「私たちは自公政権を倒し、前に進む!」共産・池内さおり氏が公明陣営に正面から宣戦布告!IWJのインタビューで民進分裂について「スッキリしていい。信念なき者はダメ」と余裕の笑み! 2017.10.7

記事公開日:2017.10.9取材地: テキスト動画
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(取材・記事 原佑介)

※公共性に鑑み、総選挙終了(2017年10月22日)まで全編動画をフルオープンにします。
※2017年10月10日、テキストを追加しました。

 野党第一党が衆院選直前に崩壊の危機を迎えるという前代未聞の事態にあって、あくまでブレない共産党の姿勢がこれまで共産党支持者でなかった層にもじわじわと共感を広げている。

 希望の党・小池百合子代表と握り、「民進党解体」のクーデターを仕掛けた張本人は前原誠司氏だが、彼は自身の「反共」の信念を街頭やツイッターで明らかにしている。共産党と組む「野党共闘」が我慢ならなかったらしい。

 しかし、皮肉なことに、彼らがジェノサイドをはかった民主党のリベラル派は立憲民主党として新党を立ち上げて再生をはかり、さらに、少なくない有権者を前原氏の憎む共産党の方へ追いやってしまったようにみえる。

 2017年10月7日、東京都北区のJR浮間舟渡駅前で、東京12区から立候補予定の池内さおり前衆議院議員(共産)が街宣し、「アベ政治の成れの果ては、見苦しい国政の私物化だった。もう一日たりとも延命はいりません」と主張。「安倍暴走政治」の終焉を訴えた。

 浮間舟渡駅前には、池内氏陣営の共産党スタッフらだけでなく、公明党スタッフらの姿もあった。池内氏の街宣後、東京12区を地盤とする公明・太田昭宏前代表が街宣予定を組んでいたのだ。池内氏は公明・太田陣営に向け、「私たちはあなた方の政権を倒し、前に進みます」と気炎を上げた。

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■ハイライト

■全編動画

■池内さおり氏インタビュー

  • 弁士 池内さおり氏(日本共産党、前衆議院議員、衆院選東京12区予定候補者)
  • タイトル 日本共産党 池内沙織氏 街頭演説(浮間舟渡)
  • 日時 2017年10月7日(土)17:10〜
  • 場所 浮間舟渡駅前(東京都北区・板橋区

「私たちはあなた方の政権を倒し、前に進みます」〜池内氏が公明党陣営に正面から啖呵!

 2014年の衆院選で初当選した池内氏は、「この3年間で確信した。安倍政権は人々の暮らしにあまりにも無関心だ」と述べ、社会保障の削減や相次ぐ保育園における死亡事故、子育て分野における安倍政権の無策を批判した。

 「国会で質問すると、安倍政権は『社会保障の財源は限りがあり、枯渇している』と言う。一方で、国有地を8億円も値引きし、叩き売りしている。そして他では作れない獣医学部が今治市では作れる。これではもう、法治国家ではない」

▲待機中の公明・太田陣営に向けて政権打倒を宣言する池内さおり氏

 さらに池内氏は、「『アベ政治』の成れの果ては、見苦しい国政の私物化だった。もう一日たりとも延命はいらない」と強調。街宣準備をしていた公明・太田陣営を指差し、「自民党、公明党の皆さん、胸が痛みませんか? 恥を感じませんか? 『モリカケ疑惑』に蓋をして、逃げ切ることなど許さない。私たちはあなた方の政権を倒し、前に進みます」と啖呵を切った。

安倍総理の唱える「9条加憲」の欺瞞性を暴く!「保守の矜持があるなら憲法改正を正面から語れ!」

 「あなた方が国政を私物化し、反省もしないなら、野党と市民の共闘こそが希望の力だ。共産党はブレない。どんな風が吹いても、野党共闘の要となって誠実に力を尽くす」

 池内氏は、10日から始まる衆院選について、自民党、希望の党、日本維新の会が「憲法改正」を公約に掲げたことから、改憲をめぐる「ガチンコ勝負」になってきたと位置づける。

 「安倍総理は『憲法に自衛隊という文字を書き込もう』『でも中身は変わらないので安心して』と言っている。これを許せば、自衛隊が憲法上の存在に格上げされ、何の歯止めもなく海外で戦争できるようになる」

 安倍総理の打ち出した9条改憲案に懸念を示した池内氏は、「保守の矜持があるなら、正面から語ったらどうか。国民を騙して、日本を戦争する国にしてしまうのか。こんなやり方に『No』を言おう」と訴えかけた。

ますます高まる街の期待〜民進党の分裂は「スッキリしていい。信念のない者がまやかしの言葉を吐くのはダメ」池内氏にインタビュー!

 街頭演説後、池内氏はIWJ記者のインタビューに応じた。

――希望の党の出現で、政局にばかり焦点があたり、争点が見えにくい選挙になりました。池内氏の考える今回の選挙の争点は何でしょう?

池内氏「安倍暴走政治を終わらせる、ということです。足場のない、立場のない政党では、もう今は存在価値がないと思います。安保法制など、国のかたちを大きく変える問題に対し、どういう立場をとったのかが問われてしかるべき。公明党は安倍政権の『ブレーキ』ではなく、『アクセル』以外の何物でもありません」

――野党共闘が順当に進んでいたが、一時は希望の党の出現と民進の解体・合流騒動で一気にひっくり返ったように見えましたが、この動きをどう見ていたか。

池内氏「私はむしろ、『希望の党さん、よくぞわかりやすくしていただいた』と思っています。足場のない政党では、結局、自民党の補完勢力だということを自ら証明していただいている存在なので、『むしろ、ありがとう』と。わかりやすくなりました。

 また、野党共闘で重ねてきた2年間の信頼や政策合意は、一部の政党政治家の離合集散や談合では、決して消し去ることができないということの証明ともなりました。立憲民主党の皆さんとも、大義を掲げてより頑張っていきたいです」

――フラフラしている人が民進党から希望の党に移ったことで、野党共闘もスッキリした?

池内氏「スッキリしていいんじゃないですか?(笑) 信念のない者が、まやかしの言葉を吐くのはダメだと思いますから。やる気のある人と頑張るということです」

――希望の党も維新の党も「憲法改正」を掲げており、このまま自公とともに議席の3分の2を取れば「憲法改正に向け、国民の合意を得た」と言うでしょう。憲法改正発議への危機感はありますか?

池内氏「これまでも安倍政権の暴走は目の当たりにしてきました。憲法改正は、安倍政権の揺るがぬ信念なわけですよね。だけど今回の選挙で、(改憲勢力が)3分の2を下回れば、その野望自体を打ち砕けるわけです。私たちは正々堂々、主権者・国民の皆さんに訴え、ともに『9条を守ろう』と言っていきたいと思います」

――自民党は一貫して緊急事態条項にもこだわっています(今回の公約にも「緊急事態対応」という名前で入っている)。自民党改憲草案にある「緊急事態条項」をどうご覧になっていますか?

池内氏「とんでもないですね。権力を志向する飽くなき追求。自分たちの最大限の権力の暴走を是とするやり方ですから、とんでもないと思います。さすがに『ナチスに学んでいる』んじゃないですか? 彼らは勉強する方向が違いますよ」

――「3分の2を崩せば野望自体を打ち砕ける」とおっしゃいましたが、勝機をどのようにご覧になっていますか?

池内氏「街の皆さんの激励はかつてないです。都議選での自民党の歴史的大敗は、有権者の心の中で自信になっているし、『政治は変えられる』という政治体験になったと思います。今は街の声が全然違います。『安倍さん許せん』という声が多いですね。

 それと、一夜にして市民との約束を投げ捨てた政党がありますね? 大変残念なことですけれども、そういう政党がある中で、我々(共産党)はブレません。その姿勢をやはり見てくださっている。『共産党しかもう頼れない』というお言葉もいただいています」

▲池内さおり氏の演説後に街宣する公明党 太田昭宏・前代表

 池内氏が立候補する東京12区は、公明党が東京都内で唯一候補者を擁立し、自民党が支援する、都内では自公連立政権の象徴といえる選挙区だ。

 安倍政権打倒を掲げる希望の党だが、同じく小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が、都政における公明党との友好関係を維持するための配慮として、同選挙区に候補者は立てない方針だ。

 希望の党の「安倍政権打倒」などポーズに過ぎないことがわかる。また、東京12区は、民進党の支持母体である連合が公明・太田昭宏氏を支援している区でもある。

 IWJの取材に応えた連合東京事務局長・杉浦賢次氏は、「連合の考え方は『反自民・非共産』。もともと公明党とは、連合東京ができてからずっとお付き合いしている」と主張した。

 さらに杉浦氏は、「反安倍政権」というスタンスを明確に打ち出しながらも、公明党候補への支援が安倍政権へのアシストに「繋がるとは思っていない」と断言。公明支援を続ける理由について、「古い付き合いがあるから」と繰り返した。

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