め、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)を始動させました。

AIIBには、アジア各国はもちろん、インドやオーストラリアなど、安倍総理がダイヤモンド構想で中国包囲網を形成するパートナーとして名指しした両国が参加を表明。

さらには韓国や台湾、ロシアなど日本の隣人たち、安倍総理が中国包囲網に招待したいと論文で名指ししていたイギリスやフランス、つまり、世界の主要国のほとんど、果てはイスラエルまでが参加を表明しています。

日本は、この中国包囲網の思惑が邪魔してか、はたまた財務省の天下り先であるアジア開発銀行の利権が邪魔してか、AIIBへの参加を見送ってしまいました。参加していないのは今や日本と米国と北朝鮮のみ、と言われる始末です。

しかしそんな米国も、世界中にAIIBに参加しないようにと呼びかけ、誰にも言うことを聞いてもらえず、国際的な威信を地に落としながらも、ルー財務長官を中国へ派遣し、交渉を続けており、何らかの形で関与しようと目論んでいます。すると、残されるのは日本と北朝鮮のみに…

安倍総理も「聞いてた話と違う!」とじたんだを踏んでいるようですが、これが国際政治というものでしょう。悪意と敵意をもって、何のメリットもない、中国袋叩きの包囲網を作ろうぜと世界に英文で呼びかけ、あげく、その中国が国際金融機関の設立を呼びかけたら、ほぼ全世界の国々が駆け寄って、「この指とまれ」に飛びついているのですから。

安倍政権は、中国を陰湿にも排除しようとしたけど、中国は日本を排除していない。仲間に入れよ、締め切り過ぎたけど、待ってるよー。と呼びかけられています。

これ、クラスの中で起きた事件だったら、最悪のパターンですよ。器が違いすぎる。自分の方は人望がなさすぎて、もう立ち直れない、というパターンですよ。あとは、クラス最強の、人望最低の、この頃誰彼構わず人を殴っているし、家庭内(国内)でも暴力が止まらなくなっているクレージー番長に頼るだけって、最悪すぎませんか? ジャイアンにくっついついた一の子分のイスラエルですら、中国に走って行ってますから。

どうですか、この差。僕はものすごく愛国主義的な日本人ですけど、心の底から俺と安倍政権は違う~~! と叫びたい気持ちでいっぱいです。古賀さんじゃないですが、「I am not Abe!」と大声で叫びたい!

安倍政権の外交政策や国際社会の分析が、並外れて劣っていることが明らかになっているこの一連の問題。岩上さんが一昨日、ツイート連投で指摘し、さらに加筆した記事を、まもなく掲載します。

総理の「セキュリティ・ダイヤモンド構想」、「我が軍」発言、AIIBをめぐる国際情勢が、どのようにつながっていて、根底にどのような問題が横たわっているのか。ぜひ、前記のセキュリティダイヤモンド構想の記事とともに、ご覧ください!

さらに、この問題を詳細に分析し、解説する記事も準備中です。今しばらくお待ちください!

IWJでは、こうした大手メディアがなぜか報じない、本来報じなければならない大問題を、精力的に追い続けています。

しかし、邦訳のコストや継続取材の人員や経費など、小さな町工場のようなIWJでは限界があります。そこで、多くの方に支えられ、ご寄付、カンパをいただくことで、やっとこさ活動ができています。しかし、まだまだ我々が報じなければならない問題は数多くあります。

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…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.6 Mon.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch4】15:20~「訴状素案に関する意見交換会~TPP交渉差止・違憲訴訟の会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※訴訟の会弁護団からの訴状素案の説明、出席者からの被害状況、現実的懸念事例報告、TPP交渉差止・違憲訴訟「訴状素案」に対する要望などが予定されている。「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」の代表は、原中勝征氏。

【Ch5】15:45~「4・6共通番号いらないネット院内集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「共通番号いらないネット」が主催の院内集会。国会議員の発言も予定されている。マイナンバーは、今年10月に付番される予定だ。

~関連記事はこちら~
・2013/05/28 共通番号法案可決「第二ステージとしての取り組みを」 ~共通番号制~参議院での徹底した審議を求める院内集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82024

【「残業代ゼロ法案」閣議決定 進行する労働法制の悪化・再配信シリーズ 第2弾・Ch6】
18:00~「派遣法改正の反対集会で派遣労働者が訴え『労働者はレンタル商品ではありません。物ではありません。人間です』 ―講師 宮里邦雄弁護士」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135289
※2014年4月18日に行われた、「労働者派遣法“大改悪”に反対!の声をあげるつどい」を再配信します。日本労働弁護団前会長の宮里邦雄弁護士が講演を行った他、実際に派遣労働に従事する当事者がリレー形式で報告を行いました。

【グローバル大企業の悪行に迫る!第7弾 会員限定再配信】20:00~「『最低でも世界の富の4分の1は租税回避されている』~岩上安身による志賀櫻氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/96288
※2013年8月14日に収録した「岩上安身による志賀櫻氏インタビュー」を「グローバル大企業の悪行に迫る!」と題し、会員限定再配信します。
志賀氏は、世界の大企業や大富豪らが資金をタックスヘイブン(租税回避地)に隠し、税金逃れをしている実態を明らかにした。志賀氏の著書『タックス・ヘイブン-逃げていく税金』によれば、申告納税者の所得税負担率は、山型のグラフになっており、一定額以上の高額納税者の負担率は低くなっている。

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以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

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(前半の続き)…

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そして現在、IWJでは過去に岩上さんが行ったアカデミックなインタビューの中から、特に「ゆっくり見返したい!」「茶の間の大画面のテレビで日本酒片手に観たい!」「友達にも見せたい!!」という希望の多かった3本を、DVD化しました!

【ラインナップはこちら↓】
・キリスト教の「神話」のベールを取り去り、「史的イエス」の実像に迫る~岩上安身による上村静氏インタビュー
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・「6万年前に同じ能力を持った人々がアフリカを出て、世界に広がった」――日本人はどこから来たか。DNAが語る系譜~岩上安身による篠田謙一氏インタビュー
http://bit.ly/1BC4H3q

・山本太郎×岩上安身 特定秘密会談(原発×戦争)×秘密=!?
http://bit.ly/1F2LFGM

前回、前々回担当分の本ガイドにて、篠田先生インタビュー、山本太郎議員との秘密会談のオススメポイントをこれでもか、とアピールさせていただきました。

そして今回は、上村先生インタビューの白眉ポイントを、ご紹介させていただきます。

「キリスト教」というものに、あまり触れていない日本人からしてみると、西欧人がいかに「キリスト教的世界観」のなかで生きているか、実感が湧かないと思います。株や為替の値動きは、キリスト教の祭日や記念日に大きく左右されますし、そもそも、彼らの行動原理、思考原理、道徳観念の根底にどっしり居座っているのが、キリスト教です。世界の数億人は聖書の教え、その「神話」を心の支えにし、生きる糧にしているといっても過言ではありません。

しかし、上村先生は、そのキリスト教という「神話」を取り去り、「史的イエス」、つまり実際にイエスとはどのような人物だったのか、聖書はどのようにできたのか、キリスト教のルーツは何か、という史実を明らかにしています。

インタビューでは冒頭、「史的イエス本人は、キリスト教という新しい宗教を樹ち立てようなどという思いはさらさらなく、ユダヤ人として生まれ、ユダヤ教の教えを説いて死んだのだ」と、我々が知るキリスト教なるものを、早速打ち壊した上村先生。キリスト教がどのように生まれ、それが今を生きる我々の世界に、実際にどのような影響を及ぼしているのか。「神」とは、「宗教」とは何か。観念論ではなく、科学的な視点から、キリスト教の正体に迫っています。

ぜひ、DVDでご堪能ください!

ちなみに、このインタビューは、サポート会員であればいつでも、以下のURLから全編ご覧になることができます。

・2013/12/25 キリスト教の「神話」のベールを取り去り、「史的イエス」の実像に迫る――岩上安身による上村静氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/5953

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