【岩上安身のツイ録】母校・早稲田実業の準決勝敗退に思う~「清宮君自身が投げたらどうか」 2015.8.20

記事公開日:2015.8.19 テキスト
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※8月20日の岩上安身の連投ツイートを再掲します。

 今日、夏も終わりが見えてきたなぁ、と感じる。風もすずやかだった。お盆が過ぎ、自分の誕生日が過ぎて、だいたい甲子園の高校野球が終わる頃に、秋風を感じるようになる。今日は、母校が敗戦した日なので、なおさらそんな気になった。

 高校野球は、やはり投手力。打者に一人二人大物打ちがいても、肝心のピッチャーが打たれたら、試合には勝てない。奮闘したエースの松本君には申し訳ないけど、球速が120㎞台で、よくここまで来れた。不運もあったし守備の乱れもあった。牽制死も。ボーンヘッドがあったら勝てない。

 東海大相模に仙台育英。甲子園の決勝でまみえるにふさわしいチーム、ふさわしい投手を擁していると思う。疲労を考えると、小笠原投手を休ませて温存した東海大相模が有利か。小笠原投手は、プロでも通用するピッチャーではないか、と思う。清宮との対決も見たかったが、残念。

 清宮君は砂を持ち帰らなかった。必ずまた西東京予選を勝ち抜いてこの甲子園に戻ってくるという強い意志の表れ。まだ一年生なのに。こんなに意志を強く持てるなんて普通の16歳ではない。が、野球は投手。今、2年生、1年生に傑出した選手がいるかというと、そうはいえない。

 無理で無茶なアイデアかもしれないが、清宮自身が投げたらどうか、と思う。リトルではエースで4番として世界一になったのだから、素質はあるはず。球威がある、とは聞いている。コントロールはあとから努力次第でつけることも可能だが、球速、球威はちょっと無理。

 大谷という、ピッチャーでバッターという夢をプロでも追求している選手もいる。トライする価値があるんじゃないだろうか? もちろん、故障があるなどで、無茶ができない場合は、オススメはしないけれども。

 甲子園は出るだけでも大変。甲子園で勝ち上がるのはもっと大変。早実の野球部の歴史を振り返っても、複数回出場し、決勝に出られたのは、王さん、荒木大輔、斎藤佑樹と、好投手の時代。清宮君はそれ以来の注目株だが、9人のうちの1人の打者。1人では甲子園は勝ち上がれない。

 投手をやろうと思ったら下半身を強化し、走りこまなくてはならない。バッティングにもプラスになるはず。。。なーんて、早実OBだからと言って、勝手にオトナがプレッシャーをかけるのもよくないなと少し反省。しかし、そんな夢を口にしたくなるほど、大器であることを感じさせた。

 今年、甲子園には応援に行けなかったが、神宮には1試合だけ、足を運べた。対八王子戦。西東京予選を上位まで勝ちあがってこないと、神宮にたどり着けない。神宮で早実のユニフォームを見て、応援するのは、本当に嬉しい。神宮に連れて行ってくれた後輩諸君にありがとうと御礼を言いたい。

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