日刊IWJガイド 2015.4.16日号~No.946号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.4.16日号~No.946号~ ■■■
(2015.4.16 8時00分)

おはようございます。IWJのぎぎまきです。

昨日は久しぶりに太陽が顔を出し、それだけで力が湧いてきそうな朝を迎えられた東京でした。やはり、太陽は偉大ですね。青空が広がっているだけで、一日が楽しみで仕方なくなってしまいます。

■目指せ、5000人再到達!!!

さて、IWJは5000人再到達を目標にしていますが、現在の会員数は4643人。もう一歩、というところまで来ています。会員登録をしていただいたみなさま、ありがとうございます!

前々回のガイドでお知らせした際は、確か4800人台。5000人まであと一歩!というところでまた減少。5000人ラインがなかなか越えられず、増えては減りの繰り返しが続いています。新規での会員登録および、会費のお支払いも忘れなきよう、お願いしたいと思います。

日々のみなさまからの応援が、IWJの存続に直結しています。近いうちに、前期の決算の数字を発表しますが、今期はさらに厳しい状況が続いており、このままではIWJの存続が本当に危うい状況です。

どうか、IWJの財政を、IWJの活動を支えていただければと思います! 何卒、よろしくお願いいたします。

※会員登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※寄付・カンパでIWJを支えてくださるという方はこちらから!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■食材のご提供、ありがとうございます!

先週の話になりますが、会員の方から5分付きの無農薬米を送っていただきました! ありがとうございます。他にも、肉まんやちまき、チョコレートや有機野菜、手作り味噌や無農薬有機米など、岩上さんを初め、事務所のスタッフの健康を気遣った思いやり溢れる食材の数々が、事務所に届いています。この場を借りて、あらためて御礼を申し上げます。

中には、近所のスーパーを行き来しているだけでは手に入らない、または手を伸ばせないものも多く、スーパーに入った時のあのちょっとワクワクする感じありますよね? あの、感覚がIWJの台所にはあるんです(笑)。本当に豊かな気持ちになります。ありがとうございます。

これを機に、5分付き米について調べてみました。5分付きにすると、玄米の栄養が80%残っている上、玄米より消化が良いという利点があるそうですね。おいしい炊き方は、浸水時間を2時間以上、水も2割増しがいいとか。玄米炊き機能付きのジャーを使っている場合は、浸水する必要はありません。ちなみに、私は1合の米に対し、塩をひとつまみ入れて炊いてます。こうするとやわらかくなる効果があると聞いたのですが、甘みも増す気がします。

おいしいお米の食べ方については、IWJすこやかでも紹介していますので、ぜひご覧ください。私も土鍋を愛用していますが、土鍋で炊くと本当にふっくらと炊けるし、何よりも簡単なので、本当におすすめです!

【IWJすこやかブログ】意外とかんたん!土鍋ごはん~お米をほんとうにおいしく食べる
http://iwj.co.jp/feature/sukoyaka/archives/115

■お問い合わせメールへの返信状況のご報告

ここ1ヶ月間、みなさまからのお問い合わせへの返信の遅れに対応すべく、人員を大幅に動員し、メールの返信作業にあたってきました。お待たせしてしまったことで、ご不便をお掛けしてしまったり、不愉快な思いをさせてしまった方々には、この場をお借りして、改めて、お詫び申し上げます。

ご寛容に応対してくださった方や、激励のお言葉をくださる方の温かさに触れ、また、これまで寄せていただいていた信用やご期待を損なってしまった不甲斐なさを反省し、改めて、IWJは、多くの会員の皆様や関心を寄せご支援くださる方々に支えられていることを痛感いたしました。

おかげさまで昨日を持って、お待たせしていたすべてのお問い合わせメールに返信させていただきましたが、やっと平常運転にもどったに過ぎません。スムーズにみなさまの声にお答えし、1から信頼を積み上げていけるよう、改善に努め、引き続き、気を引き締めて対応にあたっていきます。

今後とも、どうかよろしくお願いいたします。

…(後半へ続く)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.16 Thu.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch4】12:30~「日本外国特派員協会主催 元経産官僚・古賀茂明氏 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2015年3月27日に放送されたテレビ朝日「報道ステーション」内で、「I am not ABE」というプラカードを掲げ、「菅(義偉)氏をはじめ、官邸にバッシングを受けてきた」と岩上安身のインタビューで語った古賀茂明氏が、日本外国特派員協会で記者会見を行ないます。

~関連記事はこちら~
・2015/03/27 【速報】「報道ステーション」終了直後の古賀茂明氏に岩上安身が緊急直撃インタビュー!降板の内幕を衝撃暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240770

・2015/04/02 渦中の人が「報道ステーション」降板の全真相を激白! 「I am not ABE」発言の真意――そして、官邸からの圧力の実態とは?~岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241205

【録画配信・Ch5】16:00~ 「川内原発運転差止仮処分についての記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※12時半から司法記者クラブで行われる、「川内原発運転差止仮処分についての記者会見」を録画配信します。只野靖 弁護士(脱原発弁護団全国連絡会事務局長)、白鳥努 弁護士(九州川内訴訟事務局長)が出席予定。
※司法記者クラブでは、録画での収録のみ許されているため、中継ではなく、収録後の録画配信となります。

【録画配信・IWJ_IBARAKI1】18:30~「いま、福島で何が起きているのか?子供たちの内部被曝を考える ―講演 杉井吉彦医師」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※4月5日に、茨城県総合福祉会館で行われた、杉井吉彦医師の講演ほか、を録画配信します。杉井吉彦医師は、「福島の子供たちと向き合うために」と題して、講演を行ないました。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(前半の続き)…

■井戸謙一弁護士のインタビューが決定しました!

「運転差し止め」の仮処分決定という、画期的な判断を下した福井地裁の樋口英明裁判長。この判決は、関西電力がこの決定を覆さない限り、高浜3、4号機の再稼働はできないという、即時効力を持つもの。樋口裁判長が残した判決文は、日本の原発史上、歴史に残るものになったのではないでしょうか。

判決当日の動きについては、速報として報じました。

【速報】福井地裁 高浜再稼働を認めず「新規制基準は緩やかに過ぎ。適合しても安全性は確保されていない」と断言! 山本太郎議員は「安全神話の第二幕を開けさせなかった」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242582

この訴訟にも深く関わった、弁護団のメンバーでもある井戸謙一弁護士は、元裁判長の方。実は、日本で初めて、原発の運転差し止めを命じたのが、井戸弁護士でした。対象となったのは、石川県にある志賀原発2号機。控訴審で住民側が逆転敗訴したものの、井戸弁護士が下した判決もまた、これまでの脱原発運動の大きな支えとなり、樋口裁判長の判断にも大きく影響を与えたのではないでしょうか。

井戸弁護士は当時の判断について、「裁判官人生の中で一番記憶に残る事件」と述べています。

その井戸弁護士に、4月19日、インタビューが決定しました!! 岩上さんが滋賀県にある井戸弁護士の事務所を訪ねる予定です。狭心症の発作で倒れてから、岩上さんが地方遠征に出るのは初めて。

インタビューが行なわれる、今週の日曜日まで、なんとか安静に過ごして欲しいところですが、昨夜も、急遽決まった河合弘之弁護士へのインタビューで全力投球。判決直後とあって、大変見応えのある内容だったと思いますが、ご覧いただけたでしょうか。

■樋口裁判長の任期切れを目論んでいた関西電力

昨年5月の大飯原発差し止め訴訟と、今回の高浜原発の「仮処分」での決定の大きな違いは何か。原子力規制委の新規制基準は、どう合理性を欠くのかなど、岩上さんの質問に、一つ一つ丁寧に解説してくださった河合弁護士。

樋口裁判長が今年の4月1日に、名古屋家裁に異動していたことがインタビューの中で、明かされました。判決前に、樋口裁判長の任期切れを目論んでいたという関西電力。しかし、関電の期待に反し、樋口裁判長は、高裁に「職務代行」を申し立てることで、この案件を他の裁判長に引き継ぐことなく、任務を遂行したといいます。

報道では知り得ない訴訟にまつわる様々なエピソードを紹介しながら、今回の判決について包括的に語った河合弁護士のインタビューは数日内に記事化しますので、ぜひご覧ください。

また、19日の井戸弁護士のインタビューは必見ですので、お見逃しなく!!!!

■本日の中継予定を一部ご紹介!

今日は12時30分から、司法記者クラブで、川内原発運転差止仮処分についての記者会見が行なわれます。司法記者クラブは中継が不可なので、会見の模様は16時からCh5で録画配信を予定しています。

参加される弁護士の一人、只野靖弁護士も河合弁護士や井戸弁護士とともに、高浜原発3、4号機の運転差し止め訴訟に尽力されてきた方。仮処分決定が出た直後に、電話インタビューに応じ、コメントを寄せてくださいました。

【続報2】関電は制裁金を払って再稼働する可能性も!? 高浜原発差止仮処分弁護団・只野靖弁護士に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242647

今月22日の九州電力川内原発1、2号機に対する運転差し止めの仮処分について、鹿児島地裁がどんな判断を下すのか、注目が集まっています。今日の会見では、裁判の内容や決定の見込みについて記者レクが行なわれる予定ですが、福井地裁の判決をうけて、弁護士の口から何が語られるのか。ぜひ、ご注目ください!

■731部隊の人体事件で解剖台の上で露と消えた中国人は3000人超え

「日本は細菌兵器を実戦した最初の国になった」

先週の土曜日になりますが、私は新宿まで足を伸ばし、「731部隊」に関連する取材に行ってきました。731部隊という言葉は何度となく耳にしたことがあるのですが、私はその中身について完全に無知でした。

登壇した、慶応大学の名誉教授・松村高夫氏の講演を聞きながら、色々な意味でその世界に吸い込まれていきました。

満州事変から1945年8月の敗戦までの14年間、日本は、731部隊を中心に細菌戦の研究を行い、細菌兵器を開発、製造。人体実験や細菌戦で殺害された中国人の数は、確認できているだけでも3万人を超えているといいますが、日本政府は731部隊の存在は認めていながらも、人体実験や細菌戦を行なった事実は認めていません。

しかし、戦後、アメリカ、中国、ソ連による調査の他、731部隊に関わった医師らの証言からも、日本軍が行なった残虐行為は明らかになってきています。

1995年から97年にかけて、中国人遺族が日本政府を相手どり、事実認定や補償を求め起こした裁判でも、人体実験や細菌戦の被害を裁判所は認定しています。

アメリカに実験資料を提出した、731部隊の医師らが戦犯免責になった話など、松村氏の講義は、興味深い内容のオンパレードでした。こちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。

2015/04/11 解剖台の上で露と消えた3000人を超える中国人――松村高夫・慶応大名誉教授が紐解く日本軍「731部隊」による人体実験の実態
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242250

■IWJ書店に樫田秀樹氏「”悪夢の超特急”リニア中央新幹線」を入荷しました!

岩上さんが、2015年4月13日にインタビューしたジャーナリストの樫田秀樹さんの著書、『”悪夢の超特急”リニア中央新幹線』(旬報社)が、直筆サイン入りで入荷しました!こちらは10冊限定。IWJ定額会員限定商品になります!

【樫田秀樹さんサイン入り】 ”悪夢の超特急”リニア中央新幹線
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=101

2027年にJR東海が開通を目指す、夢のリニア中央新幹線。全長286キロのうち、トンネルが86%を占めるもので、総事業費はなんと9兆円に上るといいます。インタビューの中で樫田さんは、「夢」という言葉の裏に潜んだ、深刻な環境アセスの問題から「中国嫌い」で知られるという、JR東海の名誉会長の「陰の財界総理」っぷりまで、マスコミでは一切報じられない問題を浮き彫りにしました。

5時間におよんだ樫田さんのインタビュー記事も、間もなくアップ予定です。記事アップした際には改めて告知しますので、ご期待ください。

■わとはぷ~What happened today?

1年前の4月16日、韓国の大型旅客船「セウォル(世越)」が沈没し、死者・行方不明者304人を出すという大惨事が起きました。

韓国では昨日15日、犠牲者遺族ら約200人が、現場海域を訪れ献花し、慰霊祭を開いたそうです。

この事件では、船長と船員合わせて15人が逮捕、起訴されていますが、昨年9月、船員の一人が公判で「頭のいい人間は生き残った」と遺族の怒りをかうような発言をしたと、地元メディアが報じています。

「救命胴衣を着て船室で待機するように」という指示に従った高校生たちは、脱出の機会を失い、命を落としてしまいました。遺族は「うちの子がばかだから死んだのか」と公判の席で声を上げたといいます。

当然ですよね。あまりにも酷い話です。

事故から1年、韓国メディアは「セウォル号大惨事から1年、韓国は安全になったのか」をテーマに特集を組み、連日、報じているそうですが、どのメディアも「韓国は何も変わっていない。セウォル号大惨事のような事故が今日起きたとしても、また大勢の犠牲者を出すだろう」と指摘する声が多いといいます。

修学旅行で乗り合わせた高校生が多く乗船していた事故。どんなに怖くて、苦しかっただろうかと思います。また、子どもを亡くした遺族の想いはいかばかりか。時間が経つことでしか癒されない傷。被害者のご冥福をお祈りしたいと思います。

それでは、長くなってしまいましたが、今日も一日、IWJをどうぞよろしくお願いいたします! みなさまの一日が、素敵な一日でありますように。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

※このメールマガジンの配信解除をご希望の方は、お手数ですが、題名を変えずに、その旨を記載の上、こちらのメールに返信してください。
なお、手作業で解除の手続きを行っておりますため、返信後も数回、当メールマガジンが届く場合がありますが、ご了承ください。