TPP・日米二国間交渉の非難を避け、都合の悪いことは国内で規制緩和 ~何のメリットもない秘密交渉からはいますぐ撤退!「STOP TPP!! 官邸前アクション」 2013.9.3

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 3日(火)、首相官邸前では、毎月第一火曜日に抗議を行っている「STOP TPP官邸前アクション」が行われた。

 米国がTPP交渉参加の条件として、日本に対して、「牛肉・保険・自動車」の3分野で規制緩和を求めてきている。このうちの自動車分野を巡って、米国側は長年に渡り、日本の軽自動車の税制優遇を問題視してきた。軽自動車が、米国製自動車の参入の障壁になっているという主張である。政府は、来年4月からの軽自動車税の増税を検討と報道されている。


「子ども被災者支援法のパブリックコメントの価値は、泡盛や釣り竿以下なのですか? 」 ~[署名提出&復興庁交渉]子ども・被災者支援法を守れ! 2013.9.3

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 「子ども被災者支援法のパブリックコメントの価値は、泡盛や釣り竿以下なのですか? どうして2週間なのか説明してください! 」――。


河合弘之弁護士「福島第一原発の地元の福島県警なら、起訴に持っていってくれるだろう」 ~福島原発告訴団 記者会見 2013.9.3

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 「汚染水漏えいは、事故ではなく公害。業務怠慢による過失で、わざと流したのと同じだ」──。

 2013年9月3日(火)10時から、東京都千代田区にある司法記者クラブで、福島原発告訴団の代理人、河合弘之弁護士ら3名が記者会見を行なった。同日、福島原発告訴団の団長、武藤類子氏ら3名が、福島県警に対して、東京電力と同社の元幹部ら32名を公害罪の被疑事実で刑事告発したことに関して、河合弁護士は法的根拠などを説明した。


福島県警察本部へ「福島第一原発の汚染水問題で、告発します!」 ~福島原発告訴団 汚染水海洋放出事件 刑事告発記者会見 2013.9.3

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 「危険がわかっていながら企業利益を優先し、対処を怠った。事故後も怠慢な対応で被害を拡大した。これほど過失が明らかなものを、見過ごしたままでいいのだろうか」と武藤類子氏は憤った──。

 2013年9月3日(火)11時より、福島市にある福島県庁の県政記者室で、「福島原発告訴団 汚染水海洋放出事件 刑事告発記者会見」が行われた。福島原発告訴団団長の武藤類子氏、副団長の佐藤和良氏、海渡雄一弁護士が会見し、「東京電力とその経営幹部32名を、人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律3条(公害罪)の違反で福島県警に刑事告発した」と述べ、その経緯と趣旨を語った。


大飯原発有識者会合、「活断層か否か」で意見割れるも、大手メディアは「『活断層ではない』で見解一致」と一斉報道 ――規制庁は報道を否定 「メディアの先走り」を疑問視する声も 2013.9.2

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 「活断層か否か」が注目視されている、大飯原発の重要施設下を通る断層について、規制委員会の島崎委員は9月2日に行われた有識者会合第6回評価会合で、「今回の評価会合で一定の方向性は決まった」と述べた。これを受け、マスコミ各社は「会合で『活断層ではない』という見解で一致」とする記事を一斉に報道。しかし会合では、渡辺満久氏(東洋大教授)をはじめ複数の有識者から、「活断層の可能性を否定できない」とする反論が出るなど意見は割れており、島崎委員も「見解が一致」とは発言していない。


「基準値以上の汚染水は海に出させない」外国特派員協会で田中規制委員長が会見、海外記者からは失笑漏れる 2013.9.2

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※記者会見の全文文字起こしを会員ページに掲載しました。

 2013年9月2日(月)、日本外国特派員協会で、田中俊一原子力規制委員会委員長の記者会見が行われた。田中委員長は冒頭の挨拶で、当初予定していた今年7月に施行された新規制基準の説明を変更し、福島第一原発の汚染水問題について説明すると断りをいれ、会見がはじまった。


海外の市民と連携して、日立・東芝・米GEを訴える ~「原発メーカー訴訟」原告団結成と提訴についての記者会見 2013.9.2

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 「今回の訴訟が、世界の人たちが原賠法という悪法に関心を寄せるきっかけになってほしい」──。

 「原発メーカー訴訟」の会が、9月2日(月)15時から、東京都千代田区の司法記者クラブで開いた記者会見で、河合弘之弁護士はこう語った。会見では、今もメルトダウンを続けている福島第一原発の原子炉メーカー3社(日立、東芝、米GE)を被告とする訴訟が準備されている旨が伝えられ、同会の事務局長の崔勝久氏は「全世界で1万人の原告を集めたい」と力を込めた。


東京電力 記者会見 17:45 2013.9.2

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※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。

 2013年09月02日17時45分頃から東京電力本店で定例記者会見が行われた。タンクエリアの高濃度汚染水漏洩を検知するためのパトロールの結果、H3エリアで高線量箇所を3箇所、H5エリアで連結配管フランジ部分からの滴下を発見した。


<福島第一原発汚染水問題・徹底分析特集!> 特集5. 連鎖する危機 タンク事故は地下汚染水対策にも致命傷を与えるのか!?( IWJウィークリー15号より) 2013.9.2

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豊かな水脈に「恵まれてしまっていた」福島第一原発の実態

 約300トン、計24兆ベクレルの高濃度汚染水流出事故は、本来、絶対に起こってはならない「最悪の場所」で発生した。

 漏洩したタンクの位置は、「地下水バイパス」のすぐ西、つまり、福島第一原発に流れ込んでくる地下水の「上流」にあたる場所なのである。

 福島第一原発の4号機下などには、建設以前はもともと「川」が流れていた。福島第一原発は、水の流れが非常に多い地域で、事故以前も、地盤の弛みを防ぐため、毎日850トンの地下水を汲み上げては捨てていたほどだ。

 現在、毎日300トンほど漏れ出ている「地下汚染水」も、山側から流入してくる莫大な量(一日800~1000トン)の地下水が主たる原因となっている。この原因を取り除くために、重要な役割を果たすのが「地下水バイパス」である。


<福島第一原発汚染水問題・徹底分析特集!> 特集4. 漏れ続ける汚染水 実害と風評被害に揺れる地元漁業者の嘆き( IWJウィークリー15号より) 2013.9.2

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タンクの高濃度汚染水は、海へ「ダダ漏れ」だったのか!?

 今回、流出事故を起こしたタンクは、海から約500m離れていることを理由に、東電は、タンク汚染水の海洋流出について、「可能性は低い」としながらも、「否定はできない」と説明している。

 だが、後になって、付近の排水溝に、H4エリアから水が流れた形跡が見つかっており、排水口からは毎時6mSvもの線量が確認された地点も見つかった。排水溝は海に直結していることから、タンクの汚染水が海に流れ出た可能性は少なくない。


<福島第一原発汚染水問題・徹底分析特集!> 特集3. むしろ、これで漏洩しないわけがない「役立たずのストッパー」( IWJウィークリー15号より) 2013.9.2

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ストッパーとして機能しえない24時間365日開きっぱなしの排水弁

 不可解なことは、パトロール体制だけではない。

漏洩が発覚したタンクは、26基の貯水タンクが集まる「H4」と呼ばれるエリアにある。漏水に備え、タンク下は各エリアごとにコンクリートで舗装されており、ぐるりと堰(せき)で囲まれている。


<福島第一原発汚染水問題・徹底分析特集!> 特集2.「アウトレット」のタンク2人でパトロールに走り回る東電( IWJウィークリー15号より) 2013.9.2

記事公開日:2013.9.2 テキスト

「いわく付き」の漏洩タンク

 汚染水を漏らしたタンクは、いわば「アウトレット」だったことも発覚した。

「アウトレット」とは、どういうことか。

 汚染水が漏れた当のタンクは、導入当初、現在の「H4」エリアではなく、「H1」エリアに設置されていた。しかし、タンク設置後の水張り試験の際、「H1」エリアはタンクの重さに耐えかね、地盤沈下を起こしてしまった。そのため東電は、そのタンクをいったん解体し、「H4」エリアへ運んで再度組み立てたという。


<福島第一原発汚染水問題・徹底分析特集!> 特集1. タンク漏洩事故を検証!~高濃度汚染水漏洩は「必然」だった!( IWJウィークリー15号より) 2013.9.2

記事公開日:2013.9.2 テキスト

1リットルあたり8000万ベクレル×300トン=24兆ベクレルの汚染水漏れ

 福島第一原発は、新たに「レベル3」の事故を迎えた。

 「福島第一原発の事故は、収束どころか、事態はどんどんと悪化し、人類未踏の領野へと踏み込みつつある。これからも、さまざまな想定外の出来事が起こり続けることは覚悟しなくてはならない」――。


【PPVアーカイブ】クロストークカフェ vol.7 郭洋春 × 醍醐聰 × 岩上安身 ~亡国の罠・TPPを語りつくす~(2013年6月14日収録) 2013.9.1

記事公開日:2013.9.1 テキスト

 岩上安身のクロストーク第7弾!今回は、TPPがテーマです。

 1人めのゲストは、6月1日に「TPPすぐそこに迫る亡国の罠」を出版の立教大学教授 郭洋春先生。

 クロストークには2回目の登場ですが、今回は米韓FTAの先行例からTPP参加後の日本の将来を予想しつくしていただきます。

 2人めのゲストは「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」呼びかけ人、東京大学名誉教授 醍醐聰先生です。

 約800名の大学教員の賛同人を集めた先生ですが、先日、北海道を訪れ道庁やJA関係者から直接話を聞き、まとめた試算などを元に、TPPが日本に与える影響を、分かりやすく説明していただきます。


「私は今、女性市民の頑張りに期待している」 ~9.1さようなら原発講演会 ─つながろうフクシマ!くりかえすな原発震災─ 大江健三郎氏・小出裕章氏講演 2013.9.1

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 「女性市民のほぼ全員が脱原発派。日本社会では近い将来、女性たちの考えが、はっきりと表面化するだろう」──。

 2013年9月1日(日)13時より、東京都千代田区の日比谷公会堂で行われた「9.1さようなら原発講演会」で、作家の大江健三郎氏はこう話した。一方、京大原子炉実験所助教の小出裕章氏は、福島第一原発に危機的状況が続いていることを重ねて強調。「こんなにひどい状況は、戦時中でも起こらない」と訴えた。


【第97号】岩上安身のIWJ特報!「核には、きれいな核も汚い核もない」原発再稼働に邁進する安倍政権に、長崎原爆の被爆者が警鐘~長崎原爆被災者協議会会長・谷口稜曄(すみてる)氏インタビュー 2013.8.31

記事公開日:2013.8.31 テキスト独自

 例年にない暑さを記録した夏が、まもなく終わろうとしている。

 広島に原爆が投下された8月6日、長崎に原爆が投下された8月9日、そして「終戦の日」である8月15日。日本人にとって「夏」とは、過去の戦争の記憶と向き合い、戦没者の御霊をしのぶ季節である。


「命どぅ宝」沖縄も日本も戦争はできない~岩上安身によるインタビュー 第340回 ゲスト 山城博治氏 2013.8.31

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 沖縄平和運動センターの山城博治・事務局長が30日、岩上安身のインタビューに応えた。山城氏は、戦後68年を経た今でも米軍基地を押し付けられ続けている沖縄県民としての思いを語り、沖縄の声を無視し続ける日本政府の姿勢に対して、「これ以上アメリカに付き従って何を守りたいのですか」などと繰り返し疑問を投げかけた。


「学会は何をしているのか」 ~区域外避難者は今 放射能汚染に安全の境はありますか ―低線量被曝被害による分断の構造― 基調講演 島薗進氏 2013.8.31

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 「政府は事故収束宣言を出し、賠償を打ち切ったが、原子力緊急事態宣言はそのままだ。この宣言の発動中は、原子力災害対策特別措置法が適用され、政府に権限が集中するからだ」──。

 2013年8月31日(土)13時より、大阪市西天満にある大阪弁護士会館で、日弁連人権擁護大会プレシンポジウム「区域外避難者は今 放射能汚染に安全の境はありますか ―低線量被曝被害による分断の構造―」が行われた。基調講演では島薗進上智大学教授が、日本の有識者や学会の姿勢について語り、パネルディスカッションでは、除本理史大阪市立大教授が、政府の原子力緊急事態宣言について言及した。


日本最大の食品公害・カネミ油症事件から「フクシマ」が見える 原田和明氏講演 2013.8.31

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  2013年8月31日(土)14時から、福岡県北九州市小倉北区の小倉生涯学習総合センターB会議室にて、元化学会社社員で、現在、大学職員を務める原田和明氏が「カネミ油症事件から『フクシマ』が見える」と題し、約2時間にわたって講演をおこなった。

 原田氏は、2013年1月に、「真相 日本の枯葉剤 日米同盟が隠した化学兵器の正体」(五月書房)を出版している。


「命を奪わず、平和に生きることも愛国心だ」 ~戦後・被爆70周年に向けて―平和への作戦会議 韓国での世界ヒバクシャ展の報告 2013.8.31

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 「反戦、核廃絶、反原発。反対するのはいいいが、それでは止めたあと、どういう世界にしたいのか。具体的なビジョンと議論がない」と森下美歩氏は語った。

 2013年8月31日(土)14時、「世界ヒバクシャ展@京都」を開催中の、京都市上京区の相国寺承天閣美術館において、関連イベント「戦後・被爆70周年に向けて―平和への作戦会議」が行われた。世界ヒバクシャ展の発起人であり、広島・長崎の原爆被爆者を40年にわたり撮り続けてきた写真家、森下一徹氏の娘で、同会代表の森下美歩氏が、活動への思いや、韓国で開催した世界ヒバクシャ展の様子などを話した。