エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会 2012.7.16

記事公開日:2012.7.16取材地: テキスト動画
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(IWJボランティアスタッフ 天木)

 2012年7月16日(祝・月)、名古屋市で、「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」が行われた。

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■全編動画 2/2

  • 主催 政府 エネルギー・環境会議
  • 日時 2012年7月16日(祝・月)
  • 場所 TKP名古屋ビジネスセンター 大会議室8(愛知県名古屋市)

 全国11都市で行われる「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」、7月16日は名古屋会場で開催され、入場の際は金属探知機を使用した荷物検査が行われた。

 冒頭、古川国家戦略担当大臣が「皆様方1人1人に選択の自由と責任が生じる。エネルギーの選択を自分自身の問題として考えて頂きたい」と国民それぞれが真剣に考えるよう求めた。

 国家戦略室から3つのシナリオ(選択肢)の説明が行われたのち、事前にシナリオごとに抽選で選ばれた各3名、計9名から意見表明が行われた。
 意見表明者の1人に中部電力の人が選ばれており個人として意見を述べた。「放射能による死者はおらず5〜10年はその状況は変わらない」との主張に、会場から「嘘つけ」の声があがった。
 意見表明に対する意見は意見表明者に限られており、議論という形にはならなかった。

 古川大臣は「ご家族ご友人あるいは地域の皆様方それぞれの場でご議論を頂きたい。小学生高学年中学生高校生、次の将来世代のみなさんにもぜひ考えて頂きたい」と引き続きの国民的議論を促し、「今日の議論をふまえてアンケートやパブリックコメント等をぜひお寄せ頂きたい。それを踏まえて政府として責任ある選択をしてまいりたい」と締めくくった。

 終了後、会場からは「シナリオ別の参加者の割合は」「告知期間がとても短い」「抽選がブラックボックス。当事者は外すべき」「自分たちも意見を言いたかった」などの声が聞かれた。

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