日刊IWJガイド「急転直下!動き出したTPP 総理訪米、JA会長辞任の『裏』とは!? 今夜、山田正彦元農水相に緊急インタビュー決定!」2015.4.17日号~No.947号~


■■■ 日刊IWJガイド「急転直下!動き出したTPP 総理訪米、JA会長辞任の『裏』とは!? 今夜、山田正彦元農水相に緊急インタビュー決定!」2015.4.17日号~No.947号~ ■■■
(2015.4.17 10時40分)

おはようございます! IWJのTPPをポイする担当、佐々木隼也と申します。

急転直下、TPP合意が目前に迫ってきました。

1%の多国籍企業や資本家の利益のためだけに、残り99%の国民の冨を奪うTPP。合意すれば、日本の医療、国民皆保険、教育、農業(食料)、漁業、水道、著作権、労働などなど、あらゆる分野が資本の餌食となり、その利益のためだけにあらゆる規制・法律が作り替えられます。上位1%による経済植民地の完成です。

実はTPP交渉権限をもたないオバマ政権が、いよいよその権限を得るための「TPA法案」を昨日、議会に提出しました。安倍総理訪米、JAの万歳会長の突然の辞任、そしてこのTPA法案提出。すべてがTPP合意のために、加速度的に動き始めました。こうした動きを受け、急遽、本日20時頃(予定)より山田正彦さんにインタビューを行い、「今、TPPをめぐり何が起きているのか」をうかがいます!

もう一線は越えました。ぜひ、このインタビューにご注目ください!チャンネルはもちろん、Ch1です!

【Ch1はこちら】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

昨日深夜、岩上さんは緊急連投ツイートを行いました。以下、転載します。

「米議会が慎重な態度を崩してこなかったTPPが、ここに来て情況が変わってきた、という情報が入った。26日訪米し、オバマ米大統領と会見する予定の安倍総理だが、米議会でも演説を行う。

 ここで、日本の総理の演説も踏まえ、TPAを大統領に与えて、TPPに賛同の方向に一挙に持って行こうとする策動がなされている、という。また、それに合わせて、先日、不可解な辞任の仕方をした万歳章JA全中会長の辞任劇の裏のカラクリも見えてきた。

 あの電撃辞任劇は、JAの幹部も知らされておらず、『抜き打ち』として行われた。そのために、安倍総理訪米前に行おうとしていたJAあげてのTPP参加阻止集会がドタキャンとなってしまったのである。それだけではない。万歳会長らは後任を決めずに辞任したので、今JAは後任不在。

 その『異常事態』が8月まで続くというのである。それまでの間に、TPPは一挙に締結の流れに持っていかれることになる。このJAの足止めの策略は誰が絵を描いて、誰が実行しているのか。

 明日、山田正彦元農水大臣との緊急インタビューを通じて、この問題の裏面を明らかにする!

 この緊急インタビューは、明日の夜8時になる予定。チャンネル1を予定しています。変更があるかもしれませんが、随時、追って情報をお送りします。ぜひ、ご注目ください」

【インタビューの予習に、重要TPP動画記事はこちら!】

・「今、行われているのは農家の安楽死、いや、虐殺です」──窮地に追い込まれた日本の農業、生き残りをかけた「民衆の農業」とは?~岩上安身による農業ジャーナリスト大野和興氏インタビュー(2015/02/08)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/231297

・【大義なき解散総選挙】隠された争点――消費税以上に国民生活を直撃するTPP、「農家は潰していい」が安倍政権の本音?~山田正彦元農水相が警鐘(2014/11/19)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/207112

・韓米FTA発効から3年 ISD条項で国の政策を萎縮させられている韓国の現実――日韓双方に共通する主食コメはTPPで守られるのか(2015/03/26)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240588

・【岩上安身の「ニュースのトリセツ」・加筆バージョン】JAが「殺される」理由
~TPP参加で「聖域」の関税を守る気のない自民党と、それでも安倍政権を支えるJAの不条理
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/222188

・グローバル資本の論理に対して如何に抵抗するか 「TPPと国家戦略特区は憲法違反」~TPP交渉差止・違憲訴訟の会・山田正彦氏インタビュー(2014/10/06)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/174900

(後半へ続く)…

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.17 Fri.**

【Ch4】10:00~「『20ミリ基準の撤回を! 帰還の強要に反対!』経産省前アピール」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※特定避難勧奨地点の解除は違法だとして、福島県南相馬市の同地点と周辺の住民132世帯535名の方々が提訴。
提訴当日の4月17日、南相馬の住民の方々により、経産省前で、最後のアピールが行われる。
呼びかけは、南相馬・避難勧奨地域の会、南相馬特定避難勧奨地点地区災害対策協議会、南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)支援の会準備会です。

~関連記事はこちら~
・2014/12/26 南相馬市の住民らが政府に訴え「解除の撤回を!」法的手段も辞さない姿勢 ~特定避難勧奨地点解除に抗議する緊急院内集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/217272

【Ch6】13:30~「高浜原発差止仮処分 報告集会(東京)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※4月14日、福井地裁において、高浜原発3,4号機の仮処分決定命令が出された。
大飯・高浜原発仮処分弁護団・申立団、福井から原発を止める裁判の会:水戸喜代子氏、松田正氏、奥出春行氏、河合弘之氏、海渡雄一氏ほか、鎌田慧氏(ルポライター)が登壇する予定です。

~関連記事はこちら~
・【速報】福井地裁 高浜再稼働を認めず「新規制基準は緩やかに過ぎ。適合しても安全性は確保されていない」と断言!山本太郎議員は「安全神話の第二幕を開けさせなかった」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242582

・【続報】高浜原発の再稼働認められず 住民側弁護士は規制委に規制基準の作り直しと審査停止を要求へ 菅官房長官、再稼働「粛々と進める」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242599

・2015/04/16 川内原発運転差止仮処分についての記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242744

【再配信・Ch1】16:00~「岩上安身による河合弘之弁護士緊急インタビュー『高浜原発再稼働差し止め決定』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242735
※2015年4月15日(水)に収録した、岩上安身による、脱原発弁護団全国連絡会共同代表の河合弘之弁護士緊急インタビューの模様を再配信します。
河合弁護士は、報道では知り得ない訴訟にまつわる様々なエピソードを紹介しながら、今回の「高浜原発再稼働差し止め決定」の判決について包括的に語りました。

【IWJ_TOKYO1】18:30~「統一地方 世田谷区議選 山本太郎×岡田哲扶・立候補予定者 コラボ街宣」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo1
※世田谷区議選に立候補している岡田哲扶氏の地元、千歳船橋での街宣を中継予定です。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第132回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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…(前半の続き)

■河合弘之弁護士インタビューを再配信! 歴史的な「高浜原発再稼働差し止め決定」の肝とは?

4月14日、福井地裁は高浜原発の再稼働を差し止める、歴史的な決定をくだしました。河合弁護士らは、昨年に大飯原発の差し止め訴訟で勝利していましたが、本訴だったため関電側の控訴を受け、実質操業停止までにはいたっていませんでした。

しかし今回は仮処分といって、即、差し止めの効力が発生します。つまり、決定が出たら即、停止です。もし関電側が国の方針に従い、「粛々と」再稼働のスイッチを押したら、それは犯罪とみなされます。

決定の翌日15日、岩上さんは、弁護団の共同代表である河合弘之弁護士に、緊急インタビューを行いました。この決定のどこが歴史的で、画期的だったのか。

それは、「基準地震動」や「給水設備設置」など、関電側が再稼働の根拠としている要素について、審理の中で関電側がその不備を自ら認めていること。その矛盾を突きつつ、そもそも原子力規制委員会が決めた新規制基準が、原発の安全性をまったく保証していない、と断じていることです。

政府が再稼働の根拠にするとしている新規制基準の「矛盾」や「誤り」を、一つ一つ丁寧に論破しているのです。これに対し、菅官房長官も産経新聞も、おそらく忙し過ぎて「決定要旨」すらまともに読めていないのでしょう。「新規制基準は世界一厳しい」「粛々と再稼働を進める」と壊れたラジオのように繰り返すのみで、まともな反論ができていません。

インタビューでは、河合弁護士の分かりやすい解説とともに、この決定文のポイントを一つ一つ見ていきました。今後の原発訴訟に決定的な影響を与えることになった今回の決定。本日、このインタビューを18時よりCh1で再配信します!!

ぜひみなさんと共にこのインタビューを振り返り、この決定文のロジックを学びたいと思います。できれば何度も見返して、頭に入れたいところですね。そのためにもぜひ、IWJの会員に登録していただければと思います。IWJの会員であれば、いつでもインタビューのアーカイブをご覧になることができます。

※会員登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※寄付・カンパでIWJを支えてくださるという方はこちらから!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※インタビューの動画はこちら(テキストは現在作成中です)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242735

■加速するTPP交渉、原発訴訟のポイントは『饗宴5』DVDで!

昨年末に行われたIWJの特別イベント『饗宴5』では、冒頭に触れたTPPの問題について、鈴木宣弘さん、岩月浩二弁護士、植草一秀さんに、アベノミクスを含めた「グローバル経済」の正体について講演していただきました。

そして、先ほど紹介した原発訴訟についても、その中心である河合弁護士と海渡雄一弁護士に、講演していただきました。3.11から4年が経った今、「原発と被曝」を取り巻く状況はどうなったのか。これから僕らは原発とどう対峙していけばよいのか。あきらめムードが漂い始めた脱原発運動に、「司法で覆そう!」と喝を送り続けているのが河合弁護士と海渡弁護士です。

その両弁護士の明るさに押され、会場は一気に熱気に包まれました。他にも多彩なテーマで、多くのゲストスピーカーを迎えたこの「饗宴5」を、ぜひDVDでご堪能いただきたいと思います。暗澹たる安倍政権下における処方箋を、16人の専門家が提示してくれています。ぜひ、こちらも何度も見直していただきたい内容となっています。お買い求めはこちら↓

【「饗宴V」DVD発売開始!】
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/archives/434

■本日アップした記事はこちらです!

・2015/04/16 川内原発運転差止仮処分についての記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242744

・2015/04/16 日本外国特派員協会主催 元経産官僚・古賀茂明氏 記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242742

・2015/04/15 「新規制基準自体にノーをつきつけた」高浜原発再稼働禁止の仮処分、何が画期的だったのか~弁護団共同代表の河合弘之弁護士に岩上安身が聞く(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242735

・2015/04/16 【大阪】「大阪市廃止・分割を考える会」 IN 西成区(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242839

※テキストは現在作成中!後ほど追加します。まずは動画アーカイブをご覧下さい!

~本日テキストを追加した記事はこちら!~

・マスコミ最大のタブー「リニア中央新幹線」問題に迫る!
「陰の財界総理」こと葛西敬之・JR東海名誉会長の正体とは?~岩上安身によるジャーナリスト・樫田秀樹氏インタビュー(2015/04/13)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242464

・福井地裁の高浜原発3、4号機への仮処分「規制委の仕事に影響しない」規制基準や審査内容の変更はないとの見解、「事実誤認」があるとの批判も~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見(2015/04/15)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242672

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歴史的な決定となった高浜原発再稼働差し止め、その舞台となった福井地裁の様子を、緊急で駆けつけてくれた中継市民の方のおかげで、撮ることができました。

しかしその裏で、その中継市民の方のお母様が亡くなられたという報を、先ほど受けました。お母様は、昨年から余命1年ほどと宣告されていたようです。

4月14日にJR福井駅に着いた直後、入院していたお母様の容態が悪化したので、できるだけ早く京都に戻るようにとの連絡を受けたそうです。しかし、どんなに早く戻っても3時間はかかるので、高浜原発差し止めの決定直後の中継までは行おうと決断。中継終了後にトンボ返りで戻ったところ、病院に着く5分前に亡くなられてしまったそうです。

IWJは、この中継市民Hさんに大いに支えられ、多くの貴重な情報を、多くの人に届けることができました。僕らもいつもお世話になっています。お母様との最期のお別れに間に合わなかったこと、本当に残念です。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

また岩上安身より、以下のメッセージを送らせていただきました。

「Hさん、大変な思いをしながら、高浜原発3.4号機の仮処分の決定の模様をお伝えくださり、ありがとうございました。お母様の死に目に間に合わなかったとのこと、本当に残念です。衷心よりお悔やみを申し上げます。Hさんは、日本中のIWJ中継市民の魁であり、誉れであり、手本であり、そして我々の誇りでもあります。魂の中継を、ありがとうございます。きっと多くの人に、届いたことであろうと思います」

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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