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2010年9月14日(火)、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京にて、民主党代表選直後に「菅直人総理 記者会見」が行われた。挙党態勢や党内人事、小沢氏の処遇について、補正予算、ねじれ国会、沖縄問題への対応など記者から数々の質問が飛んだ。
(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)
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2010年9月14日(火)、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京にて、民主党代表選直後に「菅直人総理 記者会見」が行われた。挙党態勢や党内人事、小沢氏の処遇について、補正予算、ねじれ国会、沖縄問題への対応など記者から数々の質問が飛んだ。
冒頭に、菅総理が簡単な挨拶を行い、その後、質疑が行われた。「オープンな形で投票が行われ、オープンに国民から意見をうかがい、党員・サポータの皆様にも、代表選挙に参加してもらった。御礼を申し上げる」などと話して、質疑応答に移った。
読売新聞記者から「挙党体制を築いていくには、人事が重要。小沢前幹事長の処遇について」と質問がでた。菅総理は「現時点は白紙。明日以降、決めていく」と答えた。次のマスコミの質問では、小沢前幹事長の印象を訊かれた。それに対して「あらためて小沢氏の見識の高さを感じた」と述べる。
「これまでの3カ月間と、これからの菅政権はどう変わっていくのか」と問われた。それに対し「選挙の結果についてはいろんな見方があるが、多くの応援をもらったと思っている。政党としても、政権与党としても、本格稼働する時期に来た。経済対策でも新成長戦略の実現会議など始めていきたい」。次に「臨時国会は必要になるのだろう。まず予備費9200億円の活用と、補正予算も含めて検討したい」などと語った。
次の質問で、「今回、代表選として民主党内での信任は受けたが、参議院では、民意を受けてはいない。衆議院を解散して、ふたたび民意に問うのか、腰をじっくり据えて行くのか」。それに対し菅首相は「衆議院の3年間を念頭におき、まだ3カ月だが、日本経済の立て直しに取り組んでいきたい」。次に、琉球新報の記者から、普天間問題について質問が寄せられた。「沖縄の民意は小沢さんに希望を託すものであった。先回の名護市議選でも移設反対派が大勝した。沖縄の厳しい見方の表れだと認識している」といい、普天間基地移設の見解を質問した。
菅総理はそれに対し「鳩山前首相の日米合意を踏まえて、沖縄の負担軽減に尽くすという姿勢でやってきた。この方針は変わらない。この合意内容には批判も多いし、認識している。これからも、自分が官邸でトップになり、正副官房長官、外務、防衛両省の担当もいる。この体制が特命チームだ」と答えた。また国連総会の参加、政府・党人事など、今後のスケジュールについて訊ねた。「今後、相談しながら進めていきたい」と答えて、記者会見は終了した。