2015年5月14日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月15日から1号機建屋カバー解体工事を再開し、今週はまず飛散防止剤を散布する予定が公表された。カバー撤去は来年2016年8月ごろまでかかり、その後にオペフロアがれき撤去作業にうつる予定。
2015年5月14日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月15日から1号機建屋カバー解体工事を再開し、今週はまず飛散防止剤を散布する予定が公表された。カバー撤去は来年2016年8月ごろまでかかり、その後にオペフロアがれき撤去作業にうつる予定。
■全編動画
5月15日から福島第一原発1号機建屋カバー解体工事を再開し、同日6時から15時の予定で飛散防止剤を散布するという。また、日々の予定や状況は、Webで公開されている。
以下、東電Webよりリンクを掲載 1号機原子炉建屋カバー解体作業
来年2016年の8~9月ごろまでかけてカバーを解体し、その後に1号機オペフロアのがれき撤去作業に着手する予定だ。つまり、がれき撤去は農作業の時期に重なる。過去に3号機のがれき撤去した時に、ダストが飛散して広範囲の農作物が汚染した問題があった。このような地元の心配に対して東電は、「何かあれば作業を中断する。警報も2段階で設定」、「データを出して、慎重な作業を進めて皆様の不安を減らす」などと答えている。
4月30日から凍土壁(陸側凍土壁)の試験凍結がはじまり、2週間目の状況まとめが発表された。ブライン(冷凍液)を流した試験対象の凍結管部分では、おおむね地中の温度が下がりつつあるとみられる。しかし、東電はまだ2週間程度では判断できないという見解だ。しばらく試験凍結を続ける予定で、今後も毎週木曜日に状況がまとめて発表される。
この試験の目的は「設備の耐久性」と「温度変化の推移」を見ることで、凍結させ凍土壁をつくることは目的ではないという。そのため、状況の推移データをもって、規制委員会の検討会で議論し、十分なデータが得られた時点で終了するという。その時期も、どのようなデータが必要かも明確ではない。凍土壁は地下水、汚染水対策にとって一つの鍵だったが、実現まではまだほど遠いところにある。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年5月14日
2015年5月13日
2015年5月12日
2015年5月14日
2015年5月13日
2015年5月13日