┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに〜菅総理の突然の総裁選不出馬表明で流動化する政局! IWJは昨日2回の号外を発行しました!
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┠■ 8月中のご寄付・カンパは暫定月額目標額の74%にとどまりました!9月に入りました!経済的危機に直面するIWJですが、第12期2ヶ月目の9月も、どうかご支援をよろしくお願いいたします!
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┠■岩上安身からの、ご支援要請のメールに対して、ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます! 岩上安身が直接、感謝をこめて、ひとつひとつのメッセージにお返事させていただきました!
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┠■【中継番組表】
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┠■菅総理の総裁選不出馬表明に日経平均株価が一時600円超値上がり! エコノミスト田代秀敏氏はIWJ記者の取材に「中途半端な退陣のサプライズ効果は一日だけ。かなりの確率で週明け一気に利益確定売りが入るかも」と見通しを語る!
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┠■<取材報告 1>「ワクチン接種と死亡の因果関係の評価手続き、被害者補償の内容や手続きについて積極的な情報開示をすべきでは?」IWJ記者の質問に「救済制度等、徹底して広報に努める」と田村大臣~9.3_田村憲久 厚生労働大臣 定例会見
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┠■<取材報告 2>「日本独自の判断でアフガンのタリバンを正当な政権と承認するのか、それとも米国などの姿勢に追随するのか?」IWJ記者の質問に茂木大臣の答えは「実際の行動を見て判断していきたい」~9.3_茂木敏充 外務大臣 定例会見
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┠■<IWJ取材報告 3>駐アフガニスタン大使が現地邦人やアフガン人スタッフを置いて8月15日に避難したことを野党議員らが無責任と追及! 外務省は「大使館員も命の危険があった」と言い訳!〜野党合同国会「アフガン退避状況ヒアリング」
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┠■日本の2022年度防衛費の概算要求額は5兆4797億円、その4割にあたる2兆2517億円は米国製兵器のローン返済用!安倍菅政権で爆買いしてきたローン残高はまだまだ5兆6597億円も残っている! 米国のアフガニスタン侵略戦争という「ビジネス」の真の勝者は、ぼろ儲けの米国の兵器産業!? 今度は「ピボット・トゥ・アジア(アジアへの転回)」で死の商人が東アジア・日本相手にさらなる兵器と戦争の売り込みを!
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┠■<本日の再配信告知>戦争する国は弱くなる! 戦争しない国は栄える! 米国が無益な戦争のために金と血を流し続けてきた間に中国が台頭した! 日本は対イラン戦争のために中東有志連合に自衛隊を派遣するのか!? ~岩上安身によるインタビュー 第952回 ゲスト 放送大学 高橋和夫名誉教授 2019.8.2
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┠■<新記事紹介>横浜市長選で菅総理、敗れる! 「これは俺と菅の喧嘩だ!」と吠えた「ハマのドン」推薦の山中竹春氏当選! 菅総理に支援され、あげく敗れた小此木氏は五輪中止を菅総理に進言するも聞き入れられず!? 横浜市長選は「菅政権」の終わりの始まりとなった!
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■はじめに〜菅総理の突然の総裁選不出馬表明で流動化する政局! IWJは昨日2回の号外を発行しました!
おはようございます。IWJ編集部です。
菅義偉総理が昨日3日午後、自民党総裁選へ出馬しないことを表明しました。
菅総理は午前11時半から行われた臨時役員会で総裁選に立候補しないことを表明したため、正午ごろから永田町の動きは急激に慌ただしくなり、IWJ編集部も情報収集や取材、急遽行われた会見に飛び出すなど、たいへんな1日となりました。
こうした政局に、IWJは昨日、日刊IWJガイドの号外を2回、発行しました。以下、サイトに掲示されています。
※【IWJ号外1!2021.09.03 18:00】「菅総理が総裁選不出馬を表明! 野党は政権交代を訴え!」 2021.9.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495892
※【IWJ号外2!2021.09.03 22:00】 「菅総理の総裁選不出馬表明で渦中の河野太郎氏が会見!「出馬の意向」と報道される中、「周囲とじっくり相談して決めたい」と、あくまで明言を避ける!」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495898
現在、ギリギリまで予算を縮小し、少人数で活動を続けているIWJですが、大手メディアとは異なる独自の視点で、大切な情報をお伝えできるよう、これからも頑張ってまいりますので、どうぞご支援をよろしくお願いいたします。
■ 8月中のご寄付・カンパは暫定月額目標額の74%にとどまりました!9月に入りました!経済的危機に直面するIWJですが、第12期2ヶ月目の9月も、どうかご支援をよろしくお願いいたします!
いつも皆さまにご支援をいただいているおかげで、IWJは活動を続けられています。スタッフ一同、皆さまのご支援に感謝しております。
IWJは、なんとか2021年8月1日に第12期を迎えることができました。
第12期の最初の月であった8月は、日本全国にデルタ株が蔓延し、東京都などはずっと緊急事態宣言下のまま一夏を過ごしてまいりました。先の見えないコロナ禍とコロナにともなう経済的危機のなかで、IWJも皆さまからのご寄付・カンパも目標額を大きく下回ってしまいました。
第12期のスタートにあたって、岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。
近いうちに今期の支出の見直し、予算規模を立てますが、仮に、今期も前期の後半と同様の予算規模だと仮定すると、ご寄付・カンパの月額の目標額は450万円となります。
期のはじまりの、8月1日から31日までの31日間にお寄せいただいたご寄付・カンパは、369件、332万9100円となりました。これは、上記の暫定の目標額である450万円の74%にあたり、117万900円の不足となります。
8月31日に、岩上安身からサポート会員・一般会員の皆さま、非会員、サポーターの皆さまへ直接、お一人平均1000円のご支援をお願いするメールを送らせていただきました。このお願いにあたり、岩上安身自身がなんとか捻出した100万円を出すことをお伝えしましたが、それをあわせても、まだ17万900円足りません。
こうなると、岩上安身にさらなる借り入れをせざるをえないのですが、IWJは前期において993万5000円借りており、岩上に返済できておりません。今回の100万円とあわせて1093万円をIWJは岩上安身から借り入れたことになります。
岩上安身は上記に述べた通り、無報酬が続いていて貯金を崩しながら、生活しており、これ以上は苦しい状況です。
9月も、もう3日目に入りましたが、今週いっぱいご支援をいただくのであっても大変助かります。9月10日に支払いがあり、そのキャッシュフローが必要なのです。どうか引き続き、緊急のご支援をお願い申し上げます。
綱渡りのような経営・運営で、ご心配ばかりかけ、申し訳ありませんが、今月も、なにとぞIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます。突然のコロナ禍でふり回され、IWJも事前に立てていた予測通りの運営ができていないこと、ご理解いただければと思います。
IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。
会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度が上がってしまうことになります。
同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。
しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。そのために、市民の皆さまに、ご支援をお願いしています。
非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。
その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、市民の皆さまのためのメディアとして活動を継続していくことが可能となります。
今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。
長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。IWJの苦境も、間違いなく第12期も続くでしょう。
しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。
現在与党政府は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾となるべく、日本列島中に、ミサイルを配備する用意をしてその結果、米軍に向かうべき中国のミサイルを日本列島内で「吸収」させるという「破滅的計画」の準備を推し進めています。
改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。
言うまでもなく、これは米国の言いなりの従属国としての戦時ファシズムの確立のためです。そしてこれが「安倍談話」において提唱された「積極的平和主義」という怪しい理想の具体化なのです。
しかし、米国がアフガニスタンで20年も侵略戦争を行い、あげく樹立した親米傀儡政権を無責任に見捨てて米軍が撤退すると、タリバンは、首都カブールに無血入城。タリバンには中国が後ろ盾となって、国の再建、投資、テロリストの取り締まりを行うことまで、事前に約束をかわしていました。
呆れるのは他国を侵略し、利用するだけ利用して、コストが見あわないとか、米軍兵士の犠牲が多いなどと判断した時の、米軍・米国の薄情さ、逃げ足の速さです。
こんな米軍が自分たちをいざという時に守ってくれるのだなどと信じている方が、さすがにどうかしていると言わざるをえません。彼らは、いざという時には守ってくれず、逃げ出す連中なのだ、ということが誰の目にも明らかになったはずです。
誰の目にも、と書きましたが、我が日本では、まだ多くの人が目を覚ましていません。まだまだ国民の多くは、目を覚まさず、「日米安保」という「御神体」を拝んで、「日米安保基軸」とマントラを唱え続けているのが現状です。こうした日米安保カルトの洗脳が解けるには、まだ時間がかかるかもしれません。
今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。
即ち、今年秋の総選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土が、米軍に利用されてしまうかどうか、そして民主主義と国民主権と平和と日本国憲法を守れるかどうかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。
属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続も不可能になると思います。
一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、自らスポンサーとなった東京五輪を巡る報道や、民放連が自主規制なしに改憲CMを受け入れると開き直っている姿勢を見れば一目瞭然です。
マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。
決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。
12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)
※みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
■岩上安身からの、ご支援要請のメールに対して、ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます! 岩上安身が直接、感謝をこめて、ひとつひとつのメッセージにお返事させていただきました!
8月31日に、岩上安身から会員の皆さま、岩上安身及びIWJと関わりのあるすべての皆さまへ緊急のご支援のメールを送らせていただきましたところ、ご寄付者様から嬉しいメッセージをいただきました。ここに、感謝を込めてご紹介させていただきます。
メッセージひとつひとつに、岩上安身がご返信を書かせていただきます! ぜひ嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、お寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます!
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映画「マトリックス」の中に迷い込んでしまったかのような、そんな現実社会のなかまどろみながら生きている中で、岩上さんやIWJという存在はモーフィアス的なる存在のように、ふと、感じてしまいました。
モーフィアスがもし居なくなってしまったとしたならば、ネオであろう私たち民衆のひとりひとりはどうやって目を覚ますのだろうか。。
なんてことを想像しながら少額ではありますが再度寄付いたします。わかり難い例えですみませんです。宝くじも引き続き買い続けます。(O.K.様)
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O.K.様
ありがとうございます。
「マトリックス」の中に自分はいるのだ、という感覚は、その外に頭半分、身体半分でも出してみて、はじめてわかる感覚だろうと思います。そういう感覚を、僕自身も味わってきました。
ジャーナリストとして仕事をして、一歩踏み入れた時に垣間見る、始めて知る情報や世界。ふり返ると、真実がまるで伝えられず、嘘を政府とメディアと世間とで共有して閉じた繭のような中で暮らし合ってる日常の光景。その落差に目眩を何度も覚えてきました。
日本を覆う一番大きな嘘、最も分厚いモスラの繭のような巨大な嘘は、この国が「独立主権国家」である、という嘘です。実際には、そうではない。半独立の従属国なのだ、ということに色々な機会で気づかされてきましたが、そのことによって特段の危害が我が身にふりかからない限り、従米右派も、非武装左派も、まどろみながら先送りにして生きていけばいい、と考えてきたのだと思います(三島由紀夫のように「などてすめろぎはひととなりたまひし」と小説『英霊の聲』の中で、主人公である戦死者に呪詛させ、天皇が神でなくなったことのみを呪い、それさえ、元に戻るならば、あとはどうでもいい、というような歴史観も、破れた者の古い繭に逃げ込む現実逃避です)。
しかし、人口が減少し、下り坂になってきてから、米国への従属を深めていくと、本当に亡国の憂き目にあう、という局面に至るとは、正直20年前には読み切れていませんでした。
仮想敵は、昔はソ連、近年はもっぱら中国とか北朝鮮とされていますけど、真の「敵」は、我々自身が現実を見ないこと、繭の中で眠りこけていることだと思います。眠りこけている間に、腐敗も進み、劣化も進みます。思慮も鈍り、行動力も落ちます。
目を見開きながら、眠っていて、自らの運命を切り開こうとしない者は、その繭の外部に立つ者から、徹底的にバカにされ、軽蔑され、便利に利用されてしまいます。
目を見開いて、真実を見る必要があります。赤ずきんちゃんが慕うお婆さんは、血に飢えた狼なのだ、ということを、アフガニスタンの惨状から見て取る必要があると思います。
アフガニスタンに侵攻して、米軍は結局、敗退した、そう見て取るのも、皮相な見方です。20年間、アフガニスタンという土地で、「対テロ戦争」という嘘をつきまくり、人の血を流し、破壊の限りを尽くして、自国の国力さえも疲弊させ、あげく大儲けした連中がいるのです。ぜひ以下の記事も御覧になってください。
※米軍がアフガニスタン撤退完了! 米国防衛産業はアフガニスアフガニスタン駐留の20年間に株式の価値を10倍に上げている!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49360#idx-5
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◆中継番組表◆
**2021.9.4 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_YouTube Live】15:00~「関東大震災から98年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
「一般社団法人ほうせんか」主催の「関東大震災から98年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」を中継します。これまでIWJが報じてきた関東大震災虐殺事件関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%96%a2%e6%9d%b1%e5%a4%a7%e9%9c%87%e7%81%bd%e8%99%90%e6%ae%ba%e4%ba%8b%e4%bb%b6
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【タイムリー再配信 988・IWJ_YouTube Live】20:00~「イスラエル建国時の隠された暴力=ナクバ(大災厄)から73年!ガザ攻撃から見えてきたイスラエル政治の混迷と中東諸国をめぐる国際情勢の大変動!〜岩上安身によるインタビュー 第1042回 ゲスト 放送大学 高橋和夫名誉教授」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
6月3日に収録した、岩上安身による放送大学名誉教授 高橋和夫氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた中東問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/middle-east
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492760
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◆中継番組表◆
**2021.9.5 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_YouTube Live】14:00~「ガウスネット報告集会―内容:5Gとスーパーシティと情報管理社会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
「電磁波問題全国ネットワーク」主催の「ガウスネット報告集会」を中継します。これまでIWJが報じてきた監視社会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9b%a3%e8%a6%96%e7%a4%be%e4%bc%9a
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【IWJ_YouTube Live】18:30~「岩上安身による 放送大学 高橋和夫名誉教授インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
岩上安身による 放送大学名誉教授 高橋和夫氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた高橋和夫氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%ab%98%e6%a9%8b%e5%92%8c%e5%a4%ab
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
駐アフガニスタン大使が現地邦人やアフガン人スタッフを置いて8月15日に避難したことを野党議員らが無責任と追及! 外務省は「大使館員も命の危険があった」と言い訳!〜9.2 野党合同国会「アフガン退避状況ヒアリング」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495804
横浜市長選で菅総理、敗れる! 「これは俺と菅の喧嘩だ!」と吠えた「ハマのドン」推薦の山中竹春氏当選! 菅総理に支援され、あげく敗れた小此木氏は五輪中止を菅総理に進言するも聞き入れられず!? 横浜市長選は「菅政権」の終わりの始まりか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495836
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■菅総理の総裁選不出馬表明に日経平均株価が一時600円超値上がり! 市場は菅不出馬を好感!? エコノミスト田代秀敏氏はIWJ記者の取材に「中途半端な退陣のサプライズ効果は一日だけ。かなりの確率で週明け一気に利益確定売りが入るかも」と見通しを語る!
菅総理の総裁選不出馬表明を受け、3日の日経平均株価は一時600円超値上がりしました。
3日付けFNNプライムオンラインは、午後の取引再開直後から急速に上昇し、一時600円を超えて値上がりして、2万9100円台を回復したとした上で「市場関係者の間では、『政局の先行き不透明感が払しょくされたとして、与党の政権運営が安定するのでは』と期待する声が上がっている」と報じました。
※日経平均 一時600円超値上がり 菅首相 総裁選“不出馬”表明 政権安定に期待(FNNプライムオンライン、2021年9月3日)
https://www.fnn.jp/articles/-/233902
菅不出馬を好感したように見える市場のこうした値動きに対して、エコノミストの田代秀敏氏は、IWJ記者の取材に次のように答えました。
IWJ記者「菅総理が総裁選不出馬の意向を示されました。これに関連して日経平均株価が上がっています。株に買いが入るため国債は短期的に売られ長期金利の上昇圧力がかかるという見方や、株価と逆相関が起きやすい円には円安圧力がかかるというような市場関係者の見方もあります。
菅総理の総裁選不出馬による市場への影響やその後の見通しについてどのようにお考えになりますか」
エコノミスト田代秀敏氏「まず、日本株が一気に買いになります。もともと日本企業の業績は悪くはありません。それからすると日本株の低迷は過小評価というのはありました。
低評価になっていた一番の重しは、総理大臣の発言です。日本人は気づいていませんが、外国では(総理の発言は)事細かに報道されているんです。たとえば、『感染拡大防止を最優先』と言うべきところを『感染拡大を最優先』というような発言や『タリバンの首都カブール』、これなどは衝撃的でしたよね。こうした発言は各国語に翻訳されて世界に報道されています。
有り体に言えば、日本は認知症の老人を総理大臣にしていると。菅総理は外国メディアの質問にも答えない。こういうのも、日本の記者クラブだからもっている。しかも下をずっと向いて原稿を読んでいる。こうしたこと(外国メディアの質問に答えられず、原稿がないとスピーチもできないこと)は、外国の人はみなわかっています。
こういう人がいなくなったので、この重石は消えました、今のところはですね。あれよりひどい人は出てこないだろうということです。しかし、この後、たとえば小泉進次郎のような人が総裁選に勝って総理になると、輪をかけてひどくなります。
日本に対する(外国投資家)の注目度はあまりないので、総理大臣の発言だけなのです」。
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■<IWJ取材報告 1>「ワクチン接種と死亡の因果関係の評価手続き、被害者補償の内容や手続きについて積極的な情報開示をすべきでは?」IWJ記者の質問に「救済制度等、徹底して広報に努める」と田村大臣~9.3_田村憲久 厚生労働大臣 定例会見
9月3日午前10時35分頃より、東京都千代田区の厚生労働省庁舎にて、田村憲久厚生労働大臣の定例会見が行われました。
冒頭、田村大臣からの報告事項はなく、そのまま大臣と各社記者との質疑応答となりました。
質疑の内容は、「ワクチン接種の進展後の社会経済活動」、「医療機関の病床使用率」、「自民党総裁選」、「新型コロナ感染拡大とオリンピック開催」、そして「新型コロナウイルスの治療薬」について、等々、多岐にわたりました。
IWJ記者は、以下のとおり、「新型コロナワクチン接種後の死亡事例」について質問しました。
「新型コロナワクチン接種後の死亡事例についてうかがいます。
2月17日から8月8日までに報告されたワクチン接種による死亡事例は991件。そのうち、『因果関係が評価できない』が986 件で、『評価できない』理由のほとんどが『情報不足』となっています。
一体、どのような情報が不足しているのでしょうか? また、この評価内容は、どの程度、当事者の方々と共有されているのでしょうか?
ワクチンの死亡事例は991件ですが、医師が報告しなかったり、そもそも、自宅療養など、医療機関に受け入れられなかった事例を含めると、実際の数は大幅に増加するはずです。
厚労省は、因果関係の評価手続き、そして、被害者補償の内容やその手続き等について、もっと積極的に情報を開示すべきではないでしょうか?
最後にもう一点。『中等症2以上は自宅治療』という方針を止めて、即入院とし、『隔離と検査の拡充』を速やかに行うべきですが、これは政権が変わらないと無理なのでしょうか? ご教示ください」
これに対し、田村大臣は以下のとおり回答しました。
「最後のところは、『中等症2以上』の方はみんな、今、入院をやってますので、2以上の方は入院していただく体制を作ってまいります。
『中等症2以上』の方がおられれば、本来、入院をしなくてはいけないわけですね。ところが、病床が足らない地域がありますので、それは臨時の医療施設を作っていただいてでも、入院できるような対応を、今、お願いし、協力をさせていただいているから、この間の要請にもなったわけで、それで病床をしっかり確保している最中ということであります。
前段のところについてですけども、評価ができないところに関して、どういう内容かというのは、ちょっと私も、事細かくひとつずつ症例を見ているわけではないので、ちょっとこれは、うちの事務方のほうにご確認をただければ、ありがたいというふうに思います。
いずれにいたしましても、救済制度があるということを、これをきちんと伝えていくことは、言われるとおり、大切でございますので、まだ十分には伝わっていないということもあろうかと思いますので、徹底して、広報等々に努めてまいりたいというふうに思います」
田村大臣と各社記者との質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認ください。
※「ワクチン接種と死亡の因果関係の評価手続き、被害者補償の内容や手続きについて積極的な情報開示をすべきでは?」IWJ記者の質問に「救済制度等、徹底して広報に努める」と田村大臣~9.3_田村憲久 厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495820
■<取材報告 2>「日本独自の判断でアフガンのタリバンを正当な政権と承認するのか、それとも米国などの姿勢に追随するのか?」IWJ記者の質問に茂木大臣の答えは「実際の行動を見て判断していきたい」~9.3_茂木敏充 外務大臣 定例会見
9月3日11時半より、外務省にて、茂木敏充外務大臣定例記者会見が行われました。
IWJ記者は、以下の質問をしました。
「タリバンは、日本と外交を開きたいという意思を示しております。日本独自の判断でアフガニスタンのタリバンを正当な政権として承認するのか、それとも米国などの姿勢に追随するようになるのでしょうか?
今後のアフガン内の邦人、及び退避を希望する日本への協力者の保護や救援などは、どのようになっていますでしょうか? 意思疎通や関係構築についておうかがいしたい」。
茂木外務大臣はこれに対し、以下のように回答しました。
「今後のアフガン情勢を見ていく上で、出国を希望される方が安全に通行できる、また国内の治安状況がどうなっていくか、そして恐らくタリバンが新政権を作る、この新政権において、どういった政策が取られていくのか、かつてのイスラムの非常に厳格な体制に戻ってしまうのか、それともタリバンが今言っているような国際社会の期待に応えるような、女性であったり、小さな女児をも含めた人権等が更に尊重され、自由が尊重される、こういう社会になっていくのかと、これはまさに、言葉ではなくて、行動を見なければいけない。
実際のタリバンの行動を見て判断していきたいと思っております」。
会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。
※「日本独自の判断でアフガンのタリバンを正当な政権と承認するのか、それとも米国などの姿勢に追随するのか?」IWJ記者の質問に茂木大臣の答えは「実際の行動を見て判断していきたい」~9.3_茂木敏充 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495827
■<IWJ取材報告 3>駐アフガニスタン大使が現地邦人やアフガン人スタッフを置いて8月15日に避難したことを野党議員らが無責任と追及! 外務省は「大使館員も命の危険があった」と言い訳!〜野党合同国会「アフガン退避状況ヒアリング」
8月31日、米国がアフガニスタンからの撤退完了を発表し、20年にわたる戦争が終結しました。その2日後に当たる9月2日、東京・衆議院本館にて、野党合同国会「アフガン退避状況ヒアリング」が行われました。
日本政府は、現地に残る日本人と、日本大使館のアフガン人職員や、国際協力機構(JICA)のアフガン人職員ら、約500人を国外に退避させるため、8月23日に岸信夫防衛大臣が自衛隊法にもとづき、自衛隊機による輸送命令を出しました。
24日に航空自衛隊の輸送機3機と航空自衛隊、陸上自衛隊の隊員数百人が日本を出発しましたが、26日に共同通信の共同通信カブール通信員・安井浩美さんと、アフガン人14人をパキスタンに退避させたのみで、岸防衛大臣は31日に撤収命令を出しました。
※アフガン人14人も国外輸送 自衛隊機、外国人は初(共同通信、2021年8月28日)
https://nordot.app/804187880453439488
※防衛相、自衛隊に撤収命令 アフガン退避支援で派遣(共同通信、2021年8月31日)
https://nordot.app/805358927778709504?c=39546741839462401
冒頭、野党側から事前に通告した質問に対し、外務省、防衛省からの回答が行われました。
野党側が事前に通告した質問は、以下の通りです。
1. アフガン退避活動について、時系列で人員、指揮系統、費用など、概括的に説明頂きたい。
2. 大使を含め、大使館職員の退避状況について、説明頂きたい。
3. 政府専用機の活用状況について説明頂きたい。
4. 当初、政府は8月26日、27日で500人退避を可能と見立てていたのに結局、1人のみの退避となった理由について説明頂きたい。
5. 米国との連携はいかほどなレベルで、どれぐらいの効果を挙げたのか。
6. 今後、アフガン内の邦人、アフガン協力者の退避の見通しについて。
7. タリバン政権とのルートについて、可能な範囲で説明頂きたい。皆無という事はあるのか。
立憲民主党の黒岩宇洋(くろいわ たかひろ)衆議院議員は、退避の初動について、以下のように質問しました。
「大使は15日に退避していますよね。現場の最高責任者は真っ先に退避しちゃっていると。
で、17日に大使館職員がみんな引き上げてますけど、多くの国では、現地の民間人をすべて退避させてから、その次に大使館員が退避しているという、こういう対応の違いから見ると、いささか私は無責任だったんじゃないのかなと。
特に大使は15日に真っ先に退避したのは、一体どういう理由なのかが一点。
もう一つ、(自衛隊派遣の)500人のオペレーションが、(救出した邦人が)1人だった理由に、26日のテロをあげているんですけれども、これは報道によりますと、22日の時点で、米国からテロがあるかもしれないという呼びかけが、日本にも入っていたと。(中略)
結果的に我が国は、たった一人。しかもこれ、メディアの人ですよね、退避させたのは。
そういう意味では、ちょっとオペレーションとしては、私は初動が遅れて、決して胸を張って『成功した』とは言えないんじゃないか、この大使館の15日の件と、この初動について、ちょっとこれ教えていただきたいです」。
これに対して外務省の黒宮貴義氏は、次のように答えました。
「初動といいますか、そこの点につきましては、今回のオペレーションの重要な一つのポイントが、『空港まで、いかに安全に来ていただけるか』ということで、それについては、現地でアフガニスタンの情勢に鑑みますと、タリバンの検問所の調整がつかない限り、空港に安全にたどり着くことができないということもありまして、そこの調整に関して、いろいろなチャネルを使って調整をしていて、それが整ったのが26日ということでございましたので、そういう意味で、結果的にはこういう形にはなっておりますけれども、そういう事情があったという点でございます。
それから、邦人の退避のタイミングにつきましては、この15日のアフガニスタンのカブールにおける情勢というのは、この時に退避した大使館員も、実際に本当に命の危険がありうるというぐらい、最終的にはこれ、アメリカ軍の支援なんかも得ながら、アメリカのヘリのエアカバーによる防護を経て、ようやくカブール国際空港にたどり着けると。
そういうような状態でありましたので、この時点の判断として、最高責任者である大使館のトップが、必ず現地に残るという判断をする状況にすらなかったということで、私どもとしては、そういう判断をしたということでございます」
また、外務省の黒宮氏は、今後の見通しとして、以下のように発言した。
「今後の見通しにつきましては、予断を持って申し上げることはできませんけれども、そこはタリバンが今、現地を支配しているということもありますので、アフガニスタンがテロの温床にならないようにするということについては、国際社会としてメッセージを出していますし、それはタリバンに対しても、そういう形でしていただきたいという形で、今後も働きかけをしてまいりたいということでございます」。
詳しくは全編動画を御覧ください。
※駐アフガニスタン大使が現地邦人やアフガン人スタッフを置いて8月15日に避難したことを野党議員らが無責任と追及! 外務省は「大使館員も命の危険があった」と言い訳!〜野党合同国会「アフガン退避状況ヒアリング」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495804
■日本の2022年度防衛費の概算要求額は5兆4797億円、その4割にあたる2兆2517億円は米国製兵器のローン返済用!安倍菅政権で爆買いしてきたローン残高はまだまだ5兆6597億円も残っている! 米国のアフガニスタン侵略戦争という「ビジネス」の真の勝者は、ぼろ儲けの米国の兵器産業!? 今度は「ピボット・トゥ・アジア(アジアへの転回)」で死の商人が東アジア・日本相手にさらなる兵器と戦争の売り込みを!
日本の2022年度防衛費の概算要求額は5兆4797億円、2021年度の予算額5兆1235億円に対して3562億円の増加です。その中で、過去の契約の支払いのための「歳出化経費」(ローンの返済費)は2兆2517億円と、41%を占めています。
さらに今後返済しなければならないローン「新規後年度負担額」は2兆7963億円で、ローン全体の残高は5兆6597億円となっており、1年間の防衛予算を上回る事態となっています。
「歳出化経費」の内訳は、維持費や研究開発費のほか、装備品購入や航空機購入などが含まれています。F35A戦闘機8機が779億円、F35B戦闘機4機が521億円、迎撃ミサイルSM6が207億円などで、米国製の高額兵器の購入がローンを増やしています。
米国製の高額兵器の購入については、米国防総省による「対外有償軍事援助(FMS、Foreign Military Sales)」というプログラムが使われています。輸出の窓口は、製造メーカーではなく、米国政府です。
F35戦闘機はロッキード・マーチン社が中心となって開発製造していますが、日本は米国政府を通じて購入する仕組みです。
※我が国の防衛と予算 令和4年度概算要求の概要(防衛省、2021年8月31日)
https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2022/yosan_20210831.pdf
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■<本日の再配信>戦争する国は弱くなる! 戦争しない国は栄える! 米国が無益な戦争のために金と血を流し続けてきた間に中国が台頭した! 日本は対イラン戦争のために中東有志連合に自衛隊を派遣するのか!? ~岩上安身によるインタビュー 第952回 ゲスト 放送大学 高橋和夫名誉教授 2019.8.2
2019年、ホルムズ海峡をめぐる危機が高まる中で、岩上安身が、中東情勢に詳しい放送大学名誉教授・高橋和夫氏にインタビューをしました。アフガニスタン情勢が大きく変わる今、このインタビューをお送りします。
2015年にイランと、米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、中国でまとめた「イラン核合意」から、米国のトランプ大統領が一方的に離脱したことが、2019年に緊張が高まったホルムズ海峡危機の発端となりました。
イランは核合意を順守することで、経済制裁緩和という実利を求めてきましたが、ウラン濃縮度の引き上げ、中東各地のゲリラ支援など、米国をはじめとする「イラン包囲網」に挑戦的な対応をしはじめ、「イランの脅威」が声高に叫ばれるようになったのです。
トランプ大統領は、日本にも「ホルムズ海峡での船舶の安全確保」に向けて米国が主導する「有志連合」に参加するよう求め、ホルムズ海峡の安全な航行への軍事的な貢献を求めました。
当時、岩屋毅防衛相が自衛隊派遣については「現段階で考えていない。いわゆる有志連合に自衛隊が参画するというようなことを考えているわけではない」と述べました。
しかし、安倍晋三総理(当時)は、参議院選挙の争点として「改憲」に言及しました。緊急事態条項を含む2017年版自民党憲法改正案です。岩上安身は、戦争が近づいている、改憲が近づいている、ホルムズ海峡有事はどうなるのか、大変不穏な情勢であるが、そのことはあまりにも報じられていない、と口火を切りました。
岩上「自衛隊は米国が主導する有志連合に組み込まれて、集団的自衛権の行使となり、戦争に参戦するのか。また、有事なんだ、戦争だという世論が誘導されてしまい、やっぱり日本は憲法改正すべきだという空気になって、自民党改憲4案の恐ろしさをほとんど誰も知らないまま、改憲が発議されてしまうのではないか、というギリギリのところまで来ています」
高橋氏は「今日呼んでいただいたのはちょっと不思議な気がしていて。1990年の8月2日はイラクがクウェートに侵攻した日。そんな日にわざわざ呼んでいただいたんだな、と」答えました。
1990年の湾岸戦争は、第1次イラク戦争とも呼ばれています。その後2001年9月11日に米国で同時多発テロがあり、米国はアフガニスタンに侵攻、2003年には「大量破壊兵器」があるとして再びイラクに侵攻し、サダム・フセイン大統領を捕らえています(2006年にフセインは死刑)。
岩上「第1次イラク戦争の後、2003年に第2次イラク戦争があり、そして今、イラクに攻め込もうと米国はやる気満々なんですよね」
高橋氏「湾岸危機の話をすると、その前の戦争の話をしなきゃいけないんです。80年から88年の間、イランとイラクが戦争をして、クウェートはお金もあるし、イラクを助けていたんですよね。イラクはずっと、クウェートは自分たちの国の一部だと主張していた。
しかし、なぜ、イラクがずっとそれまでクウェートに手を出さなかったかというと、イランが結構強くてバランスが取れていた。イラン・イラク戦争では、イランがけしからんということになって、国際社会がみんなでイラクを支援した。で、イランが弱体化して、イラクが軍隊を動かせるようになって、クウェートを制圧してしまった。
で、今度はイラクが悪いということになって、イラクを叩き始めた。これをずっと主導してきたのはアメリカですけど。アメリカの中東政策はイランがけしからんと言ってイランを叩く、こんどはイラクがけしからんとなってイラクを叩く。中東政策ではなくて、『もぐら叩き政策』だと思います」
岩上「イラクとイランの『タイマン』勝負に、世界が干渉していたんですね。世界、特に米国は武器や資金をイラクに注ぎ込んで、サダム・フセインを強大な独裁者、イラクを強大な軍事国家にして、イランをたたいたと。そういう意味では主権国家同士の争いというよりは、代理戦争の趣があったと」
高橋氏「アメリカをはじめ世界中が、サダム・フセインというフランケンシュタインを育てちゃって、それがいうことを聞かなくなって、歯向かってきたという。
アメリカは自分のやることはみんな失敗すると言っているかもしれないが、そんなことはなくて、サダム・フセインを強くする作戦は見事に成功したんですよ。強くなりすぎていうことを聞かなくなった」
岩上「明治期の日本にお金を貸してきたのも英米である。ロシアと向かい合うときには日本を利用した。日本は日露戦争に勝った後、満州事変をやらかして中国を侵略していくという経緯が同じようなパターンですよね」
高橋氏「イラクは強大な軍隊をつくっちゃうと、やっぱり戦争したくなっちゃうんですね。隣のクウェートは弱いし、イランは弱っていてもうクウェートを助けには来ないと安心してクウェートを制圧した。アメリカは怒っちゃったけど、なんで怒っちゃったの?というのがサダム・フセインの発想でしょうね」
岩上「イラクが駐イラク米国大使にイラクに侵攻したら米国は干渉するかと聞いたら、アメリカは干渉はしないと。アメリカは全部お見通しで、イラクはクウェートを欲しがっているな、とわかっていて、いざイラクが攻め込んでいくと、けしからんとこれを叩く。こういうシナリオを描いていたのではないかという人もいますが」
高橋氏「私はそこまで図ったとは思わないんですが、アメリカが関与しないと言ったのは確かです。イラク側はエイプリル(エイプリル・グラスピー駐イラク米国大使)の記録を公開していますが、アメリカは公開していなくて。その後は表舞台に一切出てこない」
岩上「イランは、政教分離していないイスラムの国。それ以外は王政か政教分離。1978年のイスラム革命の前に、アメリカは介入してCIAの暴力によって傀儡政権を擁立したという歴史がある。イスラム教勢力を排除していた。イスラム革命は同時にアメリカからの独立革命であるという側面も持ちます」
高橋氏「サダムフセインをフランケンシュタインにする前は、イランの王様(パーレヴィー皇帝)を使ってフランケンシュタインにしたが、革命でひっくり返されてしまった」
高橋氏は、イラク、イランの間にある歴史と、そこにしばしば介入してきた米国の「もぐら叩き」と「フランケンシュタインづくり」についてお話しくださいました。
続いて、イランの歴史、イスラム以前の古代ペルシャの歴史から、「史上最初の人権宣言」ともいわれるキュロス大王による円筒碑文などから、現代のイランのあり方、米国で成功しているイラン人のお話などもうかがいました。
そして、ボルトン米大統領補佐官が来日して、有志連合への参加を求めたことや在日米軍基地の駐留経費の大幅増(3倍から5倍)などを求めたこと、自衛隊が有志連合に加わるリアリティなどについてお話しいただきました。
詳しくはぜひ、今夜の再配信を御覧ください。冒頭はフルオープンで途中からは、会員限定となります。ぜひ、会員への登録をお待ちしています。
また、5日日曜日の夜は8時半から、20年にわたる米国のアフガン侵攻とその結末、タリバンによるアフガニスタン再占領について、岩上安身による高橋和夫先生のインタビューをお送りする予定です。どうぞ御覧ください。
■<新記事紹介>横浜市長選で菅総理、敗れる! 「これは俺と菅の喧嘩だ!」と吠えた「ハマのドン」推薦の山中竹春氏当選! 菅総理に支援され、あげく敗れた小此木氏は五輪中止を菅総理に進言するも聞き入れられず!? 横浜市長選は「菅政権」の終わりの始まりとなった!
IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致の是非が大きな争点となった横浜市長選は、8月22日に投開票が行われ、IR誘致撤回を掲げた、事実上の野党統一候補・山中竹春元横浜市立大教授が、小此木八郎前国家公安委員長に、18万票以上の大差をつけて当選しました。
小此木氏はIR誘致撤回を表明しましたが、IR誘致を推進してきた菅総理が全面支援していたため、有権者からは信用されませんでした。市長選で敗れた菅総理は、秋の衆院総選挙と自民党総裁選に向け、大きく失速したことになります。
山中氏を支援した「ハマのドン」こと横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長は、横浜市の地方自治を「影の市長」菅総理から取り戻すと訴え、21日の最終街宣では「単なる市長選挙ではない。私と菅の喧嘩なのです」と啖呵を切りました。
フリージャーナリストの横田一氏が、藤木会長を直撃取材すると、「政治のことは分からない」と言いながら、「ただ菅というヤツは悪い野郎だということは分かっている」と断言しました。
一方、菅総理に支援された小此木氏は最終街宣後の取材で、小此木氏が進言した五輪中止を、菅総理が聞き入れなかった悪影響について質問しても、「分からない」を繰り返しました。
22日に山中氏が当確した後の挨拶でも、藤木会長は、「菅も今日あたり辞めるのではないの」「(菅総理から)電話がかかってきたら『辞めろ』と言います」と、菅総理批判の舌鋒を緩めませんでした。
横浜市長選だけが、原因ではないと思いますが、結局、菅総理は、悪あがきの末、総裁選出馬をあきらめ、退陣することになりました。
詳しくは下記記事のテキストと、横田氏取材の動画をご覧ください!
※横浜市長選で菅総理、敗れる! 「これは俺と菅の喧嘩だ!」と吠えた「ハマのドン」推薦の山中竹春氏当選! 菅総理に支援され、あげく敗れた小此木氏は五輪中止を菅総理に進言するも聞き入れられず!? 横浜市長選は「菅政権」の終わりの始まりとなった?
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