地下水ドレン汲み上げ量、ホウ酸注入量、やっと公表~東電定例記者会見 2016.1.7

記事公開日:2016.1.8取材地: テキスト動画
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 地下水ドレンとウェルポイントからの地下水日々の地下水汲み上げ量を、来週から公表すると発表した。また、2011年事故後の炉へのホウ酸注入量を口頭で公表した。これらは記者会見で度々公表を要求されていた。

地下水ドレン汲み上げ量、日々のデータを来週から、やっと公表

 原子炉建屋の東側、海側の護岸部分に設けられた地下水ドレンやウエルポイントから汲み上げている地下水量は、現在金曜に公表されている水処理週報の中で、各々の処理量の中にまぎれて公表していた。しかし、汲み上げ量は日々状況に応じて変えている事や、海側遮水壁の閉合の影響で汲み上げ量が増え、汚染水総量が増えている事から、詳細な汲み上げ量データが求められている。

 これまで記者会見でも度々公表が要求されていたが、東京電力はやっと来週以降公表することを決めた。来週以降、各日毎の各汲み上げ量、移送量を公表するという。トリチウム濃度が比較的高いところなどの情報も出していきたいとしている。

各号機へのホウ酸注入量、やっと公表

 2011年の事故以降、炉心の意図せぬ再臨界を抑えるため、ホウ酸を注入している。これまでの注入量は1号機が800トン、2号機が2840トン、3号機が2560トンだと東京電力は口頭公表した。

 これまで記者会見でも度々公表が要求されていたが、東京電力はデータが無いと回答し続けてきた。ここへきていきなり数値データを口頭で回答した。

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