日刊IWJガイド「『報ステ』騒動から6日!1時間のロングインタビューで古賀茂明氏に真相を直撃! 『大人は嘘つきばかり』子宮頸がんワクチン被害者少女らが10時間の大行動」2015.4.2日号~No.932号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.4.2日号~No.932号~ ■■■
(2015.4.2 8時00分)

おはようございます。IWJのぎぎまきです。

まず始めに、私が担当した先週の日刊IWJガイドにて、「鼻歌」について言葉足らずだったとお詫びしたところ、沢山の方から逆に励ましのメールをいただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。みなさまのお心遣いに感謝いたします。ありがとうございました。

さて、私は最近、少しずつですが、ランニングを始めました。。。。

三日坊主になるだろうと茶化されながら、自分でも「まぁそうかも」と思いながらのスタートでしたが、今のところ、2日に1回程度のペースで、2週間以上継続しています!

走ろうかなと思ったきっかけは、体力や筋力が徐々に衰えていくのに、やらなければいけないことや、やりたいことが年を重ねるほど増えていくからです(笑)。

時間に追われるのではなく、「時間よついてこい!」くらいの余裕を持って、過ごせればいいなぁ! と思っています。

■「報ステ」騒動の古賀茂明氏3回目のインタビュー本日15時から!!!!!

お待たせいたしました!!

本日15時から、古賀茂明氏のインタビューをお届けします!!

先日、テレビ朝日の「報道ステーション」を降板した際、「I am not ABE」のプラカードを掲げたり、「菅官房長官をはじめ官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきた」と発言し、メインキャスターの古舘伊知郎氏と、口論一歩手前のヒヤヒヤな展開を見せた古賀氏。

その後、古賀氏の発言は波紋を呼んでいます。

生放送での、古賀氏による「官邸バッシング」暴露発言について、3月30日、菅官房長官は「事実に全く反するコメント。極めて不適切」と不快感を示し、反論。

同日夜の「報ステ」では、古舘氏が「番組としては、古賀さんがニュースと関係のない部分でコメントをしたことは残念。テレビ朝日としても、そういった事態を防げなかったという一点において、テレビをご覧の皆様方に、重ねておわびをしなければいけない」と謝罪しました。

翌31日には、テレビ朝日の早河洋会長が、古賀氏と古舘氏の間で繰り広げられたやりとりについて、「予定にないハプニングで遺憾に思う。視聴者の方にお詫びしたい」と古舘氏に続いて謝罪し、古賀氏が言う官邸側からのバッシングについて、「圧力はなかった」と釈明しました。

真相はいかに!?

27日の「報ステ」終了後の深夜、岩上さんは古賀さんに出待ち直撃インタビューを行い、その中継はみなさまから大きな反響をいただきましたが、今日のインタビューはたっぷり1時間を予定しています。27日の直撃インタビューでは聞けなかった、古賀氏が番組内で話すことを許されなかった、あのフリップの謎にも迫りたいと思います。

間違いなく、官邸の関係者もIWJの中継を見てくれるでしょう!!! ぜひ、ご期待ください!!

※2015/03/27 【速報】「報道ステーション」終了直後の古賀茂明氏に岩上安身が緊急直撃インタビュー!降板の内幕を衝撃暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240770

■古賀氏のサイン入り「国家の暴走」をIWJブックショップで会員限定販売!

インタビュー終了予定の本日16時から、古賀茂明著「国家の暴走 安倍政権の世論操作術」を、ご本人のサイン入りで販売いたします。

古賀氏は著書の中で、『日本版NSC』『特定秘密保護法』『集団的自衛権行使』を「恐怖の3点セット」と呼び、軍事立国に突き進む安倍政権の暴走について、元経産官僚の視点から、政権や官僚が取る行動を鋭く指摘しています。

戦争に向かう危機的な状況において、日本が目指すべき方向、国民がとるべき行動とは何か。

何が起きても、最後は、国民の声が流れをつくる。古賀氏は、安倍政権の暴走を少しでも食い止めるべく、国民が声を上げ続けることだと指摘し、反対の声を強くしていくべきだと論じています。

日本は戦争なんかしない平和な国だと信じて疑わない人に、是非、読んでいただきたい1冊です。

※「IWJブックショップ」 古賀茂明著『国家の暴走 安倍政権の世論操作術』(角川oneテーマ21)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=92

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.2 Thu.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch1】15:00~「岩上安身による古賀茂明氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※3月27日の報道ステーション出演を最後に、同番組を降板することとなった元経産省官僚の古賀茂明氏。古賀氏が番組内で話すことを許されなかった、「あのフリップ」の謎にも迫ります!

~関連記事はこちら~
・2011/07/26 国民無視の「究極のモラルハザード」が引き起こした原発事故と、原子力ムラ温存の実態
~古賀茂明氏が岩上安身のファーストインタビューで、公務員改革を潰した官僚機構の腐敗を暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241164

・2015/02/02 日本が「戦争なしでは生きられない国」になってしまう――岩上安身が元経産官僚・古賀茂明氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/229813

・【IWJ特報202号】「日本が『戦争なしでは生きられない国』になってしまう」 岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240738

・2015/03/27 【速報】「報道ステーション」終了直後の古賀茂明氏に岩上安身が緊急直撃インタビュー!降板の内幕を衝撃暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240770

【Ch4】15:00~「日本外国特派員協会主催 ジャーナリスト・清武英利氏、田中稔氏による『報道の自由賞』についての記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※ジャーナリスト・清武英利氏、田中稔氏が登壇。「報道の自由賞」に関する記者会見が、日本外国特派員協会で行われます。

【IWJ_KYOTO1】17:30~「日米政府による辺野古への移設、米軍基地建設の強行許すな!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※四条河原町マルイ前で行なわれる、辺野古新基地建設に対する抗議行動を中継します。

【IWJ_HYOGO1】18:00~「原発と大津波 ~津波の予見可能性 添田孝史氏講演会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※サイエンスライターの添田孝史氏が、「津波の予見可能性」について講演。

【Ch1】18:30~「岩上安身による『野川桜ライトアップ』中継」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※無類の桜好きの岩上さんが、野川沿いにある桜のライトアップの様子を中継します。

【グローバル大企業の悪行に迫る!第3弾
会員限定再配信】19:30~「『所得税と法人税の欠陥を直せば、消費税はなくてもよい』――『税金を払わない巨大企業』著者、富岡幸雄・中央大学名誉教授に岩上安身が聞く
後半(2014年12月1日収録)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210287
※2014年12月1日、不公平な税制に異議を唱える富岡幸雄・中央大学名誉教授に、岩上安身が総選挙前の緊急インタビューを行いました。本インタビューを、【グローバル大企業の悪行に迫る!】と題し、会員限定再配信いたします。本日はインタビューの後半部分を配信します。

~~会員限定配信の視聴方法~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,登録メールアドレスとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

~関連記事はこちら~
・2015/02/15 「大企業が正しく納税すれば、消費増税は必要ない」 ~注目の法人税本の著者・富岡幸雄氏が大手企業の納税姿勢を名指しで斬る!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233008

・2014/11/22 【大義なき解散総選挙5】総選挙の争点「アベノミクス」の失敗 「アベノミクス解散」ではなく「消費税増税解散」岩上安身が経済アナリスト菊池英博氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208225

【再配信・Ch1】21:30~「岩上安身による古賀茂明氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※本日15時から行なわれる「岩上安身による古賀茂明氏インタビュー」を、21時半より再配信します。15時からの中継をご覧になれない方は、是非、この再配信をご視聴下さい!

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(前半の続き)…

■岩上さん待望の桜ライトアップ中継、本日18時30分から!

2012年、2013年と、この季節になると桜中継をお届けしていたIWJですが、昨年は残念ながら中継実らず。

今年も岩上さんが倒れてまだ間もないため、桜中継は無理かなと思っていましたが、本日、IWJの桜中継が復活します!!!

2013年の桜前線満開中継は、私は見ているだけでしたが、今思い出しても、本当にハードな内容でした(笑)。

岩上さんが立ち上げた、IWJ自転車部の初期メンバーである、原佑介・須原拓磨の肉体派コンビ2人が、朝10時過ぎから、夜8時過ぎまでだったと思いますが、ヘッドカメラを付けて、桜満開の東京中を自転車で駆け抜けました。

「会員5千人再到達祈願桜満開めぐり走行」と命名された、この桜中継ポタリング。あの頃も、5千人再到達を祈願していたのかと思うと、かなり悲しい現実が突きつけられますが、、、今年もやります!

2015年版は2年前ほど大掛かりなものではありませんが、体調の悪い中、無類の桜好きの岩上さんが調布市へ向かい、野川沿いにある桜のライトアップの様子をみなさまにお伝えします。18時30分からです。ぜひ、楽しみにしていてください。

※2013/03/23 桜前線満開中継2013 ~東京
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/69604

■子宮頸がんワクチン被害者と家族たちが全国から上京 10時間近くに及ぶ大行動

一昨日になりますが、3月31日、IWJは朝10時40分から夜7時過ぎまで、子宮頸がんワクチンの副反応被害問題に関する取材を敢行しました。

この問題をいち早く取材していたIWJの安斎さや香記者と、私の2人体制で、1日に及んだ被害者とその家族や支援者による訴えを追いかけました。

まず、被害者やその家族は、ワクチンを製造しているグラクソ・スミスクラインとMSDの2社に、被害状況を訴え、救済を求める要求書を提出。

12時過ぎからは厚生労働省に申し入れを行い、その後、全国各地から集まった被害者の父親や母親が記者会見を行いました。

夕方には、国会議員の事務所を回り、ロビイング活動。それだけでは終わらず、19時を過ぎるまで院内集会が開かれ、この日の行動は、約10時間に及びました。

■ワクチン被害者少女「(大人は)嘘つきばかりじゃないですか」

「大人たちはよく言います。『未来をつくっていくためには子どもたちが必要だ』と。そういう風に言う大人たちは、私たちを治そうと、救済しようとはしません。それでなにが未来をつくると言うのですか。それが本当の大人ですか。嘘つきばかりじゃないですか」

記者会見の前に先立ち行われた厚労省前でのスピーチで、車いすに座った高校生の女の子がマイクでこう訴えました。

彼女はこの日、製薬会社2社の前でもマイクを握りましたが、3度目の厚労省前で、突然、激しいけいれんに襲われ、その後、30分気を失ってしまうといった場面がありました。

学校に通学することを断念せざるを得ないほど、深刻な症状に苦しんでいる被害少女の数は多く、そうした状況下で、遠距離を移動し、こうして抗議の声をあげるということ自体が、どれほど大変なことなのか。

けいれんを起こした少女を目の前にして、私は心がえぐられるような気持ちになりました。

「もし、このワクチンはこういう被害があると報道で見ていたら、私は娘に接種させませんでした。メディアのみなさま、どうか引き続き、この問題を取り上げてください」

別の被害者少女の母親は、厚労省で行われた記者会見で、悔やみきれない後悔の念と共に、これ以上、誰にも同じ思いをさせたくないという一心で、報道陣に向かって、涙ながらにこう訴えました。

メディアの責任とは、こうしたことを伝えることだと、私たちIWJは思います。

この日の取材は2本に分けてお届けします。製薬会社2社と厚労省に対する訴えについてはすでに、記事を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

※2015/03/31「どうして私たちに会ってくださらないのか」――子宮頸がんワクチン被害の声を無視し続けるグラクソ・スミスクライン、メルク本社前で被害者、家族らが涙ながらに訴え
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241014

■IWJの「子宮頸がんワクチンの副反応被害」特設ページを広めてください

IWJでは、これまでも、子宮頸がんワクチンの副反応被害について、断続的に取材を続けてきました。特集ページでは、被害を受けた女の子たちの発作の様子が動画で紹介されています。

けいれんや不随意運動が起きている様子を見られるのは、少女たちにとって、嬉しいことではないのと思います。それでも、目で見ないと、事の深刻さがなかなか理解できないのも事実です。

動画は当事者に許可を得て公開しているものです。一人でも多くの人がこの問題に注目し、理解し、情報を共有することが、今、苦しんでいる被害者の救済に繋がり、また、今後、被害を受けるかもしれない女性たちを救うことに繋がると思います。

ぜひ、IWJを知らない方にも、記事を拡散していただければと思います。

古賀さんの降板騒ぎの核心にあったのは、権力によるメディアへの圧力、というテーマです。子宮頸がんワクチンの問題についても、報道が圧倒的に少ないのはなぜなのか、考えさせられることがしばしばあります。

時に、圧力は海の向こうからやってきます。それを思い知らされたのが、以下の【岩上安身のニュースのトリセツ】です。

ジャパンハンドラーたちの巣窟であるCSIS(戦略国際問題研究所)が2014年5月に発表した、子宮頸がんワクチンの積極的勧奨を再開せよという命令口調のレポートについて岩上さんが取り上げ、子宮頸がんワクチンの問題をメディアがどう取り上げるべきか、批判的なメディアにはどう対処すべきかまで、口を挟んでいる事実を明らかにしています。

CSISは、被害に苦しむ少女たちの副反応が起きる様子が映し出された報道について「信憑性を確認できない話や動画」と切り捨てつつ、さらには、「メディアを監視する機関」や「名誉毀損」によって規制すべきだと、推進派(もしくは政府・権力)に対してそそのかしているのです。これが圧力でなくてなんなのでしょうか。

被害者の少女たちやその家族を始め、私たちの日常がどれだけ大きな利権に絡めとられたシステムによって運用されているのかが、お分かりいただけると思います。ぜひ、ニュースのトリセツをお読みいただければと思います。

※【特集】政府と製薬業界、御用学者からの残酷な贈りもの ~IWJが追う「子宮頸がんワクチン」副反応被害
http://bit.ly/18PE960

※【岩上安身のニュースのトリセツ】集団的自衛権という「暴挙」と危険な子宮頸がんワクチンの接種継続という「異常」とに共通する「米国CSISからの圧力」(後編)
~ワクチン推進のためには「メデイア監視」が必要?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162537

※【岩上安身のニュースのトリセツ】集団的自衛権という「暴挙」と危険な子宮頸がんワクチンの接種継続という「異常」とに共通する「米国からの圧力」(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/154679

※【岩上安身のニュースのトリセツ】集団的自衛権という「暴挙」と危険な子宮頸がんワクチンの接種継続という「異常」とに共通する「米国からの圧力」(中編)
~現実化するジャパンハンドラーの「指示」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162109

■月1000円から! ぜひ、会員になってください!

岩上さんが倒れて以来、取材に奔走していたスタッフが人事や経営の実務に関わったり、ウェブサイトの更新を専門にしていたスタッフが会員管理に関わるなど、これまでの業務内容の垣根を超えて、それぞれのスタッフが、今までは知らなかったIWJの運営面について知ることになりました。

みなさまからの、毎日の応援やご支援があるからこそ、経営難に直面してもなお、今もこうしてIWJが潰れずに存続できていることを、私自身、日々、実感しています。

IWJは潰れませんし、潰しません。IWJが誕生してから、私が知る限りでも、本当に色々なことがありました。その都度、IWJで働く私たち一人一人、少しでもプロに近づこうと切磋琢磨してきたと思います。

IWJは今後も成長し、IWJの情報がなければ困る! と言ってもらえる方が一人でも増えるよう、全力を尽くしていきますので、会員ではない方はぜひ会員に、IWJを知らない方にはぜひIWJを宣伝していただくなどのご支援をお願いします。

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寄付・カンパのお願い
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■「わとはぷ!」のコーナー

1日ずれた「わとはぷ!」をお届けするのは、本来、ルール違反なのですが、、、70年前の4月1日には、欠かせない出来事がありましたので、1日遅れですが、触れたいと思います。それは、米軍の沖縄本島上陸です。

アジア太平洋戦争末期の1945年4月1日、米軍が沖縄本島の中部西海岸にある、読谷(よみたん)や北谷(ちゃたん)の海岸に上陸を開始したのは、午前8時半。

その3時間前から米軍は、艦船から艦砲射撃を打ち込みました。読谷の村史によれば、20分ほどの間に、約11万発もの砲弾が打ち込まれたと記してあるそうです。

日本軍は戦略持久を目的としたため、損害が大きくなる上陸戦闘を捨て、主力部隊を首里周辺に配備しました。

日本軍の抵抗がほとんどなかったことに驚かされた米軍の従軍記者は、当時のことを「ピクニック気分」と記したほど、「無血上陸」だったと言います。

この上陸戦に投入された米兵は、約18万3千人。太平洋戦線での最大の兵力は、沖縄の住民を次々と巻き込む戦禍となりました。

11万発の砲弾、そして、18万人以上の米兵。この恐ろしい数が海から押し寄せてくる恐怖は、私には、想像にも及びません。

ですが、それを実際に経験した人たちは、今も生きていて、私たちはその生の声を、今も聞くことができます。例えば、昨日、毎日新聞社は、当時12歳だった屋宜光徳さんと、当時8歳だった上原豊子さんの証言を記事にして載せていました。

逃げ込んだ「壕」が住民の生死を分けたという二人の証言。「米兵に辱めを受けるよりも死ぬ方がいい」と集団自決を選んだ住民らの壕では、上原さんの目の前で、中年の女性が若い娘を刃物で刺したといいます。また、ハワイ帰りの男性がいた屋宜さんの壕では、避難していた1000人ほどの住民が投降を選び、生き延びたと言います。

<沖縄戦>生死分けた二つの壕…70年前の1日、米軍が上陸
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150401/Mainichi_20150401k0000e040244000c.html

これがたった70年前の話なのか、という事実に絶句します。それだけ、私にとって「戦争」という二文字は、どこか遠い国の話になってしまっていました。

遠く感じられたのは、平和が長く続いたから、とも言えますが、今はもう違います。予期せぬ方向から、「戦争」がこちらへ向かってきていることを感じます。なぜこれまでにもっと、戦争体験者の話を聞いてこなかったのだろうと、後悔の念が湧いてきます。

フィリピンの戦争犠牲者と元日本兵の方々の体験の聞き取りを続けている、私の知人の活動、「ブリッジ・フォー・ピース」を、最後にご紹介したいと思います。

http://bridgeforpeace.jp/

私たちは、今こそ、戦争体験者の話に耳を傾けるべきです。生で話を聞くことができるのは、もうわずかな時間しか残されていない、ということもありますが、同時に戦争が、遠い昔の出来事ではなく、近い未来の現実として迫ってきているからでもあります。

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北国では、これから桜が咲き始めるところもあるでしょう。東京の桜は、すでに散り始めており、満開の宴も、そろそろ終わりに近づいているようです。

本日18時30分からの岩上さんによる桜中継をぜひお楽しみに!

新学期や入社式の新スタートの季節、新たな1年の始まりは、テンションを少し上げて行きたいですね!

では、今日も一日、IWJをどうぞよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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