汚染水、1日あたり600トン増加していることが発覚~東京電力定例記者会見 2015.12.21

記事公開日:2015.12.21取材地: テキスト動画
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 護岸に設置した地下水ドレンから汲上げた地下水の汚染度、塩分濃度が高く、水処理に向かない水を直接建屋に移送しているため、汚染水そのものは1日あたり約600トン程度増加していたことが分かった

記事目次

  • 海側遮水壁、サブドレンの効果により、汚染水総量は1日あたり600トン増加していることが発覚

海側遮水壁、サブドレンの効果により、汚染水総量は1日あたり600トン増加していることが発覚

 サブドレンの汲み上げ運用により、建屋地下への地下水流入量が1日あたり200トンまで減少したと、東京電力は12月14日の会見で発表している。しかし、地下水ドレンから汲上げた地下水のうち、汚染度、塩分濃度が高く、そのままでは核種除去という水処理に向かない水を直接建屋の地下へ移送している。そのため、汚染水そのものは1日あたり約600トン程度増加していることが分かった

 12月11日に経産省主催の”第17回汚染水処理対策委員会”が開催され、サブドレンの稼動により地下水位が低下し、建屋への地下水流入量は一日あたり200トン程度まで減少したと評価している。この水量をもとに、タンクシミュレーションを行いタンクの増設工事を行っていた。しかし、12月18の原子力規制員会特定原子力施設監視・評価検討会(1F検討会)では、減るどころか、逆に増加していると東電は規制委に報告した。

 この矛盾に関する記者質問を受け、東電広報担当者は、「1日200トンぐらいを想定していたが、今はその3倍ぐらい増えている状態が事実」と答えた。更に「それをタンクシミュレーション側にも反映させて評価していく」と回答。

 汚染水が増加する割合に対し、十分なタンク容量を確保できるように東京電力は増設工事を計画している。その計画では不足するおそれがあると記者が質問している。しかし、東電広報担当は問題ないと繰り返し回答するだけであった。このような応酬は2011~2012年の会見でも見られた。情報を隠ぺいし、知見を学習をしない東電体質が、また一つ露わになった。

■■■■■■ 以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年12月21日

2015年12月20日

2015年12月19日

2015年12月18日

プレスリリース

2015年12月21日

2015年12月18日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

写真・動画集

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