リニア新幹線沿線住民ネットワーク結成集会「脱原発社会にリニア新幹線は必要か!」 2013.2.10

記事公開日:2013.2.10取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・花山/奥松)

 2013年2月10日(日)13時30分から、神奈川県相模原市のソレイユさがみにおいて、リニア新幹線沿線住民ネットワーク結成集会「脱原発社会にリニア新幹線は必要か!」が開かれた。電磁波の問題、工事の周辺環境への影響、原発との関係、地震時のリスクなど、リニア新幹線計画への多くの疑問と指摘がなされた。

■ハイライト

  • 基調講演 広瀬隆氏(科学ジャーナリスト)
  • シンポジウム「リニア計画の凍結を求めて」
    広瀬隆氏、橋山禮治郎氏(千葉商科大学大学院 客員教授)、阿部修治氏(産業技術総合研究所)、コーディネーター 川村晃生氏(慶應義塾大学 名誉教授)
  • 主催 リニア新幹線沿線住民ネットワーク結成集会 実行委員会

 基調講演で、広瀬氏はリニアの電磁波の問題に触れ、「強烈な磁石を使うことで、強力な電磁波が発生する。そのために、リニアには磁気を遮断する磁気シールドが、出入口や車体に設置されることになっている。ところが、JR東海による山梨リニア実験線の実測値データが公表されず、資料にも不明な部分がある。磁気シールドで電磁波がどれだけ低減されるか、身体への影響がどこまであるのか、まったくわかっていない。この点に不安を抱いている」と話した。

 続けて、「東京から名古屋まで、山の下に線路を引こうとしている。トンネルの掘削をすれば、大量の土砂が地底から出るが、どこに処分するのか。山梨リニア実験線では地下水脈が枯渇し、水源がなくなる異変が起きている。長野県大鹿村ではボーリング調査の騒音に耐えられず、住民が移住しなければならなかった。このように、工事そのものが大問題である」と指摘した。

 さらに、「そもそも、リニア計画は膨大な電力を必要とし、原発の電気を使うことを前提に進められていた。今、このリニア中央新幹線計画を進めることは、新潟の柏崎刈羽原発、静岡の浜岡原発の再稼働につながる。許されることではない」と憤った。

 シンポジウムでは、はじめに阿部氏が、超高速磁気浮上列車のシビアアクシデントリスクについて説明し、地震時の安全性担保に関して、「地震検知システムは、震源が遠い場合に有効だが、活断層には有効ではない。リニアの路線は、活断層帯を直線的に突っ切る形になる」と話した。

(…会員ページにつづく)

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