地下水ドレンのトリチウム濃度が運用目標を超える~東京電力定例会見 2015.11.9

記事公開日:2015.11.9取材地: テキスト動画
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 地下水ドレンからくみ上げた地下水のトリチウム濃度が、依然として高いままであることがわかった。10月26採水の分析結果4000~6000Bq/Lであり、そのままでは浄化できないことから、2号機タービン建屋へ戻し滞留するということだ。

■全編動画

地下水ドレンくみ上げ地下水、トリチウムが運用目標を超える

 建屋周辺の地下水位を制御するため、護岸部分で”地下水ドレン”と呼ぶ5つの井戸から地下水をくみ上げている。これは、中継タンクを経由して、サブドレンピットからくみ上げた地下水とあわせて集水タンクに集め、その後に浄化、水質分析した後、運用基準を満たしているならば海洋へ放水している。

 作業員の被ばく管理の観点から、サブドレンや地下水ドレンの主要な井戸の水質は、月に一回程度分析を行っている。

 その結果、10月26日採水の分析結果、地下水ドレンAは3900Bq/L、Bは6100Bq/Lだった。運用開始前の8月17日採水の結果では、Aは3800Bq/L、Bは4400Bq/L、Cは16000Bq/L、Dは2600Bq/L、Eは250Bq/Lだった。

 トリチウムは浄化し除去することができないため、その濃度が運用目標の1500Bq/L以上の場合、発電所構内のタンク等へ移送し、貯留するように運用方針を定めている。その方針通りに構内へ戻したということだ。

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年11月9日

2015年11月8日

2015年11月7日

2015年11月6日

プレスリリース

2015年11月9日

2015年11月6日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

写真・動画集

2015年11月6日

福島第一原子力発電所 データ集

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