海側遮水壁の効果確認のため、海洋モニタリングを強化~東京電力定例記者会見 2015.9.14

記事公開日:2015.9.14取材地: テキスト動画
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 2015年年9月14日(月)17時30分から東京電力定例記者会見が行われた。汚染水対策として始まったサブドレン運用に加え、海側遮水壁の閉塞、K排水路の出口付け替え等の対策による港湾内への影響を見るため、海洋モニタリングを強化することが分かった。

記事目次

  • 海側遮水壁の効果確認のため、海洋モニタリングを強化

■全編動画

海側遮水壁の効果確認のため、海洋モニタリングを強化

 9月3日から運用を始めたサブドレンは、過去に試験汲み上げを行い、水質分析し、1000トンの一時貯留タンク4基に溜めている。そのうち1基のタンクから放水を開始した。今日9月14日10時01分から15時47分まで838トンを放水した。差があるのは、放水に使用する配管やポンプの関係で、1000トンタンク全量をくみ出せない為と東電は説明している。今後順次放水していく。まず試験汲み上げした4000トン分を放水する。今月いっぱいぐらいをかけて放水する予定だ。

 サブドレンによる地下水の汲み上げは、建屋周辺の地下水位を低下させ、建屋地下への地下水流入を抑制することを目的としている。東電は、汲み上げはじめて一か月ぐらいで何らかの効果が出てくると見込んでいる。

 サブドレンから汲み上げた地下水を浄化し、核種を低減させ海洋へ放水する。同時に、海側遮水壁を完成させ、護岸部分から海洋への漏れ出しを抑え込む。更に、K排水路の付け替えなど、多種の対策を重ね合わせることになる。

 対策を行うことによる海洋への影響を調査するため、東電は海洋モニタリングの強化を計画している。ストロンチウム90の分析ポイントの追加、分析頻度を月に1回から週に1回に増やすことと、検出限界値を下げることを表明している。

■会見中で映された動画「サブドレン他水処理施設 一時貯水タンクからの排水開始について」(映像提供:東京電力)

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年9月14日

2015年9月13日

2015年9月12日

2015年9月11日

プレスリリース

2015年9月14日

2015年9月11日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

2015年9月14日

2015年9月12日

2015年9月11日

お知らせ 2015年

写真・動画集

2015年9月14日

2015年9月11日

福島第一原子力発電所 データ集

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