日刊IWJガイド・非会員版「あけましておめでとうございます! IWJは今年も大手メディアが伝えない真に重要な問題をお伝えします! ご支援よろしくお願いします!」2024.1.1号~No.4111


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~あけましておめでとうございます! 旧年中は格別なご支援をいただき、本当にありがとうございました! IWJは2024年も大手メディアが伝えない真に重要な問題を、事実にもとづいてお伝えし続けてまいります。どうか、皆さまの、一層のご支援をよろしくお願いいたします!!

■IWJへの緊急支援をお願いします! 2023年12月は、28日時点で月間目標額400万円の57%でした。IWJは事実にもとづいた真実を、市民の皆さまに伝え続けます! そのためには、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 1月こそ毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます!

■<IWJピックアップ集・2024年新春特設サイトのご案内>激動の2023年を振り返る! 年末年始12月29日から1月7日(予定)まで新春特設サイトを開設します!【ウクライナ編】【イスラエル編】【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】【安倍派等への強制捜査等(仮)】という4つの主題でIWJコンテンツを一堂に集めました! ぜひこの機会にゆっくりと御覧ください! なお、残念ながら4つ目は年内に作成が間に合っていないので、会員の方はアーカイブで御覧ください! 特設サイトにアップするのは、年明けになります!

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その81)>第四部 自由という災厄「第十三章「文明の衝突」の虚実 ―― 一九九四年二月~四月――」(Part11)

■「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」――12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日収録「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!
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■はじめに~あけましておめでとうございます! 旧年中は格別なご支援をいただき、本当にありがとうございました! IWJは2024年も大手メディアが伝えない真に重要な問題を、事実にもとづいてお伝えし続けてまいります。どうか、皆さまの、一層のご支援をよろしくお願いいたします!!

 IWJ代表の岩上安身です。

 謹んで新年のおよろこびを申し上げます。

 旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

 2010年12月1日に会社登記して、株式会社として正式にスタートを切った、インターネット報道メディアIWJは、おかげさまで皆さまの会費、ご寄付・カンパに支えられ、14年目を迎えました。お支えいただいたひとりひとりの皆さまに、心よりお礼申し上げます。

 なお、IWJは途中で会期末を12月から7月に変更したため、現在は昨年(2023年)8月1日から新たに始まった第14期の5ヶ月目が12月末で終わり、2024年1月1日は第14期の6ヶ月目に相当いたします。

 特にこの2024年1月の1ヶ月間で、第14期の上半期の収支が明確になります。現状、非常に厳しい状況が続いております。

 この1月も、そして2024年全体を通じても、皆さまの応援・励まし・ご支援が何よりも必要です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年2023年を振り返りますと、世界中が戦争・紛争に翻弄された1年でした。しかも、どの戦争をみても、世界を支配する単独覇権から急速に滑り落ちつつある米国が、表でも裏でも関与し、他国を「代理戦争」の駒として使って、世界中を荒らし、尊い命を奪い続けています。米国の正体が露呈した1年でした。

 2年目に入ったウクライナ紛争は、6月に始まったウクライナ軍の「反転攻勢」も、ウクライナ軍がロシア軍の防衛戦を突破できない膠着状態のまま、年を越しました。泥沼化する戦況に、米国も欧州も、ウクライナへの支援継続に二の足を踏むようになり始め、ウクライナの勝利はますます遠のきつつあります。

 ただし、欧米内部では支援継続と支援打ち切りで分裂と政治的対立が激しくなっています。

 米国政府は12月27日、ウクライナへの最大2億5000万ドル(約354億円)の追加支援を発表しましたが、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、以前、あと1回の支援しかできないことを表明していました。米議会は補正予算案を可決しないまま閉会したため、これが米国からウクライナへの最後の支援になる可能性もあります。

※米、ウクライナに追加支援 予算承認なければ最後(時事ドットコム、2023年12月28日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023122800186&g=int

 米『ポリティコ』は12月27日、米バイデン政権と欧州当局者らが、ウクライナ支援の目的を領土の完全奪還を含む「ロシアに対する完全勝利」という、ウクライナのゼレンスキー政権が頑なにこだわる目標から、「戦争終結に向けた最終的な交渉」へと、「静かに変えようとしている」と報じています。

 この『ポリティコ』の記事によると、匿名の欧州の外交官は、「この交渉はおそらくウクライナの一部をロシアに明け渡すことを意味するだろう」と語ったとのことです。

 つまり、現在、ロシア軍が占領しているドンバス地方やクリミア半島などロシア系住民が多く居住している地域を割譲することを受け入れ、認めるということです。

 ウクライナ政府・軍が極右のネオナチとともに、ロシア系住民に対して10年近くにわたって差別・迫害・殺戮を続けてきた悲劇に、ピリオドが打たれることになるかもしれません。

※The Biden Administration Is Quietly Shifting Its Strategy in Ukraine(POLITICO、2023年12月27日)
https://www.politico.com/news/magazine/2023/12/27/biden-endgame-ukraine-00133211

 「自由と民主主義の西側諸国の支援を受けて、ウクライナが悪の侵略者・ロシアを打ち破る」という、異常に単純化されたマニ教的善悪二項対立のプロパガンダをたれ流し続けてきた日本のメインストリームメディアは、いつになれば真実を報じるのでしょうか。

 また、昨年は10月7日に起きたハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃を契機に、「報復」「ハマス殲滅」を口実にした、ネタニヤフ政権によるパレスチナの民間人への、かつてないほどの大虐殺・民族浄化が開始された年となりました。

 12月27日付け『BBC』は、イスラエル国防軍トップのヘルジ・ハレヴィ参謀総長が26日の記者会見で、ガザでの軍事作戦が「まだ何ヶ月も続くだろう」と述べたと報じています。他方、その26日の1日だけでも、241人がイスラエル軍によって殺された、とハマスは発表しました。

 イスラエル軍は無差別殺戮のペースを減速する様子もありません。

※ガザでの戦闘は「何カ月も続く」とイスラエル軍トップ ハマスは「24時間で241人殺害された」(BBC、2023年12月27日)
https://www.bbc.com/japanese/67821388

 一方、中東問題を専門に扱うメディア『アル・モニター』は、12月28日付け記事で「イスラエルによるガザへの攻撃で、10月7日以降の死者が2万1000人を超えた」と報じました。

 この『アル・モニター』の記事は、「イスラエル軍の砲撃により医療従事者312人が死亡し、ガザ全域の23の病院が運営不能になった」と、ガザ保健省が発表していることや、国連難民機関(UNRWA)が「ガザ人口230万人のうち40%が現在飢餓の危険にさらされている」と警告していることを報じています。

 高いフェンスで囲われた「ゲットー」のようなガザ地区に、食料や医療品すらも運び込むことをイスラエルが許さず、水も、電気も、すべて止めてハマス戦闘員だけでなくガザのパレスチナの老若男女の民間人すべての「生存」を脅かし、生命を断とうとしているからです。本当に、全世界の人類の目の前で、イスラエルはガザ230万人を餓死させるかもしれません。

 先住民のパレスチナ人が住んでいる土地を奪い、パレスチナ人を殺し、追放し続け、すべてを奪うことを正当化するシオニズムが「完結」へ向けて進んでいる、というわけです。こんなことを、全人類は、許していいはずがありません!

 シオニズムとは、「旧約聖書」の記述を、「神の約束」だなどとして、植民地主義のために政治的に悪用し、正当化する狂気の危険思想であると断言すべきです。

※Famine looms as more than 21,000 killed in Gaza(AL-MONITOR、2023年12月28日)
https://www.al-monitor.com/originals/2023/12/famine-looms-more-21000-killed-gaza

 パレスチナ情勢についても、日本のメインストリームメディアは、「ハマス・イスラエル戦争」などと、いつまでも、対等な主体同士の戦争であるかのように報じています。

 しかし、IWJはこれまで一貫して、植民地主義シオニストのイスラエル政府がパレスチナで、暴力によって先住民から不法に土地を奪い続け、抵抗するパレスチナ人を「テロリスト」と決めつけて、子供や女性も含めて、不当に逮捕・拘束、虐殺し続けてきたことを報じてきました。そこには何ひとつ、正義も正当化できる根拠もありません。

 この暴挙をイスラエルが続けてこれたのは、聖書を一字一句正しいと信じ、終末論のイエスの再臨を待望する福音派が、70年代からたった半世紀で米国民の4人に1人にまで増えてしまった米国が、何が何でもイスラエルを擁護し続け、シオニズムを支持しているからです。イスラエルとともに、米国の倫理的・法的・人道的責任はまぬがれません!

 IWJではこの年末年始、IWJサイト内に、ウクライナ編、イスラエル編、コロナ編と、3つの特設サイトを設けて公開しています。詳しくは、ぜひ後段のご案内を御覧ください。

 IWJは今年も、大手メディアが伝えない真に重要な問題を、事実にもとづいてお伝えし続けてまいります。どうか、皆さまの、一層のご支援をよろしくお願いいたします。

 末筆ながら、皆さまのご健勝とご多幸を心より祈念いたします。

 岩上安身拝

■IWJへの緊急支援をお願いします! 2023年12月は、28日時点で月間目標額400万円の57%でした。IWJは事実にもとづいた真実を、市民の皆さまに伝え続けます! そのためには、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 1月こそ毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 12月は28日までの28日間で、141件、226万500円のご寄付をいただいています。ありがとうございます!

 しかし、これは、毎月の活動費の月間目標額400万円の57%でしかありません。この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません!

 年が改まったこの1月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願いいたします!

 どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は合計で2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

■<IWJピックアップ集・2024年新春特設サイトのご案内>激動の2023年を振り返る! 年末年始12月29日から1月7日(予定)まで新春特設サイトを開設します!【ウクライナ編】【イスラエル編】【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】【安倍派等への強制捜査等(仮)】という4つの主題でIWJコンテンツを一堂に集めました! ぜひこの機会にゆっくりと御覧ください! なお、残念ながら4つ目は年内に作成が間に合っていないので、会員の方はアーカイブで御覧ください! 特設サイトにアップするのは、年明けになります!

 2年目に入ったウクライナ紛争、闇バイト強盗「ルフィ」事件、袴田巌さんの再審開始、木原誠二前官房副長官の家族のからむ疑惑事件、G7広島サミットの開催、ジャニー喜多川氏の性加害問題とジャニーズ事務所の解体、福島第一原発のトリチウム水の海洋放出開始とアジアをはじめとする世界の反発、統一教会に対する質問権の行使と解散命令請求、インボイス制度の導入、東京都下をはじめ全国の米軍基地周辺でのPFAS汚染問題、10月7日に行われたハマスの「アルアクサの大洪水作戦」と、イスラエルによるパレスチナ人の大量虐殺、政治資金をめぐる裏金疑惑…と、2023年は、国内外ともに激動の1年でした。

 そしてその激動のほとんど、特に中東問題などは、年末年始の休みもなく、年をまたいで継続しています。

 2023年を、皆さまはいかがお過ごしになられたでしょうか。どうぞ、皆さまおひとりおひとりにとって、2024年がより良い1年となりますように、祈念いたします。

 同時に、IWJの特にテキスト班としては、クリスマスもニューイヤーも戦火が途切れないイスラエルを中心とする中東の状況を、半ばお休みはとらせていただきますが、ウォッチし続けます。どうぞ、IWJにご支援をよろしくお願いします!

 IWJでは、年末年始12月29日から1月7日(予定)まで「新春特設サイト」を開設しています。激動の2023年のIWJコンテンツを【ウクライナ編】【イスラエル編】【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】【安倍派等への強制捜査等(仮)】という4つの主題で、皆さまにぜひみていただきたい2023年の岩上安身によるインタビューやIWJ取材・ハイライト、そして日刊IWJガイドの記事を一堂に集めました。

 それぞれ以下のリンクから御覧ください。

1)【ウクライナ編】

※IWJピックアップ集・2024年新春特設サイト ウクライナ紛争2年目、米国覇権の凋落が顕著に! ウクライナ軍の『反転攻勢』は失敗! あくまで戦争継続を望むゼレンスキー大統領とバイデン政権、次は米NATOとロシアの直接対決か?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520608

※日刊IWJガイド2023年総まくり【ウクライナ編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520733

2)【イスラエル編】

※IWJピックアップ集・2024年新春特設サイト パレスチナ人の大量虐殺と永久追放を進めるイスラエルと、あくまでもイスラエルを支援する米国が世界的に孤立を深める!【イスラエル編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520580

※日刊IWJガイド2023年総まくり【イスラエル編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520743

3)【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】

※今こそ「リスクよりも便益が勝る」と進められたメッセンジャーRNAワクチン接種の検証を! レプリコンワクチン・パンデミック条約の危険性とは?【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520618

※日刊IWJガイド2023年総まくり【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520741

4)【安倍派等への強制捜査等(仮)】

※ウクライナ同様、日本が米国の代理戦争の捨て駒にされる、その布石か! 死の直前の故・安倍晋三元総理の発言はプーチンの論理を肯定していた!【安倍派等への強制捜査等(仮)】(仮題)

 残念ながら4つ目は年内に作成が間に合っておりません。会員の方はアーカイブで関連コンテンツを御覧ください。特設サイトにアップするのは、年明けになります!

 普段は忙しくてゆっくりインタビュー動画を見る時間がないという方も、ぜひこの機会にインタビュー全編やハイライト、日刊IWJガイドの記事などを御覧いただければと思います。

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その81)>第四部 自由という災厄「第十三章「文明の衝突」の虚実 ―― 一九九四年二月~四月――」(Part11)

 岩上安身は、1989年から1994年まで、29歳から35歳まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜の旧ソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。

 現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。

 ウクライナ紛争の長期化、そして米国を中核とする西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください! 全文は、会員登録をすることでお読みになれます! 会員登録をお願いいたします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 特に前回から今回にかけてのくだりは、ドイツのネオナチのリーダーへの貴重な独占インタビューです! 彼らの背景や思想は、現代に至るまでつながっています! 欧州の極右の台頭、そしてウクライナのネオナチの理解なくして、欧州からウクライナでの嵐のような出来事は理解できません!

 下記URLから、初回の復刻連載(その1)をお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221120#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4

 直近の復刻連載は、下記URLからお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その79)>第四部 自由という災厄「第十三章「文明の衝突」の虚実 ―― 一九九四年二月~四月――」(Part9)(日刊IWJガイド、2023年10月2日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231002#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52793#idx-3

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その80)>第四部 自由という災厄「第十三章「文明の衝突」の虚実 ―― 一九九四年二月~四月――」(Part10)(日刊IWJガイド、2023年10月23日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231023#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52870#idx-7

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 岩上安身によるインタビューに応じる、ドイツのネオナチのリーダーの言葉が、前号から続きます。

◆「アウシュヴィッツの嘘」という嘘

 「外国人問題だって、おかしなことを主張しているわけじゃない。自分たちは、排外主義者とか、外国人への憎悪に燃える人種差別主義者といわれるが、外国人の家が放火され、女や子供が焼け死ぬのを見ていて、気分がいいわけではない。そういう暴力は、一部のバカが暴走してやったことだ。我々が問題にしているのは、偽装難民や、この国で犯罪を犯す不良外国人のことだ。そういう連中に帰国してもらうのは、普通の国なら当たり前だろう。日本だってフランスだって同じはずだ。どうしてドイツだと問題にされるのか」

 ドイツは「普通の国家であるべきだ」と主張するネオナチと、「普通の国家」をヴィジョンとして掲げる日本の保守政治家をただちに同列に並べられるとは、私も思わない。ここで問われなくてはならないのは、ドイツにとっても日本にとっても、冷戦体制が崩壊し、左翼が解体した後の、いわば「総保守」の時代に、「健全な保守」と「危険な極右」とを分断する基準線をどこで引いたらよいのか、という問題である。

 そのボーダーが曖昧に揺れ動いている日本に比べると、ドイツでは「保守」と「極右」との間に明確な線引きをする努力がなされているかにみえる。ドイツの場合、踏み絵となるのはナチスとアウシュヴィッツだ。その評価が、両者を決定的に分ける。

 アウシュヴィッツのホロコースト(大虐殺)は、人類史上最悪の蛮行である。ドイツの戦後保守はその事実を一応認めながらも、「自虐的な懺悔をいつまで続けたらいいのか。戦後生まれのドイツ人には責任はないだろう。ユダヤ人は人を許すということを知らないのか」と、小声で不平をもらす。だが、現代のネオナチは傲然とこう主張する。「アウシュヴィッツそのものが虚構である」と。

 『天職(ベルーフ)・ネオナチ』(ヴィンフリード・ボネンゲル監督)というドキュメンタリー映画の封切りをめぐって、ドイツ中が騒然となったのは、九三年末から九四年はじめにかけてのことだった。若いネオナチのリーダーの活動を追ったこの作品は、ヘッセン州からの補助金を受けて制作されたが、映画の完成後に激しい非難がわき上がり、当のヘッセン州では上映禁止になってしまった。他の州でも上映に関しては、ディスカッションつきの場合のみ許可されるなど、様々な制約が課せられた。

 最も物議をかもしたのは、この映画の「主人公」である若いネオナチのリーダー、エーヴァルト・アルトハンス(※)が、ポーランドの旧アウシュヴィッツ収容所跡(現ポーランド国立オシフィエンチム博物館)に出かけて挑発を行なうシーンである。彼はガス室に足を踏み入れるや、他の大勢の見学者に聞こえるように、こう怒鳴る。

 「ここがガス室だったなんて嘘っぱちだ! ここはただの浴室だった! ホロコーストなんてなかった! すべてでっち上げの作り話だ!」

※ベルリン地裁は九五年八月二十九日、アルトハンスに対し、ナチスのユダヤ人虐殺を否定した罪で禁固三年半の判決を下した。被告側は公判で、映画での発言は「本心からではなく、単に演じただけ」と主張し、即時釈放を要求したが、同地裁は「被告は暴力的な人物ではないが、その言動は社会的に危険で、暴力行為を生む原因になる」とし、大方の予想を上回る厳しい判決を言い渡した。

 このアルトハンスほどの不作法な挑発は口にしないが、ペトリーもまた同様に「アウシュヴィッツの嘘」について語る。

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■「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」――12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日収録「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 12月発行分の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日に収録した、「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました。

 2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は、感染症法の分類で季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。これに伴い、国が行ってきた感染者数の全数把握は終了し、「マスク、うがい、消毒、3密回避」への人々の意識も急速に緩んでいき、世の中は「コロナ前」に戻ったかのような「空気」が広がりました。

 振り返ると、日本で最初の感染者が確認されたのが2020年1月。感染力が強い未知のウイルスで有効な治療薬もない。この時は、結核やSARSと同じ危険度の「2類相当」に指定されました。コロナ禍の始まりです。

 医療現場をはじめ、人々の生活全般が大混乱に見舞われ、志村けんさんや岡江久美子さんなど、感染した著名人の訃報も相次ぎました。政府は緊急事態宣言を出し、街から人の姿が消えました。そんな中、唯一の光明のように「感染しても重症化を防ぐ」というワクチンが登場しました。

 2021年1月、菅義偉総理(当時)は、河野太郎行政改革担当大臣をワクチン接種推進担当大臣に任命し、自衛隊を使ったワクチンの大規模接種を実施しました。自治体や企業単位の接種も始まり、メディアはこれを大きく喧伝、人々はワクチン予約に殺到しました。

 しかし、国民がワクチン接種を義務や救いのように思い込み、2回、3回と回数を重ねていくうちに、接種後に身体の異変を訴える人が増えてきました。その症状は多岐にわたり、死亡例も少なくありません。いわゆる「コロナワクチン後遺症」と呼ばれるものですが、医療機関を受診しても「ワクチンとの因果関係は不明」とされることも多く、患者は途方に暮れているのが現状です。

 「ああ、バカなことやってる。こんなことやってたら死ぬに決まってる」。

 そう話すのは、世界的に知られる医学事典『MSDマニュアル』日本版の総監修を務めた、京都大学名誉教授の福島雅典氏です。

 福島氏は2023年11月16日、名古屋で岩上安身のインタビューに応じ、薬剤疫学の専門家の視点から新型コロナのmRNAワクチンの問題について、警鐘を鳴らしました。

 過去の薬害に詳しい福島氏は、このワクチン後遺症の原因究明、治療法の開発を目指して、同じ問題意識を持つ医師や研究者らと共同でワクチン問題研究会を立ち上げ、代表理事を務めています。

※「『リスクよりも利益が勝る』と厚労省はずっと言ってきた。じゃあ、その『利益』とは何なのか」レプリコンワクチンの接種が迫る中、私たち日本人がなすべきことは?~9.7「一般社団法人ワクチン問題研究会」設立に関する記者会見 ―内容:会の設立とその経緯 2023.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518359

 ファイザーやモデルナが開発した新型コロナワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)を使って、人工的に合成したウイルスの遺伝情報を体内に入れて抗体を作るものです。しかし、メッセンジャーRNAはヒトに投与すると異物と認識されて炎症反応を引き起こします。そのため、医薬品に使うには難しいとされていました。

 しかし、米国の研究者2人が2005年に炎症を抑える方法を発表しており、それを使って新型コロナワクチンの開発は急速に進みました。2人の研究者はパンデミックの収束に貢献したとして、2023年のノーベル生理学・医学賞を受けています。

 福島氏によると、メッセンジャーRNAの分解酵素は強力で、生体にさまざまな悪さをするため、本来、すぐ壊れるようになっているとのこと。その、壊れなくてはいけないものを、壊れないようにしてワクチンを作ったため、多くの弊害が現れているのだと説明しました。

※「ノーベル賞を取っても被害をなかったことにするわけにはいかない」コロナワクチンの問題指摘する専門家に聞いた(2023年10月3日、CBC news)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/757044?display=1

 岩上安身は高血圧や狭心症などの既往症があるため、新型コロナのワクチン接種を医師に勧められ、4回接種したところで、その後、後遺症のためか1ヶ月間、全身の痛みで起き上がれないなど、体調を崩しました。5月の収束宣言のあと、新型コロナにも罹患してしまいました。

 それを聞いた福島氏は、「このワクチンを打った人は免疫能力が下がる。4回打ったら、そのあと感染しやすくなるし、どういう病気が起きてもおかしくない。一番起きやすいのは自己免疫疾患的なもの。それから内分泌系が起きやすい。学会報告もちゃんとされているけれど、まだ、本当に氷山の一角ですよ」と語りました。

 その上で、どんな薬も生体にとっては異物、必ず副反応があるのでリスクを重視するべきだと説き、「儲けたいとか、政策としてやってるところは、リスクを議論せずに『効く効く』と言いたくてしょうがないわけ。だけど、実際にこういう被害が出ていて、その人たち(後遺症の患者)に『そんなことはないんだ』って、うそぶいておれるっていうのは、人間性に問題があると思うよ」と痛烈に批判しました。

 多忙な福島氏は、基本的にメディアの単独インタビューをほとんど受けません。しかし、IWJのコンテンツ、過去の岩上安身によるインタビュー出演者のラインナップに共感されたということで、今回、特別にインタビューを受けていただきました。非常に希少価値のあるインタビューとなりました。

 以下、12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第627号の目次)
◆かつて京大の薬剤疫学講座を立ち上げた福島氏、新型コロナワクチンについて歯がゆい思いを吐露!「医者は、自分が投与した薬に責任があるんですよ」
◆もともと、薬は毒。今の西洋医学が作り出した薬にはリスキーなものがたくさんある。きちんと警告しないと薬害は頻発する!

(第628号の目次)
◆インフォームド・コンセントがなかった時代、新しい抗がん剤を1人の患者さんに次々と試していた医療現場。「これ、人体実験だよねって…」
◆国家を定義するのは「国民、国土、主権」の3つ。国民の健康は安全保障の最たるもの。それを守れないで国家と言えるのか?
◆「日本では世界に通用しない抗がん剤が年間800億円も使われている」と告発し、医師会が反対したインフォームド・コンセントの法制化を国に進言!
◆「黙っていたら、世の中が良くなるわけがない」。歴代の厚労大臣に建白書を提出、筋道を立てて物申してきた福島氏の足跡

(第629号の目次)
◆国をあげての新型コロナワクチンの奨励は「利益がリスクに勝る」から!? 拙速なワクチン接種開始を見て、すぐに「これは重大なことが起こる」と確信!
◆新しい医薬品の開発をする以上、そのリスクについては責任を持って明らかにしておかないといけない!
◆未熟な医者は次々と投薬し、副作用が起きたら、それにも薬を出す悪循環に。「薬をもらえればいいという患者もいるが、そういうもんじゃないんです」
◆生体にとって、薬というものは常に異物。副作用のない薬はない。ワクチン接種後の体調不良を「気のせいでしょう」と言う医者は不届きだ!
◆物事をあるがままに見るのは難しい。人は「こうあってほしい」と願うから「薬は良いもの、ワクチンは病気予防に必要」と刷り込まれてしまう

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビューの動画は、以下のURLから御覧ください。

※「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機~岩上安身によるインタビュー第1133回 ゲスト 京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏 2023.12.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519765

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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